FXのチャートを読み解く為に
色々と研究していると、
ダマシに会うことがあります。
これは誰しもが経験することなので、
何ら恥ずかしいことでもありません。
私自身も、FXで結果が出ない頃は
頻繁にダマシに会って
悔しい思いをしまくっていました。
しかし、そこでもめげずに
チャートの読解訓練を続けていると、
“ダマシが起きやすい場所”
というのがあることに気づきました。
そもそもダマシってなに?
FXをやっていると、
このダマシという言葉を
よく聞くと思います。
「でも、そもそもダマシってなに?」
なんて思いますよね。
昔の私も同じ事を感じてました。
FXにおけるダマシとは、
多くの相場参加者が
「こっちに動くだろう」
と思ってポジションを取った方向とは
逆の方向へ急に動くことです。
例えば、100人中90人の相場参加者が
「上にチャートが動く!」
と判断して買いポジションを持っている状態で、
急に下方向へチャートが動くと
「ヤバい!ダマされた!」
と判断して買いポジションを決済します。
買いポジションの決済というのは
反対売買になるので売りの力になります。
これによって、
下方向への勢いが更に加速していき、
チャート上でダマシが完成するのです。
ダマシが起きやすい場所はどこ?
FXをやっているなら、
ダマシは誰しも経験しますが、
実はダマシが起きやすい場所というのが
チャート上には存在します。
そして、
そのダマシが起きやすい場所とは、
“損切り注文が溜まっている場所”
になります。
この損切り注文が溜まっている場所では、
大口の投資家達が、
・自分たちの建玉を集める
・サクッと利益を得る
これらの事をする為に
売り買いを操作してくるので、
ダマシが起きると言われています。
(真実は誰にもわからないですが)
例えば、下記チャート画像では、
損切りが溜まっている場所は、
水色ライン近辺になります。
なぜなら、
今現在の流れは上昇トレンドで、
赤ラインで何度か下げ止まっているので、
赤ライン近辺で
買っている人が多くいるからです。
これによって、
赤ライン近辺で買った人達は、
赤ラインを下抜けてしまうと
含み損になってしまうので、
損失の拡大を最小限に抑える為に
赤ラインの少し下へ
損切りを設定しておくのです。
そうすると、大口投資家達は、
この損切りが溜まっている場所を狙って、
まず、売りを仕掛けてきて、
赤ラインを下抜けさせ、
一般投資家達の損切りを発動させます。
そして、損切りが発動している最中に
売りを利食いして、
今度は買いでエントリーをしてきます。
これが起きると今度は
レートが急反転していくので、
赤ラインでブレイク売りを狙った人達が
「ヤバい!ダマシだ!」
と判断して、一斉に損切りをしてくるので、
更にレートが加速して上がっていき、
ダマシの形が完成するのです。
このように、明らかに、
「ここに損切りが入ってるだろうな」
とわかる場所というのは、
絶好のダマシのポイントになります。
関連記事:FXで大口投資家はどこを狙ってくる?大衆心理から考えてみた
レンジの上限下限もダマシが起きやすい
レンジの上限下限も
ダマシが起きやすいのですが、
これはかなり有名ですよね。
レンジ上限下限の場合、
・レンジをブレイクさせたい人
・レンジの上限下限で抑えたい人
というのが激しくぶつかるので、
少しレンジをブレイクすると、
「ブレイクした!」
と判断して、
すぐにエントリーをしてくる人がいます。
しかし、
少しレンジをブレイクしただけでは、
レンジで抑えたい人達は
「まだ大丈夫でしょ」
なんて損切りをしてこないので、
結局、ブレイク方向の
エントリーが続かずに反転していき、
ブレイクを狙った人達が
ダマシに会ってしまうのです。
だから、ブレイクを狙う場合は、
レンジをしっかり抜けたのを確認してから
押し目買いや戻り売りを狙うと、
ダマシに会う確率を減らす事ができます。
くれぐれも、
しっかり抜けたからといって、
そのまま飛び乗らないようにしましょう。
さもないと、ここでもダマシが起きて
損切りさせられるはめになりますからね。
しっかり実体のローソク足で抜けて、
サポレジラインで反転し始めたら
エントリーするのが一番勝率が高いです。
キリの良いレートもダマシが起きやすい
目立った水平線が引ける場所や
レンジの上限下限に加えて、
キリの良いレートでも
ダマシは起きやすいです。
キリの良いレートとは、
.500とか.000といった数字です。
よく”キリ番”なんて言われます。
これらの数字でダマシが多いのは
人間の本能的な部分を
狙ったトレードが起きやすいからです。
私達は日常生活で、
キリの良い数字というのは
