FXで損切り後の嫌な気持ちを上手く切り替える方法

 

トレードで損切りをした後って、
ものすごく嫌な気持ちになりますよね。

私なんかは特に負けず嫌いなので、
損切り後は
腹立たしい気持ちでいっぱいです(笑)

 

特にFXで負けていた頃の私は
損切りになると悔しくて
気持ちを切り替える事ができませんでした。

その結果、
リベンジトレードを繰り返してしまい、
1,000万以上の資金を失う事となりました。

 

そこで今回は、
損切り後の嫌な気持ちを
私が切り替えられるようになった方法を
お伝えしていきます。

 

動画で見る場合は以下から見れます。

 

損切り後の嫌な気持ちを切り替えるには?

私が損切り後に
嫌な気持ちを切り替える方法として、
効果的だったのが、

 

チャートをすぐ閉じて体を動かす

 

というものでした。

 

物凄くありきたりな方法ですが、
私はこれが一番効きました。

 

そして、チャートを閉じた後は、
最低でも1~2時間ぐらいは、
FXに関する情報を遮断していました。

こうすることで、
徐々に悔しさやショックが治まっていき、
冷静な目でもう1度チャートを
見る事ができるようになりました。

 

例えば、私の場合であれば、
シャワーを浴びに行ったり、
ウォーキングに行ったりしていました。

 

損切り後に
チャートをすぐに閉じたとしても、
部屋にそのままじっとしていると、
損切りのことばかりを考えたり、
ついスマホでチャートを見たりして、
怒りの感情のはけ口がないからです。

 

しかも、
ついチャートを確認して、
自分が損切りした場所から
反転しているのを見てしまったら、

「ふざけんなよ!」

なんて切れながら
すぐに再エントリーをしていました。

 

でも、自分がエントリーした瞬間に
逆行が始まってまた損切りになるんです。

こうなったらもうダメで、
そこからはポジポジ病や
リベンジトレードが発生して
傷口を余計広げていました。

 

だから、チャートを閉じて、
体を動かすことで、
強制的にチャートを見れないようにするのです。

 

とはいえ、
シャワーを浴びている最中や、
ウォーキング中に、

「悔しい」

という気持ちは続きます。

 

でもしばらくすると、
段々と悔しい気持ちが落ち着いてきて、

「何がダメだったんだろう?」
「ちゃんとルール通りにできてたのか?」
「もう1回チャートを確認してみよう」

といった感じで、
損切りの原因を考えるようになってきました。

 

この状態になると、
もう1度チャートを見たとしても、
悔しさですぐにトレードをする事はなく、
冷静に損切りの理由を
考えられるようになっていました。

 

そして、損切りの理由がわかったら、
それをトレードノートに書いて
次からやらないように心がけていました。

 

こんな事を続けていく内に、
段々と損切り後の嫌な気分を
切り替えるコツがわかってきて、
余計な事をしなくなっていきました。

 

ですから、もしあなたも
過去の私のように
損切り後の気持ちを切り替えるのが
難しいと感じているなら、

“チャートを閉じて体を動かす”

というのを試してみてください。

 

もし、雨などで外に出れない状況なら、
ベランダに出てボーっとするのでもいいし、
ソファーに寝転んでボーっとするのでもいいです。

最初の方は損切り後のイライラがありますが、
しばらくすると落ち着いてくると思います。

 

損切り後はしばらくチャートを見ない

損切り後の嫌な気持ちを切り替えるには
チャートから離れて
体を動かすことが効果的です。

 

更にこれに加えて、
損切り後は1~2時間ぐらい
チャートを見ないのがオススメです。

なぜなら、
そのぐらいの時間が経たないと
悔しさや怒りの感情が
上手く抜けきらないからです。

 

例えば、
人間が怒りを感じるMAXの時間は
大体3秒ぐらいだと言われています。

その為、怒りをコントロールする
アンガーマネージメントでは
まずは5秒ぐらい我慢することが
推奨されています。

 

しかし、FXとなると
生きるのに必要なお金を失っているので、
怒りや悔しさが
けっこうな時間続くことが多いです。

そうなると、
5秒我慢した程度では
これらの感情が消える事はありません。

 

