FXの専業トレーダーはやめとけ?専業になってわかった現実

 

FXをやっていると
専業トレーダーに憧れるのですが、

「専業はやめとけ」

なんて言われる事もあります。

 

こういう事を聞くと、
せっかく専業を目指し始めたのに、

「専業になるのは止めた方がいいのかな?」
「でも挑戦してみたい」
「実際に専業になると現実はどんなだろう?」

みたいに不安と夢が入り混じって
なんとも言えない気分になりますよね。

 

そこで今回は、
私が実際に専業になってみて、
本当に専業はやめといた方がいいのかや
なってみてからの現実などを
お伝えしていきます。

 

専業トレーダーはやめた方がいい?

FXをやっているなら
多くの人が夢を見る専業トレーダーですが
実際になってみた経験からすると
やめた方がいいです(笑)

 

自分が専業になっておきながら
いきなり夢を打ち砕く感じで
申し訳ないのですが、
私はオススメしないです。

 

例えば、まだFXをやっていない人が

「これからFXを始めて専業になりたいです」

みたいな事を言ったら、
私だったら可能な限り止めます。

 

やっぱり専業トレーダーは
色々とリスクが大きいので、
ならないに越したことはないと思います。

 

ただ、すでにFXをしていて、
その人が専業になりたいと
本気で考えているなら、
それは挑戦すべきだと思います。

専業トレーダーはリスクも多いですが、
その分、上手くいった時のメリットは
計り知れないレベルで大きいです。

 

それでも本心は
専業トレーダーは
やめておいた方がいいとは思いますが(笑)

では、なぜこんなにも
専業トレーダーはやめた方がいいと
言うのでしょうか?

 

専業トレーダーになってわかった現実

FXで専業トレーダーになったら、
毎月のようにガンガン稼ぎ続けて
優雅で楽しい生活を
送っていると思っていたのですが、
実際になってみると
そんな事はありませんでした。

 

むしろ現実は、
想像していたものよりも
大分違っていました。

 

不安定な収入がメンタルを削る

まず専業になって実感したのが、
収入が不安定なことでした。

一応、専業になるくらいなので、
それなりに稼げるようになっている状態です。

 

だから、金額的に見れば、
全然稼いでいるように見えるのですが、
やっぱりFXは相場に左右されるので、
会社員のように

“毎月同じ金額を稼ぎ続ける事ができる”

というのではありません。

 

例えば、私が経験したのが、
月間100万を超える稼ぎがあった次の月に
相場状況と上手く合わなくて、
稼ぎが80万まで減りました。

 

金額だけを見れば、
月に80万もあれば十分過ぎるし、
何の問題もなく生活もできます。

しかし、前の月から
20万以上の稼ぎが減ったのを見ると、
気持ち的にヤバいと思っちゃうんです。

 

そして、更に次の月の稼ぎが
また80万とか続くと、

「また100万に届かなかった」
「このまま稼げなくなるんじゃないか?」

みたいな不安が襲ってきました。

 

これは特に専業になりたての頃に
強く感じた不安でした。

その時はまだ貯金もそこまでなかったので、
一応稼げてはいるけど、
不安の方が強かったです。

 

こんな感じで、
FXはどうしても相場状況に左右されるので、
収入が不安定になりやすいです。

その為、金額的に稼げていたとしても、
常にどこかで抱える不安が
メンタルに良くなかったです。

 

拘束時間が長くなりがち

FXの場合、
平日は24時間ずっとトレードができますよね。

だから見ようと思えば、
ずっとチャートを見続ける事ができます。

 

しかもトレードチャンスも
いつ来るかわからないので、
拘束時間が長くなりがちです。

もちろんこれは
トレードスタイルにもよるのですが、
FXの専業になる人は
デイトレードがスキャルピングの人が
比較的多いです。

 

特にスキャルピングをする場合なんかは、
ずっとチャートに張り付いて
トレードをし続けることがあります。

 

実際に私自身も
デイトレードで専業になったので、
チャートに張り付くまではいかなくても、
モニターの前にずっといて、
他の事をしながら
ちらちらチャートを見ている感じです。