キレイな区切りとして認識していますよね。
これがトレードにも思いっきり反映されます。
例えば、
あなたが利食いや損切幅を決める時って、
・利食い:+100pips
・損切り:-50pips
といったように、
キリの良い数字を設定しますよね。
・利食い:+98pips
・損切り:-53pips
みたいな中途半端な設定は
しないですよね。
これ以外にも、
「含み益が1万円になったら利食い」
「1日1万円は稼ぎたい」
といったように、
金額的な部分でも、
キリの良い数字を使いますよね。
トレードでも、
同じことが起きやすく、
“ドル円が100になったら買い”
“ドル円が100円を割ったら損切り”
みたいに、
キリ番を意識したトレードというのは
物凄く多いです。
ということは、
キリの良い数字の上下というのは、
利食いや損切りを置きやすい場所なので、
そこで大口投資家に狙われて、
ダマシが起きやすくなるのです。
よって、キリ番付近でも、
ダマシが起きやすくなります。
関連記事:FXはラウンドナンバーだけで勝てる?勝てる使い方とは?
ダマシが起きやすいタイミングは?
上記では、
ダマシが起きやすい場所について
いくつか紹介しました。
実はダマシというのは、
起きやすいタイミングも存在します。
要するに、
「どんな動きの時に
ダマシが起きやすいか?」
といったことです。
これに関しては、私の経験上、
短時間で大きく動いた時になります。
例えば、要人発言だったり、
指標などがそれにあたります。
例えば、下記のチャート画像は、
1分足チャートなのですが、
上に大きく動いてから下がっていますよね。
これは何故かというと、
短時間で大きく動くことで、
「あ、勢いが強い!」
「今買わないと置いていかれちゃう!」
なんて焦った相場参加者が
飛びつき買いをしてきます。
しかし、
飛びついた後に動きが止まって下がり出すと、
「あれ、全然上昇しない・・・」
「あ、ヤバい!ダマシだ!」
といった感じで焦って、
一斉に損切りをしてきます。
この損切りによって、
レートが下がり出すと、
「ヤバい!ダマしだ!逃げろ!」
と焦った人達が更に増えて、
その人達も決済をする事で
下げが加速していきます。
そうすると、他の買っている人達が
「ヤバい!逃げろ!」
と焦って更に損切りをしてくるので、
またレートが下がる。
こんな事が繰り返されていき、
レートがどんどん下がっていくことで、
ダマシが完成するのです。
このように、
短時間で大きく動いた後は
飛びつき買いや、
飛びつき売りが増えるので、
ダマシが起きやすいタイミングになります。
その為、一瞬で大きく動いた時は
すぐに飛びつかずに少し待って、
押し目買いや戻り売りをした方が
勝率が高くなります。
ローソク足からもダマシが読める
急な動きが出るとダマシが起きやすいですが、
実はローソク足の並びからも
ダマシを判別する事ができます。
例えば、下記チャート画像の
黄色マルの箇所がそれにあたります。
ダマシの箇所を見ると、
これまで説明してきた感じとは
少し違いますよね。
ですが、
チャートの流れを読み解いていくと
ダマシになっているのがわかります。
まず、上記のチャート画像を見ると、
黄色マルに来るまで、
強い下落の流れが出ていますよね。
つまり、買いたい人よりも
売りたい人の方が多く、
売りの力が強い証拠です。
ということは、
「レートが上昇して戻ってきたら売りたい」
と考えている人達が多くいます。
その為、レートが一旦上昇した後に、
再度下落しています。
見やすくすると
以下のような感じです。
この状態だと、
下落の流れが強いので、
このまま更に下落をして、
安値更新をしてもいいはずですよね。
それなのに次のローソク足を見ると、
安値更新をせずに大きめの陽線が出ています。
この陽線が出る事で、
売っている人達は、
「あれ?安値更新をしない・・・」
「てことはここから上がるかも」
なんて不安になって
売りポジションを決済してきます。
そして、この決済によって、
更に上昇すると、
他の売っていた人達が、
「あ、逃げないとヤバい!」
と判断して更に決済をしてきます。
そうするとまた上昇して・・・
というサイクルが起きるので、
レートが上昇していきます。
これも一種のダマシになります。
このように、
チャートを読み解いていく事で、
ローソク足の枠組みからも、
ダマシを判断することができます。
チャートを読み解くコツを知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒FXでも相手の気持ちを考える事が重要です
時間帯でダマシは起きる?