その状態ですぐにチャートを見れば、
取り返したい気持ちが沸いてきて、
リベンジトレードなどをしやすくなります。

 

実際に昔の私も、
アンガーマネージメントを参考にして
最初は損切り後に5分間
チャートから離れてみたのですが、
パソコンの前に戻ってきたら
また怒りや悔しさが沸いてきました。

その結果、
すぐに感情だけでトレードをしてしまい、
また損切になって傷口を大きく広げていました。

 

逆に損切り後に
ウォーキングなどへ行って
1~2時間以上チャートから離れると
かなり気持ちが落ち着いて
リベンジトレードなどが大きく減りました。

 

このような経験からも
損切り後は1~2時間ぐらいは
チャートから離れる事をオススメします。

 

なぜ体を動かして時間を置くのがいいの?

損切り後に体を動かして時間を置くと
気持ちを切り替える事ができるのですが、

「なんでそれが効果的なの?」

みたいに思ったかもしれません。

 

実はこれらの事をすることで
気持ちが落ち着いてくるのには
化学的な根拠があります。

 

例えば、損切り直後は
交感神経が優位になって
戦うモードが強くなっています。

その為、心拍数が上がったり、
頭に血が上りやすくなっている状態です。

 

ここで体を動かすと
今度は副交感神経が働いて
リラックスモードに切り替わるので、
自然と感情が落ち着いていきます。

 

また、損切りをした瞬間は
ストレスホルモンが多く分泌されます。

ウォーキングや
シャワーなどで血流を良くすると、
このホルモンが代謝されやすくなって
気分も軽くなっていきます。

 

更には、軽い運動をすると、
セロトニンやエンドルフィンといった
脳内物質が分泌されます。

これらは幸せホルモンなんて呼ばれていて、
気分を安定させ、
ストレスや痛みを和らげる働きがある為、
自然と前向きな気持ちになれます。

 

そして、感情には寿命があります。

悔しさや怒りといった強い感情は
長続きすることはあまりなく、
ピークを過ぎれば自然と弱まっていきます。

 

例えば、腹が立つ事が起きたとしても、
次の日になれば、
よっぽどのことがない限り、
怒りがかなり薄れる事が多いですよね。

 

このように、
体を動かして時間を置くことは、
単なる気休めではなく、
脳や体の仕組みに合った
感情をリセットする方法なんです。

 

だからこそ、
損切り後の嫌な気持ちを切り替えるには
まずは強制的にチャートから離れて、
体を動かして時間を置くのが効果的なのです。

 

損切り後”すぐに”気持ちを切り替える事はできる?

ここまで、損切り後の嫌な気持ちを
上手く切り替える方法について
お伝えしてきたのですが、

「損切り後に淡々と気持ちを切り替えて
すぐにトレードできるようにならないの?」

なんて事を思ったかもしれません。

 

勝っているトレーダーを見ると、
損切りになったとしても
何事もなかったかのように
気持ちを切り替えて
すぐにトレードをしている事がありますよね。

 

こういう姿を目の当たりにすると、

「自分もこんなふうになりたい」

って思うかもしれませんが、
FXで安定した結果が出ていない状態だと、
同じように気持ちを切り替えるのは
正直、難しいです。

 

なぜなら、勝っているトレーダーが
損切り後すぐに
淡々と気持ちを切り替えられるのは、

“損切りをしてもすぐに取り返せる”

という自信があるからです。

 

そしてその自信というのは
損切りをしても、
今まで何度も取り返して
資金を増やしてきた経験を
積み上げてきたからです。

 

例えば、10回のトレードで
5回損切りになったとしても、
残りの5回でしっかり利益を伸ばして
トータルでプラスにしてきた実績がある。

だからこそ、
損切りになったとしても
また次で取り返せばいいと
すぐに切り替える事ができるのです。

 

しかし、FXで勝てていない状況だと、
損を取り返して
資金を増やしてきた経験自体がないので、
損切り後に何事もなかったかのように
気持ちを切り替える事が難しいのです。

 

FXで負けていた頃の私もそうでした。

いくら検証の時点で
トータルで勝てるとわかっていても、
実践トレードとなると
本当のお金を賭けているので、
損切り後の苦痛が全然違います。

 

