トレードは心理戦なんて言われますが、
実際のトレードでどう活かせばいいのか
わからない事があると思います。
ただ、大衆心理を使ったトレードは
難しい事は何もなく、
丁寧に順序立てて
チャートを見ていけばできます。
そこで今回は、
私が実際に行った、
大衆心理を使ったトレードについて、
解説をしていきます。
動画で見る場合は以下から見れます。
(動画は長くなるので後半のドル円解説のみになっています)
大衆心理を使ったトレード例
先日、ポンドドルで
大衆心理を使って2回トレードをしたのですが、
その際の内容について解説していきます。
トレード1回目
まず1回目のトレードは下記画像で、
・黄色マル:買いエントリー
・紫マル:利食い
となっていて、
+40pipsで利食いです。
では、このトレードについて、
順を追って解説をしていきます。
まず、1時間足チャートで、
赤ラインを下抜けた時点で、
短期的なトレンド転換が起きたと見て
一旦買い目線を売り目線に変えました。
1時間足チャート
ただ、下記画像の
黄色マルの下ヒゲを見た時点で、
黄色のサポートラインで
上から売っている人達の利食いが出たと見ました。
しかし、そうはいっても、
強く下げているので、
「レートが戻ってきたら売りたい」
と考えている人が多いため、
もう一度下がる可能性が大きいと見て
いったん様子見をしました。
そしたら案の定、
黄色ラインで反発した後、
再度売りが入って下落してきました。
しかしながら、
直近の安値更新できずに、
下記画像の青星印の下ヒゲを見た時点で、
「安値更新しても良いのにできない」
「という事は更に売ってる人が逃げてくるかも?」
「つまり、一回上昇する可能性がある」
と考えて、
赤ラインまでの短期買いを視野に入れました。
それでも、15分足で見ると、
ダブルボトムを作っていて、
ネックで跳ね返される可能性があるので、
ネックを上抜けできるかを様子見しました。
15分足
そしたら、
ダブルボトムのネックを
しっかり上抜けしました。
これは上の方から売って
含み益が乗っていた人達の利食いと、
ダブルボトムネックで、
売っていた人達の損切りが出て、
上昇した証拠です。
その為、この動きによって、
短期的に目線を上に変更しました。
この動きによって、
売りが一旦は諦めたので、
ダブルボトムネック付近で、
押し目買いを狙っていました。
が・・・しかし!
今度はダブルボトムネックまで、
勢いが強い状態で下がってきたので、
一旦様子見をしました。
*強く下がってきた時は、
サポートラインに来たとしても、
そのまま下抜ける可能性があるからです。
その後、一旦ネックで反発するも、
戻ってきたので、
ここで下抜けするかを確認しました。
そしたら下ヒゲ陽線を出したので、
この時点で、
短期的に買いの方向に傾いたと見たので、
買いエントリーをしました。
この時、利食いの目途は赤ラインになります。
なぜなら、
1時間足の強いサポートを下抜けて
短期的にトレンド転換をしているからです。
エントリー後は運良く上がって、
目標の赤ラインに達して
+40pipsで利食いです。
15分足
これが大衆心理を使った
1回目のトレードになります。
トレード2回目
2回目のトレードは、
1回目のトレードを利食いした後、
すぐに売ったトレードです。
これは下記画像の、
・黄色マルでエントリー
・黄色四角で利食い
というトレードで、
+43pipsでした。
これは先ほどもお伝えした通り、
1時間足で
短期的なトレンド転換をしているので、
赤ラインで戻り売りを狙いました。
1時間足
しかし、赤ラインに来るまでに
勢いが強く上がってきたので、
ここでもすぐに売るのではなく、
上に行けないサインが出るまで待ちました。
そしたら5分足で上ヒゲを出しつつ、
高値切り下げをしてきたので、
段々と上に行けなくなっていると判断して、
更に1分足でエントリーポイントを探りました。
5分足
そして、1分足で見ていたら、
一回下に行って強く戻ってきたが、
そこから更に上に行けなかったので、
「上に行く力が弱まった」
と判断して
黄色マルで売りエントリーをしました。
1分足
この時の利食いの目処としては
15分足ダブルボトムネックです。
なぜなら、
ここら辺がごちゃごちゃしてて、
壁になっていたので、
“どこで止まってもおかしくない”
と思ったからです。
結局、売りでエントリー後は
運良く下がってくれて、
目標まで来たので利食いで+43pips
15分足
これで2回目のトレードが終了です。
