FXでスキャルピングにおすすめの通貨ペアは?勝てる通貨はコレ

 

FXでスキャルピングをしようと考えた時に、
どの通貨ペアがいいのか、
迷うことがあると思います。

 

デイトレードなど、
少し時間軸が大きいトレードなら
基本的にどの通貨でもいいのですが、
スキャルピングとなると、
通貨ペアの選定は意外に重要です。

トレードをする通貨によって
勝率や収支が
けっこう変わる事も多いです。

 

そこで今回は、
FXでスキャルピングをする際の
おすすめの通貨ペアと
その通貨が勝てる理由について
私の経験を交えながら
お伝えしていきます。

 

スキャルピングにおすすめの通貨ペアは?

私の経験上、
スキャルピングにおすすめで
勝ちやすい通貨ペアはドル円です。

 

ドル円といえば、
FXでトレードをする時に
超王道の通貨ペアですよね。

では、なぜこの通貨ペアが
スキャルピングにおすすめで
勝ちやすいのでしょうか?

 

スプレッドが狭い

ドル円の場合、
どのFX業者でも
スプレッドが一番狭いですよね。

特に国内のFX業者を使うと
スプレッドがたったの0.2pipsなど、
ほぼゼロに近いくらいに狭いです。

 

スキャルピングの場合、
数pipsの利益を狙って
何度もトレードを繰り返す事が多いです。

特に秒スキャなんてする時は
1日に100回を超える事もあります。

 

そうなると、
スプレッドが狭いというだけで、
損切りと利食いまでの幅が
他の通貨に比べて有利になるので、
勝ちやすくなります。

 

例えば、スキャルピングをしていて、
ドル円のスプレッドが0.2で、
ポンド円のスプレッドが0.9だったとします。

この状態で
1日に30回トレードをしたと仮定すると、
スプレッドだけで6pipsと27pipsになり、
21pipsの差になります。

 

スキャルピングにとって、
この21pipsというのは
物凄く大きい差ですよね。

極端に表現するなら、
ドル円の方が
21pips分勝っているようなものです。

 

こういう面を考えると、
やはりスキャルピングに
オススメの通貨ペアは
私の中ではドル円になります。

 

ボラティリティがちょうどいい

ドル円がスキャルピングに
おすすめな次の理由に

“ボラティリティがちょうどいい”

というのがあります。

 

これの何が一番いいのかというと、
ボラティリティがちょうどいい事で、
損切りを根拠の崩れた位置へ
設定できることです。

 

例えば、私がドル円で
スキャルピングをしていた頃は、
損切り幅が-5~-10pipsでした。

 

そしてこの時は
押し目買いや
戻り売りをしていたのですが、
以下のチャート画像の
黄色マルで買いエントリーをした時に
損切りを水色ラインに設定できました。

 

この位置に損切りを設定できると、
適切な場所で損切りができるので、

“損切り後に反転をする”

というのを減らすことができます。

 

ドル円だと
ボラティリティがちょうど良く、
-5~-10pipsの損切り幅で
根拠の崩れた位置へ
損切りを設定できる事がほとんどでした。

 

だから、こういう面でも
ドル円はスキャルピングで
勝ちやすい通貨ペアなので
オススメなのです。

 

もし、
スキャルピングの損切りについて
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXでスキャルピングの損切り幅は何pips?最適な位置を解説

 

値動きが素直

ドル円がスキャルピングに
おすすめの通貨ペアである
3つ目の理由に、
値動きが素直というのがあります。

 

ここに関しては、
私の個人的な感覚になるのですが、
ドル円だと他の通貨に比べて、
反応すべき場所で
キレイに反応しやすいんです。

 

例えば、以下のチャート画像は
ドル円のチャートなのですが、
サポートとなる場所で
連続して反応しながら上昇しています。

 

こんな感じで、
ドル円だとテクニカルに忠実というか、
動きが素直なので、
トレードがやりやすいんです。

 

もちろん、
毎回ピッタリ反応する訳ではないのですが、
他の通貨に比べると
キレイに反応する事が多いです。

 

こういうところでも、
スキャルピングにおすすめの通貨ペアは
私の中ではドル円になります。

 

スキャルピングにおすすめしない通貨ペアは?

