逆張りで勝てていたのに
気付けば全く勝てなくなっていた。
最初に見たFXの勝ちトレーダーが
逆張りをしていたから真似してみたけど
全然上手く勝てない。
あなたも今、
こんな悩みを抱えていませんか?
昔の私自身も逆張りをよくしていたのですが、
結果としてはあまり上手くいきませんでした。
実際に逆張りは
勝ちにくい状況が揃いやすいトレード方法です。
その為、一見勝ちやすそうに見えても
試してみると上手くいかずに、
逆張りは勝てないと感じる人が多いのも事実です。
ですが、
勝ちにくい状況を理解していれば、
逆張りで勝つことは可能です。
そこで今回は、
逆張りだとなぜ勝てないと感じやすいのか?
そして勝てる確率を上げるには
どうすればいいのかについて、
私の考えをお伝えしていきます。
動画で見る場合は以下から見れます。
逆張りが勝てないと感じやすい理由
FXでは
逆張りは勝ちづらい条件が揃いやすい為、
勝てないと感じる事が多いのですが、
その主な原因として、
・トレンドに逆らう
・適当な値ごろ感が生まれる
・利益を伸ばそうとする
・損切りできずにナンピンしやすい
といった4つが私の経験上では考えられます。
トレンドに逆らう
まず逆張りの場合、
その名の通り、
トレンドとは逆の流れで
トレードをしていく事を意味します。
要するに
・上昇トレンドの時に売る
・下落トレンドの時に買う
といったトレードです。
これがなぜ勝ちづらいのかというと、
相場参加者の目線とは
逆方向へエントリーをしていくからです。
例えば、上昇トレンドの場合、
売りたい人よりも
買いたい人の方が多い状況です。
その為、このような状況の中で
売りでエントリーをしても、
買いの波に飲み込まれて
負けやすくなります。
イメージとしては、
駅の階段でのすれ違いを思い浮かべてください。
あなたが急いで階段を下り、
ホームに停車している電車に
乗ろうとしているとします。
ところがちょうどそのタイミングで、
電車から大量の乗客が一斉に降りてきて、
狭い階段を次々と上がってくる。
あなたは、
「早くしないと電車に間に合わない!」
と焦っているのに、
前から押し寄せてくる人の波に行く手を阻まれて、
ほんの少しずつしか進めない。
足元は止まりがちで、
肩は何度もぶつかり、
自分だけが逆方向に進もうとしていることの
やりづらさにイライラする。
そして結局、
電車はあなたの目の前で
ドアを閉めて発車してしまうのです。
FXでの逆張りは
正にこのような大きな流れに逆らう行動であり、
周りが進む方向とは反対へポジションを取れば、
それだけ不利な状況に追い込まれます。
逆張りをすると勝ちづらいのは
このような不利な状況でのトレードを
する事になるからなのです。
そしてその結果、
FXで逆張りは勝てないと
感じてしまう人が多くなるのです。
適当な値ごろ感が生まれる
逆張りが勝ちづらくなる次の理由に、
適当な値ごろ感が生まれやすいからです。
FXでは、
・上がり過ぎれば下がる
・下がり過ぎれば上がる
とよく言われます。
これが意識にある事によって、
「これだけ大きく下がれば、
もうそろそろ上がるだろ」
なんて自分で勝手に
値ごろ感があると思い込んで、
逆張りをしてしまいます。
例えば、昔の私も、
相場が大きく下落すると、
「こんなに大きく下落したら
いい加減反発するでしょ」
なんて勝手に思い込んで
適当な値ごろ感から
逆張りで買っていました。
でも実際の相場は
そんなに都合よく反発するわけではありません。
大きく下落するという事は
それだけ売りの力が強い証拠なので
下がりやすい状況にあります。
その結果、エントリーをしても
すぐに逆行されて損切りになる事を
