「どこでエントリーをすればいいかわからない」
こんな悩みにぶつかっていませんか?
あとからチャートを見れば、
エントリーポイントがわかるけど、
いざ実践となると急にわからなくなる。
そしてそうこうしている内に
いつの間にか反転していて、
あとになって気づいて悔しい思いをする。
しかも勇気を出して入ったら入ったで
今度はすぐに逆行されて損切りになる。
「もう何をどうすればいいかわからない」
こんなふうに苦しんでいるかもしれません。
そこで今回は、
エントリーポイントがわからない時の
見つけ方についてお伝えしていきます。
この記事を最後まで読むことで
自分に合ったポイントの見つけ方がわかり、
また一歩前進する事ができるはずです。
動画で見る場合は以下から見れます。
自分が取りたい形を過去チャートから逆算する
普通、エントリーポイントを探す時って、
未来の形が見えていない
チャートの右端で判断する事が多いですよね。
でもこの方法は、
すでに出来上がった過去チャートから、
自分が入りたい場所を見つけて
その位置がどうなっているかを
チェックしていくのです。
例えば、先程紹介した
上記のチャートを見た時に
黄色マルからの下落の波を
狙いたいと思ったとしましょう。
そしたら、この下落の起点から
どういう理由で下がったのかを
チェックしていきます。
まず、最初の黄色マルの場所を
チェックしてみると
下落トレンドな上に、
レジスタンスラインが
引けるような場所になっています。
更に戻り具合を見る為に
フィボナッチを引いてみると
ちょうど61.8の位置で反転しています。
つまり、この場所というのは、
・下落トレンド
・レジスタンスライン
・フィボナッチ
この3つが重なった事で
下落した可能性が高いと考える事ができます。
では次の場所も見ていきましょう。
まず、この位置も下落トレンドな上に、
レジスタンスラインが
引けるような場所になっています。
更にフィボナッチで戻り具合を確認してみると、
直近の流れに対して半値の位置から反転しています。
つまり、この場所では
・下落トレンド
・レジスタンスライン
・フィボナッチ50
といった3つが重なった事で
下落した可能性が高いと考える事ができます。
そして、この2つの場面から判断すると、
自分が入りたいと思った場所は、
・下落トレンド
・レジスタンスライン
・フィボナッチ50~61.8
この形が揃っている事がわかるので、
これらの根拠が揃った場所を
エントリーポイントにする事ができます。
しかし、この根拠を
以下の黄色マルの位置に当てはめると
逆行されて損切りになります。
まず、この位置は、
下落トレンドな上に
直近の下落の流れに対して
フィボナッチが61.8の場所になります。
しかし、この位置に
レジスタンスラインを引いてみると
そんなに反応するような場所ではないですよね。
更に、直前の流れをよく見ると
戻り高値を上へ抜けて
トレンド転換をしています。
つまり、
前の2つの位置と
似たような場所ではあるのですが、
レジスタンスがないのと、
トレンド転換をしている事で、
あまり反応せずに
上がった可能性が高い事が考えられます。
ということは、
自分が入りたいと思った場所は、
・下落トレンド
・レジスタンスライン
・フィボナッチ50~61.8
・トレンド転換をしていない
この条件を満たしている場所だとわかります。
そうすればこの条件が
そのままエントリーポイントになりますよね。
あとはこの条件で検証をしていき、
勝率やトータルで勝てるかをチェックしながら
細かい部分を調整していけば、
自分にとっての
最適なエントリーポイントが出来上がります。
過去の私も
色々と検証をしたり、
商材などを買い漁って
エントリーポイントを探していたのですが、
全然見つからずに
わからなくなっていた事がありました。
そんな時に、
「自分はどういうトレードをしたいのか?」
というのを考えて
この方法を使う事で、
エントリーポイントが見つかった経験があります。
ですから、もしあなたが昔の私のように
エントリーポイントがわからずに悩んでいるなら、
この方法を試してみると、
自分に合ったポイントが見つかるかもしれません。
自分の勝ちトレードを見返す
自分の勝ちトレードを見返す事も
エントリーポイントがわからない場合には
効果的です。
なぜなら、勝ちトレードというのは、
無計画なナンピンやリベンジトレードなど、
