FXで勝てるようになるには
検証をして自分に合った手法を
作り込む事が大切です。
私もこれをする事で、
FXで勝てるきっかけを掴めたので、
今では検証をする事が
当たり前になっています。
ただ、そうはいっても、
検証をすべきなのはわかったけど、
「FXで勝っている人は
検証をした後にどこを見て
勝てる手法を作っているの?」
なんて思ったりもしますよね。
そこで今回は、
FXで勝てる手法を作り上げるために
チェックすべき8つの項目を
実体験交えながら紹介していきます。
FXの検証で確認すべき8つの項目
検証をして
FXで勝てる手法を作るために
確認すべき8つの項目は、
・勝率
・平均利益
・平均損失
・トータル利益
・リスクリワード
・通貨別収支
・曜日別収支
・時間帯別収支
といったものになります。
最低限これらの項目を
数値として見ることで、
自分が作った手法の優位性が、
はっきりとわかります。
では、これらの項目について
1つずつ解説をしていきます。
勝率~リスクリワードまで
・勝率
・平均利益
・平均損失
・トータル利益
・リスクリワード
これら5つの項目は、
手法の優位性を確認するための
基礎項目になります。
そのため、
手法を検証する際には、
ほとんどの人が
この辺りはしっかり取っているので、
細かく説明する必要はないと思います。
これらの項目を
チェックするだけでも、
検証した手法が使えるのかを
ザックリ確認することができます。
因みに、
私がこれらの項目をチェックする場合、
以下のように、
エクセルで収支計算表を作って、
確認できるようにしています。
そして、
ここの部分で私が特に気にするのは、
買いと売りの勝率です。
なぜなら、
このチェックをすることで、
“自分が検証した手法は、
買いと売りどっちが得意なのか?”
ということがわかるからです。
ここはけっこう人によって
差が出やすい部分だと思うので、
注目して見ておくのがいいです。
私も買いと売りでは、
売りの方が勝率がいい傾向にあります。
これを確認した時に、
買いの成績が悪くて
売りの成績が良いのであれば、
売りだけを狙っていく手法として
使っていくのでもいいです。
FXの最終的な目的は
お金を増やす事なので、
お金が増えるトレードさえすれば
それでいいだけですからね。
また、リスクリワードに関しても
検証前にルールを決める時に
同時に決めているはずなので、
そこまで詳しく語る事はないです。
勝率を見ながら
調整していけばそれで十分です。

例えば、勝率が悪くても
リスクリワードが良ければ
トータルではプラスになるし、
勝率が良ければ
リスクリワードが多少悪くても
トータルでプラスにできます。
もし、勝率が悪くても
1回の利食いで
前の損切り分を取り返して
プラスにしたい性格なら、
リスクリワードを1:2以上にする。
逆に、1回の利食いと損切りで
トントンでも良いから
勝率を高めにしたい性格なら
リスクリワードを1:1ぐらいにする。
こんな感じで、
自分がどのくらいのリスクリワードなら
使い続けることができるのかを考えて
調整していくのが一番です。
もし、売りと買いの違いや
リスクリワードの比率について
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
通貨別収支
FXでは、
“通貨を選んでトレードをする”
という特徴がありますよね。
いくら同じ手法であっても、
通貨によって、
ボラティリティに差があったり、
動き方に癖があったりするので、
・利益を取りやすい通貨
・損切りになりやすい通貨
というのが出てきます。
そのため、
この項目を確認しておくことで、
「どの通貨だと自分の手法が
通用しやすいのか?」
といったことを確認できます。
実際に私の場合も、
1つの手法に対して
複数の通貨を検証してみると、
“ドル円だと結果がいいけど、
オージードルだとイマイチ”
みたいな事がよく起きます。
こういうことが起きたら、
成績の悪い通貨は
トレード対象から外して、
成績の良い通貨だけで
トレードをするようにしています。
因みに、私が検証する場合は、
以下のような感じでチェックしています↓↓
この項目では、
通別の収支以外に、
「勝ちトレ含み損」
というのも確認しています。
これは勝ったトレードに対して、
含み損を記録しておく事で、
“勝ちトレードの平均含み損”
というのが出るようになっています。
この平均含み損がわかることで、
その通貨に対する、
損切り幅の目安を
見つけることができるからです。