FXのスキャルピングに
おすすめの通貨ペアはドル円ですが、
おすすめしない通貨ペアもまります。

 

スキャルピングの場合、
1pipが重要になる
トレードスタイルなので、
この辺りも知っておくと
より勝ちやすくなります。

 

高いボラティリティの通貨

高いボラティリティの通貨は
スキャルピングには
あまりおすすめしません。

 

例えば、具体的な通貨で言うと、
ポンド円やゴールドといった
通貨になります。

特にゴールドなんかは
恐ろしいまでの
ボラティリティがありますよね。

 

こういう高ボラの通貨だと、
すぐ利食いになるし、
利食い幅も大きくなるから
一見、スキャルピングに
向いているように思えますよね。

 

確かにそれはその通りなのですが、
先程お伝えしたような
損切り位置を根拠の崩れた場所へ
設定できなくなる事が多いです。

 

例えば、
下記チャート画像の黄色ラインで
買いエントリーをしたとしましょう。

 

そうなると、
この時に損切りを
根拠の崩れた場所へ設定すると、
直近の安値を下へ抜けた場所になります。

 

 

しかし、
これがボラの大きい通貨だと、
この場所に損切りを設定した場合、
自分が決めている損切り幅の上限を
超えてしまう事が多くなります。

 

仮に最大の損切り幅を
-10pipsと決めていて、
その値幅だと根拠の崩れた場所へ
設定できないにもかかわらず
強引に-10pipsに設定してしまったら
損切り後に反転する事が多くなります。

 

こうなると、
損切り貧乏になって
目線は合っているのに
勝てない状態に陥ってしまいます。

 

ボラティリティの高い通貨で
スキャルピングをすると、
こういう事が起きやすくなるので、
私個人としては
あまりおすすめしません。

 

やるにしても、
損切り幅を広げて
根拠の崩れた場所へ設定して、
ロットによる調整で
損切りの金額をいつもと同じにしてから
トレードをするのがいいです。

 

もし、損切り後の反転を減らす為の
対策方法をより詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。

 

 

マイナー通貨

例えば、ユーロスイスや
オージーカナダなど、
マイナーな通貨ペアも
スキャルピングはおすすめしません。

 

こういう通貨だと流動性が低いので、
動きが悪く、
変な動きもしやすいです。

 

私もスキャルピングをやっていた当初は
マイナー通貨にも手を出していたのですが、
ポジションを持っていると
急に下がって損切りになったと思ったら
今度はそこから急反転して
悔しい思いをする事が多かったです。

 

つまり、流動性が低い通貨ほど
値動きがランダムになりやすいんです。

 

しかも、このような通貨は
スプレッドも広いことが多いので、
こういう点からも
スキャルピングにはおすすめしません。

 

クロス通貨

クロス通貨に関しても、
トレードがやりづらかったので、
私個人としては
あまりおすすめしません。

 

クロス通貨とは、
ポンド円やユーロ円など、
2つ以上の通貨を組み合わせて
作られている合成通貨になります。

 

例えば、ポンド円であれば、
ポンドドルとドル円を組み合わせて
作られていますよね。

この通貨でトレードをすると、
ポンドドルとドル円の動き
両方に釣られるので、
ちょっとトレードがやりづらいです。

 

特にドル円とポンドドルは
逆相関の関係にあるので、
ドル円が買われると、
ポンドドルは売られる事になります。

これによって、
その間にいるポンド円は
両方の動きに引っ張られる感じになるので、
どっちつかずの動きをしやすいです。

 

1~2pipsを抜くような
スキャルピングであれば
まだいいですが、
それでも私的にはやりづらかったです。

 

もしポンド円やユーロ円などの
クロス通貨をスキャルピングする場合は、
片方の通貨の動きが強い時に
そっちと同じ方向へ
トレードをするのがいいです。

 

例えば、
ポンド円でスキャルピングをするなら、
ドル円の動きが強くて、
そっちに引っ張られている状況の時に
トレードをしていくのです。

逆にポンドドルの動きが強くて、
そっちに引っ張られているなら、
ポンドドルと同じ方向へ
トレードをしていきます。

 

