FXでの利確と損切りの比率はいくつがベスト?勝ち組の割合は?

 

FXのトレードを続けていると、

「損切りと利確の比率は
どのくらいがいいのか?」

というのに迷う事があると思います。

 

実際に昔の私も、
損切りと利確の比率に正解を求めて
悩んだ時期があります。

 

比率を小さくすると
勝率は多少上がるけど
なんだかしっくりこない。

逆に比率を大きくすると
勝率が落ちてこれもストレスになる。

こんな事の狭間で悩んでいました。

 

そこで今回は、
FXでの利確と損切りの比率は
どのくらいが良くて、
どうやって決めればいいのかなどについて
私の経験を交えながらお伝えしていきます。

 

動画で見る場合は以下から見れます。

 

損切りと利確の比率はどのくらいがいい?

FXでの損切りと利確の比率って
迷う事が多いのですが、
これはどのくらいがいいのでしょうか?

 

正直な答えを言ってしまうと、

“いくつでもいい”

というのが実際のところになります。

 

明確な比率を求めていたと思いますが、
現実は人それぞれです。

なぜなら、
FXは自分に合ったトレードを続ける事で
安定した結果を出し続ける事ができるからです。

 

その為、他人が推奨する
損切りと利確の比率を使っても
それが自分の性格に
合わないこともよくあります。

 

こういう理由から、
損切りと利確の比率は
その人次第でいくつでもいいのです。

 

しかしそうは言っても、
ある程度の目安は欲しいですよね。

そこでここからは、
私が考える比率について
簡単にですがお伝えしていきます。

 

せっかちな性格の人は比率は小さめ

せっかちな性格だったり、
早く決済して
利益を確定させたい性格の人は
損切りと利確の比率は
小さめがいいでしょう。

 

比率としては1:1ぐらいが
ちょうどいいと思います。

このぐらいなら、
勝率が51%以上あれば
トータルでプラスになるので、
高勝率も必要ありません。

 

もし、
もう少し利食い幅を大きくしたいなら、
比率を1:1.1~1.3ぐらいまで
広げてもいいと思います。

このぐらいであれば、
勝率も落ちる事がほとんどないし、
短時間で利確もできるので、
それなりに満足できると思います。

 

逆に比率を1:1.5まで広げると、
私の経験上、
利確までに時間が掛かって、
勝率も落ちやすいです。

 

例えば、いつもは+30pipsで
利確をしていたのが
+45pipsで利確をする事になります。

この15pipsって近いようで
意外に遠いです。

特にボラティリティが低い相場だと、
あと少しが届かずに戻って来たり、
時間が掛かったりします。

 

ですから、せっかちな性格で
早く利益を確定させたい場合は、
損切りと利確の比率は
1:1~1.3ぐらいまでを
まずは試してみるといいと思います。

 

のんびりな性格の人は比率は広め

逆に、のんびりな性格だったり、
勝率は落ちてもいいから
利益を大きく伸ばしたい人は
比率を広めにするのがオススメです。

 

比率でいうと大体1:2~5ぐらいです。

 

このぐらいなら、
勝率が35%以上あれば
トータルでプラスになるので、
高勝率を維持する精神的なキツさも
大きく減らすことができます。

 

その代わり、比率を大きくすれば、
それだけ利確ポイントまで届かずに
戻ってくる場面も増えます。

 

いくらのんびりな性格でも、
利益を取り逃すのは苦痛になるので、
そこはどこまで伸びた時に
戻ってくると苦痛が強くなるのかを
チェックするのが効果的です。

 

もし、利益を伸ばしたいけど、
取り逃すのも嫌な場合は、
分割決済を使うといいと思います。

ある程度伸びたところで半分利確をして
ストップを建値に移動してから
残りの半分を大きく伸ばすのです。

 

そうすれば、
利益を確保した状態で
大きく伸ばすことができるので、
精神的にも楽になります。

 

もし、分割決済の方法について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXの分割エントリー同様に大切!分割決済のコツと注意点

 

個人的にやりやすいのは1:2

私自身、
損切りと利確の比率は
色々と試してきたのですが、
個人的には
1:2が一番やりやすいです。

 

このぐらいの比率だと、
1回損切りになったとしても
次に利食いができれば、
プラスになります。

仮に2連敗をしても
1回の利食いで損失をゼロにできるので、
すぐに取り返せる感覚があって
精神的にもストレスが少ないです。

 

それでいて、
利確ポイントに届かずに
戻ってくることがそんなに多くないし、
勝率も70~80%以上を
目指すこともできます。

 

とにかくいろんな面で
ちょうどいいので、
損切りと利確の比率は
1:2が私にはやりやすいです。

 

もし、この比率について
より細かく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXのリスクリワードとは?勝つ為に必要は嘘?理想の比率は?

 

FXで勝ち組の損切りと利確の割合は?

