FXは損小利大だけが正解じゃない!利小損大でも勝てる現実

 

FXのトレードをする時は
損小利大が鉄則みたいな
イメージがありますよね。

 

だから、それに乗っかって、
損小利大のトレードをしてみたけど
どうも上手くいかない。

実際は利小損大のトレードでも
余裕で勝てたりするんじゃないの?

 

こんなふうに感じていたりしませんか?

 

過去の私も同じ悩みにぶつかって、
どうやってトレードをしていけばいいのか
わからなくなった事があります。

 

そこで今回は、
利小損大のトレードでも勝てるのか?

そして、
どのくらいのリスクリワードで
トレードをしていくのが
最初は現実的なのかについて、
私の経験を交えながらお伝えしていきます。

 

動画で見る場合は以下から見れます。

 

FXは利小損大でも勝てるの?

FXでは損小利大が鉄則みたいな
風潮があるのですが、
利小損大でも勝てるのでしょうか?

 

いきなり結果から言うと、
利小損大の手法でも勝てます

 

そもそも、FXのチャートは
似たような動きをずっと繰り返しています。

その為、
その動きに合わせた手法なら、
利小損大の手法であっても
勝ち続けることができます。

 

例えば、

・利食い:+15pips
・損切り:-30pips

という手法を使って
1ヶ月のトレード回数が
20回あったとしましょう。

この時に勝率が70%あれば、
トータルの成績が+30pipsになります。

 

もし、利食い幅をもう少し大きくして、

・利食い:+21pips
・損切り:-30pips

といったように、
リスクリワードを1:0.7にして
月間のトレード回数が20回あるとします。

 

この場合であれば、

・勝率60%で+12pips
・勝率65%で+63pips

といったように、
勝率が60%台でも
トータルで勝つことができます。

 

このような感じで、
勝率を高めにもっていく事ができれば、
利小損大のトレードでも
安定した結果を出す事が可能です。

 

大切なのは自分に合っているかどうか

FXでは利小損大のトレードでも
勝つことができるのですが、
一番重要なのが
自分の性格に合っているかどうかです

 

FXはどんな手法であっても
勝てるとはいえ、
やはり自分の性格に
合ったものを使わないと、
結果を出し続けることが難しくなります。

 

だから、利小損大のトレードをするなら、
それが自分に合っているかを
まずは見極めるようにしましょう。

 

例えば、
利益を伸ばすよりも
今取れる利益をサッと取って
勝ちを多くした方が
精神的に安定する人なんかは
このトレードスタイルが合っています。

つまり、スキャルピングや
短期のデイトレードをするような場合です。

 

因みに私の場合は、勝率を上げたくて、
利小損大のトレードをしてみたのですが、
結果としてはあまり上手くいきませんでした。

当時は、先ほど紹介したような、
リスクリワードを1:0.7にした
トレードをしていました。

 

でもこの時は
トレード技術がなかったので、
どう頑張っても勝率が
60%ちょいまでしか上がりませんでした。

だから、
1ヶ月間頑張ってトレードをしても、
数十pipsしか取れなかったんです。

 

その時に、

「こんなに頑張っても
これしか取れないのか・・・」

っていうやるせなさみたいのを
感じました。

 

しかも、利小損大だと、
1回損切りになると、
その損失を取り返すのに
2連勝しなきゃダメです。

これが精神的に追いつめられるというか、
焦りが出てきてしまって、
ついルール外のトレードをしてしまうんです。

 

こういう事をすると、
当然負ける確率の方が高くなって、
また損切になると、

「4連勝しないと取り返せない」
「これはもう1発逆転を狙うしかない」

なんて考えてしまい、
ロットを上げてルール外のトレードです。

 

でも、そんな事をしても
勝てるワケもなく、
そこで負けると切れてしまい、
ポジポジ病や
リベンジトレードのオンパレードで
最後は資金を溶かしていました。

 

このような経験から、
利小損大のトレードは
私には合わなかったです。

だから、
この勝率依存型のトレードをするなら、
そのプレッシャーに自分が耐えられるかを
しっかり見極めてからにした方がいいと思います。

 

まずはリスクリワード1:1からがオススメ

損小利大のトレードが
いまいち上手くいかない。

かといって、
利小損大も精神的にきつい。

 

もし、このような感じで
迷っているなら、
まずはリスクリワードを1:1にして
トレードをしてみるのが
個人的にはオススメです。

 

なぜなら、この比率だと、
勝率が55%以上あれば
トータルでプラスに出来るからです。

 

例えば、
利食いと損切りの幅を30pipsにして、
1ヶ月で20回トレードをした場合、
勝率が55%あれば、
トータルで+60pipsになります。

これが勝率60%になれば、
+120pipsになります。

 

もし、利食いと損切りを
両方とも50pipsにすれば、
同じ条件でトレードをすると、
勝率55%で+100pips。

勝率60%で+200pipsになります。

 

