FXは通貨ごとに癖がある?やりやすい通貨を選んで勝率アップ

 

「同じ手法なのに通貨別で結果が違う」

こんな経験をした事がありませんか?

 

FXでは
トレード対象の通貨がいくつもあります。

だから、
それだけチャンスが多いと感じがちですが、
実は通貨ごとに動きの違いがあって、
やりやすい・やりにくいが出てきます。

 

実際に私も通貨ごとに検証をしたり、
トレード記録を見返すと
けっこう成績が変わる事が多かったです。

 

そこで今回は、
トレードがやりやすい通貨や
癖がある通貨の特徴などを中心に
私の経験を交えてお伝えしていきます。

 

動画で見る場合は以下から見れます。

 

癖が少なくて扱いやすい通貨ペア

私が実際にトレードをしていて、
癖が少なくて扱いやすい通貨は、

・ドル円
・ユーロドル

この2つが特にやりやすいです。

 

この2つの通貨は
FX市場における
通貨ペア別取引高のシェアが
1位と2位だからです。

その為、流動性があって、
変な動きをしづらいし、
スプレッドも低いまま安定するので、
トレードがしやすいです。

 

実際に私がトレードをしていても、
チャートの動きがキレイで、
テクニカルや
セオリー通りに動きやすいです。

特にドル円の場合は、
ボラティリティがちょうどいいので、
私が許容できる
損切り幅で損が抑えられるし、
利益幅もそれなりに狙えます。

 

この通貨をトレードするのであれば、
スキャルピングから
少し時間軸の長いトレードまで、
どのトレードスタイルであっても
やりやすいです。

 

一方、ユーロドルの場合も、
チャートの動きがキレイで
スプレッドも狭いのですが、
ボラティリティが少し低いです。

だから、デイトレード以降の
トレードスタイルになると
決済までに時間がかかるので、
その点が少しもどかしいかもしれません。

 

あとは個人的な感覚だと、
ユーロ円も意外にやりやすいです。

ドル円とユーロドルほどではないですが、
ユーロ円の場合は、
このやりやすい2つの通貨を
合成した通貨なので、
思っているよりも動きが素直です。

 

しかもユーロ円は
ドル円側のボラティリティに
ひっぱられる事も多いので、
ユーロドルみたいに
決済までに時間が掛かるというのも
あまりないです。

 

ですから、
癖が少ないトレードをしたい場合は、
ドル円とユーロドルを中心に
ユーロ円も含めた通貨ペアを
トレード対象にするのがいいと思います。

特にFX初心者や、
まだ安定して勝てていない時なんかは
おすすめの通貨ペアです。

 

癖が強くてトレードがしづらい通貨ペア

次に癖が強くて、
トレードがしづらい通貨ぺアですが、
これは、

・ポンドドル
・ポンド円
・ゴールド

といった感じです。

 

まず、ポンドドルですが、
この通貨は動き出すと
一方的に動く特徴があります。

例えば、
以下のチャート画像を見ると、
一方的に下がったり
上がったりしているのがわかります。

 

だから、
チャートがスカスカになって
ドル円やユーロドルみたいに
キレイな押し目買いや戻り売りが
やりづらいです。

 

しかも、
一方的に動く癖があることから、
エントリーをしそこねると
戻って来ないので、
上手く癖を掴んでトレードをしないと
チャンスを取り逃す事が多くなります。

 

次にポンド円ですが、
この通貨といえば、
昔から言わずと知れた
ボラティリティが高い通貨です。

値動きも激しくて、
大きく動いたと思ったら
急に反転したりするし、
一度下がり出したら止まらなくなるなど、
かなり癖がある通貨です。

 

特にポンド円の場合、
ドル円とポンドドルの合成通貨なので、
どちらか一方が大きく動き出すと
その動きにつられて大きく動きます。

 

しかも、ドル円と
ポンドドルの動く方向が同じになると
凄まじいボラが出て、
一方的な動きをする事が多いです。

 

例えば、以下のチャートは
ドル円のチャートなのですが、
窓が空いてから
大きく上昇していますよね。

この時の安値から高値までの値幅は
390pipsほどになります。

 

