FXを兼業でやっていると
なかなかチャートを見る時間がない事から
思うようなトレードができずに
ジレンマを感じますよね。
昔の私も全く同じで、
トレードができない事に我慢ができなくなり、
FXで勝てる力もないのに
勢いだけで専業という名の
ニートレーダーになりました。
その結果、当然のように大損をして
FXから一時的に退場した経験があります(笑)
そしてそこから、
兼業トレーダーとして
もう一度やり直したところ、
時間は掛かったのですが
本業と両立しながら
利益を出すことができました。
そこで今回は、
私が兼業トレーダーとして
本業と両立できたトレードスタイルや手法、
その時の生活スタイルなどについて
お伝えしていきます。
動画で見る場合は以下から見れます。
兼業でも勝てたトレードスタイルは?
私が兼業トレーダーとして
本業と両立しながら
勝てたトレードスタイルは
1時間足以上のトレードでした。
厳密に言うと、
私が使っていたのは
4時間足のトレードでした。
では、なぜ1時間足以上のトレードが
兼業だとやりやすいのでしょうか?
ここからはこの理由について、
私の実体験を交えながら解説をしていきます。
チャートに張り付かずに済む
兼業としてFXをやっていくなら、
1時間足以上のトレードが
やりやすい理由に、
“チャートに張り付かずに済む”
というのがあります。
やはり兼業だと
基本的に朝から夜までは
本業の仕事があります。
しかも、残業があるような日は、
リアルタイムでチャートを見ながら
トレードをすることはかなり難しいですよね。
そうなると、
チャートを見る時間がなくても
トレードをできるようにする必要があるのですが、
この時に効果的なのが
1時間足以上のトレードになります。
なぜなら、
1時間足以上のトレードだと、
ローソク足の値動きがゆっくりなので、
エントリーポイントに来るまでに
時間が掛かります。
また、エントリー後も決済になるまでに
数時間から1日以上かかる事も多いです。
その為、
チャートに張り付く必要がなく、
リアルタイムで
チャートをずっと監視していなくても
トレードができます。
特に、兼業時代の私は、
4時間足のトレードだったので、
朝に環境認識と水平線を引く作業を済ませて
大まかなエントリーポイントを決めていました。
そしたらあとは
4時間おきにチャートを確認して
ポイントが来ていたらエントリーをする。
エントリーをしたら、
損切りと利食いの注文を出して放置する。
こんな感じでトレードをしていたので、
チャートに張り付く必要が全くありませんでした。
そのお陰で、
本業の仕事にも集中できたので、
4時間足のトレードは
兼業としてやるには最適な
トレードスタイルでした。
焦らずにトレードができる
1時間足以上のトレードになると、
エントリーポイントに来るまでに
時間が掛かることから
落ち着いて判断ができるので、
焦らずにトレードをする事ができます。
例えば、5分足や15分足など、
比較的短期のデイトレードをする場合、
いつチャンスが来てもおかしくありません。
その為、兼業でやっていると、
トレードをできる時間が限られている事から
チャートを見れる時間があると、
「今しかトレードチャンスがない」
と感じてしまい、
焦ってトレードをしやすくなります。
昔の私も、
4時間足のトレードをする前は
短期のトレードをしていました。
その時は、
チャートを見る時間があると、
「今トレードをしておかないと
チャンスを逃してしまう」
という焦りから
強引にトレードをしていました。
しかし、
焦ってエントリーをする時は
必ずと言っていいほど、
間違ったトレードをしてしまい、
損失を積み重ねていました。
逆に、
4時間足のトレードに変えてからは、
そもそもトレードチャンス自体が
頻繁に来るものではないので、
焦る必要が全くありませんでした。
そのお陰で、
判断に間違う事もほとんどなく、
冷静にトレードができたので、
結果も安定していきました。
このように、
1時間足以上のトレードになると
時間に追われる感覚がなくなるので、
兼業で時間がないというデメリットを
逆にメリットへ変える事もできます。
トレードの難易度が下がる
1時間足以上のトレードになると、
トレード自体の難易度が下がるのも
大きなメリットです。
例えば、
15分足ぐらいのデイトレードをする場合、
1時間足や4時間足で環境認識をしながら、
エントリー時は5分足などの
短期足でも環境認識を
していく必要があります。
