FXでの利確タイミングは?効果的な利確の方法を紹介します

 

FXではエントリーポイントに
迷う人が多いですが、
それと同じくらい、

「利確のタイミングはどうすれば?」

なんて迷う人も多くいます。

 

特に、

・利確後伸びる
・利確が早過ぎる

などの悩みを私もよく聞きます。

 

そこで今回は、私が考える
利確のタイミングについて
解説していきます。

 

動画で見る場合は以下から見れます↓↓

 

7つの利確のタイミング

FXで利確というのは
永遠のテーマでもあります。

なぜなら、エントリーや
損切り位置というのは
どんなトレード方法でも
似たような位置になるのですが、
利確方法に関しては無限にあるからです。

 

だからこそ、多くの人達は
利確のタイミングに迷うのです。

実際にFXで勝てなかった頃の私も
利確のタイミングに迷っていました。

 

そんな中で色々と検証や
トレード経験を積むことで、
私が効果的だと感じた利確タイミングは

・リスクリワード固定
・目立った高値と安値
・段階的に利確
・チャート形状から利確
・チャネルラインを使って利確
・キリ番で利確
・保有時間で利確

といった7つに絞られました。

 

リスクリワード固定

この利確タイミングは超単純で、
最もわかりやすいです。

これは損切りと利確の比率を
最初に固定してしまうのです。

 

例えば、
リスクリワードを1:2に
固定したとします。

そうなると、
損切りが仮に-30pipsだったら、
利確幅は+60pipsです。

 

リスクリワードを1:3にして、
損切り幅が-50pipsだったら、
利確幅は+150pipsです。

 

このように、
リスクリワードを固定してしまえば、
利確タイミングに迷うことなく、
決済をする事ができますよね。

この方法が最もシンプルで
簡単な利確方法になります。

 

 

勝率を考える必要がある

リスクリワードを固定する場合、
利確タイミングが明確になるので、
迷うことなく決済ができます。

 

ただし、この方法を使う場合は、
勝率の事も考える必要があります。

例えば、
今の勝率が20%しかないのに、
リスクリワードが1:2だと、
トータルでマイナスになります。

 

もし、リスクリワードを
1:2にするなら、
勝率は最低でも50%は必要です。

仮に1:3にするなら、
30%以上の勝率が必要になります。

 

このように、
リスクリワードを固定する場合は、
勝率の事も考える必要があるので、
まずは今の自分の手法が
どのくらいの勝率があるのか確認が必要です。

そしてそこから、
その勝率に合ったリスクリワードを
決めるようにしましょう。

 

 

目立った高値と安値

次の利確タイミングとしては、
目立った高値と安値で
利確する方法があります。

 

例えば、以下のチャート画像の黄色マルで
買ったような場合、
直近の高値を目途に利確をするのです。

 

このような目立った場所は
誰が見ても反転したと認識できるので、
再度この高値にレートが来た時に、

「ここでもう1回反転するだろうな」

という心理が働きます。

 

この心理によって、買いの利確や
逆張り売りが入ってきやすくなるので、
それだけ反転もしやすくなるのです。

よって、このような目立った高値などに
レートが来たら利確をしてしまうのです。

 

あとはこれ以外にも、
何回か反転しているような場所も
利確の目途としては良い目途です。

例えば、下記チャート画像の
水色マルのような場所です。

 

これはチャートの左側から流れを見ていくと、
強く下げた後に
もう1度下げようとして失敗しています。

 

この動きが出た事で、
売っていた人達が決済をしてきます。

売りの決済は反対売買の買いになるので、
上昇する力になります。

更に、逆張り買いが入ることで、
これも上昇する力になります。

よって、2つの買いパワーとなって
誰が見てもわかるぐらい
はっきりと反転しました。

 

そうなると、
この位置までもう一度レートが下がってくると、
多くの相場参加者は、

「ここでもう一回反転しそうだな」

と考えるので、
また売りの決済が出た上に、
逆張り買いも入ってきて再度反転します。

 

この2回目も、
誰が見てもわかるような
はっきりとした反転になると、
相場参加者にその場所が
より強く意識されるようになります。

 