例えば、
勝ったトレードの平均含み損が、
・ドル円:-5pips
・ポンド円:-10pips
といった結果が出た場合、
・ドル円の損切り幅:-10pips
・ポンド円の損切り幅い:-15pips
という感じで、
通貨のボラティリティに合わせた
損切り幅の目安を
見つけることができます。
通貨別の収支を出すと
こういう使い方もできるので、
この収支も確認するようした方がいいです。
もし、通貨ごとの癖について
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
曜日別収支
実はFXでは、
曜日別に動きが変わります。
そのため、
曜日別の収支も確認してあげると、
検証している手法が
どんな相場状況の時に強いのかや
弱いのかがわかります。
例えば、
月曜は全体的に様子見が強く、
値動きが悪くて、
トレンドも出にくい相場になりやすいです。
つまり、月曜日に負ける特徴が出ると、
「動きのないレンジ相場に弱い」
といった事がわかります。
火~木曜日になると、
欧米勢も揃って動きが活発になります。
指標なども多く発表されるので、
値動きも大きくなり、
トレンドも出やすくなります。
よって、この期間に
勝ちが大きくなる特徴が出ると、
その手法はトレンド相場に
強いことがわかります。
また、金曜日になると、
週末をまたいでポジションを持ちたくない
という人達が多くなるので、
調整が入りながら、
値動きが縮小していきます。
ですから、
金曜日に負ける特徴が出ると、
その手法は、
“値動きが縮小していく動きに弱い”
といったことがわかります。

こういう感じで、
曜日別収支も
検証データとして取っておくと、
手法の特徴もハッキリします。
しかも、曜日別で収支を見た結果、
マイナスになるような日があれば、
その日はトレードをしないようにすると、
余計な損失が減って、
収益の底上げにつながります。
私の場合も、
値動きが悪いような相場になると
負ける事が多くなるので、
月曜日の収支があまりよくありません。
ですから、
月曜日に関しては
無理にトレードをせずに
様子見をすることが多いです。
時間帯別収支
時間帯別収支は、
私の検証項目の中でも、
特に重要視してチェックしています。
FXの場合、曜日別以外にも、
時間帯によって、
動きが大きく変わります。
例えば、午前中のアジア時間なら、
トレンドが出にくくレンジになりやすい。
16時以降になると、
欧州勢が本格的に出てきて、
値動きが出やすくなってくる。
そして、21時以降になると、
アメリカ勢も参加してくるので、
一番値動きが活発になり、
トレンドが出やすくなる。
このような感じで、
時間ごとに色んな市場が開いていき、
それに伴って
値動きも変わってきます。
そのため、
この時間帯別収支を把握する事で、
その手法がどんな動きに対して得意なのか?
それとも苦手なのか?
といった事がハッキリとわかります。

この項目を確認することで、
トータルで見ると収支がマイナスでも、
時間帯別で見てみると、
プラスになる時間帯があることは
けっこうザラにあります。
つまり、
実はその手法が使えないんじゃなくて、
使う時間帯によって、
得手な相場と苦手な相場が
あっただけだったりします。
このように、
時間帯別収支をチェックすることでも、
検証した手法の特徴がわかるので、
これも確認することをおすすめします。
因みに私の場合は、
トレンドに沿った押し目買いや
戻り売りのトレードがメインなので、
トレンドが出やすい
16時以降の時間だと
勝率や収支が良い傾向にあります。
もし、時間帯別の動きについて
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXは時間帯で癖がある!時間帯別で勝てる手法は変わる?
以上が、
検証でFXの手法を作る際に、
確認すべき8個の項目になります。
この8個を抑えておけば、
検証した手法の特徴を
しっかりと把握することができます。
もし、これらの項目以外にも、
自分が欲しいデータや
思いついた項目があれば、
それを足していくと、
より自分に合った手法が
完成すると思います。
チャートから勝ち負けのパターンを見つける
検証した結果を
数値のデータとして把握したら
次にやることが
チャート上で実際のエントリーと
決済場面を見ながら
勝ち負けのパターンを見つけることです。
なぜこれをやるのかというと、
数値のデータからでは見えない
特徴がわかるからです。
例えば、押し目買い1つにしても、
エントリーポイントまでの
押しが深すぎると負けやすい。
逆に、押しがダウ理論に沿った
セオリー通りの深さだと勝ちやすい。