何度も繰り返していたので、
「逆張りは勝てない」
というイメージを持ってしまいました。
また、私達は日常生活でも
「安くなっているから今が買い時だ」
と感じる習性があります。
だから、チャートが大きく下がると
安く買える気がして逆張りをしてしまうのです。
しかし、FXはスーパーのセールとは違い、
買って終わりでなく、
買ってからレートが上がってくれないと
お得になる事はありません。
レートが更に下がってしまえば、
それは高値で買わされた事と同じになり、
損をしてしまいます。
こんな日常生活の感覚も邪魔して、
適当な値ごろ感で逆張りをしてしまうのも、
逆張りが勝ちづらい理由の内の1つなのです。
利益を伸ばそうとする
利益を伸ばそうとする事も
逆張りで勝ちづらくなる要因となります。
FXでは利益を伸ばす事ができれば、
リスクリワードが良くなるので、
勝てる確率が上がります。
しかし、逆張りの場合、
トレンドとは反対方向へ
ポジションを持つので、
利益が伸びにくくなります。
この状況の中で
利益を伸ばそうとすると
すぐに戻ってきてしまい、
建値決済や損切りが多くなります。
そしてこんな事を繰り返す内に
逆張りは勝てないと感じてしまうのです。
例えば、昔の私は
以下のチャートの黄色マルで
エントリーをするような事をしていました。
これは下落トレンド中に
適当な値ごろ感で
逆張り買いをしていたのですが、
エントリー後に少し含み益が乗ると、
「ここが底になるはずだから
利益を大きく伸ばすぞ!」
なんて意気込んで
ポジションを保有し続けていました。
しかし、下落トレンドなので、
買いたい人よりも
売りたい人の方が多い状態です。
だから、少しレートが上がると、
戻り売りを狙っていた人達の多くが
売りでエントリーをしてきます。
これがレートを押し下げて
安値を更新していくのですが、
当時の私はこの事が理解できずに
無理に利益を伸ばそうとしていたので
損切りになる事がほとんどでした。
しかも、質が悪いのが
買った位置が底になって
大きめに利益が取れた経験を
何回かしてしまった事で、
「ここが底になって
また大きく利益を伸ばせる」
と思い込んでしまい、
毎回利益を伸ばそうとしていました。
でも自分がエントリーをして
底になることなんて、
トータルで見ればほとんどありません。
それなのにたった数回の成功体験が
大きな快感となって忘れられずに
どうしても利益を伸ばしたくなるんです。
とはいえ現実は利益が伸びる事はなく、
損切りと建値決済ばかりが続いて、
逆張りは勝てないものだと
感じるようになってしまいました。
結局のところ、
逆張りで大きく利益を伸ばすというのは、
ごくわずかなタイミングを
正確に捉えた時にしか成立しない不安定な勝ち方です。
それなのに、
その一握りの成功体験だけを基準にしてしまうと、
現実とのズレがどんどん広がってしまい、
逆張りは勝てないという結果に繋がってしまうのです。
損切りできずにナンピンをしやすい
逆張りでエントリーをすると、
損切りができなくなって、
ナンピンをしやすくなります。
なぜなら、逆張りをすると
「天底でエントリーできた」
と思い込んでしまうので、
エントリー後に逆行されても、
「自分が損切りした後に反発するのでは?」
なんて考えが浮かんでくるからです。
昔の私はこれもよくやっていたのですが、
例えば、強めに下がってきたら
チャンスだと思って逆張りで買っていました。
しかし逆行されて損切りになりそうになると、
「損切りした場所が底になるのでは?」
「それなら少し待てば反発するかも」
なんて考えてしまい、
損切りができなくなっていました。
ところがそういう時に限って、