感情でエントリーをしていない限り、
ほとんどの場合、正しい判断ができているからです。
ということは、
過去の勝ちトレードを見返していけば、
エントリーの仕方に共通点が見えてくるので、
それがエントリーポイントとなります。
昔の私も
エントリーポイントがわからなかった時に
自分の勝ちトレードを見返してみました。
例えば、私が押し目買いをしていて、
上手くいかなかった時に
勝ちトレードを見返して、
なんで勝てたのかをチェックしてみました。
そしたら、エントリーポイントに
共通していたのが、
サポートラインにレートが来ても
すぐにエントリーをするのではなく、
少し時間が経ってからエントリーをしていました。
今であれば、
サポートラインで少し揉み合うという事は、
逆張りで売っている人達が
これ以上下がらないと判断して
利食いをしてきている。
更にこれに加えて、
新規の買いも入りやすいから
勝ちやすいというのがわかるのですが、
当時はそこまで理解できていませんでした。
それでも勝ちトレードを見返した事で、
エントリーポイントの共通点が見つかり、
「少し待ってから
押し目買いをした方が勝ちやすい」
というのがわかったので、
これをきっかけに
エントリーポイントがわかった経験があります。
あとは勝ちトレードを見返している時に
複数の根拠が重なっていると
勝ちやすい点にも気付きました。
このことも、
エントリーをする時には
単発の根拠で入らないように
意識する癖がつきました。
通常、トレード記録は
負けトレードをチェックして
余計な負けを減らす為に使います。
しかし、
エントリーポイントがわからない場合は
勝ちトレードを見返して、
自分がどんなエントリーをすれば勝てるのかを
把握する為に使うこともできます。
ですから、
エントリーポイントがわからずに
悩んでいるような状況なら、
自分の勝ちトレードを見返すのも効果的です。
もし、効果的な
トレード記録の取り方を知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒FXで勝てるようになる為のトレード日記の書き方と分析方法
なぜ複数の根拠が揃うと勝ちやすいのか?
ここまでエントリーポイントがわからない時の
見つけ方についてお伝えしてきました。
その中で、
“複数の根拠が揃う場所でエントリー”
といった言葉を使っていましたよね。
FXはエントリー時に
複数の根拠が揃った方が
勝ちやすくなるのですが、
「なんで勝ちやすくなるの?」
って疑問に思ったかもしれません。
この理由としては、
相場参加者の売買が集中するからです。
例えば、
以下のチャート画像の黄色マルから
レートが反転して下落をしています。
まず全体の流れを見ると、
下落トレンドになっています。
つまりこの場面では、
買いたい人よりも
売りたい人が多い状態です。
そしてこの位置というのは
レジスタンスラインが引ける場所でもあります。
よってここでは、
レジスタンスラインを重要視して
売りを狙っている人達が
エントリーをしてくるので、
これが下落する要因になります。
またこれに加えて、
この位置は直近の下落の流れに対して
フィボナッチ50の位置でもあります。
その為、フィボナッチをメインにして
売りを狙っている人達も
エントリーをしてきます。
更にこの位置は
MAがぶつかる場所でもあります。
ということは、
MAをメインにして
トレードをしている人達も
売りでエントリーをしてきます。
このように、
複数の根拠が揃う場所というのは
相場参加者の売買が一斉に集中するので
反転する確率が上がります。
今回はMAを紹介したのですが、
MA以外のテクニカル指標が
重なるのでも当然大丈夫です。
とにかく、複数の根拠が揃う場所を
エントリーポイントにしていくと
勝率が上がります。
エントリーはピンポイントで狙いすぎないこと
これは昔の私がそうだったのですが、
エントリーをピンポイントで狙い過ぎて
わからなくなっていた事がありました。
例えば、
以下のチャート画像の黄色マルでは、
押し目買いが狙えるような位置です。
しかし、昔の私は、
この辺りの目立った場所へ
サポートラインを以下のように引いていました。
そして、このどっちかで反応しない限り
エントリーはしないと決めつけていました。
だから、こういう形になると
エントリーができなくて
「どこでエントリーすればいいんだ?」