このぐらいであれば、
損小利大でも利小損大でもないし、
ほどほどの勝率で
けっこう良い結果になるので、
煮え切らない感じを
かなり減らす事ができると思います。

 

私も利小損大のトレードが合わなくて、
損小利大のトレードができなかった時に
リスクリワードが1:1なら、
勝率が55%ぐらいの手法を作る事ができました。

 

正直、このぐらいだと
満足はできなかったのですが、
この高くない勝率で
それなりの成績になるなら、
今の自分にはこの辺りが良いのかもと
考えることができました。

 

なによりも、たった1回の損切りで
2連勝しないと損失を取り返せないという
プレッシャーが大きく減ったのが良かったです。

この状態になるだけでも
無駄なリベンジトレードを減らせたので、
資金を溶かす事も大きく減らせました。

 

そしてそこから
少しずつ勝てるようになってきたら、
リスクリワードを1:1.1など
細かく増やしていきました。

これをやる事で、
勝率がほとんど変わらずに
利益だけを増やす事ができたので、
精神的な負荷をあまり大きくせずに
トレードができるようになっていきました。

 

ですから、
損小利大のトレードが上手くできないし、
利小損大のトレードもきついと感じるなら、
まずは利益と損失の幅を同じにしてみると、
悩みを減らすことができるかもしれません。

関連記事:FXの手法で理想のリスクリワードはどれくらいなのか?

 

リスクリワードが1:1の手法はなにがいい?

リスクリワードが1:1の手法なら
勝率55%あればプラスになるので、
作るのはそこまで難しくはありません。

 

しかしそうはいっても、

「どんな手法がいいの?」

って思う事もあるかもしれません。

 

手法に関して言えば、
正直何でもいいのですが、
私が個人的にやりやすかったのが
トレンド中の押し目買いと戻り売りです。

 

やはり全体の流れに沿ったトレードだと
勝率が上がりやすい傾向にあります。

この状況の中で押し目買いや戻り売りをすると、
エントリー後にそこまで含み損を抱えずに
狙った方向へすんなり動く事も多いです。

 

それでいて、損切り幅も小さく済むので、
私にとっては
リスクリワードが1:1で、
勝率55%を超える手法も作りやすかったです。

 

また、この手法を使って特に良かったのが
損小利大へ進化させるのが
かなり楽だった点です。

なぜなら、トレンドに沿った
トレードをしていくので、
利益が伸びやすくなるからです。

 

ですから、
損小利大のトレードを目指すなら
私個人の意見では、
トレンド中の押し目買いと
戻り売りの手法がオススメです。

実際に私自身も
この手法を使って
FXでの負けから脱却できました。

 

もし、この手法について
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
FXで負け続きから脱却!ダウ理論と水平線だけのシンプルトレード

 

損小利大は勝てるようになってからでも遅くない

リスクリワードを1:1にして、
勝率55%以上で安定して勝てるようになれば、
資金はちゃんと増えていくので問題ありません。

損小利大のトレードを目指すのは、
こうなってからでも全然遅くないです。

 

むしろ、勝てるようになってからの方が
簡単に損小利大のトレードをできるようになります。

なぜなら、安定して勝てるようになると、
再現性の高いトレードが
できるようになっているからです。

 

再現性の高いトレードができると、
勝ちトレードも似たようなパターンで
繰り返している状態です。

そしたら今度は、
勝ちトレードの決済後の動きをチェックして、
どのくらいの確率でどんな状態の時に
利食い後に伸びているのかを確認するのです。

 

ここで決済後に伸びるパターンが見つかると、
そのパターンの時に利食いを伸ばすようにすれば、
安定したトレードをしながら
損小利大のトレードができるようになります。

 

例えば、昔の私の場合であれば、
以下のチャート画像の黄色マルで売って、
水色マルで利食いをしていました。

 

要するに、エントリー後に
一番近いサポートとなりそうな場所で
サクッと利食いをしていました。

 

こういうトレードが多かったのですが、
ある程度安定して勝てるようになってきた時に
利益をもう少し伸ばしたいと思うようになったので、
勝ちトレードの決済後の動きをチェックしました。

 

そしたら、
最初のサポートとなる場所で利食いをした後に
次のサポートとなりそうな場所まで
距離があるような場合は、
そこまで伸びていくのが多い事に気づきました。

 

これがわかった時に
本当にその通りになるのか
確かめたかったので、
まずは半分のポジションを
伸ばすことにしました。

そうすれば、
仮に上手くいかなかったとしても
半分は利食いができているので、
利益を失う苦痛も減らせたからです。

 

そして実際にやってみると、
本当に利益を伸ばせたんです。

 

これに気を良くした私は、
それ以降しばらく、
半分のポジションを
今までと同じ場所で利食いして、
もう半分を伸ばすような
トレードをしていました。

 