全然反発せずに
どんどん逆行されていくんです。
1回損切りを見送って
含み損が大きくなるともうダメで、
「こんなに損が広がったら
損切りなんてできない!」
という考えになってしまい、
そこからナンピンが始まります。
これをやってしまうと
もう損切りなんてできなくなって、
あとは逆行される度に
ひたすらナンピンをし続けます。
そして最後は
証拠金の余力がなくなってロスカットでした。
しかも最悪な事に
ロスカットをした直後に爆上げしていくんです笑
このように、FXで逆張りをすると、
・トレンドに逆らう
・適当な値ごろ感が生まれる
・利益を伸ばそうとする
・損切りできずにナンピンしやすい
といった、勝ちづらい状況が揃うので、
上手く立ち回ることができないと、
逆張りは勝てないという
強い印象が残ることになるのです。
昔の私もこんな状況の中、
強引に逆張りをしていたせいで
ひたすら負けを重ねていました。
もしあなたも逆張りで勝てないと感じているなら、
この4つの落とし穴にハマっていないかを
確認してみてください。
FXは逆張りでもちゃんと勝てる
ここまではFXが逆張りだと
勝ちづらい理由について
お伝えしてきました。
しかし実際は、
逆張りを使ったとしても勝つ事ができます。
FXではどんな手法でも
自分にさえ合っていれば、
安定して勝ち続ける事ができる世界です。
ですから、逆張りであっても、
自分に合うように調整すれば
勝つことはできます。
実際に逆張りで勝っている人は
多くいますから。
私も逆張りをして散々な目に会ったのですが、
その後に検証や実践を積み重ねて
逆張りでも勝てるようになりました。
その時にやっていたのが、
日足や週足の強いサポレジでの逆張りです。
例えば、以下のチャートは
日足チャートなのですが、
この画像の黄色マル辺りで
買うような事をしていました。
なぜなら、FXのチャートでは
時間軸が大きくなるほど
相場参加者が多くなるので、
日足レベルのサポートラインになると
効き目が強くなるからです。
その為、日足で反転した形跡がある
目立った安値などにレートが来たら
15分足でエントリーをしていく
トレードをしていました。
例えば、このチャートを15分足へ変えると
以下のようになっています。
ここでダブルボトムや
逆三尊などのチャートパターンが出たら
買いでエントリーをしていました。
今回の場面でいうと、
以下の黄色マルのような位置です。
そして利食いは無理に伸ばさずに
直近のレジスタンスになりそうな位置で
サクッと利食いをしていました。
また、損切り位置は、
サポートラインの少し下に設定して
絶対にずらしたり、
外したりしないように徹底しました。
なぜなら、
日足レベルのサポートラインを下へ抜けると
そこに溜まっている損切り注文が発動して
一気に大きく下げる可能性があるからです。
このように私の場合は、
・強いサポレジでエントリー
・利食いは伸ばさない
・損切りは徹底する
というスタイルで逆張りをしていました。
もちろんこの他にも
色んな逆張りの方法があるので、
自分に合うようにトレードをすれば
どんな方法でも大丈夫です。
その代わり、
適当な値ごろ感でトレードをするのではなく、
しっかりとしたルールを作り込んで、
それに沿ってやることです。
逆張りをして勝っているトレーダーは
この部分を徹底しています。
また、逆張りをする時は
損切りも徹底する必要があります。
逆張りをする時の損切り位置について、
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXのデイトレで逆張りをする時の損切り位置はどこが適切?