FXは
・オセアニア市場
・東京市場
・ヨーロッパ市場
・アメリカ市場
といったように、
時間帯で市場が分かれています。
その為、時間帯によって
チャートの動きが変わってきます。
このことから、
時間帯でもダマシが起きるのか?
と思う事があるかもしれませんが、
私の経験上、時間帯によって
ダマシが起きるのは見ないです。
例えば、
東京市場では下落していたのが、
ヨーロッパ市場が始まってからは
反転して上昇するみたいな事が
よく起きますが、
これはダマシとは違うイメージです。
ダマシは瞬間的に大きく動くとか、
そういう感じなので、
時間帯によってダマシが起きるというのは
特に見ないと思います。
少なくとも私は見ないです。
関連記事:FXには時間帯で動きに特徴が!その際のトレードの注意点とは?
ダマシを避けることはできるのか?
FXをやっていると、
ダマシは頻繁に起こるのですが、
このダマシというのは
避けることができるのでしょうか?
残念ながら、
どんなにチャート解析をしても、
ダマシを100%避けることは無理でしょう。
やはり”ダマシ”というぐらいですから、
自分が想像もしていなかった場所で
起きるわけです。
だって仮に、下記チャートの黄色マルで
買いエントリーをして、
「赤ラインを下抜けても
ダマシが起きるから放置しておこう」
なんてやったとしますよね。
しかし、いざ赤ラインを抜けてみると、
ダマシが起きずに、
“そのまま下抜けてしまった”
なんてことも普通にあるわけです。
だから、変にダマシを
回避しようとするのではなく、
損切りはしっかりおこなって、
ダマシにあったような動きが出たら、
エントリーし直す方法を取った方が良いです。
ダマシを回避するインジケーターはある?
ダマシを回避したいからといって、
色んな対策を取ろうとする人がいます。
そして、そのような人達は
“ダマシを回避するインジケーター”
といったものを探そうとします。
しかし、残念ながら、
ダマシを回避するインジケーターなんて
この世に存在しません。
もし、そんなインジケーターがあるなら、
世界中のトレーダーが使って、
ダマシなんて起きなくなるはずですから。
それなのに
日々、ダマシが起きている現状を見れば、
ダマシを回避するインジケーターなんて
ないのが想像できますよね。
株式トレードみたいに、
・注文しているトレーダー数
・ロット数
といった情報が見れる、
板情報みたいのがFXにもあれば、
ダマシを回避できるでしょうが、
そういうものはありません。
一応、いくつかのFX業者では、
チャートオーダーブックみたいな、
“どの価格帯に
どのぐらいの注文が入っているのか?”