なんて、わからなくなっていました。
今であれば、
こういう近くに反転しそうな場所が
複数ある場合はゾーンで見て、
その中で反発をする動きを見せたら
エントリーをしていきます。
ただ、当時の私は
ピンポイントでのエントリーにこだわり過ぎて
トレードチャンスを逃していただけでなく、
エントリーポイントがわからないと思ってしまいました。
ピンポイントでエントリーを狙うと
このような事が起きる可能性もあるので、
エントリーポイントは点で狙うというよりも
面で捉えることも視野に入れると、
ポイントがわからないという迷いを
減らすことができます。
実際に私も、
無理に点で狙うことはせずに
近くに複数のエントリーポイントがある場合は
ゾーンで考えるようにしたら
迷いがかなり減った経験があります。
もし、ゾーンでの考え方について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXで水平線に迷う人必見!ゾーンを使えばチャートの判断が変わる
エントリーポイントの精度を上げる方法
ここまでは、
エントリーポイントがわからない時の
見つけ方を中心にお伝えしてきました。
しかし、
エントリーポイントがある程度見えてくると、
次にぶつかる壁としては、
“エントリーをした直後に逆行されてしまう”
というのが出てくると思います。
私もこれに悩まされた時期があるのですが、
この問題を解決に導いてくれたのが
2つのことでした。
マルチタイムフレーム分析
まず1つ目が
マルチタイムフレーム分析です。
これは上位足と下位足の流れを見ながら
トレードをしていく方法なのですが、
これができると、
エントリー直後に逆行される事が減ります。
例えば、以下のチャートは
1時間足のチャートなのですが、
現在の位置を見ると、
レジスタンスゾーンに来ていて
売りが狙えそうですよね。
この時にここですぐにエントリーをするのではなく、
下位足に切り替えて
細かくエントリーポイントを見ていくのです。
そこで今回は、
5分足へ変えて見てみましょう。
5分足で見ると、
上昇トレンドになっています。
ここですぐに入ると
損切りになる確率が上がるので、
エントリーをするのであれば、
押し安値を下へ抜けて
トレンドの転換が起きてからです。
では、この後の動きを見てみましょう。
押し安値を下へ抜けてきました。
これによって
5分足でトレンド転換をしたので、
あとは一旦戻りを待って
再度押し安値で反発をしたらエントリーです。
それではこの後の動きが
どうなったかを見てみましょう。
押し安値までレートが戻ってきた後に
反発して下がっていきました。
今回の場面だと
エントリーは黄色マルになるでしょうか。
このように、
マルチタイムフレーム分析を使えば、
エントリーの精度を上げる事ができるので、
すぐに逆行されて損切りになる確率を
減らすことができます。
もしマルチタイムフレーム分析について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXで複数の時間足チャートをシンクロさせてトレードする方法
大衆心理を考える
エントリーの精度を上げるのに
2つ目に効果的な方法は、
チャートから大衆心理を考える事です。
チャートというのは
相場参加者によってトレードがされて
作られています。
ということは、
相場参加者の心理を読めれば、
この後にどう動きやすいのかを
予測することが可能です。
例えば、マルチタイムフレーム分析の場所で
紹介した5分足のチャートがありますよね。
これも大衆心理を考えながら見ていくと、
なぜ下落していったのかがわかります。
まず、レジスタンスラインに来た時点では、
短期的に強い上昇が続いています。
つまり、短期的には
逆張りで買っている人が多い状態です。
その為、
いくらレジスタンスラインにレートが来たとはいえ、
この強い上昇の流れによって、
逆張りで買っている人達は、
「上昇の勢いが強いな」
「このまま上がる可能性があるから
まだ利食いはせずに利益を伸ばそう」
と考えてくるので、
利食いをあまりしてきません。
また、戻り売りを狙っている人達も
「売りたいけど上昇の勢いが強いから
一旦売るのはやめておこう」
と判断して、
売りでのエントリーを控えてきます。
よって、
この位置ですぐにエントリーをすると
そのまま逆行されて
すぐに損切りになる確率が上がります。