そうなると、
3回目に同じ場所へレートが来たら、
同じ心理が今まで以上に強く働くので、
反転する可能性が高くなるのです。

2度ある事は3度あるってやつです。

 

このような理由から、
何度か反転しているような場所も
良い利確の目途になります。

 

因みに、このような場所は
1時間足以上になると、
特に強く意識されます。

なぜなら、1時間足以上になると、
相場参加者の数が多くなるからです。

 

相場参加者の数が多くなれば、
それだけ目立った高値や安値を
意識する人の数も増えるので、
反転する確率が高まります。

 

だから、自分がエントリーをした時に
1時間足以上で、
このような場所が近くにあったら
一旦利確をしておくのが無難です。

 

段階的に利確

この利確タイミングは
1回で全てを利確するのではなく、
複数回に分けて利確をします。

これをやる事で、
FXのトレードでは
利益を伸ばす事が可能になります。

 

また、この方法は、
目立った高値や安値で利確する方法と
相性が良いです。

 

例えば、
下記チャート画像の黄色マルで
買いエントリーできたとしましょう。

 

戻り高値を強く上へ抜けて、
トレンド転換をしてから押し目買いをした場所です。

 

この時に反転しそうな場所に
水平線を引くとすると、
私なら以下のような感じで引きます。

 

よって、今回であれば、
利益を伸ばす為に
これらのレジスタンスラインに来たら、
3回に分けて段階的に利確をするのです。

 

では実際に、
その後の動きがどうなったかを
見てみましょう。

 

いい感じに利確ができてますよね。

このように、
反応しそうな場所で
段階的に利確をしていけば、
利益を伸ばす事もできます。

 

段階的に利確をする際の注意点

利確タイミングを
段階的に遅らせていけば、
利益を伸ばす事ができます。

しかし、
この方法を使う場合、
少し注意点があります。

 

それが、
リスクリワードが
悪くなる可能性がある事です。

なぜなら、
段階的に利確をする場合、
毎回最後まで
利確ができるわけではなく、
途中でレートが戻ってくる事も
普通にあるからです。

 

例えば、先程のチャート画像を使うと、
黄色マルで買って、
1回目の利食いをした後に
ストップを建値に移動したとしましょう。

 

その後の動きを見てみると、
以下のようにレートが戻ってきて、
残りのポジションが
建値ストップに引っ掛かりました。

 

このような事が頻繁に起きると、
リスクリワードが悪くなって
逆にトータルの利益が
マイナスになる事があります。

 

例えば、
3万通貨でトレードをしていて、

・損切り:-30pips
・利確:+50pipsを3回

といった感じになるとしましょう。

 

そうすると、
全て利確出来た場合、
単純計算で、

・損切り:‐9,000円
・利確:+15,000円

となるので、
トータルでプラスになりますよね。

 

しかし、この時に、
1回目の利確後に
レートが戻ってきて、
残りの2/3が建値になった場合、
この時の合計の利益は
5,000円になります。

そして、次のトレードで
1回も利確できずに
-30pipsの損切りになった場合、
3万通貨全てが損切りになるので、
‐9,000円の損失になります。

 

よって、この2つのトレードを
合計してpipsだけで見ると、

・利確:+50pips
・損切り:-30pips

といったように
プラスになっているように見えますが、
実際の収益は-4,000円になります

 

このように、
段階的に利確をする場合、
全てのポジションを
利確できる確率が悪いと

「pips合計ではプラスなのに
収益がマイナスになる」

といったねじれが起きます。

 

ですから、
段階的に利確をする場合は、
しっかり検証をして
トータルの結果がプラスになるのを確認してから
使うようにした方がいいです。

 

 

チャート形状から利確

次の利確タイミングとして、
チャート形状から
利確する方法があります。

 

この方法を使うと、
その時の相場に合わせた
利確ができるので、
利益を伸ばしながら
無駄な取り逃しを防ぐ事ができます。

 

例えば、下記チャート画像の
黄色マルで買ったとしましょう。

 

この時にチャート形状を見ながら
利確を考えていくのです。

 

今回のチャートで言うと、
途中までいい感じで
利益が伸びていってますよね。

 