こういうふうに
動きに偏りが出た時であれば、
クロス通貨を
スキャルピングの対象に
してもいいでしょう。

 

もし、通貨ペアの相関関係について
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで相関関係の使い方!迷わずトレードできる判断基準と実践法

 

スキャルピングをしてもいい通貨

ここまで、
スキャルピングにおすすめの通貨や
おすすめしない通貨を紹介してきましたが、
してもいい通貨というのもあります。

 

これはどいう意味かというと、
ドル円ほど安定はしていないけど、
スキャルピングが
比較的やりやすい通貨になります。

そしてこの通貨が、
ストレート通貨になります

 

ストレート通貨とは、
クロス通貨の反対で、
合成されていない
単体の通貨になります。

具体的な通貨で言うと、
ユーロドルやポンドドルになります。

ドル円もストレート通貨になります。

 

こういう通貨は、
クロス通貨と違って、
2つの通貨の動きに
引っ張られる事がないので、
動きが素直です。

 

動きが素直という事は
サポートラインやレジスタンスラインなど、
相場参加者が意識するような場所で
反応しやすくなるので、
トレードもやりやすくなります。

 

特にユーロドルなんかは
スプレッドも狭いので、
スキャルピングには適していると思います。

その代わり、
ボラティリティが低いので、
少し利益を伸ばすようなスキャルピングだと
やりづらいかもしれません。

 

スキャルピングをする時は時間帯も重要

ここまで、
スキャルピングに関する通貨ペアを
色々とお伝えしてきました。

これに加えて、
スキャルピングをする時間帯も
考えてあげると、
より勝ちやすいトレードが可能になります。

 

スキャルピングの場合、
短時間でトレードが終わるので、

「トレード時間はいつでも良さそう」

なんて感じるかもしれません。

 

ですが、
実際にやってみるとわかりますが、
値動きが悪い時間帯にトレードをすると
たった2~3pipsであっても
なかなか動かない事が意外に多いです。

 

そこで、スキャルピングが
やりやすい時間帯に関してですが、
私の経験では、

・朝9時~10時半
・夕方16時~夜中1時

この辺りの時間帯だと
ボラティリティが出て
動きも良いのでやりやすいです。

 

例えば、
朝9時からは日本の市場が始まるので、
ドル円の流動性が上がります。

また、16時以降は
欧州市場が始まるので、
ユーロやポンド系の通貨の動きが
良くなります。

 

更にこれに加えて、
21時以降はアメリカの市場も
加わってくるので、
値動きが一番活発になります。

 

その為、スキャルピングをするなら、
これらの時間帯を狙っていくと
トレードがしやすいと思います。

私もスキャルピングをしていた時は、
この時間帯でのトレードが一番多かったです。

 

もし、時間帯別の動きについて、
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXは時間帯で癖がある!時間帯別で勝てる手法は変わる?

 

スキャルピングにおすすめの手法ってある?

スキャルピングをする時に
通貨ペア以外にも、

「手法は何がいいの?」

なんて思う事もあるかもしれません。

 

しかし、手法に関しては
何を使ってもいいです。

FXの場合、
自分の性格にあっているものであれば、
どんな手法でも勝つ事ができます。

 

だから、今使っている手法が
自分に合っていると感じるなら、
それを検証やトレード記録の振り返りなどで
磨き上げていくのが一番です。

 

因みに、私に関して言えば、
トレンドが出ている最中の
押し目買いや戻り売りの手法が
やりやすかったです。

 

例えば、私の場合、
まずは15分足で全体の流れを見るのですが、
この時の15分足が
以下のようになっていたとしましょう。

 

押し安値を少し抜けていますが、
下ヒゲになっているので、
まだ上昇トレンドと見ていい状態です。

 

こういう場面で1分足へ変えて、
スキャルピングをしていくのですが、
この時の1分足が以下のようになっていました。

 

1分足で見ると、
短期的には下落トレンドなので、
買いでエントリーをするにしても、
トレンドの転換が起きてからです。

 

なぜなら、この方が、
上位足である15分足と
下位足である1分足の流れが
同じ方向に揃うので、
上昇しやすくなるからです。

 

それでは、
この後の動きを見てみましょう。

 