しかし、これが押し安値を下へ抜けて
トレンド転換をすると、
逆張りで買っていた人達が、
「あれ?上がると思ったのに上がらずに
押し安値を抜けてきた」
「トレンドの転換をしたし、
逃げておかないと利益がなくなっちゃう」
と考え出すので、
利食いが多く出始めます。
買いの利食いは反対売買の売りになるので、
これが下落する要因になります。
更に売りを狙っている人達も、
押し安値を下へ抜けることで、
「あ、トレンドの転換が起きた」
「そしたらここから下がりそうだから
売りでエントリーをしていこう」
と考え出して、
新規の戻り売りを入れてきます。
5分足で押し安値を下へ抜けてから
エントリーをすると逆行されにくくなるのは
これらの大衆心理が働くからなのです。
このように、
大衆心理を考えながら
チャートを見ていくと、
下がる理由を理解する事ができます。
そしてこのことが、
トレードの精度を上げてくれるだけでなく、
エントリーの迷いも大きく減らしてくれます。
私も大衆心理を考えながら
トレードをするようになったら、
形だけでエントリーをしていた頃よりも
自信を持ってトレードができるようになりました。
その結果、
これで損切りになったら仕方ないと
思えるようなトレードが増えて、
仮に損切りになったとしても
取り返そうとするような事をしなくなりました。
ですから、
エントリーポイントはある程度わかるけど、
エントリー後に逆行される事が多い場合は、
マルチタイムフレーム分析と
大衆心理を読む癖をつけるようにすると
その悩みを減らすことができると思います。
もし、大衆心理の読み方や
エントリー後の逆行の対処法を
もっと知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
ポイントを決めたら使い続けること
ここまでエントリーポイントの見つけ方や
ポイントを見つけたあとの
エントリー精度の上げ方などをお伝えしてきました。
しかし、一番大切なのは
エントリーポイントを決めたら
ある程度の期間使い続けることです。
この考えは
昔の私の経験から来たことなのですが、
私がFXで全然勝てなかった頃って、
エントリーポイントを決めたとしても
ちょっと連敗しただけで
すぐにそのポイントを捨てていました。
その結果、次から次へと
エントリーポイントを変えていたせいで、
「何をどうすればいいかわからない」
という状態になって、
エントリーポイントが
本当にわからなくなってしまいました。
このせいで、
お金と時間を無駄に失って
かなり遠回りしました。
その為、エントリーポイントを決めたら、
3ヶ月や半年など、
ある程度の期間使い続ける事が大切です。
当然、最初は上手くいかないことも多いですが、
使い続けてデータを取っていくことで、
改善点も多く見つかってきます。
そしてそれを1つずつ改善していく事で、
エントリーの精度がどんどん洗練されていき、
最後は自分に最適な
最強のエントリーポイントへ変わります。
そうなる為にも、
決めたエントリーポイントで
トレードをし続けながら、
記録の振り返りと
検証も合わせて続けていくと
FXで安定して勝てる日が
より早く実現できるはずです。
もし、検証方法について
イマイチわからないような場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
⇒FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?
まとめ
FXをしていくにあたって、
「エントリーポイントがわからない」
と悩む人はかなり多いです。
そんな時は
過去チャートの形から
自分が取りたい場所を見つけたり、
勝ちトレード記録をチェックしたりして、
エントリーポイントを探してみてください。
そして見つかった時は
しばらく使い続けながら
改善をしていくと
自分に適したエントリーポイントが
効率的に出来上がっていくと思います。
P.S. メルマガを始めました
大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。
という方には特におススメです。
もちろん、"勉強すべき事がわからない"
という場合にもオススメです。
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