実際に自分の大切な資金が
減っているわけなので、
安定して勝てていない状況では
損切り後にすぐに気持ちを
切り替える事はできませんでした。

 

だからこそ、先程お伝えしたように、
まずはチャートから離れて、
体を動かしたり、時間を置いたりして
少しずつ気持ちを切り替えていく。

そしてこれをやりながら
実践経験を積んでいき、
徐々に勝てるようになっていく。

 

徐々に勝てるようになっていくことで、
損切りになっても
取り返せる経験値が積み上がっていき、
すぐに気持ちを切り替えられるようになる。

 

私の場合は、
こんな感じで少しずつ前に進んできたので、
無理に損切り後すぐに気持ちを
切り替えようとしなくて大丈夫です。

 

損切り後の嫌な気持ちを
すぐに切り替えられないのは当然です。

今勝っているトレーダー達も
みんな同じ経験をしています。

大切なのは、
それを乗り越えるための経験を
少しずつ積んでいく事なんです。

 

できる限り淡々と気持ちを切り替えるには?

損切り後に淡々と気持ちを切り替えるには、
実践トレードで安定して勝てていない内は
どうしても難しい部分があります。

 

ですが、
FXで安定した結果が出ていない状態でも
できる限り淡々と気持ちを切り替える為に
工夫できる事はあります。

 

徹底的に検証をする

やはりまずは最低限、
徹底的に検証をして、
自分が使う手法が
トータルで勝てるのを
ハッキリと理解する事です。

 

もちろん、先程お伝えしたように
検証で勝てるのがわかっていても、
実際のトレードとなると
そう簡単に損切り後の嫌な気持ちを
切り替えることはできません。

 

しかし、徹底的な検証によって
自分のトレードが
勝てるとわかっているだけでも、
それが心の拠り所になるので、
何もないよりも
ずっと嫌な気持ちを切り替えやすくなります。

 

昔の私自身も検証で
自分のトレードが勝てると
わかっていたことで、
損切りになったとしても、

「このトレードを続けていれば勝てるから大丈夫」

と自分に言い聞かせる事ができました。

 

これと合わせて
損切り後にチャートを閉じて体を動かしたり、
時間を置いたりすることで、
嫌な気持ちを上手く切り替える事ができました。

 

ですから、まずは最低限、
徹底的に検証をして
自分の手法を作り上げましょう。

その手法が心の拠り所となり、
次のトレードへ切り替える為の
大きな土台となってくれるはずです。

 

もし、手法の検証方法について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?

 

ロットを落とす

損切りの何が苦痛って、
自分の大切なお金を
減らしてしまうことですよね。

この苦痛が強いと、
損切り後に気持ちを切り替えられずに
余計な事をしてしまい、
傷口を広げてしまうんですよね。

 

ということは、
損切りになっても
悔しさで余計な事をしないような
ロットまで落とせば、
気持ちの切り替えもしやすくなります。

 

例えば、私が大損していた時って
必ずと言っていいほど、
自分にとって大き過ぎるロットで
トレードをしている時でした。

 

昔の私は、1回のトレードで
1万円の損失を超えてくると
悔しさが強くなって
気持ちが切り替えられなくなり、
リベンジトレードなどが起きていました。

 

だからある時、
1回の損失を思い切って
1,000円になるようにロットを落としたところ、
損切り時の苦痛が大きく減りました。

 

その結果、損切りになっても
余計な事をせずに
上手く気持ちを切り替えられるようになりました。

 

ですから、ロットを落とすというのも
可能な限り淡々と
気持ちを切り替えられるようになるには
大きな効果がありました。

 

因みに、ロットを落とすのは
損切りだけでなく利食いをする時にも
役に立ってくれます。

もしこの事について詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
FXで利食いが早くて損切ができない原因と対策方法

 

トレードスタイルを自分の性格に合わせる

トレードスタイルを
自分の性格に合わせるのも
損切り後の気持ちを切り替えるのに
意外に役に立ちます。

 

例えば、私の場合であれば、
大損をしていた時って、
スキャルピングなどの
短期トレードをしていました。

 

