FXで勝てるようになるには
手法を作る為の検証が欠かせません。
実際に私も
徹底的に検証をすることで、
自分に合った手法ができたので、
FXで安定した結果を
出せるようになりました。
しかし、検証が必要とはいえ、
「検証期間は何年分がいいの?」
「勝ってる人はどれくらいやったの?」
なんて思うことがあるかもしれません。
そこで今回は、
FXで手法を作る時の検証期間は
何年分がベストなのかや
勝つ人がやる検証法などについて
私の経験を交えながら
お伝えしていきます。
検証期間は何年分やるのがベスト?
私は今でも毎日のように
検証をしているのですが、
「検証期間は何年分やればいいのか?」
という問いに関しての答えは、
「できるなら何年でも」
と答えます。
なぜなら、FXの場合、
確率の世界なので、
同じようなトレードを
永遠と繰り返します。
その為、
試行回数が多ければ多いほど、
正規の確率に収束していくので、
正しいデータが取れるからです。
ですから、検証をするなら、
できるだけ長い期間の
検証をするのがいいです。
最低でも1~3年分ぐらいはやりたい
FXの検証期間は、
「できるなら何年分でも」
とお伝えしましたが、
そうは言っても、
チャートデータにも限界があるので、
何十年分も出来るわけではありません。
となると、最低限、
どのくらやればいいかというと、
1~3年分ぐらいはやった方がいいです。
なぜなら、FXの相場は、
同じような動きを永遠と繰り返す、
サイクル相場となっています。
その為、
最低でも1年以上続けることで、
自分が使う手法が
“どんな相場のサイクルに通用して、
どんなサイクルの時に通用しないのか?”
といったことが
明確にわかってきます。

更にFXでは、
2~3年に1度ぐらいは、
“〇〇ショック”
といった暴落相場が
来ることが多くなってきています。
よって、
2~3年ぐらいの期間を検証する事で
このような相場では、
自分の手法がどのように通用するのかを
検証で確認する事ができます。
この事も含めて、
最低限1~3年分ぐらいは
検証をやった方がいいわけです。
検証データの数が特に重要
FXで手法を検証をする時は
できるだけ長い期間するのがいいのですが、
その中でも特に重要なのが
検証データの数になります。
となると、
「検証のデータ数は
どのぐらいあればいいの?」
なんて思うかもしれませんが、
私の経験から言うと、
“1つの手法に対して最低でも100個は必要”
と考えています。
なぜなら、先程お伝えしたように、
FXは確率の世界でありながら、
フラクタル構造でもあるので、
同じような動きを
永遠と繰り返しているからです。
その為、
チャートのサイクルに合わせて、
同じようなポイントで
ひたすらトレードをしていけば、
利益を出すことが可能です。
ということは、
同じ形でエントリーをし続ける
トレードデータを多く取ればとるほど、
確率が収束していき、
手法の勝率やトータルの利益に
信頼性が出てくることになります。
そして、私の経験上、
その信頼性が出てくる数が
最低100個以上になります。

また、
100個以上の検証データを集めることで、
検証している手法の、
・トータル収益
・勝率
・リスクリワード
・売りと買いどっちが得意か?
・時間帯別収益
・曜日別収益
など、多くのことが、
はっきり数値として出てきます。
そして、これらの数値を
分析していくことで、
・利食いになりやすいパターン
・損切りになりやすいパターン
というのもはっきり出やすいので、
改善すべき部分がわかります。
こうやって、
明確な改善部分を見つけながら
より確実な手法を作り上げる為にも
最低100個以上のデータが必要なのです。
もし、100個以上のデータを取った後に
確認すべき項目について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXで勝つ人は検証でどこを見る?勝ち組が注目する8つの項目
確率の信頼性は回数が多いほど上がる
FXで使う手法の信頼性を高めるために、
検証データは最低100個以上欲しいのですが、
実は確率の信頼性が高くなるのは、
“試行回数が2,000回以上”
というデータが出ていたりもします。
例えば、サイコロがあります。
このサイコロの中の
1つの目が出る確率って、
6分の1と言われていますよね。
つまり、理論上は
1の目が出るのは、
“6回サイコロを振れば1回は出る”
ということになりますよね。
しかし、とある研究データによると、
実際に1の目が出る確率が
限りなく6分の1になるのは、
「サイコロを2,000回振ってから」
なんていう結果が出ているのです。