しかし、
ある程度上がったところで、
はっきりとわかるダブルトップを作りました。

 

これは、
直前の高値更新に失敗したので、
“上昇の勢いに陰りが見えてきた”
ということを意味します。

 

しかし、
まだ上昇トレンドなので、
ダブルトップを作ったとしても
そこから更に上がる可能性もあります。

 

だから、まだ利確はせずに
もう少し様子見をしていると、
ダブルトップを作った後に
一旦レートが戻ってきましたが、
その後に下がり出してますよね。

 

この下がり出したタイミングで
利確をしてしまうのです。

 

なぜなら、ダブルトップを作って
戻ってきた後に
直近の高値にすら届かずに
下がってきているからです。

 

しかもよく見ると、
直近の最高値からも、
高値を切り下げています。

 

つまり、
明らかに上昇の勢いが
なくなっているので、

「ここから下がる可能性が高い」

ということがわかります。

 

実際に、直近の高値にすら届かずに
下がり始めたら、
下落の勢いが加速しています。

 

もしくは、ダブルトップを作ったら
利確をしてしまうのでもいいです。

この時点で上昇の勢いが弱まっている証拠なので、
そこからそのまま下がっていく事も結構あります。

例えば、以下のような感じです。

 

このように、
チャート形状を丁寧に見ながら
利確のタイミングを計っていくと
天井での利確は無理ですが、
利益の取りこぼしは無くせます。

 

更にこれに加えて、
反転し始めた場所に
目立った高値などがある場合は、
より反転する可能性が高いので、
上手く逃げることができます。

 

ただし、この方法を使ったとしても、
100%成功するわけではなく、
利食いをした後に反転して、
大きく伸びることもあります。

例えば、以下のような感じです。

 

よって、この方法を使う時も、
しっかり検証をしてから使うようにしましょう。

また、この利確方法は、
チャートを読む力も必要になります。

 

ですから、もしこの方法を使うなら、
チャートから相場参加者の心理を
読む訓練もした方がいいです。

もし、この事について
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。

 

チャネルラインを使った利確方法

トレンドラインを
平行に引っ張って作る
チャネルラインがありますよね。

このチャネルラインを使った
利確方法も効果的です。

 

なぜなら、
FXのチャートというのは
一旦流れが出だすと、
ある一定の角度の中で
上昇や下降を続けるからです。

 

この特性を利用して、
チャネルラインの上限や
下限に来たタイミングで
利確をしていくのです。

 

例えば、今のチャートが
以下の状態だったとしましょう。

 

全体の流れを見ると、
高値と安値を切り上げているので、
上昇トレンドです。

つまり、売りたい人よりも
買いたい人の方が多いので、
買いを狙う場面です。

 

そして、今現在の位置を見ると、
何度か反転している場所にいるので、
押し目買いができます。

 

この時に、
安値と安値を結んだ
トレンドラインを引いて、
そのラインを平行に、
高値へ引いてチャネルラインを作ります。

 

そうすると、
チャネル上限に利確の目途が
出てくるので、
利確タイミングもはっきりします。

 

この後の動きを見てみると、
以下のようになりました。

 

チャネル上限に来たら
レートが反転していますよね。

この上限に来たタイミングで
利確をしておけば、
いい感じで利益を取れます。

 

ただし、チャネルの場合、
どこを起点にしてラインを引くかで
見え方がかなり変わってくるし、
迷いも起きやすいです。

使いこなせれば強力な武器になりますが、
かなり難易度が高いので、
使う前に検証をやり込んだ方がいいです。

 

キリ番に来たタイミングで利確

キリ番に来たタイミングで
利確をするのもありです。

 

キリ番とは、.500や.000などの
キリの良い番号の事です。

 

例えば、あなたが利確をする場合、
4,900円で利確するなら、
5,000円のキリの良い数字まで
伸ばそうと考えますよね。

このキリの良い数字というのは
多くの相場参加者に意識されるので
FXでは反転の目途として使われる事が多いです。

 

例えば、
下記のチャート画像のラインは
キリ番に引いてあるのですが、
何回も反応していますよね。

 