というのを見れるインジケーターは存在します。
ただ、その注文ボリュームも、
そのFX業者内のトレーダーのものなので、
全世界のトレーダーの注文ではありません。
その為、信頼性に少し欠ける部分もあります。
実際に、昔は有料で、
トレーダーの注文が見れるインジケーターが
有料で販売されていました。
ですが、すぐに販売停止になって、
使えなくなっていました。
そういうのを見ると、
仮にトレーダーの注文数が見えても、
ダマシを回避できるくらい
優秀なインジケーターではない事がわかります。
それに、トレーダーの注文数や
注文位置がわかったとしても、
そこでダマシが起きるとは限りません。
単純に損切り注文を巻き込んで
そのまま同じ方向へ進む事の方が多いです。
先ほどもお伝えしましたが、
“ダマシ”っていうくらいなので、
どこで起きるかわからないわけですから。
だから、
ダマシを回避するインジケーターなんて
ないと思った方がいいです。
自分がダマシに多くあっているかを確認する方法
FXではダマシが多くありますが、
「自分がダマシにあっているかわからない」
「ダマシにあってる気がする」
なんて感じる事があると思います。
これを確認する方法としては、
トレード記録を見返すことです。
特に損切りになったトレードの、
損切り後の動きを見返してみると、
ダマシにあっているかがわかります。
例えば、あなたの損切りが
10回あったとして、
その内、5回以上が損切り後に反転して
思っていた方向に動いていたとしましょう。
この場合、
あなたが毎回設定している損切り位置が
ストップ狩りにあいやすい位置である可能性が高いです。
つまり、ダマシに巻き込まれている証拠です。
もし、ダマシにあう回数が多いとわかったら
損切り後の反転率を確認して、
ダマシにあっている確率が高いとわかったら、
考えられる対策としては、
・損切り幅を広げる
・損切り位置を変える
・エントリーの位置を変える
といった方法があります。
損切り幅を広げる
まず一番手っ取り早いのが
損切り幅を広げることです。
例えば、
損切り幅を広げることで、
10回中5回が
損切り後に反転していたのを、
1~2回などに減らせる可能性があります。
ただし、損切り幅を広げたとしても、
ダマシを100%回避できるわけではないし、
リスクリワードも悪くなります。
仮に今まで損切りが-20pipsだったのを
-30pipsに広げると、
反転する回数は減るかもしれませんが、
トータルの損益が悪くなるかもしれません。
そうすると、
今度は利食い幅も広げる必要があります。
しかし、利食い幅を広げると、
今度は利食い位置まで届かずに
戻ってきてしまう確率も増えます。
こうなると、トータルの損益が
更に悪くなる可能性もあるので、
結局、大規模な修正が必要になり、
せっかく作った手法を
捨てることになるかもしれません。
だから、私の個人的な意見としては、
損切り幅はあまり広げない方がいいです。
資金管理をするなら損切り幅を広げるのもアリ
ダマシに多くあうからといって、
損切り幅を広げて対応するのは
あまりオススメはできません。
ただ、損切り幅を広げる代わりに、
資金管理をして
損失を限定するならアリです。
例えば、今のあなたが
損切り幅が-10pipsで、
損切り額が5,000円だとしましょう。
この状態だと、
ダマシにあう確率が高いので、
損切り幅を-20pipsへ
広げようと考えているとします。
このまま何も考えずに
損切り幅を-20pipsに広げると、
損切りになった時は
1万円の損失額になりますよね。
でもこの損失額を
-10pipsの時と同じにするのです。
要するに、
5枚で-10pipsだったのを
2.5枚で-20pipsにするのです。
こうすることによって、
損切り幅を広げて
ダマシにあう確率を減らしながらも、
損失額は今までと同じにできます。
このように、
損切り幅を広げる場合、
ロット調整をすればアリです。
関連記事:FXでのリスク管理で特に重要な点とは?
損切り位置を変える
次の方法としては、
損切り位置を変える方法があります。
これをやる際にまず確認することは、
自分のトレードでの損切り位置が、
“根拠が崩れた場所に置いているか?”
という点です。
要するに、自分都合で、
損切り位置などを考えずに
固定pipsで損切りをしていないかどうかです。
これをやってしまうと、
ダマシにあいやすくなるだけでなく、
損切り貧乏にもなります。
このような事をしている場合、
損切り位置を変えるのは効果的です。
関連記事:FXの損切りはチャートから判断!自分都合の損切りはしない!