 

専業になる前は、
好きな時間に起きて、
好きな時に出かけて、
自由な生活を送れると思っていたのですが、
現実はずっとチャートの前にいて
けっこうブラックな働き方でした(笑)

 

朝起きる時間も
普通に7時前には起きているし、
それでいて夜は1時まで起きていて
チャートを見ています。

だから、
プライベートとの境界線がなくなって、
平日は休むに休めないような感覚でした。

 

もし、専業トレーダーの生活について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FX専業デイトレーダーの生活はどう?リアルな生活水準を紹介

 

想像以上に孤独感が強い

専業として生活をし始めると、
同居する家族などがいない限り、
基本は一人です。

トレード自体も
エントリーから決済まで全て一人で完結します。

 

ということは、
基本的には誰にも会わず、
誰とも話さない日常が多くなるので、
孤独を感じることがよくあります。

 

私に関しても、
最初は一人の方が好きだから
全然余裕だと思ってたのですが、
誰とも話さない日が長く続いてくると、

「お金だけ稼いで俺は何をしてるんだろう」

なんて思った経験があります(笑)

 

しかも、誰とも話さなくなると、
自分の考えが凝り固まって、
変に意地になったり、
人の意見を聞けなくなったりと
コミュケーション能力が
著しく低下しました。

 

だから、これを経験してからは、
なるべく外に出て人と会って話したり、
サッカーのコミュニティに入ったりして、
人間力の低下を防ぐようにしました。

 

このような経験から、
トレード以外に自分の趣味があって、
それを楽しめるなど、
自分なりのストレス解消法がないと
専業でやっていくのは
結構きついと思いました。

 

失敗すると社会復帰が難しくなる

専業トレーダーになると一番怖いのが
失敗すると社会復帰が難しくなる事です。

 

FXの専業トレーダーというのは
正直、社会的信用はゼロです。

いくら稼ぎがあっても
家を買う為のローンの審査なんて
通りません。

賃貸ですら借りれない事も多いです。

 

つまり、
専業トレーダーは無職と同じです。

 

そうなると、
もし万が一のことがあって
資金が全部なくなったら、
その時点で無職のブランクがある状態で
職探しをするはめになります。

 

しかも、一度専業を味わってしまうと、
給料の少なさや通勤、
面倒くさい人間関係などを
また経験する事に対して、
物凄い抵抗や苦痛が出やすくなります。

 

こういう点から見ても、
専業になるというのは
かなりリスクがあります。

 

専業になって1,000万失った現実

専業になって失敗すると、
人生が詰みかけるのですが、
実は私自身も、
サラリーマンとしての仕事が嫌で仕方なく、
FXで勝つトレード技術がないのに、
専業という名のニートになりました。

 

そしたら、1年ちょっとで
1,000万を失ってしまい、
資金はほぼゼロになるし、
1年間を無駄にするしで、
何も残りませんでした。

 

しかも、
1年以上も無職期間があると、
再就職をしようにも、
雇ってもらえる場所も全然なくて、
来月生活できないくらいまで
追い込まれました(笑)

 

結局、
日雇いのアルバイトで食いつないでから
なんとか派遣の仕事が決まって、
ギリギリで生活復帰ができました。

正直この時期はめちゃくちゃ辛かったです。

 

これに関しては、
FXで勝てない状態で専業という名の
ニートになった私が100%悪いのですが、
こういうのも経験すると、
やっぱり専業は
やめた方がいいと思っちゃうんですよね。

 

もし、ニートになって
大損した時の事について
更に詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
【実体験】ニートがたどるFXで失敗した時の悲惨な末路とは?

 

もちろん専業にもメリットはある

ここまで、
専業のデメリットをお伝えして、
専業はやめた方がいいと
煽る形になってしまったのですが、
もちろん専業トレーダーになると
得られるメリットはあります。

 

私自身、
ここまでお伝えしたデメリットがある中でも、
なんだかんだ言って、
専業になって良かったと思えるのは
このメリットの部分が大きいからです。

 

では、そのメリットとは
どんなものなのでしょうか?