よって、上位足と下位足の流れを
上手く読み解いて
エントリーをしなければいけないので、
難易度が上がります。
逆に、1時間足以上になると、
1時間足より下の時間を見なくても
トレードをする事ができます。
なぜなら、
後ほど詳しく説明しますが、
1時間足以上になると、
ローソク足が1~2本の反発だけで
下位足がトレンドの転換を
している事が多いからです。
つまり、同じ時間軸で
環境認識とエントリーを完結できるのです。
よって、細かく下位足を見ている内に
方向がわからなくなり、
エントリー判断を間違えるという事を
大きく減らす事ができます。
実際に私も4時間足へ変えてからは、
基本的には4時間足と日足だけで
トレードをしていました。
そしたら、
エントリー判断を間違える事が
ほとんどなくなって、
安定したトレードができるようになりました。
その結果、4時間足のトレードで
勝てるきっかけを掴めたので、
トレードの難易度が下がるという点でも
1時間足以上のトレードは
兼業トレーダーにとって
やりやすいトレードスタイルだと思います。
もし、この4時間足のトレードについて
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒4時間足のデイトレがFXで勝てるきっかけになった!
FX兼業トレーダーの私が使っていた手法は?
私が兼業トレーダーの時に
本業と両立出来て
利益を出せたトレードスタイルが
4時間足のトレードだったのですが、
それと同時に、
「どんな手法を使って勝てたの?」
って思ったりしますよね。
これに関しては、
・トレンド中の押し目買いと戻り売り
・トレンド転換後の押し目買いと戻り売り
この2つの手法をずっと使っていました。
「え?そんな単純な手法で勝てるの?」
なんて思ったかもしれませんが、
こんな単純な手法でも
安定した結果を出すことができました。
私からすれば、
こういう単純な手法だからこそ
安定した結果を出せたと思っています。
なぜなら、
1時間足以上の時間軸になると、
相場参加者の数が一気に増えるので、
・トレンドの継続する力が強くなる
・サポレジの効き目が強くなる
といった特徴があるからです。
その為、トレンドが出ている最中や
トレンドが出始めた状態で、
目立ったサポレジまで押しや戻りが入ると、
多くの相場参加者が
買いや売りで参入してきます。
このように、
シンプルな押し目買いや
戻り売りの手法であっても、
何の問題もなく利益を出す事ができました。
むしろ、シンプルだからこそ、
再現性も高く、
迷わずにトレードもできたので、
FXに時間が取れない兼業の私にとっては
最適な手法でした。
しかも、この手法のお陰で、
時間をかけながらですが、
1,000万以上の大損を取り返す事ができました。
もし、この手法の内容について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
兼業時代の手法を今使ってみた結果
今の私の手法は
15分足のデイトレードで
押しや戻りを狙うスタイルです。
ただ、ここ最近思っているのが、
もう少しプライベートの時間を
増やしたいという事です。
その為、
トレードの時間軸を伸ばして
チャートを見る時間を
減らそうと考えていたので、
兼業時代の手法を使って
お試しで実際にトレードをしています。
例えば、最近の相場で
当時と同じ4時間足のトレードを
ドル円でやってみました。
まず1つ目のトレードが、
以下の黄色マルで買って、
水色マルで決済です。
これはトレンド転換後の
押し目買いになります。
雇用統計で大きく上がって
戻り高値を上へ抜けたことで、
トレンドの転換が起きました。
これによって、
4時間足で相場参加者の目線が
上へ向いたので、
押しが入ったら買いを狙っていました。
その時の買いのポイントとしては、
・戻り高値
・ダブルボトムのネック
・逆三尊の右肩
といった位置でした。
このシナリオを頭に入れて、
あとはのんびり待っていたら、
戻り高値を下へ抜けて、
ダブルボトムのネックまで落ちてきました。
そしてそこから
陽線が2本続いて反発をしたので
買いでエントリーをしました。
この時の損切り位置は、
直近の安値を下へ抜けた場所で
-50pipsで設定しました。
利食いに関しては、
4時間足の目立った高値の+140pipsです。
直近の高値を上へ抜ければ、
上昇トレンドの継続となるし、
そこまで目立ったレジスタンスもないので、