損切りと利確の比率を考える時に、

「FXの勝ち組ってどれくらいの割合なのかな?」

なんて考える事があるかもしれません。

 

しかし、FXでの勝ち組も
この割合は人それぞれです。

 

私の周りの勝ちトレーダー達も、
比率を1:1にして
早めに利食いをする人もいれば、
1:5など大きめの割合にして
利食いをする人もいます。

 

そうかと思えば、
私と同じように
1:2ぐらいで利食いをする人もいます。

その代わり、
1:5など大きめの比率の人は
分割決済を使っている人が多いです。

 

こんな感じで、
FXでの勝ち組の損益比率も
バラバラなので、
特に気にする必要はありません。

 

1つ言えることは、
どの勝ちトレーダーも
自分に合った比率で
トレードをしていることです。

ですから、
勝ち組の損切りと利確の割合は
気にせずに
とにかく自分に合った割合を
見つけていくのが一番重要です。

 

損益比率は現状のトレードと目標から決めるのもアリ

もし、損切りと利確の比率を決めるのに
迷いがあるような場合は、
今の自分のトレードの現状と
目標から決めるのもアリです。

 

例えば、
今の自分のトレード記録を見返して、
その回数と勝率、
自分が月間に取りたい目標の数値から
損切りと利確の比率を決めるのです。

 

仮に今のトレードが
月に20回あって勝率が50%はいける。

そして月間200pips取りたいとしましょう。

 

こうなると、単純計算で
月20回のトレードがあるなら、
勝ちが10回で負けが10回になりますよね。

この時に月間200pipsを取りたいなら
1回あたり平均+20pipsを
積み上げていく必要があります。

 

よって、損切り幅が-20pipsなら、
利確は+40pips必要になるので、
損切りと利確の比率が
1:2以上は必要なことがわかります。

 

これがもし、同じ条件で
月間100pipsを狙うなら、
この比率が1:1.5は必要だし、
月間300pipsを狙うなら、
1:2.5は必要になります。

このように、
今の自分のトレードの状況や
狙う月間の成績を組み合わせて
損切りと利確の比率を決めるのもアリです。

 

ただし、比率を広げれば、
その分、利確ポイントに届かずに
戻ってくる可能性が増えます。

そうなると、
現状のトレードの勝率を
下回る可能性も出てくるので、
この辺りは検証が必要になります。

 

トレード通貨によって比率を変えてもOK

FXの場合、
通貨を対象にして
トレードをしていくのですが、
この通貨によって、
損切りと利確の比率を変えるのもアリです。

 

例えば、
ポンド系の通貨やゴールドなど、
ボラティリティの高い通貨を
トレード対象にしている場合は、
比率を大きめにする。

逆に、ユーロドルなど、
ボラティリティの低い通貨を
トレードする時は
比率を少し小さめにするなどです。

 

これをやることで、
通貨によるボラティリティに合わせて
トレードができるので、
余計な利益の取りこぼしなどを
防ぐことができます。

 

実際に昔の私は
複数の通貨をトレード対象にしていた時に、
全ての通貨に対して、
同じ損切りと利確の比率を使っていました。

 

そしたら、ボラティリティの高い通貨は
すぐに利食いになってくれたのですが、
利食い後に更に伸びていく事がよくあり、
悔しい思いをする事も多かったです。

 

逆に、ボラティリティの低い通貨だと、
利食いになるまでに時間が掛かるし、
利食いポイントに届かずに
戻ってくることも多くて、
それでも悔しい思いをする事が多かったです。

 

これがわかってからは、
ボラティリティの高い通貨では
損切りと利確の比率を少し広めにして、
そうでない通貨は
比率を少し狭くしていました。

 

こうすることで、
余計なストレスが大分減ったので、
もし複数の通貨をトレード対象にしているなら、
通貨別に比率を変えるのもアリです。

その代わり、
通貨ごとにちゃんと検証をする必要があるので、
けっこう面倒くさいです。

 

だから、これが面倒で嫌なら、
自分にとってちょうどいい
ボラティリティの通貨を複数選んで、
それだけでトレードをするのでもいいです。

 

例えば、損切りと利確の比率を
全てのトレードで1:2に固定したいなら、
それが達成可能な、

・ドル円
・ポンド円
・ユーロ円
・ポンドドル

といった通貨に絞って
トレードをするのです。

 

こうすれば、
いちいち比率を通貨ごとに変えずに
トレードをする事ができます。

 

もし、通貨別の動きについて
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。

 

 

損切り幅を決めてから比率を考える

FXでの損切りと利確の比率は、
色んな要素によって変わってくるので、
どの部分を固定して、
どこを変えるのか
迷ってしまう事もありますよね。

 

そんな場合は、
自分が許容できる損切り幅を決めてから
比率を考えていくのが効果的です。

 

なぜなら、トレードをする上で
最も重要なのは、

“使っているトレードルールが
自分の性格に合っているか?”