逆張りで勝てないなら順張りを試してみよう
もし、逆張りで
思うような結果が出ていないなら
順張りを試してみてもいいかもしれません。
なぜなら、順張りだと
大多数の相場参加者の目線と
同じ方向へトレードをしていくので、
勝率も上がりやすいし、
利益も伸びやすいからです。
例えば、下落トレンドであれば、
買いたい人よりも
売りたい人の方が多い状態です。
この状態で売りを狙っていった方が、
自分と同じように
売りたいと思っている人達が
次々とエントリーをしてきます。
つまり、自分のポジションが
大衆の流れと一致していることで、
波に乗った時のように勝手に押されて
利益が伸びていきやすくなります。
特にマルチタイムフレーム分析を使って
上位足の流れと下位足の流れが
一致した時にトレードをしていくと
勝率も高くなるし、
利益も伸ばしやすくなります。
例えば、現在の1時間足が
以下のような状態だったとします。
全体の流れを見ると
下落トレンドですよね。
つまり、
売りたい人の方が多い状態です。
そしてこの時に5分足へ変えると、
以下のようになっていました。
5分足で見ると、
上昇トレンドになっています。
これだと、1時間足では
売りたい人が多い状態ですが、
5分足では買いたい人が多い状態です。
その為、全体的には
売りたい人が多いとはいえ、
まだ相場参加者の目線が一致していないので、
どっちにも動く可能性があります。
そこで、5分足でも
押し安値を下へ抜けて
トレンドが下方向へ転換するのを確認してから
エントリーを狙っていくのがベストです。
なぜなら、5分足で
下方向へトレンドの転換をすると、
・上位足で売り目線
・下位足でも売り目線
といったように、
相場参加者の目線が
売り方向へ一致するからです。
このような状態で
売っていけば、
逆行される確率も小さくなって
利益は大きく狙うことができます。
因みに私であれば、
売りでエントリーをする時は
戻りを待ってから入るのが好きなので、
今回の場面なら、
押し安値を下へ抜けた後の
戻り売りを狙います。
では、この後の動きを見てみましょう。
押し安値を下へ抜けた後に戻りが入って
大きく下落していっていますよね。
このように順張りだと、
全体の流れに沿ってトレードをしていくので
相場の勢いを味方につけた
トレードをする事ができます。
実際に私自身も
先程紹介したように
逆張りで勝てない状態から
検証と訓練を重ねて、
勝てるようになりました。
ただ、利益を伸ばせなかったり、
イマイチ勝率が上がりきらなかったりと、
私には少しやりづらく感じていました。
そんな時に順張りへ変えてみたところ、
エントリー後にすんなり伸びていくのを
経験しました。
これを経験した時に
「順張りってこんなに楽なの?」
って少し驚いた記憶があります。
あとはこれ以外にも、
逆張りをしていた時は
利食いをした後に
反転をして大きく動く場面も
よく目にしていました。
例えば、以下のチャートの
黄色マルで買って、
水色マルで利食いをしたような場面です。
このような、利食いをした後に
大きく下落していく場面を
何度も見ている内に、
「これって売った方が
利益を大きく取れるのでは?」
なんて思うようになりました。
そこで、いつもは逆張りをして
利食いをする場所で
売ってみたところ、
大きく利益が取れたんですよね。
この経験をした事でも、
自分には逆張よりも
順張りの方がやりやすいと感じたので、
それ以来、順張りのトレードへ変わりました。
ですから、もし今のあなたが
逆張りをしていて、
勝てない状況が続いていたり、
イマイチ上手くいかないと感じているなら、
順張りを試してみてもいいかもしれません。
もし、順張りの使いやすい手法について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
⇒FXのデイトレで順張りが勝てない?勝ちやすい手法とは
また、順張りのトレードを
もっと見てみたい場合は、
私のリアルトレードの記録があるので、
以下の記事を読んでみてください。
⇒FXで大衆心理を考えながらのトレード【USDJPY】10月編
⇒相場が急変!トランプ関税発言に乗った2日間の全トレード記録
まとめ
逆張りでトレードをしても
しっかりとしたルールと根拠があれば、
安定して勝ち続ける事ができます。
しかし、
相場の流れに逆らってトレードをする部分や
適当な値ごろ感でトレードをしてしまう点など、
心理的な部分での影響も大きいので、
勝ちづらい状況になるのも事実です。
ですから、
今逆張りをして苦戦しているなら、
無理に続ける必要はなく、
順張りを試してみるのもありだと思います。
P.S. メルマガを始めました
大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。
という方には特におススメです。
もちろん、"勉強すべき事がわからない"
という場合にもオススメです。
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