今回は往復で運良くサクッと取れました。
このような感じで、
私はいつもトレードをしています。
“相場参加者の心理を読む”
と聞くと、何か特別なことを
しなければいけないように感じますが、
やっていることは、
・売っている人の気持ち
・売ろうとしている人の気持ち
・買っている人の気持ち
・買おうとしている人の気持ち
といった事を考えて、
順序立てて丁寧に
チャートを読んでいくだけです。
今回のトレードもいたってシンプルで、
強いサポレジを確認しながら、
大衆心理を使って売り買いをしただけです。
エントリーポイントも、
・ダブルボトムネックでの買い
・1時間足での強いレジスタンスでの売り。
という普通のエントリーなので、
何にも難しくないですよね。
こんな単純なエントリーでも、
83pips取れましたから。
追記:チャート分析からトレードまでの流れの例
大衆心理を使ったトレードのコツは
順序立ててチャートを見ていけば、
精度の高いトレードができます。
では、ついでなので、
チャート分析から
トレードの流れまでを
順序立てて解説していきます。
今回は今週の月曜日~木曜日までの
ドル円のチャートを使って解説をしていきます。
(2025年3月3日~6日まで)
月曜日
私の場合、
今は15分足のデイトレードをしているのですが、
まず1時間足の流れから見ていきます。
例えば、今週が始まった時点での
1時間足チャートは以下のようになっていました。
大きな流れで見ると、
下落トレンドなのですが、
短期的には戻り高値を上へ抜けて
トレンド転換をしています。
更にこれに加えて、
高値と安値も切り上げているので、
上昇トレンドも作っています。
ということは、
現在の1時間足の流れだと、
買いたい人が多くなり始めた状態なので、
この流れに沿って私も買いを狙っていきました。
この時に買いを狙っていたポイントとしては、
近くにサポートラインが引ける場所があったので、
そこでの押し目買いでした。
このシナリオを立てた上で、
ローソク足を少し進めてみましょう。
狙っていたサポートラインまで
レートが落ちてきました。
ここで押し目買いを狙いたかったのですが、
この時点でダブルトップを作っていたので
買いで入りづらい状態でした。
なぜなら、
ダブルトップを作ったという事は、
高値の更新に失敗した証拠だからです。
つまり、買いの力が弱っている証拠なので、
このサポートラインでは
そこまで反発しないか、
反発したとしても伸びないと思いました。
その為、ここでの買いは見送りました。
では、1時間足のローソク足を1本進めてみましょう。
ほとんど反発せずに
サポートラインを下へ抜けました。
しかも15分足で見ると、
以下のようになっていました。
直近の流れを見ると、
高値と安値を切り下げているので、
下落トレンドになっています。
こうなると、私の場合、
買うにしても、
15分足でトレンド転換をして、
上昇の流れを作り始めてからでないと
トレードはしません。
狙いとしては、
戻り高値を上へ抜けた後の押し目買いか、
逆三尊の右肩での買いになります。
それでは、
15分足でこの後の動きを見てみましょう。
一気に上昇しちゃいましたね。
これだとエントリーはできないので、
再度トレードシナリオを立て直します。
この時の1時間足を見てみると、
以下のようになっていました。
この状態だと、
直近の高値を更新してきたので、
1時間足では上昇トレンドが継続しています。
よって、トレードをするなら、
買いを狙っていくのですが、
押し目買いの候補が3つほどあります。
それが以下の画像の赤ラインの場所になります。
現在の位置からすぐ下にも
サポートラインが引けるのですが、
ここだと押しが浅過ぎるので、
私はエントリーをしません。
そうなると、
この3つの候補になります。
1つ目は戻り高値での押し目買いです。
2つ目が逆三尊での押し目買いです。
そして3つ目が押し安値での押し目買いです。
ただ、2つ目と3つ目の押し目買いだと、
今度は押しが深くなるので、
反応しづらくなります。
なぜなら、押し目が深くなると、
買いを狙っている人達は、
「下げの勢いが強いからこのまま下がるかも」
と判断して
エントリーの様子見をしてくるので、
買いが入りづらくなるからです。
更にこれに加えて、
逆張りで売っている人達も
「下げの勢いが強いからまだ下がるかも」
「じゃあ、まだ利食いをせずに様子見をしよう」
と判断してくるので、
売りの決済も出づらくなります。
関連記事:FXで反転しやすい押し目と反転しにくい押し目の形とは?
