「FXは1日何回取引すればいいのか?」
これはトレード経験を積むほど、
ぶつかる疑問かもしれません。
FX歴が長くなってくると、
単にエントリー回数を増やせば
勝てるものではないと
なんとなくわかってきます。
ただそうは言っても、
1日の取引回数の目安を
ある程度把握して、
自分の感覚がずれていないか
安心したい部分もあると思います。
そこで今回は、
1日の取引回数に関して、
私の経験からお伝えしていきます。
動画で見る場合は以下から見れます。
FXは1日何回取引をすれば勝てるの?
FXで1日の取引回数は、
何回だと勝てるのかというと・・・
その人のトレードスタイルや
生活環境による
といった回答になります。
せっかく1日の取引回数の目安を知って
安心したいのに、
この答えだと元も子もないのですが、
現実はこうなってしまうんですよね。
例えば、
仕事の休みが平日で、
1日中チャートを監視できるなら
取引回数は多くなります。
逆に、平日は仕事で、
帰ってくる時間も遅くなれば、
当然取引回数は少なくなります。
また、トレードスタイルが
スキャルピングなのか、
デイトレードなのか、
それともスイングトレードなのかでも
取引回数は大きく変わってきます。
そうなると、
1日の取引回数が何回で勝てるかというのは
決まりがなく、
生活環境やトレードスタイルによって
どうしても違いが出てきます。
とはいえ、
「自分の1日の取引回数は少ないのでは?」
「もっとトレードをした方がいいのでは?」
こんなふうに思う事もありますよね。
実際に昔の私自身も
FXは取引回数が多くないと勝てないと
思っていた時期がありました。
でも、勝てるようになってわかったのが、
1日の取引回数が少ないからといって
勝てないわけではないことでした。
むしろ、勝てるようになると、
エントリーを厳選していくので、
負けていた頃よりも
1日の取引回数は大きく減りました。
ですから、
取引回数が少なくて
不安に感じるかもしれませんが
そこは大丈夫なので安心してください。
大事なのは何回トレードをしたかよりも
どの場面でトレードをしたかです。
ここを意識してトレードをしていれば、
取引回数が少なくても
ちゃんと勝てるようになります。
しかしそうは言っても、
「勝っているトレーダーって
実際にはどれくらいトレードをしているの?」
って気になりますよね。
もしこの事について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXで勝ってる人のトレード回数は?多い方が勝ちやすい?
トレードスタイル別1日の取引回数
生活環境やトレードスタイルによって
1日の取引回数は違うのですが、
「実際にどのくらい違うの?」
というのは気になると思います。
そこで私の経験上の話になるのですが、
1日の取引回数の目安を
トレードスタイル別にお伝えします。
因みにここでは、
多くの人がトレードに使えるであろう時間帯である、
20時~24時までを例にします。
スキャルピング
私がスキャルピングをやっていた時は
1日平均して5回以上はありました。
特にこの時間帯は
欧州とアメリカの市場が重なるので、
レートがよく動く傾向にあります。
だから、スキャルピングだと
取引回数は多くなります。
特にボラティリティが高い相場だと
10~20pipsぐらいなら
すぐに取れるので、
更にトレード回数が多くなっていました。
また、大きく動く指標がある時は、
そこでもスキャルピングのチャンスがあったので、
こういうのも重なると、
平気で1日10回を超えていました。
15分足のデイトレード
デイトレードの場合、
15分足ぐらいをメインにした
比較的短期のトレードだと、
1日0回~3回ぐらいです。
20時~24時までは
相場の動きがいいので、
このぐらいの時間軸のデイトレードなら
意外に取引回数があります。
ただし、ある程度の利益幅を狙う事から、
レンジ相場や
ボラティリティが低い相場になると
トレードチャンスが激減します。
むしろ、こういう相場が続くと、
1日に1回もトレードをせずに
終わる事が多くなります。
15分足ぐらいの時間軸だと、
その日の相場の値動きによって
1日の取引回数が結構左右されます。
実際に今の私も
15分足のデイトレードがメインなのですが、
1日に3回近く取引がある日もあれば、
1週間ノートレードの時もあります。
もし、実際のトレード例で
1日の取引回数を見てみたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
1~4時間足のデイトレード
1~4時間足だと、
少しスイングトレード寄りになるのですが、
私の場合はその日の内に終わる事もあったので、
ここではデイトレードとして紹介させてください。
この辺りの時間軸になると、
毎日トレードがある事はあまりないです。
トレードをする通貨を10通貨などに増やせば、
取引回数を増やす事ができるのですが、
毎日1回っていうのはそこまでなかったです。
大体2~3日に1回あるかどうかで、
1週間ノートレードな事も普通です。
ただ、この時間軸になると、
値動きがゆっくりな事から
多くの通貨を同時に監視する事ができます。
これによって、
同じ時間帯に一気に3通貨など
同時にエントリーチャンスが来ることがあるので、
そういう場合は、
1日に3回とかの取引回数になります。
特に同じような動きをする、
相関関係がある通貨を
いくつもトレード対象にしていると、
こういう事が起きやすいです。
このように、
どの時間軸でトレードをするかによって、
1日に取引できる回数はかなり変わってきます。
関連記事:FXのデイトレでは1日の売買回数はどのくらいあるの?