そして次にポンド円ですが、
これも同じように
窓が空いてから大きく上昇しています。

 

しかし、ポンド円の場合、
安値から高値までの値幅が
500pipsを超えていて、
ドル円よりも100pips以上も
値幅が大きくなっています。

 

これはドル円の上昇に加えて、
一時的にポンドドルも上昇したせいで
上がる力が加速した結果です。

ポンド円の場合、
こういう動きもするので、
慣れていないと損切りを連発して
メンタルを崩しやすくなります。

 

そして最後にゴールドですが、
この通貨は
異次元のボラティリティを持つ
最狂通貨です。

FXでは殺人通貨と言われていたくらい、
ボラティリティが高いポンド円が
余裕でかすむレベルなぐらいに。

 

1日で100pipsや200pips動くのは当たり前で、
凄い時は1日で1,000pips動く事もあります。

完全に暴れ馬です。

 

FXでも為替介入があって、
1日で動く幅が300~500pipsぐらいなので、
いかに異常なボラティリティなのかが
わかりますよね。

このボラティリティの魔力に
憑りつかれて
ゴールドに手を出す人が多いです。

 

そして、
ボラティリティが異常ということは
当然、動きの癖もかなり強いです。

 

例えば、以下のチャートは
ゴールドの1時間足です。

 

このチャートを見ると、
一気に上に動いたと思ったら、
その後に一気に下に動いて
全戻し以上に下げている個所があります。

 

しかも最初の上昇では
たった1時間の中で
830pipsも上昇しています。

 

そしてその後の動きは
頂点から16時間ほどで
1,300pips近く下げています。

 

動きの癖としては
ポンドドルに似ているのですが、
ボラティリティを
10倍以上にした感じなので、
とにかく癖がヤバいです。

 

トレードをする時も
50pipsの損切り幅を取っているのに
1~2分ぐらいで
損切りになる事もしょっちゅうです。

そして損切りになった後に
急に大きく反転して
200pips動くとかもザラです。

 

だから、
FXで安定して勝てない内は
ゴールドには
手を出さない方がいいです。

 

1回この通貨を経験してしまうと
ボラティリティが高過ぎて
簡単に大きな利益が出てしまうのが
忘れられなくなって
抜け出せなくなります。

そして最後は大損です。

 

こんな事をしている人が
後を絶たないので、
ゴールドに手を出すとしても
FXで勝てるようになってからです。

 

マイナー通貨も少し癖がある

癖があって
トレードをやりづらい通貨は
ゴールドなどの3通貨ですが、
マイナー通貨も少し癖があります。

 

マイナー通貨とは、
ユーロスイスとか
ニュージーカナダみたいな
あまり聞き馴染みのない通貨の事です。

こういう通貨は
流動性が低いので
値動きとボラティリティが悪い上に、
急に変な動きをしやすいです。

 

また、何かのきっかけで
大きく動き出すと
とことん同じ方向へ動きます。

 

しかも、流動性が低いので、
損切りを設定していても
レートが飛んでしまい、
設定した場所よりもずっと悪いレートで
約定することもあります。

 

これは2015年に起きた、
スイスフランショックなんかがいい例です。

この時もユーロスイスが暴落して
20分で4,000pips近く動いて
多くのトレーダーが破産に追い込まれました。

 

流動性の低い通貨をトレードすると、
こういうこともありえるので、
聞き馴染みのない通貨も
手を出さない方がいいです。

 

通貨の癖が出やすい時間帯もある

FXは通貨ごとに動きに癖があるのですが、
時間帯によっても、
通貨によって動きが変わってきます。

 

例えば、ドル円やポンド円、ユーロ円など、
円絡みの通貨は、
日本市場が始まる朝に動きが出る事が多いです。

 

私の感覚だと、
特に9時~10時半ぐらいまで良く動いて、
それ以降は動きが鈍くなります。

そして夕方以降にまた動きが良くなる感じです。

 

一方でユーロドルやポンドドルなどは
午前中に動きが出にくく、
15時以降になると欧州市場が開き始めるので、
動きが活発になってきます。

 

更に、15時や16時台、21時以降は、
欧州やアメリカの指標発表があり、
そこでも通貨によって動きに癖が出てきます。

ですから、トレードをする時は
時間帯の動きも把握しておくと、
変に振り回されずに
トレードをする事ができます。

 

もし、時間帯別の動きについて
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXは時間帯で癖がある!時間帯別で勝てる手法は変わる?