 

収入が青天井に近い

FXで稼げるようになると、
不安定な部分があるとはいえ、
その稼ぎは会社員をやっていた時と比べると
段違いに多いです。

 

しかも、安定して勝てるようになれば、
毎回同じようなトレードをしていても、
ロットを上げていけば、
稼ぎは青天井級に増えていきます。

 

お金は生きる上で必要不可欠なものなので、
やっぱりあるに越した事はないですよね。

 

お金があると、
金銭的な不安がなくなることから、

「何が起きても大丈夫」

みたいに思えて、
心に大きな余裕ができます。

 

心に余裕ができれば、
ちょっとの事でイライラして
他人を攻撃したり、
他人を羨んだり妬んだりもしないので、
人生が物凄く明るくなります。

 

FXで専業になって稼げるようになれば、
人生の中で最も不安な部分である、
お金に関しての心配がなくなるので、
これは大きなメリットになります。

 

余計なストレスがない

FXで専業になれると、
自分一人で稼げるので、
余計なストレスがないのも
メリットの内の1つです。

 

例えば、社会に出て働いていると、
行きと帰りの通勤ラッシュが
とんでもなく苦痛ですよね。

 

今の時代は
リモートワークが増えてきたので、
このストレスは減ったかもしれませんが、
私の時代はそんなものはなく、
とにかく満員電車が苦痛で仕方なかったです。

 

あとはこれ以外にも
仕事上で面倒くさい上司がいたり、
いう事を聞かない部下がいたりと、
人間関係での余計なストレスも多かったです。

 

専業になると、孤独を感じたり、
一発退場のリスクがあるという
不安はあるのですが、
こういう無駄なストレスがなく、
全て自己責任なのがいいです。

特に私の場合は社会不適合者で、
理不尽なストレスが苦痛で仕方なかったので、
これは物凄く大きいメリットでした。

 

自分で人生をコントロールできる

専業トレーダーになれると、
自分で自分人生を
コントロールできるようになります。

自分の力で稼げるようになる事で、
ロットを調整して
収入をコントロールする事もできるし、
時間の使い方だってそうです。

 

先程、デメリットの部分で、
チャートの前にいる時間が長くなって
ブラック的な働き方になると伝えましたが、
これもやり方次第ではどうにでもなります。

 

例えば、
トレードの時間軸を少し広げれば、
それだけ時間に余裕ができるので、
好きな時に旅行なんかにも行けます。

 

仮に時間軸を変えなくても
狙っている個所にアラートをかけて、
そこにレートがきたら
メールが来るようにしておけば、
旅行先でトレードもできます。

 

これ以外にも、
ネット環境さえあれば、
どこにいても稼ぐ事ができるので、
住む場所だって
自分が好きな場所に移住もできます。

 

実際に私自身も
これらを駆使して旅行に行ったり、
夏は涼しい場所で1ヶ月暮らしたり、
冬は暖かい場所へ
プチ移住したりしていました。

 

こういう感じで、
専業になって稼げるようになれば、
自分の人生を
コントロールできるようになるのも
大きなメリットですよね。

 

現実は兼業のトレーダーが最強

専業トレーダーになれると、
色んなメリットがあるのですが、
現実はやっぱり
兼業トレーダーが最強だと思います。

 

確かに専業になれれば、
先程お伝えしたような
メリットがあります。

 

でも、正直このメリットって、
専業になって、
かなり稼げるようになってからの話です。

私の感覚で言うと、
月200万を超えてきた辺りから
かなり余裕が出てきました。

 

逆に月100万ぐらいだったら、
正直、生活はほとんど変わらなかったです。

この程度の稼ぎだと、
デメリットの部分でお伝えしたように
相場状況によって稼ぎが少なくなると、
精神的にきつくなります。

 

そうなると、
贅沢なんてする気が起きないし、
家族を持っているような場合だと、
今の生活を維持しながら、
少し貯金ができるくらいだと思います。

物価高になっている今なら尚更です。

 