あの単純なサイコロでさえ、
確率が6分の1に収束するには
2,000回以上振る必要があるのです。
ですから、
FXでの手法を作る際も、
信頼性を極限まで高めるには、
本来はこのぐらいの検証量が
必要になる事を意味しています。
ただし、私が長年検証した結果によると、
最低でも100個以上あれば、
勝率や勝ちパターンなどが
それなりに安定してくるので、
“最低100個のデータが必要”
という考えに私の中ではなっています。
トレードスタイルによっても検証期間が変わる
FXで手法を作る為の検証は
できるだけ長い期間やって
多くのデータを取る事が重要です。
しかし、
トレードスタイルによって、
検証を何年分やるかが
変わってくる事もあります。
例えば、スキャルピングのような
短期トレードの場合、
トレード回数が必然的に多くなります。
仮に1日に5回など、
トレード回数があると、
1ヶ月を20営業日とした場合、
100回ものトレード回数があります。
つまり、
1年間で1200回もの回数になります。

これだけ多くの検証データがあれば、
手法の優位性も
ハッキリわかってくるので、
5年分などの長い期間を
検証する必要はそこまでないです。
逆に、1時間足や4時間足といった、
長めの時間軸でのトレードスタイルなら、
1ヶ月で数回、多くて10回など、
トレード回数が少なくなります。
そうなると、1年分の検証だと、
100回に満たない事も多くなるので、
信頼性のある検証データが取れません。
その為、
時間軸の長いトレードで
検証をする場合は、
2年、3年、5年といったように
長い年数分必要になります。
FXで勝てるようになる人やる検証方法
ここまで、
手法を作る際に必要な検証期間や
データの数についてお伝えしてきました。
では実際に、
FXで勝てるようになる人は
どうやって検証をしているのでしょうか?
ここからは、
FXで勝てるようになった私の教え子や
周りのトレード仲間達に聞いた
検証方法を簡単にお伝えしていきます。
トレードルールを1つに絞る
まず手法の検証をする場合、
当然ですが、
検証をする為のルールが必要になります。
この時に重要なのが、
1つのルールに絞って検証をする事です。
これは一見、
当たり前のように思えるのですが、
実際は検証を効率化する為に
複数のルールを
いっぺんに検証する人が意外に多いです。
これをやってしまうと、
必ずと言っていいほど検証中に、
「あれ?ここはどのルールで入るんだっけ?」
みたいな感じで迷ってしまい、
ルールがごちゃ混ぜになりやすいです。

更に、自分の中では
Aパターンのルールで入ったつもりでも、
後から見ると
“Bパターンのルールで入っていた”
なんて事も起きやすくなります。
最悪なのは、
知らず知らずのうちに
AパターンとBパターンが混ざって
検証をしてしまうことです。
これらの事が起きてしまうと、
手法がごちゃ混ぜになってしまうので、
正しいデータが取れなくなり、
せっかく頑張ってやった検証が
水の泡になります。
こういう遠回りを防ぐ為にも
まずはルールを1つに絞って
検証していく事が大切です。
もし、ルール自体の作り方が
よくわからない場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒手法迷子を脱出!FXで自分にピッタリな勝てるルールの作り方
リアルトレードと同じ感覚で検証をする
検証をするルールが決まったら、
そのルールを使って
検証をしていくわけですが、
この時に大事なのが、
“リアルトレードと同じ感覚で検証をする”
という事になります。
ルールを作ったからといって、
すでに出来上がったチャートを見て、
「ここで入って利食いできるな」
なんて事をやっても意味がありません。
人間というのは、
自分に都合の良いものにしか
目が行かない生き物なので、
出来上がったチャートを見るだけだと、
勝つ場面しか見えなくなります。
そうなると、
正しい検証データが取れなくなり、
何年分やろうとも意味がなくなります。
ですから、検証をする場合は、
必ずチャートの右端で
リアルトレードの時と同じように
検証をしていきましょう。

つまり、
チャートの未来が見えない状態で
ローソク足を1本ずつ動かしながら
エントリーポイントを探していくのです。
これをやる事で、
リアルトレードと同じ感覚で
検証ができるので、
実践に入った時も、
エントリーの見落としを
かなり防ぐことができます。
ですから、検証をする時は
必ずチャートの右端で
ローソク足を進めていきながら
やるようにしましょう。
もし、具体的な検証方法について、
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?
集中できる時間内でやる
検証をする時は
自分が集中できる
時間内でやる事も大切です。
なぜなら、
集中力が切れた状態で検証をすると
チャートの見方が雑になってきて、
エントリーポイントを見落としたり、
ルールとは違う場所で
エントリーをしたりしてしまうからです。