これらの心理によって、
レートがサポートラインまで下がってきたとしても、
反発しづらくなります。
よって、この2つで買うにしても、
サポートラインで少し揉み合って
「これ以上下がらない」
という形が出るまで待ちます。
では、1時間足でその後の動きを見てみましょう。
一気に下がってきて、
逆三尊の右肩も少し下へ抜けてきました。
これは24時に指標があって、
そこで大きめに動いたからです。
この時の状態を15分足で見ると、
以下のようになっていました。
逆三尊の右肩付近でもみ合っているのですが、
時間が夜中の1時近くになっているので、
ここからは値動きが悪くなってきます。
だから、もうトレードはせずに寝る事にしました。
火曜日
火曜日は朝7時に
1時間足でチャートを確認すると、
以下のようになっていました。
大きく下がっていました。
ここから
トレードシナリオを立てていくとなると、
まず1時間足の押し安値を下へ抜けています。
しかも、小さいですが、
高値と安値も切り下げたので、
下落トレンドに入ったと見なしました。
よって狙うのであれば、
戻り売りになります。
そしてこの時の私の狙いとしては、
朝8時以降の戻り売りです。
なぜなら、私の経験上、
前日に強い動きが出ると、
次の日の朝はその流れを
引き継ぐ事が多いからです。
その為、値動きが出始める8時以降に
下がる動きを見せたら売りで入っていきます。
では、朝8時の時点での
15分足チャートを見てみましょう。
この状態だと、
微妙に安値を切り上げているので、
まだすぐには入らないです。
入るとしても、
直近の目立った安値を下に抜けてからです。
ではここからは1分足で動きを見ていきます。
朝8時の時点で1分足は
以下のようになっていました。
この状態だとまだ入れないので、
少しローソク足を進めてみます。
直近安値まで下がってきました。
ここから勢いが出て下がる可能性があるので、
次のローソク足で直近の安値をブレイクしたら
売りでエントリーをしていきます。
では次のローソク足を見てみましょう。
直近の安値をブレイクしてきましたね。
ということで、
ブレイクをした瞬間に
売りでエントリーをしました。
この時の損切り位置ですが、
本来なら直近の高値を上へ抜けた場所へ
設定したいのですが、
そうなると損切り幅が少し大きくなるんですよね。
だから、その手前の-20pipsで設定しました。
もし損切り後に高値を超えずに
また下がってきたら、
もう1回入り直せばいいだけなので。
そして利食いに関しては、
+60pipsで設定しました。
1時間足で見ると、以下の水色マルの位置です。
利食い位置の手前に目立った安値があって、
そこで反発しそうなのですが、
朝だと1つ目の目立った場所は下へ抜ける事が多いです。
だから、そこを抜ければ、
次の安値までは利益を伸ばせるので、
深い方の安値に利食いを設定しました。
では、売った後の動きを1分足で見てみましょう。
逆行されています(笑)
「これはこのまま損切りになるかな」
と思って見ていたのですが、
その後の動きを見ると以下のようになりました。
なんとか耐えて下がってくれました。
この時に含み益が20pipsを超えたので、
ストップを建値にして、
「このまま利食いになるかな~」
なんてちょっと二ヤついてたら
この後の動きが以下のようになりました。
急に戻ってきて
あっさり建値になってしまいました(笑)
含み益が30pipsぐらいあったので
ちょっと悲しかったですが仕方ないですね。
そしてそこから値動きを見ていると、
次のようになりました。
建値になった後に下がっていきました。
「おいおいマジかよ・・・」