損切り位置は根拠が崩れた場所に置く
損切り位置を変える場合は、
「ここを抜けたらヤバい」
といったように、他の相場参加者も
わかるような場所に置くようにしましょう。
例えば、下記チャート画像の
黄色マルで買いエントリーをした場合、
損切りは水色ラインの辺りになります。
なぜこの位置なのかというと、
赤ラインを起点に上昇して
高値を更新しているからです。
いわゆる押し安値です。
この安値では、
高値を更新するほどの
多くの買いが入ってきています。
当然、買っている人も多くいるわけです。
ということは、
この安値を下抜けしまうと、
多くの買っている人達は
含み損になってしまいます。
こうなると、
この安値を下抜けしたら
損失を最小限に抑える為に、
買っている人達が一斉に損切りをしてきます。
買いポジションの決済は
反対売買の売りになるので、
これが下落する要因になります。
その為、赤ラインの少し下に
損切りを設定して、
損失を抑える事が必要なのです。
では実際に、
この後の動きを見てみましょう。
赤ラインを下抜けたら、
そのまま大きく下落していますよね。
これは赤ライン近辺で買った人達が
損切りをしてきた証拠です。
このように、損切り位置とは
「ここを抜けたらダメだな」
と相場参加者が判断してくる場所に
設定するものなのです。
もちろん、この損切り方法を使っても、
ダマシにあうことはありますが、
それでも自分都合の固定pipsで
損切りをするよりも、
ずっとダマシにあう確率を減らせます。
この損切り方法について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒大衆心理を使って損切り位置を見つける方法とは?
エントリー位置を変える
頻繁にダマシにあう場合、
エントリー位置を変えるのも効果的です。
例えば、損切り後の反転が多いなら、
今までの損切り位置を
エントリー位置にするのです。
これをする事によって、
損切り後の反転も減らす事ができるし、
良い位置でエントリーができるので、
損切り幅の分、利益も伸ばせます。
その代わり、
エントリー位置が良くなる分、
そこまで届かずに反転してしまい、
本来勝てていたトレードが
できなくなる事も増えます。
その為、この辺りは、
損切り後の反転を受け入れた場合の
トータル損益と、
エントリーを引きつけた場合の
トータルの損益を比べて、
良い方を選択するのがいいと思います。
例えば、
損切り後の反転が多いトレードが
・エントリー回数:25回
・勝率50%
・1ヶ月のトータル収益:200pips
だったとしましょう。
これに対して、
エントリーを引きつけたトレードが
・エントリー回数:15回
・勝率60%
・1ヶ月のトータル収益:300pips
となっているのであれば、
利食いトレードを取り逃しても
結果が良い事になりますよね。
このような感じで、
エントリー位置を調整する事でも、
ダマシを減らしながら
結果も良くする事が可能です。
ダマシにあいやすいトレーダーは?
色んな局面で起きるダマシですが、
このダマシにあいやすいトレーダーが
実は存在します。
感情でトレードをする人
もっともダマシにあいやすいトレーダーは
感情でトレードをする人です。
これはある意味当然なのですが、
感情でトレードをしていると、
ちょっと強く上に動いただけで、
「上昇の勢いが強い!」
「じゃあ買いだ」
なんて飛びついてしまいます。
そして飛びついた瞬間から、
レートが下がっていき、
結局ダマシにあって損切りになるのです。
これは典型的な負けトレーダーです。
昔の私も思いっきりこれでした。
ちょっと大きく動いただけで
つい飛びついてしまい、
私がエントリーした瞬間から
レートが逆行していくんです。
それで切れて損切りした直後に
今度は反対方向へ
またエントリーです。
しかし、
これもまたすぐに逆行されて
損切りになっていました。
こんな事を1分足の
スキャルピングでやっていたので、
ダマシにあいまくって大損です。
本当に嫌な思い出ですね(笑)
関連記事:私がFXで失敗して1000万を失った原因は1分足にあった!