検証をやる目的は、
正しいデータを取って、
自分に合った手法を作り上げる事です。
それなのに、
集中力が切れたまま検証を続けて、
ルールに沿ったデータが取れなかったら
検証をする意味がなくなってしまいます。
確かに、
検証は長時間やれば進みは早く見えます。
しかし、惰性でやると精度が落ち、
結局は遠回りになることも多いです。
ですから、
自分の集中が続く範囲内で
丁寧に検証することを意識しましょう。
1回の検証時間が短くても、
集中した状態で取り組めば、
結果的に正確で質の高いデータが
取れるようになります。
毎日続ける
できるだけ毎日続けることも
1日でも早く
FXで勝てるようになるには重要です。
検証で挫折してしまう人の多くは、
最初のうちは集中して検証をしますが、
数日経つと「今日はいいか」とサボってしまい、
気づけば検証が止まっています。
でも、勝てるようになる人たちは、
1回の時間は短くても、
とにかく毎日続けています。

検証はやった量に比例して
気づきが増えていくので、
続けるうちに、
・この形は勝ちやすい
・この場面は負けやすい
といった感覚が磨かれていきます。
ですから、
1回30分でもいいので、
毎日検証を続ける習慣をつけましょう。
短時間でも集中して継続すれば、
積み上げたデータが財産になり、
最終的には
手法への信頼にもつながっていきます。
検証ツールを使う
FXで勝てるようになる人は
検証ツールを使って
検証を効率化しています。
基本的に検証をする時は
ローソク足を
1本ずつ動かしながらやるのですが、
これがとにかく面倒くさいんですよね。
だから、
このチマチマした作業に時間が掛かって
挫折する人も多いです。
しかし、検証ツールを使うと、
ローソク足を動かすスピードを
調整する事ができます。
その為、ルールに合致しない相場は
ローソク足を速く進めて、
ルールに合致しそうになったら、
スピードを緩めて
ポイントをじっくり探していきます。
こうすることで、
検証スピードが上がって、
効率的に何年分もの検証ができます。

また、検証ツールの場合、
勝率や収支など自動で結果を
計算してくれるものも多いので、
検証の時間短縮にもつながります。
因みに、検証ツールに関しては、
自分がやりやすいものであれば、
無料・有料関係なく何を使ってもいいです。
ツールをうまく活用すれば、
“面倒くさい”が“楽しい”に変わり、
検証が自然と習慣化していきます。
もし、検証ツールについて
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXで検証ソフトは使うべき!面倒な検証の効率が劇的アップ
私が検証データを取る期間と数
ここまで検証について
色々とお伝えしてきましたが、
私が検証をする時の期間や
データの数についても
簡単に紹介しておきます。
私の場合、
15分足のデイトレがメインなのですが、
毎回3~5年分の期間で検証をします。
またトレード回数は、
このぐらいの期間をやると
1,000回近くになります。
なんでこんなに多くなるのかというと、
自分がトレードをする通貨全てに対して
検証をしているからです。

やはり同じ手法であっても、
通貨ごとに動きの癖があるので、
実際に検証をしてみると、
・勝率が高い通貨
・勝率が低い通貨
といった感じで、
通貨によってけっこう差が出てきます。
検証期間が3~5年分で、
データ数が1,000個ぐらいになると、
手法の安定性だけでなく、
通貨ごとの得意・不得意も明確に見えてきます。
私の場合は、このデータ量で
ようやく信頼できる手法として
使えると感じています。
もし、通貨別の動きの癖について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
検証を続けるコツ
FXで勝てる手法を作って、
安定した結果を出し続けるには
とにかく検証を続けることです。
ただしそうはいっても、
この検証がとにかく面倒くさくて
長続きせずに挫折する人も多いです。
実際に昔の私も、
最初の方は検証が苦痛で
長続きしませんでした。
それでも検証をやっていく内に
段々と長く続けるコツがわかりました。
ではそのコツとは
どんなものなのでしょうか?
完璧を求めない
検証をやり始めるとわかるのですが、
やっている内に
色んなことが見えてきます。
例えば、
押し目買い1つを検証するにしても、
・エントリーの仕方
・損切り位置
・利食い位置
・トレンドの有無
・押しの深さ
など、チェックすべきことが
たくさん出てきます。
この時に全てを完璧にこなそうとすると、
やるべき事が膨大に湧き出てきて、
「やる事があり過ぎて前に進まない」
みたいに感じてしまいます。
こうなってしまうと、
何から始めていいかわからなくなり、
検証の手が止まりやすくなります。