キリ番でピッタリ反応していなくても、
ヒゲになって反転しているという事は
キリ番が意識されている証拠です。

 

ということは、
キリ番付近に来たタイミングで
利確をしていけば、
それなりに精度の高い決済ができます。

 

因みにキリ番ですが、
利確の目途として使えるという事は
エントリーのタイミングとしても
使う事ができます。

ただ、そうはいっても、
キリ番だけのエントリーは
負けやすくなるので注意が必要です。

 

もし、キリ番を使った
エントリータイミングを知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。

 

 

保有時間で利確タイミングを計る

これは利益を伸ばす時に
けっこう使える利確タイミングです。

 

例えば、自分のトレードが
利益を伸ばして、
トレーリングをするような
スタイルだったとします。

トレーリングをするという事は、
含み益の頂点や底から
ある程度戻ってきたら
利確をしますよね。

 

この時の頂点や底に行くまでの
保有時間を計算して、
それを目途に利確をしていくのです。

 

例を挙げると、
利食いになったトレードの
含み益が最大になるまでの時間が
平均2時間だったとしましょう。

ということは、
買いでエントリー後に
2時間経つぐらいから
反転する事が多くなるので、
そのタイミングで利確をするのです。

 

そうすれば、
無駄な利益の取りこぼしが減って、
それなりに満足のいくトレードができます。

 

ただ、注意点としては、
買いと売りで保有時間が変わるので、
そこは分けて計算した方がいいです。

基本的には下落スピードの方が早いので、
売りの方が保有時間が短くなります。

このように、
保有時間を使う事でも、
利確のタイミングを見つける事ができます。

 

 

相場状況で利確のタイミングを変えるとより効果的

上記では、
利確のタイミングについて
色々とお伝えしました。

FXでは利確タイミングは
無限にあるので、
自分に合ったものを選んで
使うのが一番です。

 

そのような中で、
相場状況を判断しながら
利確のタイミングを使い分けると、
より効果的な利確ができます。

 

トレンド相場での利確タイミング

上昇トレンドや下落トレンドなど、
全体の流れがはっきり出ている場合は、
利益を伸ばす事ができます。

 

なぜなら、
このような相場では、
相場参加者の意識が
同じ方向へ向いているからです。

 

例えば、上昇トレンドの場合、
売りたい人よりも
買いたい人の方が多い状態です。

ということは、
多少下がってきたとしても、
そこから買ってくる人が
多く存在しているので、
すぐに反転して上昇していきます。

 

特に、
近くにレジスタンスとなる場所がないような場合は、
高値を更新して上昇しやすいので、
こういう時は利益を伸ばすことができます。

 

そして、
トレンドが出ている状態で
先程お伝えしたような
利確タイミングを使っていけば、
大きな利益を取る事も可能です。

 

押しや戻りが深い時は無理に伸ばさない

トレンドが出ている最中は
利益を伸ばす事ができるのですが、
押しや戻りが深くなった時は
無理に利益を伸ばさない方がいいです。

 

例えば、下記チャート画像の
黄色マルで買った場合、
利益が伸びずに戻ってきて
大きく下落していますよね。

 

この時の状況を見ると、
買いの場所まで強く下げてきて、
押しが深くなっていますよね。

 

押しが深くなると、
上昇トレンドだとしても、
買いを狙っている人達は、

「下げの勢いが強いな」
「このまま下がるかもしれない」
「じゃあ一旦買いは様子見しよう」

と判断して
買いを入れてこないので、
上昇しづらくなります。

 

更にこれに加えて、
逆張りで売っている人達も、

「本当なら利確のタイミングだけど
下げの勢いが強いから一旦様子見をしよう」

と判断して、
決済をせずに様子見をしてくるので、
買い戻しが入りません。

 

この2つの思惑が働くことで
上昇の力が出ないので、
押し目買いポイントで買ったとしても、
利益が伸びずに下落しやすくなります。

これは売りの場面でも
理屈を逆にすれば同じ事が言えます。

 

よって、トレンドが出ていても、
押しや戻りが深い場合は、
利益は伸ばし過ぎずに
ほどほどで利確するのがいいのです。

 

 