実際のチャートで
エントリーや決済の場所を確認すると、
こういうのが見えてくるので、
そこから勝ちパターンや
負けパターンを把握することができます。
これがわかると、
トレードの精度がより洗練されていきます。
私自身も検証をする時は、
必ずこの作業をしています。
そうすることで、
数値だけではわからない、
勝ちパターンや負けパターンを
見つけることができています。
例えば、勝ちやすい時間帯の中で、
実際のエントリーを確認すると、
その中に負けやすいパターンが
入っていることがあります。
つまり、
そのパターンを除けば、
勝ちやすい時間帯での勝率や
収支が更に上がりますよね。
更には、負けやすい時間帯で
同じことをしてみると、
負けパターンが多くあったせいで
トータルの結果が悪かった場合もあります。
ということは、
負けやすいと思っていた時間帯が
実は勝てる時間帯だったことが
判明する時もあります。
こういうこともよくあるので、
数値としてのデータを確認した後は
必ず実際のチャートで
エントリーや決済の位置も
チェックしてあげるとより効果的です。
手法の最適化をおこなう
8項目のデータと
実際のチャート画像で
エントリーや決済の位置を確認したら、
それらを最適化して、
トレードルールを完成させます。
例えば、
時間帯別の収支を確認すると、
19~24時までの勝率が高い。
曜日別の収支を確認すると
火曜~金曜までの勝率が高い。
ドル円やユーロドル、
ポンドドルといった、
ストレート通貨の成績がいい。
押しや戻りの深さが
フィボナッチの50~61.8だと勝ちやすい。
こういった特徴があったとしましょう。
そしたらこれをノートなどにまとめて
自分のトレードルールを完成させるのです。

こうすれば、
実践に入った時でも
そのルールに従って
トレードをしていくだけなので、
余計な迷いやミスを防ぐことができます。
私が実際にやってみて
特に効果があったのは、
ルールをリスト化しておくことです。
これをやったことで、
ルール破りをせずに済んだし、
曖昧なエントリーも
なくすことができたので、
無駄な負けを大きく減らすことができました。
もしこのことについて、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXでルールを守れない私が変われた対策5選
低ロットで実践に入る
手法の最適化をおこなって
ルールが完成したら、
低ロットで実践に入ります。
なぜ低ロットなのかというと、
いくら検証で勝てる手法を作ったとはいえ、
実際のリアルトレードになると
自分の大切な資金を使っているので、
最初の内は欲望や恐怖で
ルール通りにできないことが多いからです。
だからまずは
低ロットで実践へ入っていき、
ルール通りにトレードをする
訓練をしていくのです。

また、検証では
完璧だと思っていた手法も
いざ実践で使ってみると、
新しい負けパターンや
勝ちパターンが
出てくることがよくあります。
そうした気づきをそのままにせず、
もう一度検証に戻して
データを更新していくことで、
手法はどんどん洗練されていきます。
つまり、
検証 → 実践 → 検証を繰り返して、
手法の精度をアップさせていく意味でも
まずは低ロットで
リアルトレードをする事が大切なのです。
検証は意味がないものなのか?
ここまで検証時に確認する項目から
実践に入るまでの流れを
お伝えしてきました。
こういった流れを見ていくと、
検証はFXで勝てるようになるには
必要なものであることが
理解できたと思います。
しかし、FXをやっていると中には
「検証は意味がない」
なんて言われる事もあります。
正直、過去の私も
検証をしても勝てない時期があったせいで、
検証は意味がないと思った時もありました。

ですが、今振り返って思うことは
検証には確実に意味がありました。
むしろ、
検証をやり続けたおかげで
勝てるようになるまでの時間が
大幅に短縮されました。
では、そんな検証をやることで
得られるメリットは
どんなものなのでしょうか?
自信がつく
検証をして
トータルで勝てる手法を作ると
「このトレードをしていれば
FXで勝てるようになるんだな」
という実感が沸いてくるので
自信がつきます。
しかも、検証をしておくことで、
勝ちやすいエントリーのパターンが
頭に入っているので、
迷わずにトレードができます。
この迷わない感覚こそが、
実践トレードで
安定して勝つために必要な要素です。
なぜなら、
トレード中の不安や疑いは、
ルール破りや早すぎる利確など、
負けにつながる行動を生みやすいからです。
逆に、
自信を持ってエントリーできるようになると、
含み損になっても冷静に待つことができ、
ルールに沿った決済ができるようになります。