その位置までは伸びると思ったからです。
そしたらエントリー後は
逆行されて含み損を
-30pipsぐらいまで抱えたのですが、
その後に反転して利食いになってくれました。
次に、2回目のトレードが、
以下の黄色マルで買って、
水色マルで決済となりました。
これは1回目のトレード後に更に上がって
4時間足で上昇トレンドが出た後の
押し目買いになります。
このエントリーポイントも
サポートとなる場所で反発をしてから
入っていきました。
本当は、サポートラインで反発した後に
陽線が出てから入りたかったのですが、
上ヒゲになっていたのが嫌でした。
その為、
次の陽線が出るまで待っていたら、
けっこう上がっていった場所での
エントリーとなってしまいました。
このせいで、損切りを
サポートラインを下へ抜けた場所へ設定したら
-80pipsになりました。
その代わり、
利食いを目立った高値まで狙えたので
+140pipsに設定しました。
これであれば、
リスクリワードも悪くないので、
優位性の高いトレードができます。
ただ、エントリー後は
また逆行されてしまい、
含み損を-40pipsぐらいまで
抱えることになりました。
それでも耐えて利食いになったので、
たった2回のトレードでも
合計で+280pipsとなりました。
こんな感じで、
私が兼業トレーダーの時に使っていた
手法で今トレードをしても
しっかり利益を出せています。
しかも、エントリー方法は、
4時間足が確定してから
入っていくのですが、
この方法を使うと、
短期足で見た時に
トレンドの転換をしてることが
意外に多いんですよね。
例えば、1回目のエントリー場所を
5分足で見てみると、
以下のようになっています。
下落トレンドの流れから
戻り高値を上へ抜けて
トレンドの転換をした事に加えて、
高値と安値を切り上げて
上昇トレンドになっていますよね。
更に、2回目のトレードも
15分足でエントリー位置を見ると
以下のようになっています。
これも先ほどと同じく、
下落トレンドの流れから
戻り高値を上へ抜けて
トレンドの転換をした事に加えて、
高値と安値を切り上げて
上昇トレンドになっていますよね。
このような感じで、
4時間足で反発を確認してから
エントリーをするようにすると、
下位足でもトレンドの転換が
起きている事が意外に多いです。
つまりこれは、
上位足と下位足の流れが一致してから
エントリーをしている事になるので、
上昇しやすい状況なんですよね。
だから、
エントリー後に多少逆行されても
そこから耐えて上がっていく事も多いんです。
こういうのを見ると、
4時間足で単純な押し目買いや
戻り売りをしても勝てるのが
なんとなく理解できると思います。
ただし、そうは言っても、
まだお試しの段階なので、
もう少しエントリーの精度を
上げる事ができると思います。
例えば、今回の場面であれば、
4時間足が確定後に5分足や15分足で
押しを作ってから
エントリーするなどです。
そうすれば、
逆行する確率をより下げる事ができて、
良いレートでエントリーができる上に、
損切り幅も小さくできるので、
この辺りは検証で調整が必要になりますね。
とはいっても、
兼業時代に使っていた手法が
今でもそのまま通用するのは
シンプルで再現性が高いからこそですよね。
もし、エントリー精度を上げる方法について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
兼業トレーダー時代の私の生活
ここまで、
私がFXで兼業トレーダーだった時に
使っていたトレードスタイルや
手法をお伝えしてきました。
では最後に、
私が本業とFXをどうやって両立しながら
トレードをしていたのかを
簡単に紹介していきます。
朝7時に起床
まず、毎朝7時に起きて、
すぐにパソコンをつけます。
パソコンを立ち上げている間に
顔を洗ってコーヒーを作ってから
パソコンの前に座ります。
そしてコーヒーを飲みながら、
チャートチェックです。
この時は
4時間足のトレードをしていたので、
8通貨を監視していました。
8通貨だと多く見えますが、
4時間足のトレードだと、
細かくチャートを見る必要がないので、
やることは、
・トレンドを確認する
・水平線を引く
といった事だけでした。
これらの作業をしたら、
エントリーが近そうな通貨を
ピックアップして
携帯にメモをしていました。
ここまで大体10分程度です。
それが終わったら朝食を食べて、