 

自分に合った通貨ペアを選ぶコツ

通貨の動きに特徴があるFXですが、
自分に合った通貨ペアを選べば、
効果的なトレードができて、
勝率や収益を高めることができます。

 

ただ、自分のトレードに合った
通貨ペアをどうやって選べばいいか
わからない事もあるかもしれません。

 

そこで、私の経験による、
自分に合った通貨を選ぶための
ちょっとしたコツをお伝えしていきます。

 

惑わされずにトレードをして勝ち癖をつけたいなら

なるべく通貨の動きに惑わされずに
わかりやすいトレードをしたいなら、
ドル円、ユーロドル、ユーロ円辺りが
おすすめです。

 

これらの通貨は、
最初の方でお伝えしたように
癖が少ない通貨なので、
セオリー通りのシンプルで
再現性の高いトレードが可能です。

 

その為、FX初心者や
まだ勝ち癖がついていないような人は
これらの通貨をメインにして
トレードをしていくのがおすすめです。

 

私自身もこれらの通貨をメインにして、
シンプルな押し目買いや
戻り売りを狙ったトレードをしていました。

このトレード方法のお陰で
負け続きだった状態から
脱却する事ができました。

 

もし、このトレード方法について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで負け続きから脱却!ダウ理論と水平線だけのシンプルトレード

 

トレードできる時間帯が限られている場合

FXをやっていると、
専業でない限り、
トレードができる時間帯に
限りがある事がほとんどですよね。

 

例えば、午前中しか
トレードをできる時間がない場合は、
ドル円を中心に、
ユーロ円やポンド円など、
円絡みの通貨の動きがいいので
やりやすいと思います。

 

逆に夜の時間帯しか
トレードをする時間が取れない場合は、
ドル円やユーロドル、ポンドドルなど、
ストレート通貨がやりやすいです。

 

もちろん、
ポンド円やユーロ円などの
クロス通貨でもいいのですが、
ドル円とポンドドルなど、
2つの通貨の動きに
引っ張られる事が多くなるので、
少しやりづらさを感じるかもしれません。

 

短期トレードをしたいなら

もし、スキャルピングなどの
短期のトレードをしたい場合は、
ドル円やユーロドルなど、
スプレッドの狭い通貨がいいです。

 

特にスキャルピングをするなら、
スプレッドは物凄く重要なので、
ここを考慮すると、
ドル円やユーロドルが
メインになってくると思います。

 

私個人の意見としては、
ドル円が一番やりやすいです。

なぜなら、スプレッドが狭い上に、
ボラティリティもちょうどいいからです。

 

また、デイトレードをするような場合は、
基本的にどの通貨でもいいのですが、
自分がトレードをできる時間帯によって、
メインの通貨を変える方がいいと思います。

 

先程お伝えしたように、
時間帯によっても
通貨の動きが変わってくるので、
そこに合わせた通貨を選んだ方が
より効率よくトレードができるからです。

 

この辺りに関しては、
以下の記事で詳細を書いているので、
よければ読んでみてください。

 

 

検証で確認する

もし、自分のトレードスタイルや
手法がすでに決まっているなら、
検証をして確認する方法もアリです。

 

例えば、私の場合であれば、
トレンド中の押し目買いや戻り売りと、
トレンド転換後の押し目買いや
戻り売りの手法を
15分足のデイトレードで使っています。

 

その為、このトレードスタイルと手法で
ドル円やポンド円、ゴールドなど、
10通貨ぐらいを対象にして検証をしました。

 

そして検証結果を確認してみると、
ゴールドが一番成績がいいけど、
損切り幅が大きくなるし、
値動きもジェットコースターなので
自分の性格だと耐えられない。

 