「俺が建値になった後に下がるのかよ」
なんて思って見ていたら、
次のような動きになりました。
また戻ってきてちょっと荒い動きです。
こうなるとしばらくは入れないと思って
そのまま動きを見ていたら、
次のようになりました。
また下がってきました。
荒い動きで
「結局、どっちなんだよ!」
という感じだったのですが、
よく見てみると、
高値を切り下げていました。
しかも、直前の上昇の動きを見ても、
その手前の高値にすら届かずに下げています。
これを見た時に、
値動きはちょっと荒いけど、
上に行く力が明らかに弱っていると感じました。
しかも、全体の流れは下落トレンドなので、
ここから下がる可能性が高いと見て
もう一度売りでエントリーをしました。
この時の損切り位置は、
直近の高値付近の-20pipsです。
次にここまで上がってきたら、
さすがに上に行くと思ったので、
ちょっと中途半端な位置ですが、
ここに設定しました。
利食いは1回目のトレードの時と同じ場所で、
今回は+50pipsです。
1時間足
ではこのまま1時間足でその後の動きを見てみましょう。
2回目はなんとか利食いになってくれました。
しかも、利食いをした後に少し下げてから
一気に戻ってきたので、
利益を伸ばそうとしていたら建値になっていました。
ここは運が良かったですね。
そして、
利食い後の動きを15分足で見ると、
以下のようになっていました。
まだ高値と安値を切り下げていて、
下落トレンドなので下がる可能性があります。
だから、売りを狙いたいところなのですが、
この時はもうお昼になっていました。
12時以降は動きが悪くなる傾向があるので、
私は15時以降までは
トレードをせずに昼寝をしてます(笑)
ということで、
15時まで15分足でチャートを進めていきます。
引き続き下落トレンドが続いていました。
その為、売りを狙っていきたいのですが、
今の感じだと直近の高値を
上へ抜ける可能性があります。
だから、トレードをするにしても、
ここの高値抜けを失敗して
ダブルトップを作ってから
売りを考えていきます。
では、ここからローソク足を
しばらく進めてみましょう。
かなり微妙な感じです。
直近の高値を上へ抜けて、
短期で上昇トレンドを作った後に下がってきて、
押し目の位置にいる状態です。
しかもよく見ると、逆三尊もできそうな形です。
つまり、ここから反転する可能性があるので、
今度は買いを狙えそうですよね。
でも私の場合は、
逆張りの勝率があまりよくないので、
この場所では基本的に買いを狙いません。
買いを狙うにしても、
戻り高値をしっかり上へ抜けてからです。
しかも1時間足でチャートを見ると、
下落の勢いが強いので、
まだ下がる可能性の方が高いと感じました。
むしろ、この下落の勢いなら、
ここから一旦上がった後にもう一度下がって、
逆三尊を作るのに失敗した形が出た方が、
一気に下がっていく可能性が高いです。
それだったら、
その時に売りで入っていった方が
利益も大きく狙えそうなので、
ここでは買いで入ることはしませんでした。
では、15分足でその後の動きを見てみましょう。
押し目を作って一旦上がったのですが、
直近の高値に届かずに下がってきて、
ダブルトップを作りました。
この形が出たことで、
逆三尊を作るのに失敗したと判断しました。
ここで売りたいところなのですが、
今売りで入ると
直近の高値に損切りを設定した場合、
損切り幅が-40pipsを超えてしまいます。
今のデイトレードだと
損切り幅が広くなり過ぎるので、
もう1回レートが上がってきて、
下がり出したらエントリーを狙っていきます。
もし、ここでそのまま下へ行ってしまったら、