レンジ相場での利確タイミング

次にレンジ相場ですが、
この時の利確タイミングは
基本的には上限や下限になります。

 

レンジ相場の場合、
方向感が出ずに迷っている状態です。

相場参加者の目線も
どっちつかずの状態なので、
一方向へ動きが出にくいです。

 

このような場面では、
利益は伸びにくいので、
利確のタイミングとしては
レンジの上限や下限が無難です。

もし伸ばすとしても、
レンジの上限や下限に来たら、
半分を利確して、
残り半分のストップを建値に移動するなど、
分割決済を使った方がいいです。

 

そもそもレンジ相場では
トレード自体もやりづらくなるので、
無理にトレードをする必要もありません。

一番確実なのは
レンジをブレイクして
トレンドが出てからのトレードです。

 

 

トレンドと逆の時の利確タイミング

現在のトレンドと
逆方向へトレードする場合、
利確タイミングは早めがいいです。

 

例えば、下落トレンド中に
逆張り買いをする場合、
利益を伸ばそうとしても
すぐに戻ってきてしまいます。

 

なぜなら、
下落トレンドという事は、
売りたい人が多い状態だからです。

 

その為、
下落トレンドの状態で
反発をしてきたら、
売りを狙っている人達が、

「お、売りのチャンス!」

と判断して、
一斉に戻り売りを入れてきます。

 

これによって、
レートが下落していき、
安値を更新して
下落トレンドが継続します。

 

このような状態で
逆張り買いをした時に

「底でエントリーできたぜ!」
「利益を伸ばしてやる!」

なんて事をすると、
下落トレンドの波に飲みこまれて
利確のタイミングを逃すだけでなく、
損切りになってしまいます。

 

だから、逆張りをする時は
利益を伸ばすような事はせずに、
早めのタイミングで
利確をするのが無難です。

もちろん、
エントリーした場所が
底や天井になって
大きく伸びることもありますが、
確率的に考えると、
伸びない事の方が多いです。

 

 

ボラティリティが低い相場での利確タイミング

ボラティリティが低い相場でも
利益は伸ばさずに
ほどほどでの利食いが無難です。

 

例えば、下記チャート画像の
黄色マルで買ったとします。

 

この時にボラティリティが低くて、
直近の高値までの距離が
10pipsしかなかったとします。

 

このような状態で
利確を+50pipsなど、
無理に伸ばそうとしない方がいいです。

伸ばそうとしている内に、
直近の目立ったレジスタンスに
到達してしまい、
そこから反転してくるからです。

 

こうなると、
利確をするどころか、
損切りになってしまうので、
ボラティリティが低い相場では
利確タイミングは早めにするか、
トレード自体をしない方が無難です。

 

決済タイミングにインジケーターを使うのはどう?

FXでは
色んなインジケーターがありますが、
これを決済のタイミングに使うのは
どうなのでしょうか?

 

ここに関しては、
自分が使っているインジケーターがあって、
それが決済タイミングに役立つなら
使うのは全然ありです。

 

例えば、
決済タイミングに使える
インジケーターに
ボリンジャーバンドがあります。

このボリンジャーバンドの
3σにレートが来た時に
決済をする人も多くいます。

 

これ以外にもRSIなど、
上昇や下落の過熱感を見る
インジケーターを使って
決済タイミングを計るのもいいでしょう。

とにかく、
自分にとって相性が良かったり、
使いやすいものがあれば、
インジケーターを決済に使うのは
何の問題もありません。

 

逆に、今のトレードで
使いやすいインジケーターが
ないような場合は、
無理に使う必要はありません。

 

無理に使ったところで、
使い方もよくわからなければ、
間違った決済タイミングで
利食いをする可能性が高くなります。

そんな事になったら、
せっかく大きく狙えた利益を
取り逃すことになりますので。

 

そのような場合は、
インジケーターを決済に使わずに、
この記事の最初の方で紹介した
利確タイミングを使った方がいいです。

私個人としても、
決済タイミングには
インジケーターは使わずに、
この記事で紹介した利確方法で
決済をしています。

 

サインツールのインジケーターは不必要

インジケーターの中には、
EAを利用した、
サインツールみたいなのもあります。

 