会社に行く準備をしてから出勤です。
9時前に会社へ出社
9時前に会社に着いたら、
一瞬だけチャートをチェックします。
ただ、4時間足のトレードなので、
エントリーチャンスが来る事はなく、
癖でチャートを確認していた感じです。
その代わり、4時間ごとに
アラームをバイブだけで
携帯が震えるようにしていました。
なぜなら、
当時の私は4時間足の確定を確認してから
エントリーをしていたからです。
その為、夏時間の時は、
・10時
・14時
・18時
といった時間に設定して、
冬時間の時はこの時間の1時間後に
アラームを設定していました。
そうすれば、忘れずに
チャートをチェックできたので、
エントリーをし損ねる事がありませんでした。
しかも、仕事中は
たった3回のチャートチェックだけで済むので、
仕事に集中できたのも良かったです。
お昼休憩に少しチャートをチェック
お昼休憩に入ったら、
ご飯を食べながら
チャートを少しチェックします。
ただ、エントリーをするにしても、
夏時間だと10時、冬時間だと11時に
すでにエントリー済みなので、
お昼休憩は特にやる事はありませんでした。
仮に保有ポジションがあったとしても、
決済までに時間が掛かるので、
これも特にやる事がありません。
その為、お昼ご飯を食べたら
大体昼寝をしていました(笑)
もしくは惰性で
そのまま携帯からチャートを見ていました。
仕事が終わって帰宅
仕事が終わるのは、
大体早くて19時頃で、
遅いと22時ぐらいになっていました。
そうなると、
家に帰ってくるのが20時以降になるのですが、
ここでもやる事はそんなにありませんでした。
エントリー時間も
夏時間で22時、冬時間で23時なので、
その時間以外はトレードをしません。
だから、
ポジションを持っていたら
少しはチャートを監視しますが、
そこまでガン見する事はしなかったです。
むしろ、この時間は、
トレードの精度を上げる為に、
FXの勉強をしたり、
検証をしたりしていました。
確か検証をしている時間が一番多かったですね。
そして、24時以降になったら
パソコンの電源を落として就寝です。
このような感じで、
兼業時代は本業とFXを両立していました。
1日の流れを見てみると、
いたって普通の会社員で、
その中に少しFXが入っていた感じです。
4時間足でトレードをすると
時間に追われるような感じが全然なくて
兼業としてやるには
本当にやりやすかったです。
しかも、エントリー後は
損切りと利食いの注文を出したら
あとは放置だったので、
ほとんどがチャートを見ていない時に
終わっていました。
だから、仮に損切りになったとしても、
結果を見て少しイラっとするのですが、
損切りになってから大分時間が経っていたので、
すぐに取り返そうとするような気持ちが
わきませんでした。
利食いをした時も
気付いたら終わっていた感覚だったので、
感情に振り回されずにトレードができたのも
いい結果へつながってくれました。
このような経験から、
「本業の仕事で忙しいからFXは無理」
と思っていた私も
このトレードスタイルに変えてからは
時間がなくてもやり方次第で
FXは結果を出すことができるとわかりました。
因みに、
私はこのスタイルを兼業で続けながら
最終的には専業へなる事ができました。
もし、専業になる際の基準を知りたい場合は、
以下の記事で詳しく説明しているので、
よければ合わせて読んでみてください。
⇒FXの専業は月いくらでなれる?失敗も経験した私の実体験
まとめ
今回は、
私が兼業トレーダーだった時に
本業の仕事と両立をして
利益を出せたトレードスタイルや
手法などについてお伝えしてきました。
FXを兼業でやっていると、
チャートを見る時間を
なかなか確保できないことから
ジレンマを感じる事が多いと思います。
しかし、そうであっても、
やり方次第で両立する事はできるので、
ご自身の生活環境に合った
トレードスタイルを見つけてもらえればと思います。
そしてそれが、
将来的な専業トレーダーへと
つながっていくはずです。
P.S. メルマガを始めました
大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。
という方には特におススメです。
もちろん、"勉強すべき事がわからない"
という場合にもオススメです。
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