FXで損切り後の反転が多い?その時はココを確認!

 

FXでトレードをしていると、

「損切り後に反転が多いな」

なんて思う事ありますよね。

 

正直、損切り後の反転は
勝ちトレーダーでも普通にあるので、
受け入れる必要があります。

しかしそうは言っても、
損切り後の反転が
あまりにも多いと感じる場合、
何か原因がある可能性もあります。

 

そこで今回は、
損切り後の反転が多い時に
確認すべき点をお伝えしていきます。

 

動画で見る場合は以下から見れます↓↓

 

トレード記録から反転率をチェックする

FXで損切り後の反転が
多いと感じる場合、
まずやるべきことは、
トレード記録のチェックです。

 

ここでは、
損切りトレードを
全てチェックしていくのですが、
その時に損切りトレードで
どのくらいの割合が
損切り後に反転しているのかを
確認するのです。

 

例えば、
トレード記録をチェックしたところ、
損切りが100個あったとしましょう。

そして、その内の50個以上が
損切り後に反転しているなら、
それは損切りに問題がある証拠です。

 

逆に、20~30個以内であれば、
私の経験上、
そこまで問題はありません。

 

要するに、
損切り後の反転率が、

・50%以上:損切りに問題あり
・30%以下:損切りに問題なし

といった感じになります。

 

この反転率をチェックすることで、
自分では損切り後の反転が
多いと思っていたけど、

「実はそうでもなかった」

なんて事もけっこうあります。

 

もし、そうわかれば、
自信をもって損切りができるので、
変に迷う事がなくなります。

 

ですから、損切り後の反転が
多いと感じる場合、
まずはトレード記録から
損切り後の反転率を確認しましょう。

 

損切り位置をチェック

トレード記録から
損切り後の反転率を確認したら、
次にやることが、
損切り位置のチェックです。

 

要するに、
根拠の崩れた場所に
損切りが置けているかを
確認するのです。

 

根拠の崩れた場所というのは、

「ここを抜けたらダメだ」

と相場参加者が考える場所の事です。

 

例えば、下記チャート画像の
黄色マルで買いエントリーを
したとしましょう。

 

要するにサポートラインでの
押し目買いです。

この時の損切り位置としては、
サポートラインの少し下になります。

 

なぜなら、赤ラインでは、
何度もレートが反応している上に、
レジサポ転換をしている場所だからです。

 

このような場所というのは、
多くの相場参加者に
意識されている場所です。

しかも、黄色マルで
買いエントリーをした後に
一気に高値を更新しているので、
赤ラインの場所が
押し安値になっています。

 

その為、
この赤ラインというのは、
大口のトレーダー達にも
意識されているので、
ここが最終防衛ラインになります。

 

ということは、
この赤ラインを下抜けてしまうと、
赤ライン付近で買ったトレーダー達が、

「あ、もうダメだ」
「ここからトレンド転換するかも」

と判断して、
一斉に損切りをしてきます。

 

そして今度は
全体の目線が売りに傾いて、
レートが戻ってきたとしても
そこから下落していきます。

特にサポートラインだった場所は
サポレジ転換の法則で、
売りが入りやすくなります。

 

だから、今回の場面であれば、
根拠の崩れた場所というのは
赤ラインを下抜けた場所なので、
損切り位置はそこになるのです。

 

この後どうなったかというと、
以下のような動きになりました。

 

赤ラインを下抜けた後に
戻ってきて
赤ラインを少し上抜けましたが、
その後大きく下がってますよね。

これは赤ラインを下抜けた事で、
相場参加者の目線が売りに変わって、
売りが入ってきた証拠です。

 

損切り後の反転が多い場合、
このように、
根拠の崩れた場所に
損切りを置いていない事も多いです。

ですから、
損切り位置が正しいかどうかも
チェックするようにしましょう。

 

もし、損切り位置について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
実践例を紹介!FXのトレードで損切りラインはどこに置く?