ということになるからです。

 

その為、損切り幅が
自分の損失許容範囲内に収まっていないと、
どんなに良い比率であっても、
トレードを続ける事ができなくなります。

 

この事から、
損切りと利確の比率を決める場合、
まずは自分が耐える事ができる、
損切り幅を基準にして
比率を決めていくのです。

 

例えば、自分の中では、

「損切り幅は30pipsが限界だな」

と感じているのであれば、
損切り幅を30pips以内にするのです。

 

そこから、
自分が目指すトレードの勝率や
今のトレードの勝率を基準にして、
損切りと利確の比率を決めるのです。

仮に、損切り幅を30pipsに抑えて、
勝率60%を目指すのであれば、
損切りと利確の比率は1:1以上あれば
トータルでプラスになります。

 

よって、損切り幅を30pipsにした場合、
利食い幅は30pips以上に設定すれば、
自分のメンタルに合った
比率を決めることができますよね。

 

損切り額も考慮しよう

自分が許容できる損切り幅から
利食い幅を決めて、
自分に合った比率を決めたら、
自分が許容できる損切り額
ちゃんと頭に入れておきましょう。

 

なぜなら、損切りと利確の比率が
いくら自分に合っていたとしても、
損切りをした時の金額が
自分の精神的許容値を超えていたら
意味がないからです。

 

例えば、自分の損失許容範囲が
-5,000円だったとしましょう。

それなのに損切り額が
-1万円になってしまったら、
どんなに利確と損切りの比率が
自分に合っていても、
強烈な苦痛を味わう事になります。

 

そして、その苦痛が、

・損切りできない
・ナンピン
・リベンジトレード

といった事を引き起こしてしまい、
大損する可能性が非常に高くなります。

 

これが起きてしまうと、
せっかく決めた損切りと利確の比率が
全く意味のないものになってしまいます。

だから、自分の損失許容範囲も考えて、
適切なロットと損益比率で
トレードをするようにしましょう。

 

例えば、自分に合った損切りと
利確の比率が1:2で、

・損切り幅:-20pips
・利食い幅:+40pips

と決めたとしましょう。

 

そして、1回のトレードの
許容損失額が-5,000円なら、
適切なロット数は
0.25ロット(2.5万通貨)以下です。

このように決めておけば、
適切な損益比率と損切り額で
トレードができるので、
精神的苦痛を大きく抑える事ができます。

 

結局のところ、
比率は損切り幅と許容損失額の両方が揃って
初めて意味を持ちます。

どちらかが欠けると必ず無理が出るので、
比率を考える時は
セットでチェックするようにしましょう。

 

もし、資金のリスク管理について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXでのリスク管理で特に重要な点とは?

 

損切りと利確の方法がわからない場合

損切りと利確の比率の決め方は
ある程度分かったけど、

「そもそも損切りと利確の方法が
イマイチよくわからない」

という事もあるかもしれません。

 

いくら自分に合った比率や
損切り幅がわかったとしても、
適切な損切り位置や
利食い場所がわからないと、
損切り貧乏になったり、
利益を取りこぼしやすくなります。

 

これが起きてしまうと、
せっかく決めた比率が
水の泡になってしまい、
資金が増えるどころか、
減る一方になってしまいます。

 

ですから、
適切な損切り位置や
利食い場所を把握して
トレードに組み入れる事が
物凄く重要になってきます。

 

ただ、この辺りを説明するとなると、
かなり長くなってしまうので、
もしこれらの事について知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。

 

 

どうしても比率に迷うならまずは1:2で検証

ここまで、
損切りと利確の比率の基準や、
決め方などについて
色々とお伝えしてきました。

 

基本的には、
ここまでお伝えしてきた事を活用すれば、
自分に合った比率を見つけられるはずです。

 

でも、どうしても比率に迷ってしまうなら、
まずは1:2にして検証をするのが良いです。

なぜなら、このぐらいの比率だと、
狭い比率と広い比率の
ちょうど中間になるので、
基準を作ることができるからです。

 

その為、まずは損切りと利確の比率を
1:2の状態で検証をしてみて、

「もっと利を伸ばしても大丈夫そうだな」

と感じたのであれば、
比率をもう少し広くして、

「ちょっと1:2だときついな」

と感じたのであれば、
比率をもう少し狭くして
再度検証をしていくのです。

 

こうすることで、
勝率の変化や自分の精神的な負担が
どのくらい変わるのかを把握できるので、
自分の性格に合った
損切りと利確の比率が
見つかりやすいと思います。

 

もし、検証方法がわからない場合は
以下の記事も参考にしてみてください。

 

 

まとめ

損切りと利確の比率に

「これが正解」

という数字はありません。

 

勝ち組と言われるトレーダーでも、
その比率はバラバラです。

 

ですから、大切なのは、

・自分の性格に合っているか
・今のトレード成績と目標に合っているか
・精神的に無理なく続けられるか

こういうものに当てはめて、
自分なりの比率を見つけることです。

 

もし、どうしても迷うなら、
まずは 1:2からスタートして検証してみましょう。

そこから広げたり
狭めたりして調整すれば、
自然とあなたにとっての最適な比率が
見えてくるはずです。

 

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