残念ですが諦めて次のシナリオを考えます。
では、エントリーが近くなってきたので、
ここから5分足で見ていきます。
まず、現在の5分足が以下のようになります。
そしてこの後に少しローソク足を進めたのが
以下のチャートになります。
一旦上がってきたので、
売りでのエントリーが更に近くなりました。
ここで細かい動きを見ていくので、
1分足に変えてみましょう。
これだとまだエントリーは微妙なので、
ローソク足を少し進めてみます。
ちょっと下がって、
直近の押し安値っぽい個所で
反発をし始めています。
ここから更に上へ行く可能性があるので、
まだ売らずに、次のローソク足を見てみましょう。
下ヒゲ陽線が出たので、
この場所が短期的に意識されている証拠です。
ここから上昇する可能性が高いので、
まだ売らずに、もう1本ローソク足を見てみましょう。
急に強い陰線が出ました。
これを見た時に
下がる可能性が高いと思いました。
なぜなら、このローソク足の前まで、
下ヒゲ陽線が出ていたので、
本来なら上昇してもいいはずです。
それなのに上がらずに、
上昇の雰囲気を全て否定するような
強い陰線が出たという事は、
そこから下がる可能性が高い合図になります。
よって、この次のローソク足で
売りエントリーをしました。
この時の損切り位置は、
1分足の直近の高値を上へ抜けた場所で
-20pipsになります。
ここを上へ抜けると、
1分足で上昇トレンドが発生するので、
そのまま上がる可能性があるからです。
利食いは1時間足で目立った安値の手前の
+60pipsに設定しました。
では、その後の動きを見てみましょう。
今回は売った後に
含み損をほとんど抱えず下がってくれました。
目立った安値も下へ抜けて、
大きく下がったので、
利益を伸ばせたのですが、
それは結果論です。
ここで反転する可能性も十分あったので、
私からすれば利食いで大正解でした。
そして、
この後のトレードシナリオとしては、
現在の1時間足の位置からだと、
サポートとなっていた、
目立った安値での戻り売りです。
このサポートだった個所が
今度はレジスタンスになるので、
ここから売りが入りやすいからです。
そこで、この位置まで
戻ってくるのを待っていたところ、
以下のようになりました。
売りを狙っていた場所まで来たのですが、
この時はすでに23時を超えていて、
寝る時間が近かったのでトレードはしませんでした。
寝る前に損切りになって
嫌な気持ちで寝るのも嫌ですし(笑)
水曜日
水曜日の朝7時にチャートを見ると、
以下のようになっていました。
前日に大きく下げた状態から
かなり戻ってきていました。
直近の動きを見ると、
1時間足の戻り高値を上へ抜けているので、
トレンド転換をしています。
ということは、
短期的には買い目線になるのですが、
押し安値のレジスタンス付近に来ているので、
かなりトレードがやりづらい感じでした。
こういう時って、
強い下落を重要視して売ってくる人と、
強い反転上昇を重要視して
買ってくる人の思惑がぶつかるので、
揉み合いが起きやすくなります。
こうなると面倒くさい動きをしやすいので、
この日はトレードをしなくていいと判断しました。
するにしても、
1時間足で逆三尊を作ってから
トレンド転換を狙って買っていこうと考えていました。
では、その後の動きを見てみましょう。
逆三尊の右肩までレートが落ちてきたのですが、
この時点ですでに23時半になっていました。
買いの場合、決済までに時間が掛かるので、
ここからトレードをすると、
寝る時間が遅くなる可能性が高くなります。
関連記事:FXは売りと買いでタイミングが変わる?その理由は?