 

ボラティリティと損切り幅が合っているかチェック

現在の相場のボラティリティと
損切り幅が合っていない場合も
損切り後の反転が多くなります。

 

これは損切りを
固定pipsにしている時に
起きやすくなります。

 

例えば、現在の相場が、
5分足のローソク1本だけで
50pips以上ある場合、
ボラティリティが高い証拠です。

それなのに、
-10pipsで損切りを固定していたら、
すぐに引っ掛かってしまいます。

 

しかも、
このような相場状況の時に
損切りを固定pipsにしていると、
先ほどお伝えしたような
根拠の崩れる場所に
損切りを設定できなくなります。

 

例えば、下記チャート画像の
黄色マルで買いエントリーをした場合、
損切り位置は水色ラインになります。

 

しかし、
ボラティリティが高いと、
固定pipsで損切りを
設定していた場合、
根拠が崩れる前に
損切りをする事が多くなります。

 

この後の動きを見てみると、
以下のようになりました。

 

赤ラインで
思いっきり反応してますよね。

このような感じで、
ボラティリティが高い時に
固定pipsで損切りをしていると、
相場の動く値幅と
損切り幅が合わなくなり、
損切り後の反転が起きやすくなります。

 

ですから、
損切り後の反転が多い場合は、
ボラティリティと
損切り幅が合っているかも
チェックするようにしましょう。

固定pipsの損切りのせいで
損切り後の反転が多い場合が
けっこうあります。

関連記事:FXの損切りはチャートから判断!自分都合の損切りはしない!

 

損切り後の反転を減らす為の対策は?

損切り後に戻る確率が
50%以上ある場合の対策としては、

・損切り幅を広げる
・エントリー位置を調整する

といった2つの対策があります。

 

損切り幅を広げる

この対策をすれば、
損切り後に戻る確率を
いくらか減らすことはできるでしょう。

 

ただし、この対策を使う場合、
利食いの幅も広げないと、
リスクリワードが悪くなります。

しかも、損切り幅を広げたとしても、
損切り後に戻るのを
100%防げるわけではないので、
下手したら精神的苦痛が
大きくなるかもしれません。

 

その為、損切り幅を広げるにしても、
自分の精神的限界を超えない
損切り幅に設定しましょう。

そうしないと、
いざ損切りになった時に
悔しくてすぐに取り返そうとして
リベンジトレードが
起きる可能性がありますから。

 

エントリー位置を調整する

損切り後の反転が多い場合、
固定pipsにして、
根拠の崩れた場所へ
損切りを置けていない事が多いです。

 

自分のトレード記録を見返してみて、
この事が原因だった場合は、
エントリー位置を調整するのが効果的です。

 

この対策を使う場合は、
今の損切り幅を広げることなく、
トレードができるので、
損切り時の苦痛に関しては
大きくならないでしょう。

しかも、
エントリー位置が有利になる分、
利食い幅も伸ばす事が可能です。

 

ただし、エントリーの位置を変えると、
その位置まで届かずに
レートが反転する可能性が増えます。

その為、本来利食いにできた
トレードチャンスを逃すことになります。

 

しかし、そうはいっても、
エントリーをしなければ、
損をすることもないですよね。

それに加えて、
損切り後に戻る確率を減らせるので、
精神的苦痛もそこまで
大きくはないと思います。

 

あとは、
今までの損切り位置を
エントリーポイントにするのも手です。

損切り後の反転が多いなら、
損切り位置をエントリーにしてしまえば、
理論上はエントリー後に含み損を抱えずに
トレードができる事になりますよね。

 

因みに、私個人の意見としては、
損切り幅を広げるよりも、
エントリー位置をずらす方が
得策だと考えています。

 

ただ、どちらの対策をするかは、
その人の性格などにもよるので、
自分にはどっちが合っているかを
考えてから決めるのが良いと思います。

 

損切りをしないで放置したりナンピンをする事は避けよう

損切り後の反転が多いと、

「損切りしないでも
勝てるんじゃないのか?」

なんて思いがちです。

 

そしてやってしまう行動が、

・損切りをしないで放置
・ナンピンをする

といった事になります。

ですが、これらの事は
やらないようにしましょう。

 

損切りをしないで放置をしてしまうと、
戻ってくる事は増えるかもしれませんが、
トレンドが変わった時に
とことん逆行されてしまいます。

こうなると損切りができなくなって、
最終的にロスカットになります。

たった1回の行為で
全てを持っていかれます。

 