この事を続けている内に、
段々と伸びやすい場所が
わかるようになってきたので、
一括で利食いをするようになりました。

その結果、
損小利大のトレードができるようになり、
今ではリスクリワードを1:2~4ぐらいまで
上げることができました。

 

ですから、
損小利大のトレードをするのは
トレード結果が安定してからでも
全然遅くないです。

むしろ、
勝てるようになってからの方が
かなり楽にできるようになるので、
焦る必要は全くありません。

 

最初の方でもお伝えしたように
FXでは損小利大のトレードが
鉄則みたいなイメージがありますが、
自分に合った手法であれば、
なんだって勝てるようになります。

それだったら、
今の自分に合ったリスクリワードで
無理なくトレードをしていった方が
余計な迷いも減らすことができます。

 

そしてその無理のないトレードで
安定して勝てるようになれば、
そこから自然と利益も伸ばせるようになります。

その結果、
損小利大のトレードが
できるようになるので大丈夫です。

 

だから、まずは損小利大じゃなくていいので、
自分に合った利食いと損切りの比率で
トレードをしていきましょう。

結局それが一番の近道になります。

 

もし、効果的な利食い方法や
利食いを伸ばす方法について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。

 

 

勝てるようになると勝率も自然に上がる

損小利大のトレードを目指すと、
関係してくるのが勝率ですよね。

 

損小利大のトレードをしようとすると、
勝率が下がってしまうし、
利小損大のトレードをすると
勝率は上がるけど
損益の比率が悪くなってしまう。

 

過去の私は
こんな事でも悩まされて

「結局どっちがいいんだ?」

みたいに迷っていました。

 

ここに関しては、
勝率を上げて、
なんとか損小利大のトレードに
しようと色々と試したのですが、
当時の私にはちょっと難しかったです。

 

なぜなら、その時の私には、
FXでの勝ち癖がついてなかったからです。

 

今であれば、
大量の検証やトレード経験から、

「この辺りを狙うと勝率が上がるだろうな」

というのが感覚でわかるので、
最初からリスクリワードが良くて、
勝率がそれなりに高い手法を作れます。

 

ただ、当時の私は今に比べれば
当然トレード経験値が浅いので、
そういう場所がわかりませんでした。

その為、リスクリワードが1:2で
勝率が60%を超えるような
手法を作る事ができませんでした。

 

せいぜいリスクリワードが
1:1で勝率が60%

もしくは1:2で勝率が45%。

この辺りが限界でした。

 

だから結局、
まずはリスクリワードが1:1で
勝率が60%ぐらいの手法を使う事にしました。

この手法で少し不満を抱えながらも
なんとか使い続けていたら、
段々と勝率が上がっていきました。

 

なぜ勝率が上がっていったのかというと、
全てのトレードに対して記録を取って
見返しながら改善を続けていったからです。

 

FXのトレードって、
ルール通りにトレードをしていても、
回数を重ねていくと
そのルールの中でも、

・勝ちやすいパターン
・負けやすいパターン

っていうのが出てきます。

 

よって、負けやすいパターンを
排除していくようにすれば、
勝率が上がります。

 

更に、同じ手法を使い続けていると、
相場感覚が磨かれていき、
新しい勝ちパターンが
見つかることもよくあります。

 

例えば、私であれば、
環境認識の力が上がって、
より正しくトレンドを
読めるようになりました。

 

また、
大衆心理を読む力も上がっていき、
チャートそのものの読み方も
洗練されていったし、
見送るトレード技術も
アップしていきました。

こうやって、
1つの手法を使い続けることで、
段階的にトレード力が上がっていき、
これが勝率アップへつながりました。

 

そこに加えて、
先程お伝えしたように、
勝ちトレードの記録から
伸びやすい形を見つけて
利益を伸ばせるようにもなりました。

こういうのも重なっていき、
今ではリスクリワードが1:2以上で
勝率が60~80%ぐらいの
トレードができるようになりました。

 

このような経験から、
最初はそこまで勝率が高くなくても、
自分に合ったリスクリワードで
トレードをし続けていけば、
勝率が自然と上がっていく事がわかりました。

 

ですから、
最初から損小利大のトレードにして
勝率を高くしようとする必要はありません。

トータルで勝てるトレードをしながら
改善点を見つけて手法を育てていけば、
ちゃんと勝率も上がっていきます。

 

目先の勝率に振り回されるより、
まずは勝てる型を育てること。

それがFXで
勝ち続けられるようになる為の近道です。

 

もし、手法を進化させるための
具体的な方法や、
私の今の実践トレードで
損小利大がどんな感じなのかを
知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。

 

 

まとめ

FXは損小利大にこだわる必要はなく、
利小損大のトレードでも、
自分に合っていれば勝つ事は十分可能です。

 

ですからまずは
自分のメンタルに
負荷がかかり過ぎないような
リスクリワードで
トレードをしていくのがオススメです。

そしてそこから
自分の手法を育てていく事で、
勝率も上がっていき、
損小利大のトレードへ
進化していくはずです。

 


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