チャートがある場所に来ると、
矢印が出てきて、

「ここがエントリーポイント」

みたいに教えてくれるものです。

 

このような
サインツールのインジケーターを
決済タイミングとして使うのは
特に必要ないと思います。

 

なぜなら、
このようなインジケーターの場合、
大体が目立ったサポレジなどで
決済タイミングのサインが
出てくるからです。

 

それであれば、
自分で判断する事ができるるので、
使う必要がないです。

それに、
こういうものに頼ってしまうと、
自分で考える事をしなくなるので、
トレード力も上がっていきません。

 

補助的に使うのであれば問題ないですが、
使っている内に
段々と考えるのが面倒くさくなって
ツールに頼りっきりになる事も多いです。

こうなるとチャートを読む力が衰えてくるので、
長期的な目で見ると
そこまで使う必要はないと私は考えています。

 

結局、どの利確方法がいいの?

ここまで色んな利確タイミングを
紹介してきたのですが、
色々あり過ぎて、

「結局どれがいいの?」

こんなふうに思ったかもしれません。

 

利確方法に関しては無限にあるので、
自分の性格に合ったものを選ぶのが一番です。

 

例えば、
利益を取り逃す場面が多くなっても、
1回で大きく取りたいのであれば、

・チャート形状から利確
・トレーリング
・段階的に利確

といったあたりがいいでしょう。

 

逆に、大きく伸ばさなくてもいいから、
確実に利益を取っていきたいのであれば、

・目立った高値や安値
・キリ番
・リスクリワード固定

このあたりがいいでしょう。

 

私が個人的にオススメなのは、
目立った高値や安値と何かを組み合わせて
利確するのがやりやすいです。

目立った高値や安値というのは、
誰が見てもはっきりわかるので、
大多数の相場参加者が意識しています。

 

ということは、
それだけ反応する確率も高くなるので、

これをベースに
チャネルやキリ番、段階的な利確、
リスクリワードでの利確などを
組み合わせていくのです。

 

例えば、下記のチャート画像の黄色マルで
上手く戻り売りができたとしましょう。

 

この時にチャネルを使って
利確目標を決めるとなると、
以下のような感じになります。

 

これだと
チャネルの下限まで届かずに反転しているので、
せっかく含み益が乗ったのに
利確ができないですよね。

 

じゃあ、なんでチャネルの下限に届かずに
反転してきたのか?

 

これは1つ上の時間足を見てみるとわかります。

 

上位足でサポートラインが引ける場所でした。

よって、この場面であれば、
サポートラインが引ける場所まで
レートが下がってきた上に、
チャネルの下限にも近づいているので、
そこで利食いをしてしまうのです。

 

そうすれば、
チャネル下限ピッタリで利確とはいかなくても、
ほぼチャネル下限で利確できるので、
利益を取りこぼすよりは全然いですよね。

 

これ以外にも、
チャート形状から利確する場合も、
以下のような状態だったとします。

 

この時も上位足を見てみると、
以下のようになっています。

 

レジスタンスラインが引けるような場所で
反応していますよね。

このような感じで、
目立った高値や安値が絡んで
反転する事が多いので、
これと組み合わせて
利確タイミングを決めていくと
それなりに満足した利確ができます。

 

100%満足のいく利確はないと思おう

ここまで、利確のタイミングについて
色々とお伝えしてきたのですが、
100%満足のいく利確はないと思った方がいいです。

 

どんなに自分の中で
満足のいく利確ができたとしても、
その後に大きく伸びていったら、

「我慢してポジションを持っておけばよかった」

なんて、満足が不満に変わる事もしょっちゅうです。

 

昔の私がそうだったのですが、
利確方法に迷っている時って、

・天井で利確がしたい
・底で利確がしたい

っていう気持ちが
先行している事が多いです。

 

しかし、どこまで伸びて、
どこで反転してくるのかは
誰にもわかりません。

FXのような不確実な世界に
確実を求めれば、
迷いが出てしまいます。

 

それだったら、
ある程度の所で利確をしておいた方が
完璧な利確を目指して
利益を取り逃すよりもずっとマシです。

 

それにFXはトータルでプラスになれば、
お金は増えていくので、
完璧を目指す必要もありません。

自分の欲望に従っていたら
キリがないので、
どこかで妥協点を見つけて
折り合いをつけていくようにしましょう。

 

もし、どうしても利益を伸ばしたい場合は、
分割決済を使うのもアリです。

もちろん分割決済を使うデメリットもありますが、
試してみる価値はあると思います。

 

分割決済について詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXの分割エントリー同様に大切!分割決済のコツと注意点

 

早すぎる利確を防ぐには?