自分に合うトレードスタイルを見極めよう
ここまで、トレードスタイル別に
1日の取引回数の目安をお伝えしたのですが、
取引回数だけを基準にしてしまうと、
自分にとって無理があるスタイルを
選んでしまうことがあります。
例えば、
毎日必ずトレードをしたいからといって、
スキャルピングを選んだとしても、
速い値動きの中で判断する事が苦手なら、
安定して勝つことが難しくなります。
逆にせっかちな性格なのに
4時間足のトレードなどをしてしまうと
イライラしてすぐに利食いをしたり、
我慢できずにエントリーをしたりしてしまいます。
このような事が起きると、
4時間足が持つトレードの特性を活かせずに
勝ち続けることが難しくなります。
FXはどんなトレードスタイルでも
勝つことはできますが、
それは自分の性格に合っているという
前提があってこそです。
ですから、
まずは自分の性格に合った
トレードスタイルを見極める事が大切です。
先程もお伝えしたように
1日の取引回数は多くなくても
普通に勝つことができるので、
自分の性格に合うかを最優先にしていきましょう。
昔の私も、
1日の取引回数を多くしないと
勝てないと思っていたので、
無理にスキャルピングをしていました。
そしたら負けず嫌いの性格が
思いっきり悪い方向へ影響してしまい、
・損切りになったらすぐに再エントリー
・連敗したら倍のロットでリベンジトレード
といったことを誘発していました。
このせいでポジポジ病にもなってしまい、
悪い癖がたくさんついて物凄い遠回りをしました。
逆に、4時間足のデイトレードに変えてからは
落ち着いてトレードができるようになったので、
これがFXで勝てるようになるきっかけとなりました。
そしてその後に
15分足のデイトレードへ変えて、
少し取引回数を増やしたことで、
資金効率も良くなりました。
このように、トレードスタイルは
自分がやりたいものを選ぶのではなく、
自分に合ったものを選ぶことが大切です。
合わないもので無理に取引回数を増やしても、
悪い癖がつく原因となり、
勝てるようになるどころか、
逆に負けやすくなって遠回りする事にもなります。
だからこそ、
まずは自分が落ち着いて
トレードができる時間軸を見極めた上で
FXへ取り組んでいくことが一番の近道になります。
もし、私が勝てるきっかけを掴んだ
4時間足のトレードスタイルや
15分足のトレードスタイルについて
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
手法も自分に合っているか確認
トレードスタイルに加えて、
手法も自分に合っているかを
確認する事が大切です。
これもトレードスタイルと同様に
どんな手法であっても
自分にさえ合っていれば、
FXで勝ち続ける事は可能です。
例えば、
「ナンピンを使うのは
大損するから止めた方がいい」
なんて言われますが、
これは無計画にナンピンを使うから
損切りができなくなって
大損するわけです。
ということは、
計画的にナンピンを取り入れて、
ダメだったら最後はちゃんと損切りをすれば、
FXで勝つことはできます。
だから、手法自体は、
ブレイクだろうが逆張りだろうが
何でもいいのですが、
自分に合っているかを
今一度確認してみましょう。
私の場合は、
押し目買いや戻り売りが
自分の性格に合っているので
この手法を使っています。
昔は逆張りの手法を
使っていた事もありました。
でもこれだと天底を狙って
レートを追っかけてしまい、
大損する癖があったので、
私には合わなかったです。
例えば、逆張りで買いを狙う時に
底になることを見越して、
買いで入ったとします。
ここで逆行されて損切りになると、
「この損切りになった位置が底になるのでは?」
なんて考えが浮かんでしまい、
またすぐに再エントリーをするんです。
でもそのまま逆行されて
すぐに損切りになると、
「この位置こそが底になるはず!」
って思い込んでしまい、
またすぐに再エントリーです。
そしてそこでまた損切になると、
「今度こそは!」
って思ってまた買い直す。
こんな事を続けていく内に
どんどん資金が減っていって、
最後はロットを思いっきり上げて
見事に資金を溶かすという事をしていました。
こういうのを何回も繰り返していたので、
自分には逆張りは合わないと判断して、
順張りの押し目買いや
戻り売りの手法になりました。
よって、昔の私みたいに
余計な大損をしない為にも
トレードスタイルと同様に
手法が自分に合っているかも確認しましょう。
因みに、手法に関しては、
機械的に淡々と使える手法が特にオススメです。
なぜなら、再現性も高く、
結果が安定しやすいからです。
もし、このような手法について知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXで手法を機械的に使いたい!淡々と使える手法は?