私自身、徹底的な検証によって、
「このパターンは何度やっても
トータルで勝てる」
という経験を積んでいったことで、
トレード中に焦ることが
ほとんどなくなりました。
つまり、
検証で得られる自信というのは、
感情を安定させるメンタルでもあり、
ルールを守り続ける力でもあるのです。
感情でのトレードを防げる
検証をする次のメリットに
感情でのトレードを
防げる点があります。
検証をして
はっきりとしたルールを作らないと、
エントリーをする時に、
「ここから上がるかも」
なんて、自分の思惑だけで
エントリーをすることになります。
また、決済をする時も、
「まだまだ利益が伸びるかも」
「ここから反転するかも」
といった憶測で
無理に利益を伸ばそうとしたり、
損切りをせずに
放置をしたりしてしまいます。
こういう感情だけのトレードをしていると、
勝っても負けても結果が安定しません。
たまたま勝てる日があっても、
次の日には同じような場面で
全く逆のことをして負けてしまう。
つまり、検証で積み上げたデータのない
運任せのトレードになってしまうのです。

一方で、検証をして
ルールを明確にしておくと、
チャートを見た時に
入るか・見送るかの判断を感情ではなく、
条件で決められるようになります。
例えば、負けが続いた時でも、
「この形が出ていないから今は入らない」
と冷静に判断できるようになるし、
逆に勝ちが続いた時も、
「ルール外のパターンだから今回は見送る」
と自分を抑えられるようになります。
このように、
検証をしてルールを作ることで、
感情に左右される余地を減らし、
トレードを再現性のある
行動へ変えることができるのです。
FXで安定して勝てるようになる人は、
感情を無理に抑え込もうとはしていません。
むしろ、感情を排除するのではなく、
感情が入り込めない仕組みを
持っているだけなのです。
他人の手法が気にならなくなる
FXでなかなか勝てない時期は、
どうしても他人の手法が気になりますよね。
「この人はどんなインジを使っているんだろう」
「このやり方を真似すれば勝てるかも」
そんな風に思って、
あちこちの手法を試してみたくなるものです。
しかし、実際には、
他人の手法をどれだけ追いかけても、
それが自分に合うとは限りません。
なぜなら、
手法の良し悪しよりも、
その手法をどんな相場と
時間軸で使っているかが
結果を大きく左右するからです。
一方で、検証をしっかり続けていくと、
「自分の手法はこういう相場で強い」
「この形なら負けやすい」
という特徴が明確に見えてきます。
さらに、自分の性格や判断スピードに
合った手法もわかってくるので、
他人の手法を見ても気にならなくなります。

そうなると、
「自分のやるべきこと」が明確になり、
無駄な迷いや情報のノイズが減っていきます。
私自身も、昔は他人の手法が
気になって仕方なかったのですが、
自分で検証をして
手法を作れるようになってからは
全く気にならなくなりました。
そこからわかったことは、
FXで勝っている人たちが
他人に惑わされることなく
勝ち続けているのは、
自分のトレード基準が明確だからだと
わかりました。
つまり検証とは、
勝てる手法を作るための作業であると同時に、
他人に振り回されない自分軸を
作ることでもあったのです。
以上が、検証をするメリットなのですが、
全ては自分で稼ぐ力を身に付けて
自立した勝ちトレーダーになるための
力を育てるベースになるのです。
まとめ
今回は、手法の検証をした後に
確認すべき8個の項目や
それらをチェックしてから
手法をどう作っていくかなどについて
お伝えしてきました。
検証は地味で物凄く面倒くさいので
どうしても楽をしがちですが、
しっかりデータを取って細かく見ていけば、
自分に合った勝てる手法を
作ることができます。
ですから、
頑張って検証をした後は、
もうひと踏ん張りをして、
細かいデータも確認するようにしましょう。
それが勝ちトレーダーへなるための
近道になりますから。
P.S. メルマガを始めました
大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。
という方には特におススメです。
もちろん、"勉強すべき事がわからない"
という場合にもオススメです。
メルマガの詳細内容はコチラ
登録はもちろん無料で、
解除もワンクリックで出来ます。