正直、FXの手法に関しては、
検証でいくら完璧につくったとしても、
実践に入れば、
色々と改善点が出てきます。
なぜなら、リアルの相場は
検証の時と似たような動きはするけど、
全く同じ動きにならないからです。
その為、検証の時には
見たことのない動きをする事が
よくあります。
つまり、いくら完璧を求めても、
それが自分の望む100%の形には
ならない事の方が多いです。
それなのに完璧を求めてしまうと、
いつまで経っても検証に区切りがつかないし、
終わりが見えないことから
検証に挫折する可能性が高くなります。
ですから、検証に完璧は求めずに、
まずはできる範囲から区切って
検証をしていくのが長く続けるコツです。
とにかく続けていけば、
経験値が蓄積されていき、
どこをどうやって検証をすればいいのか
自分でわかってきて、
効率的に進められるようになるから
安心してください。
検証を習慣化させる
次に検証を長く続けるコツとして、
検証を習慣化させる事です。
これは特に、
日常生活の一部に組み入れるようにすると、
習慣化されやすくなります。
例えば、私の場合であれば、
会社員をしていた時は
毎日朝7時に起きていました。
これを朝6時に起きるようにして、
7時までの時間を
検証に使うようにしました。
最初はいつもよりも
早く起きるのが大変だったのですが、
一週間も続けている内に慣れてきました。
しかも朝一番って、
頭がスッキリしている状態だったのと、
検証時間が限られているという状況で
物凄い集中して検証ができました。
これを味わい出してからは
朝の検証をしないと気持ち悪くなり、
それが完全に習慣付きました。

こんな感じで、
朝早く起きるのでもいいし、
仕事から帰ってきて、
夕飯を食べた後の30分でもいいので、
毎日同じ時間帯に
日常生活の一部として
検証を組み入れてしまうのです。
そうすることで、
毎日のルーティーンみたいな感じで
検証をする事が当たり前になって、
長く続けることができます。
ですから、
検証をストレスなく続けたいなら
自分の生活に使っている時間を見直して
隙間時間などに
組み込んでいくのをおすすめします。
検証途中での気づきを加えない
最後に検証を続けるコツとして、
検証中に気づいたことを
今やっている検証に加えない事です。
例えば、検証をしている最中って、
必ずといっていいほど、
「ここはこう変えた方が良さそうだな」
「この形だと負けやすいな」
といった気づきが見つかります。
その時に、気づいたことを
今やっている検証にどんどん加えていくと、
本来検証をしていた手法が
変わっていってしまい、
正しいデータが取れなくなります。

このせいで、
検証をやっている内に、
「あれ?何の検証をしているんだっけ?」
みたいに感じてしまい、
気付いたら、
最初からやり直さないといけないくらい
手がつけられない状態になってしまいます。
最初からやり直すとなると、
今までやった分が全てダメになって
やる気が一気になくなって、
検証を辞める可能性が高くなります。
ですから、
検証途中に改善点を見つけても、
それは別でメモをしておいて、
一通り検証が終わってから、
その改善点について
検証するようにした方がいいです。
こうすることで、
手法の軸をブレさせずに検証を進めながら、
より精度の高い手法へと
段階的に成長させることができます。
まとめ
今回は、FXの手法を作る時に
検証期間は何年分やるのがベストなのかや
勝つ人がやる検証法などを中心に
色々とお伝えしてきました。
検証は期間も大事ですが、
正しいデータの数を多く取る事が
もっとも重要なので、
まずはそこを意識しながら
やるようにしましょう。
あとは長く続ける為に、
自分の生活習慣などに合わせて
無理なくを続けられる方法を見つける事が
大事なポイントです。
少しずつでも続けていけば、
確かな検証データが積み上がり、
それがやがて
勝てる手法へとつながっていきます。
P.S. メルマガを始めました
大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。
という方には特におススメです。
もちろん、"勉強すべき事がわからない"
という場合にもオススメです。
メルマガの詳細内容はコチラ
登録はもちろん無料で、
解除もワンクリックで出来ます。