FXで利確のタイミングは
色々とあるのですが、
それらを上手く使えずに、

「利確が早すぎて
思うような利益を取れない」

という人が意外に多いです。

 

基本的に利確が早すぎて
上手く伸ばせないのは、

・ロットが大き過ぎる
・自分のトレードに自信がない

といった
原因である事が多いです。

 

ロットが大き過ぎる

ロットが大き過ぎると、、
含み益になった時に、

「この利益を逃したくない」

っていう気持ちが強くなります。

 

この欲望に耐えきれずに
本来の利確タイミングに来る前に
早すぎる利確をしてしまうのです。

 

例えば、私のところには、

「利益を伸ばせずに
すぐにチキン利食いしてしまいます」

といった悩みがけっこう来ます。

 

 

その時に、
その人のトレード状況や
ロットを聞いてみると、
一般的に見ると大きなロットでなくても、
その人にとっては
大き過ぎるロットである事がほとんどです。

 

しかも、こういう人の場合、
最低ロットまで落とせば、
早すぎる利確は起きずに
伸ばす事ができています。

 

という事は、
明らかに今のロットが
自分の精神的な許容値を
超えている証拠です。

 

だからもしあなたも、

「利確が早すぎて伸ばせない」

と悩んでいるなら、
まずは最低ロットまで落として
トレードをしてみてください。

 

そこで問題なく、
利益を伸ばす事ができるなら、
今のロットが大き過ぎる証拠です。

もし、そうであれば、
あなたにとって、
利益が伸ばせるギリギリのロットで
トレードをするようにしましょう。

 

例えば、
現在5万通貨でFXをしていて、
利確が早すぎる状態が起きているなら、
まずはその半分以下の
2万通貨にしてみるのです。

この時に利益を伸ばす事ができて、
本来狙っていた利確タイミングで
決済ができたのであれば、
それが今のあなたにとって、
最適なロットとなります。

 

あとはこのロットで
トレードを続けていき、
安定して勝てるようになったら、
徐々にロットを上げていくのです。

こうすれば、
早すぎる利確が起きずに、
資金を増やす事ができます。

 

因みにこの事は、
利確だけでなく、
損切りの時も同じです。

ロットが大き過ぎると、
損切りができなくなるので、
適切なロット管理というのは
FXで物凄く重要です。

 

 

自分のトレードに自信がない

自分のトレードに
自信がない場合も、
利確が早すぎる原因に
なる事があります。

 

自分のトレードが定まっておらず、
自信がない状態だと、
エントリー後に含み益が乗ると、

「どこまで伸びるかわからない」
「ここで反転して損切りは嫌だ」
「じゃあ今の内に利確しておこう」

といった気持ちが働きやすいので、
早すぎる利確が起きやすくなります。

 

もし、自分のトレードが
はっきりと決まっていなくて、
すぐに利確してしまうのであれば、
この事も原因である可能性があります。

このような場合は、
まずは徹底的に検証をして、
自分に合った手法を作りましょう。

 

手法をちゃんと作るだけでも、
自分のトレードに自信がついて、

「どこまで利益を伸ばせるのか?」

といった事がわかるので、
早すぎる利確もなくなります。

 

もし、手法を作るための
検証方法がわからない場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。

 

 

まとめ

今回は、FXでの
利確のタイミングについて
私が考える方法を
お伝えしてきました。

 

利確のタイミングは
十人十色なので無限にあります。

ですが、今回紹介した
7つの内どれかを使う、
もしくは組み合わせれば、
それなりに納得した利確が
できるようになると思います。

もし、
よさそうなものがあれば、
試してみてください。

 


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