だから、結局この日はトレードをせずに寝ました。
木曜日
木曜日の朝7時に
1時間足のチャートを確認すると、
以下のようになっていました。
前日にトレードを見送った場所から
少し反発をしている状態でした。
この程度の戻りであれば、
まだ下落する可能性の方が高いと感じたので、
朝8時以降の動きを見ながら
売りでエントリーをしようと考えました。
では、ローソク足を1本進めてみます。
朝7時のローソク足が陰線になったので、
いい感じになりました。
また、5分足を見てみると、
以下のようになっていました。
5分足でも高値を切り下げた
ダブルトップを作っていました。
だから、このダブルトップのネックを
下へブレイクしてきたら
売りでエントリーをするつもりでした。
そこで1分足へチャートを変えて、
エントリータイミングを計っていきます。
ここからダブルトップのネックを
下へ抜けていくかを確認するので、
ローソク足を少し進めてみます。
ダブルトップのネックまで
レートが落ちてきました。
この次のローソク足で、
ネックを下へ抜けてきたらエントリーです。
では、次のローソク足を見てみましょう。
ネックを下へ抜けずに反発してしまいました。
これだとエントリーができないので、
ローソク足を少し進めてみます。
更に上がってしまいました。
それでもここから下がる可能性がまだあるので、
もう少しローソク足を進めてみましょう。
陰線が続いていい感じになりました。
ここは感覚の部分になってしまうのですが、
この感じが朝に出てくると
そのまま下がる事が多いんです。
だから、この次のローソク足で
売りエントリーをしました。
この時の損切り位置は
1分足の直近高値を上へ抜けた場所の-15pipsです。
ここまで来ると、
1分足で上昇トレンドが発生して
そのまま上がりやすくなるからです。
そして、利食いに関しては、
1時間足の直近の目立った安値で+40pipsです。
では、その後の動きを1分足で見てみましょう。
エントリー直後は下がったので、
このまま利食いになるかとニヤニヤしていました。
しかし、この後の動きを見ると、
以下のようになりました。
あっさり損切りになってしまいました(笑)
悲しいですが仕方ないですね。
気を取り直して次のチャンスを待ちます。
ここで現在の状況を15分足で見ると、
以下のようになっていました。
まだ下落の流れは続いていて、
しかもレジスタンスがある場所に来ています。
その為、ここで上昇が止まって、
下がってくるようだと、
15分足でダブルトップを作るので、
そこで売りエントリーを考えました。
では、その後の動きを見てみましょう。
結局、レジスタンスを上へ抜けて、
短期で上昇トレンドを作ってしまいました。
しかもこの時は12時だったので、
しばらくトレードはしないと判断して
昼寝をしました。
そして、
14時頃起きてからチャートを見てみると、
以下のようになっていました。
いい感じの形になっていました。
短期では上昇トレンドなのですが、
大きな流れは下落トレンドだし、
ダブルトップも作っていました。
更に5分足で見ると、
以下のようになっていました。
15分足のダブルトップの左側と右側両方で
ダブルトップを作っています。
また、1分足でもチャートを見てみると、
以下のようになっていました。
1分足でも5分足のダブルトップの右側で
ダブルトップを作っています。
これを見た時に、
こんなに何回も上へ行こうとしているのに
失敗しているのは明らかに上昇するのを
嫌がっている証拠だと判断しました。
だから、
ここで売りエントリーをしたかったのですが、
寝起きでボーっとしてて危なかったので、
少し待って目が覚めてからエントリーをしました。
それが5分足で見ると以下の位置になります。
この時の損切り位置は、
直近の高値の-20pipsです。
ここまで何回も抑えられている場所まで上がってきたら、
一気に上へ抜けそうだったからです。
利食いに関しては、
1時間足の目立った安値の手前の+70pipsです。
因みに、この安値の手前にも、
押し安値っぽい目立った安値がありますよね。
ここでも反発する可能性があったのですが、
何度も高値を抑えられて
明らかに上へ行くのを嫌がっていたのと、
全体の流れが下落トレンドなのもあって、