短期のトレードをしていると、
エントリーをしてから
すぐに損切りになる事が多いですよね。

これが私には物凄い苦痛で、
気持ちを切り替えられなかったし、
むしろ怒りが増幅して
すぐに再エントリーをしていました。

 

そこでまた短時間で損切りになると
更に怒りが増して、
今度は倍のロットで再エントリーです。

こんな事を繰り返している内に
資金が恐ろしいスピードで減っていき、
大損していました。

 

このような経験を何度もしていると、
当時の私には短期のトレードが
性格的に合っていないと感じたので、
一気に4時間足のトレードスタイルへ
時間軸を広げました。

 

そしたら、
短期トレードをしていた時よりも
損切りの幅と金額が
大きくなったのにもかかわらず、
損切りになったとしても
切れにくくなりました。

 

この時にわかったのが、
私の場合は、
短時間で損切りになると、
お金を払ったのに
対価を得られていない感覚が
強かったということでした。

 

これは例えるなら、
高い入園料を払って遊園地に入ったのに
あまりにもつまらなくて
すぐに帰らされたようなもので
納得感や満足感が全くないのと同じ感じです。

 

逆に4時間足のトレードになると、
保有時間が長くなる事から、
損切りになるまでの時間も伸びます。

 

これだとお金を失っても、

「この金額で長時間楽しめた」

という納得感に似た状態になって
悔しい気持ちが
そこまで出なくなりました。

 

その結果、損切りになっても
そこまで取り乱すことなく、
比較的簡単に気持ちを
切り替える事ができるようになりました。

 

この経験から、
トレードスタイルが
自分の性格に合っているかも
損切り後の気持ちを切り替えるには
重要だと感じました。

 

もし今のあなたが
損切り後の嫌な気持ちを
上手く切り替えられないのであれば、
今のトレードスタイルが
自分に合っているかも確認してみると
いいかもしれません。

 

因みに、私の場合は、
4時間足のトレードに変えてから
損切り後の気持ちを
上手く切り替えられるようになったこともあり、
このトレードスタイルが
FXで勝てるきっかけとなりました。

 

もし、4時間足のトレードについて、
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
4時間足のデイトレがFXで勝てるきっかけになった!

 

損切りができている時点であなたは勝ち組

損切りになると、
上手く気持ちが切り替えられずに
苦しむことってありますよね。

 

私も全く同じでした。

損切りになると悔しさや怒りを感じて
悶々とした気持ちが続いて、
上手く次へ切り替えられないんですよね。

 

でも覚えておいて欲しいのが、
気持ちを上手く切り替えられなくても
損切りができている時点で
あなたはすでに勝ち組の領域へ
足を踏み入れているんです。

 

現実は非常に多くの人達が
損切りができずにポジションを放置してしまい、
気付けば資金を溶かして退場していきます。

昔の私が正にこれでした。

 

だから、今損切りができているだけで、
実は大多数のトレーダーよりも
あなたは二歩も三歩も
前に進んでいる状態なんです。

 

損切りは単なる負けや失敗ではなく、
次のチャンスに進む為の通行料と同じです。

 

例えば、電車で目的地へ向かう時に
電車賃を払うのと同じです。

電車賃を払ったからといって、
損をしたとは思いませんよね。

 

損切りもそれと同じで、
稼ぎ続けるFXトレーダーという目的地へ
辿り着くために必要な通行料なんです。

 

だから、
損切りができている時点で、
正しい方向へ進んでいると
胸を張っていいです。

 

あなたはもう退場組ではなく
生き残り組にいる状態です。

 

そしてそこから
勝ち組へと進んでいくので、
損切り後に気持ちを切り替えられずに
悩む必要はありません。

あなたの今の積み重ねが、
勝ちトレーダーへの未来につながっていきます。

 

まとめ

今回は、
FXで損切り後の嫌な気持ちを
上手く切り替える方法について
お伝えしてきました。

 

損切りになると、
どうしても嫌な気持ちが続いて、
切り替えるのが難しいと
感じてしまいますよね。

 

そんな時は、
まずはチャートから離れて
体を動かしたり、
時間を置いたりしてみてください。

それが気持ちの切り替えにつながり、
また新しい気持ちで
次のチャンスに備える事ができるはずです。

 

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