ブレイクを狙うトレーダー
次にダマシにあいやすいのが、
ブレイクを狙うトレーダーです。
高値更新や安値更新を狙った
ブレイクのトレードスタイルだと、
どうしてもダマシが多くなります。
ただ、ブレイクの手法自体は
優位性があるので、
ダマシにあったとしても、
トータルでプラスにする事は十分できます。
それでも、ダマシに頻繁にあって、
勝率も低くなるので、
これに耐えられないような人は
ブレイクの手法は使わない方がいいです。
一応、ブレイク手法の
精度を上げる方法もあるので、
もし興味がある場合は、
以下の記事を読んでみて下さい。
⇒FXで失敗しづらいブレイクアウトの手法を特別に公開します
ダマシを利用したトレードは可能なのか?
FXをやっていると、
必ずどこかでダマシにあいます。
では、このダマシを利用して
トレードをする事ができるのでしょうか?
これに関しては、一応可能です。
例えば、ダマシが起きやすい場所として、
“損切りが溜まっている場所”
とお伝えしましたよね。
つまり、
・強いサポレジ
・レンジ上限と下限
・キリ番
といった辺りです。
これらを少し抜けてから
急に反転し出したら、
エントリーをしていくのです。
例えば、下記チャート画像の
黄色マルで売るような形です。
黄色マルの位置では、
直近の高値まで上昇して、
少し上抜けたけど
ダマシになって下落しています。
この動きを見ると、
上昇トレンドの状態で、
直近の高値まで
強く上昇してきていますよね。
この強い動きを見た人達が、
「勢いが強いからブレイクしそうだ」
と考えて買いを入れてきます。
そこから更に上昇していき、
直近の高値をブレイクすると、
「ブレイクした!」
「勢いも強いしここで入らないと
置いていかれちゃう!」
と焦った人達が買いを入れてきます。
しかし、少しだけブレイクした後に
上昇の勢いが急に止まることで、
買っていた人達が、
「あれ、上昇しない・・・」
「ヤバいかも・・・」
なんて焦って、損切りをしてくるので、
ダマシが起きて下落していくのです。
この動きに便乗して、
ここで売ることができれば、
ダマシを利用したトレードができますよね。
このダマシを利用したトレードのポイントは
上ヒゲや下ヒゲが出ることです。
意識されるような場所で
ヒゲが出ることで、
反転のサインになるので、
これがダマシにつながりやすいからです。
このヒゲが長いほど
ダマシが起きやすくなるので、
注目しておきましょう。
ベストな形としては、
ヒゲ+陽線(陰線)になります。
例えば、以下のような感じです。
上記のチャート画像だと、
サポートとなる場所で、
下ヒゲ陽線が出てから
大きく反発していますよね。
このような形が
ダマシを利用するトレードとしては
一番良い形になります。
ただし、
このような形でエントリーをしても、
ダマシにならずに
逆行されることも普通にあります。
ダマシだと思って入ったら
損切りになってしまい、
逆にダマされたみたいな感じで。
だから、無理にこの形を探して
トレードをする必要はないです。
あくまでもチャート分析を
丁寧に行った上で、
このような動きが出た時に
狙っていくのがいいでしょう。
それに、何度も言いますが、
“ダマシ”っていうぐらいなので、
いつどこで起こるかわからないのが
ダマシなわけですから。
因みに、チャート分析のコツは
以下の記事で学べます。
⇒大衆心理を使ったトレードをするコツは順序立てて考えること
まとめ
今回は、FXのチャート上で
ダマシが起きそうな場所について
私の経験からお伝えしてきました。
もちろん、上記の場所以外にも
ダマシが起きる場所は色々あるので、
是非、ご自身でも、
自分のトレード記録を見返したり、
検証をしたりして、
ダマシが起きる場所を見つけてください。
そうすれば、
ダマシを利用したトレードだって
できるようになるはずですから。
もし、より上手くチャートを
読めるようになりたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒FXでも相手の気持ちを考える事が重要です
P.S. メルマガを始めました
大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。
という方には特におススメです。
もちろん、"勉強すべき事がわからない"
という場合にもオススメです。
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