ユーロドルだと、
キレイなトレードができて
勝率も良いけど、
ボラティリティが低くて
決済までの時間が掛かるから
ちょっとイライラするので
自分に合わないかな。

 

逆にドル円だと
ボラティリティもちょうど良くて、
キレイな動きをしやすいので、
勝率も利益もそれなりに高くできるから
自分にはやりやすいな。

 

こんな感じで、
同じ手法を使っていても、
通貨ごとに自分にとって
やりやすい・やりづらいがわかったので、
検証でトレード対象通貨を決めるのも
私には物凄い効果的でした。

 

だから、検証によって、
自分に合う通貨ペアを選ぶのも
いいと思います。

 

もし、検証のやり方や
データの取り方について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。

 

 

 通貨選びに失敗する人の特徴

通貨の選び方に関しては、
基本的にはここまでお伝えしたことを
基準にしていけば、
大きく失敗することはないはずです。

 

ただ、失敗する人の特徴として
よく見受けられるのが、
他人がトレードをしている通貨を
真似して選んでしまうことです。

 

例えば、私がよく見たのが、
SNSなどで
ゴールドの爆益記録を
アップしている人達が多くいて、
そういう人達の華やかな記録に釣られて
トレードをして大損している姿です。

 

先程もお伝えしたように、
ゴールドは
ジェットコースターのような動きをしながら、
ボラティリティもとんでもなく大きいです。

その為、ゴールドの癖を理解していたり、
安定して勝てるトレードができたりしないと、
簡単にやられてしまいます。

 

それなのにもかかわらず、
他人の爆益報告に影響されて、

「これなら自分でもできるかも」

なんて感じてしまい、
ゴールドを選んでみたけど、
凄まじい動きに翻弄されて
資金を溶かしている人を何人も見ました。

 

しかも、一度ゴールドを味わってしまうと、
短時間で大きく利益が取れるのが
忘れられなくなって、
ゴールドから抜け出せなくなるんです。

 

そうなると、
益々ゴールドの激しい動きにやられてしまい、
資金を溶かし続けることになります。

 

こういうのをよく目撃したので、
自分に合うか検証もせずに
他人が勝っているという理由だけで
通貨を選ぶのは避けましょう。

 

FXで安定して勝ち続けるには、
通貨から手法、トレードスタイルまで、
全て自分に合ったものを選ぶのが
何よりも大切です。

 

癖に出来る限り影響されずトレードするには?

ここまで通貨の癖について
色々とお伝えしてきましたが、
もしこの癖に出来る限り影響されずに
トレードをしたいなら、
1時間足以上のトレードがおすすめです。

 

なぜなら、1時間足以上になると、
5分足や15分足でのトレードに比べて、
ボラティリティや値動きの影響が
小さくなってくるので、
その分、癖も受けにくくなるからです。

 

だから、
通貨の癖を気にしたくないなら、
トレードの時間軸を長くすると、
どの通貨であっても、
大分安定したトレードができると思います。

 

実際に私自身も、
4時間足のトレードで
勝つきっかけをつかんだのですが、
その時は

・ドル円
・ユーロドル
・ユーロ円
・ポンドドル
・ポンド円
・オージードル
・オージー円

といった7通貨でトレードをしていました。

 

4時間足になると、
値動きがゆっくりになる上に、
値幅も大きくなるので、
通貨による癖をあまり受けずに
トレードができました。

 

また、この時間軸のトレードは
時間帯による値動きの影響も
ほとんど受けないので、
兼業としてやるには
かなり良いトレードスタイルです。

 

もし、私がやっていた
4時間足のトレードについて
更に詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。

 

 

まとめ

FXではトレードができる通貨が
多くありますが、
癖があってやりづらい通貨なども
存在します。

その為、
自分のトレードスタイルや性格、
手法に合った通貨を選ばないと、
思うように勝てずに
行き詰まることもありえます。

 

ですから、
もしトレードをする通貨に迷っているなら、
今回お伝えしたことを参考にして
自分に合った通貨を
選んでもらえればと思います。

 

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