また、ナンピンを使い出すと、
ほぼ確実にどこかで
ドカンとやられてしまいます。

 

ナンピン自体は

「ここまで来たら必ず損切りする」

というようなルールを作って
損切りができるのであれば、
使っても問題ありません。

要するに計画的なナンピンです。

 

ですが、ナンピンをする人の多くは
損をしたくないだけの
感情的なナンピンです。

だから、損切りができずに
ひたすらナンピンをしてしまいます。

これによって、
トレンド転換しているのに
ナンピンをし続ける事になり、
最後は大損してしまうのです。

 

実際に私自身も、
ナンピンを取り入れたら、
案の定、損切りができなくなり、
何度も大損した経験があります。

関連記事:損切りの大切さが身にしみる!ナンピンで何度も逝った過去!

 

ですから、
損切り後の反転が多いからといって、
損切りをせずに放置したり、
ナンピンを取り入れたりする事は
なるべくやらないようにしましょう。

 

損切り後の反転はある程度許容すべき

上記では、
損切り後の反転に対する
チェック方法や改善策について
お伝えしました。

 

しかし、
これらを完璧にしたところで、
損切り後の反転は必ず起きます。

いくら根拠の崩れた場所に
損切りを設定しても、
そこがダマシとなって
反転する事もありますから。

 

これは
どんな勝ちトレーダーであっても、
必ず遭遇することです。

ですから、
損切り後の反転は
ある程度は許容するようにしましょう。

関連記事:FXのチャートでダマシが起きそうな場所はどこ?

 

損切りができている時点で勝ち組と思って良い

損切り後の反転は
どんなに対策をしても
トレードをしてれば必ず起きます。

だから、ある程度は、
仕方のないことだと
割り切る必要があります。

 

ただ、そもそもの話、
損切り後の反転が多くても、
損切りがちゃんとできる時点で、
すでに勝ち組と思っていいです。

今は結果が出ていないかもしれませんが、
勝ち組に限りなく近付いています。

 

相場は人間の心理が作り出しているので、
極端に言ってしまえば、
人間と同じ生き物です。

どのように動くかなんて、
誰にもわかりません。

だから、
損切り後に戻る事が起きても、
それは仕方のない事です。

 

そんな事を気にするよりも大事なのが、

トータルで勝てるかどうか?

ということです。

 

たとえ、5連敗しようとも、
損切り後に戻って順行しようとも、
結局、トータルでプラスになれば、
それで十分なのです。

 

この事を理解していないと、

「損切り後に戻るって事は、
損切りしない方がいいな」

なんて間違った考えを持ってしまい、
それがナンピンや塩漬けにつながり、
最後は破産につながります。

 

私がFXで1000万の損失を出した時も、
“損切り後に戻る”
という確率がかなり多かったので、

「損切りしなければ、
どーせ戻ってくるから勝てるでしょ?」

なんて考えて、
逆行されても損切りをしなかったら、
そのままどんどん損失幅が大きくなりました。

 

こうなるともうダメで、
損切りをしたくてもできなくなって、
結局、ナンピンをして、
最後は全てを失っていました。

 

だから、損切り後に戻る事があっても、
損切りが出来る時点で、
FXでの勝ち組、もしくは、
勝ち組に限りなく近い位置にいると、
思うようにしましょう。

関連記事:損切りの大切さが身にしみる!ナンピンで何度も逝った過去!

 

まとめ

今回は、FXで損切り後に
反転が多い場合の
チェックポイントを
お伝えしてきました。

 

基本的に、
トレードをしていれば、
必ず損切り後の反転は
経験します。

その為、ある程度は
許容する必要があるのですが、
あまりにも損切り後の反転が
多い場合は、
上記でお伝えしたことを
チェックしてみてください。

 

その他、損切りに関する事を
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXでどうしても損切りできない時にまずやるべき事とは?

自分の手法に合った損切り幅を見極める方法とは?

FXで損切りを小さく抑える方法なら大衆心理を使ってみよう!

 

 


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