戻り高値を上へ抜けて
上昇していますよね。

こうなったら、
私の場合は
上昇トレンドが続く限り
押し目で買いを狙い続けます。

 

今回の場面であれば、
以下のように
スキャルピングで
トレードをしていきます。

 

私がスキャルピングをする時は
こんな感じで、
トレードをしていました。

 

もし、このトレード手法について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで押し目買いと戻り売りの手法はなぜ勝てる?大衆心理から読み解く本質

 

スキャルピングであるといいトレード技術

スキャルピングで使う手法は
なんでもいいのですが、
その手法の精度をより高めるために
あるといいトレード技術があります。

 

それがチャートやローソク足から
大衆心理を考えるテクニックです。

 

例えば、
チャートの動き方には、
その瞬間に参加しているトレーダー達の
焦りや期待などの思惑が働いています。

 

例を出すと、
以下のチャートがありますよね。

 

このチャートの流れを
左から見ていくと、
最後は強めに上昇していっていますよね。

この上昇までの流れを
大衆心理を使って説明していきます。

 

まず、チャートの左側を見ると、
下落トレンドになっています。

 

ということは、
買いたい人よりも
売りたい人の方が多く、
売りの力の方が強い状態です。

 

この状態が続いてから、
一旦上昇していますよね。

 

これは、下落トレンドだけど、
売りポジションが溜まったせいで
これ以上売る人がいなくなって
一旦売りの決済が出た証拠です。

売りの決済は
反対売買の買いになるので、
これが上昇する力になります。

 

更にこれに加えて、

「ずっと売られてるしそろそろ上がるだろ」

なんて考えた人達が
逆張りで買ってきます。

 

つまり、売りの決済と
新規の逆張り買いが入って
一旦上昇したのです。

 

しかしそうは言っても、
まだ下落の流れは続いているので、
一旦上がり切ったところで、
今度は戻り売りを狙っていた人達の
新規の売りが入ってきます。

 

また、逆張り買っていた人達も
全体の流れが下落トレンドなのを
理解している為、
上がったところで利食いをしてきます。

 

よって、
この2つの動きが出ることで、
再度レートが下落をしていきます。

 

そして次に、
下落をして安値の更新を狙ったけど、
抜けられずに反転していますよね。

 

こうなると今度は、
売りポジションを持っている人達が、

「あれ、安値を更新すると思ったのにしない」
「てことはこれ以上下がらないかも」

と判断して、
一斉に決済をしてきます。

 

また、買いを狙っていた人達も、
安値の更新に失敗した動きを見て、

「あ、安値を更新しない」
「てことはもう下がらない可能性が高い」

と考えて、
本格的に買いが入ってきます。

 

その為、
これらの動きが出ることで、
一気にレートが上昇していったのです。

 

このように、
チャートの左側から
相場参加者の心理を考えながら
丁寧に見ていくと、

「この後にどう動きやすいのか?」

というのが見えてきます。

 

スキャルピングをする時は
損切りがタイトなことから、
ピンポイントで
エントリーをする必要があります。

つまり、大衆心理を
読むテクニックを身に付ければ、
ピンポイントでのエントリーが可能になり、
勝てる確率が上がります。

 

スキャルピングは、
わずかな値幅を狙うトレードだからこそ、
どこで人が焦り、
どこで諦めるかを読む力が重要です。

チャートの動きの裏にある心理を
想像できるようになると、
チャートの見え方が
まったく違って見えるようになります。

 

もし今回紹介した、
大衆心理の考え方について
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで1分足のスキャルピング手法を作るなら大衆心理を使おう!

 

まとめ

今回はFXのスキャルピングで
おすすめの通貨ペアを中心に
色々とお伝えしてきました。

 

私個人の経験では
やっぱりドル円が
スプレッドの狭さや値動き、
ボラティリティなどを含めて
一番やりやすいのでおすすめです。

ただ、ぶっちゃけた話、
どの通貨であっても、
自分がやりやすければ
スキャルピングをしてもいいのが
本当のところです。

 

今回の件は、
あくまでも私の経験上の話なので、
鵜呑みにすることはせずに
参考程度に見てもらえればと思います。

 

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