そう考えると、
やっぱり兼業トレーダーが最強です。

私も専業になってから実感したのですが、
やっぱり毎月安定したお給料が入るって
物凄くありがたくて安心します。

 

しかも、
会社員とトレーダーを両方やると、
その分、ストレスが2倍になるかといえば、
意外にそうでもありません。

 

むしろ、トレードでやらかしてしまっても、
会社員として働いている内は、
毎月お給料をもらえるので、
それが精神的負担を軽減してくれます。

 

更に会社員をやりながら、
トレーダーとして勝てるようになると、
精神的余裕が一気に出てきます。

 

なぜなら、
FXで稼げるようになると、
会社員のお給料に依存せずに済むので、
自信が付いて、
仕事を積極的にできるからです。

 

極端な話、

「クビになってもいいや」

という感じで怖い物がなくなるので、
仕事で上司にビクビクせずに、
バンバン発言して、逆にそれが評価される
なんてことが起きます。

 

そうなると、
仕事で気にせず発言できるので、
“自分で周りをコントロールできる”
という状態ができて、
それが”ストレス軽減につながる”
という好循環になる事も意外にあります。

 

もちろん、
クビになってもいいからといって、
横柄な態度を取って、
他人を傷つける事はダメですけどね。

 

こういう面を見ても、
無理に専業になる必要はなく、
兼業トレーダーとしてやっていくのが
金銭的にも心理的にも
一番豊かな人生になる可能性が十分あります。

特に今やっている仕事が
嫌で仕方ないというのがないなら、
絶対にその仕事は続けた方がいいです。

 

私自身は専業になったのですが、
専業になる前には
仕事と両立しながらトレードをして
ちゃんと勝てるようになりましたから。

もしこの事について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXの兼業トレーダーで勝てた!本業と両立して利益が出た方法

 

それでも専業を目指すなら

FXを長く続けていくなら、
なんだかんだいって、
兼業トレーダーが最強です。

 

ただ、そうはいっても、

「専業を経験してみたい!」

という気持ちもあるかもしれません。

 

そういうような場合は、
全力で取り組んで
専業を目指しちゃいましょう。

 

この記事の冒頭で
専業はやめた方がいいと
伝えはしたのですが、
あなたが今FXを頑張っていて
本気で専業になりたいと考えているなら、
むしろ挑戦すべきです。

 

私も昔は、専業どころか、

「FXは危ないからやるべきじゃない」

なんて知人から言われていましたが、
結局その忠告を聞かずにFXを続けました。

 

そしたら案の定、
ありとあらゆる失敗をして
5年以上の時間と
1,000万以上の資金を失いました(笑)

 

見事に忠告してくれた知人の
言った通りだったのですが、
それでもそこから諦めずに続けた結果、
専業になることができました。

 

そして今、

「専業になってよかったか?」

と聞かれれば、
よかったとやっぱり答えます。

 

だから、
あなたが専業になって自立したいと
本気で考えているなら、
諦めずに続けて欲しいと思います。

 

因みに、
簡単に専業になる目安をお伝えすると、
手法やトレードスタイルは何でもよくて、
月間400pipsを安定して取れるようになれば、
専業トレーダーになってもいいと思います。

 

私自身は月間平均300pipsぐらいで
専業になってしまったのですが、
少しきつくなる時もありましたから。

 

もし、専業になる為の目安や、
私が専業になった時の手法、
トレードスタイルなどについて知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。

 

 

まとめ

今回は、
私が実際に専業になってわかった現実から、
専業トレーダーになるのは
やめた方がいいのかなどについて
お伝えしてきました。

 

専業になると、
デメリットの部分が結構大きいし、
兼業でも十分稼ぐことはできるので、
基本的には、専業になるのは
やめた方がいいという考えです。

 

ただ、私自身、
物凄い時間とお金を失ったけど、
専業になってよかったと思うのも事実なので、
本気でFXに取り組んでいるなら、
挑戦する価値は十分にあります。

 

ですから、まずは1日1日を大切にして、
焦らず1歩ずつ前に進んでいきましょう。

それが自分の目標を達成する為の
近道になりますから。

 

 

 

 

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