下へ抜ける可能性が結構あると判断しました。
しかもそこを抜けたら、次の安値まで
目立った反転場所がなかったので、
その位置までは伸びると思いました。
では、その後の動きを見てみましょう。
ここでも含み損をあまり抱えずに
すんなり下がってくれました。
しかも、利食いをした後に
更に大きく伸びていったので、
下落の勢いが強かったです。
そして、
利食い後のトレードシナリオとしては、
目立った安値までレートが戻ってきたら、
そこで戻り売りをするつもりでした。
しかし、その後の動きを見ていると、
以下のようになりました。
結局、更に下がっていき、
24時の時点で狙っている場所まで
レートが戻って来なかったのでこの日は終了しました。
これが木曜までのトレードです。
金曜日に関しては、
雇用統計があったので、
デイトレードはしませんでした。
結局、今週の結果としては、
5回トレードをして、
3勝1敗1分でトータルの利益が+165pipsでした。
もしこれ以外にも、
実際のトレードを見たい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXで大衆心理を考えながらのトレード【USDJPY】10月編
こちらは1ヶ月を通してのトレードです。
丁寧にチャートを読むだけでトレードの精度は上がる
ここまで色々とお伝えしてきましたが、
大衆心理を読みながら
トレードをすることは
難しく思うかもしれませんが、
実はやることはいたってシンプルで、
丁寧にチャートを読むだけです。
例えば、
私が大衆心理を使ってトレードをする時は
1.全体のトレンドを確認する
2.近くのサポレジを確認する
3.直近の値動きを丁寧に確認する
といった順序でしています。
しかも、
大衆心理をちゃんと考えるのは
3.になってからなので、
1.と2.さえできれば、
あとはそこまで難しくありません。
FXでなかなか結果が出ていない時って、
「早くトレードしたい」
「早く稼ぎたい」
っていう気持ちが強いので、
チャート読解をおろそかにしがちです。
ですから、こういう時こそ、
一旦落ち着いて、
全体の流れを読むことから丁寧に
順序だててチャートを読んでいくことが
凄く重要になってきます。
そして、FX歴がある程度ある人は、
実は丁寧にチャートを読めば
普通に勝てることがほとんどです。
そこに焦りなどの欲望を入れるから
チャート読解が雑になって
トレード結果も出にくくなっているのです。
よって、
大衆心理を考えながら
・全体の流れ
・直近のサポレジ
・直近の値動き
これらを確認していく癖をつければ、
トレード結果も自然と安定していきます。
少なくとも私はそうでした。
とはいっても、
大衆心理を読むにはコツがあるし、
徹底的な訓練も必要です。
もし、この事を
更に詳しく知りたい場合は
大衆心理の読み方の基礎を説明した
記事を書いたので読んでみてください。
⇒FXでも相手の気持ちを考える事が重要です
まとめ
今回は私の実際のトレードを例に、
大衆心理を使うトレードについて
解説をしてきました。
大衆心理を使うコツとしては、
“チャートを順序立てて読んでいく”
ということになります。
再度、簡単に順序をまとめると、
・全体の流れを確認する
・意識されるサポレジラインを引く
・相場参加者の心理を考える
といった感じになります。
FXで結果が出ていない人の場合、
相場を複雑に考えてしまい、
変なトレードをすることが多いです。
ですが、FXというのは、
シンプルに物事を考えるだけで、
十分結果を出すことができます。
そして、シンプルに物事を考えて
トレードをできるようになるには、
大衆心理を学ぶことが
一番の近道だと私は考えています。
もし、大衆心理について
効率よく学びたい場合は、
私が作った教材があるので、
興味がある場合は確認してみてください。
⇒これを極めれば勝てる!FX大衆心理入門
P.S. メルマガを始めました
大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。
という方には特におススメです。
もちろん、"勉強すべき事がわからない"
という場合にもオススメです。
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