手法と取引回数をどうつなげる?
手法を自分に合ったものにする事はわかったけど、
「じゃあその手法を使って
自分がトレードできる時間帯に
取引回数は十分あるの?」
って思ったかもしれません。
これを把握するには、
検証をして確認するのが一番です。
例えば、今使っている手法に対して、
過去1年間の成績がどうなるかを
実際に検証します。
そしてそこから、
時間帯別の成績をチェックするのです。
これをチェックする事で、
・どの時間帯の取引回数が多いのか?
・どの時間帯に勝率がいいのか?
といった事が見えてきます。
ここでもし、
自分がトレードをできる時間帯に
取引回数が多くあって、
トータルでも勝てているなら、
その手法が今の自分に
適している事がわかりますよね。
逆に、自分が思っていたよりも
取引回数が少なかったり、
成績が悪かったりしていた場合は、
手法やトレードスタイルの調整が
必要になってきます。
例えば、
自分がトレードをできる時間帯に
取引回数がほとんどないのであれば、
時間軸を1つだけ落として
少し短期的なトレードにしてみる。
もしくは、時間軸を1時間足や
4時間足などに思いきって広げて、
その代わり、1回の利益を大きく狙って
トータルの成績を同等以上になるように調整する。
あとは時間軸を広げるなら、
トレード対象通貨を増やして
取引回数を増やすのでもいいです。
例えば、昔の私も
兼業でトレード時間が夜に限られている時に
自分の手法に対して、
時間帯別の収支を出していました。
この時の成績を見ると、
勝率はどの時間帯も40%ちょいだったのですが、
19時~24時の間が一番取引回数が多かったので、
成績が良かったです。
その為、この時に使っていた手法は、
私の生活スタイルに合っていたので、
これを更に検証して、
勝率をもう少し上げた状態にして使っていました。
このような感じで、
自分の手法を検証して
時間帯別の成績を確認すれば、
自分に合った手法を使いながら
取引回数をある程度確保する事ができます。
もし、今使っている手法で
1日の取引回数が思っているよりも
明らかに少なく感じているような場合は、
一度検証をして確認する事をオススメします。
関連記事:FXで検証をする際は時間帯別収支を出すと手法の癖がわかる!
取引回数が多い=勝ちやすいではない
これは昔の私がそうだったのですが、
取引回数が多ければ、
それだけチャンスも多い事になるから
勝ちやすいと思い込んでいました。
こんな思い込みから
FXで勝てる力もない状態で
突然正社員の仕事を辞めて
ニートになった経験があります(笑)
ニートになった当初は、
チャートを1日中見れて、
たくさんトレードができる嬉しさから
有頂天になっていました。
そして当時は取引回数が多ければ
FXで勝てると思い込んでいたので
トレード前提でチャートを見ていました。
だから全ての場面がチャンスに見えて、
取引回数が物凄く多くなりました。
でも、FXで勝てるトレード技術も
メンタルも揃っていなかったので
感情だけでトレードをしていました。
その結果、取引回数が増えただけで
全く勝てないどころか、
悪い癖もつきまくって
結局1,000万以上のお金を失いました(笑)
その後は就職しようとしても
仕事もなかなか決まらずに
かなり悲惨な状況になっていました。
この経験から、
取引回数はルールや相場環境によって
決まるものであって、
自分から無理に増やすものではないとわかりました。
もしかしたら今のあなたも、
「もっとトレードをしないと
勝てないんじゃないか?」
なんて少し焦りを感じているかもしれません。
でもそんな事はなく、
取引回数が多くなくても
厳選してトレードをしていけば、
何の問題もなく勝てます。
ですから、
取引回数を増やそうと考える前に
まずは今使っている手法を検証してみて、
自分がトレードをできる時間帯に
どのくらいの回数があるのかを
確認してみてください。
これを確認するだけでも、
取引回数を増やすべきなのか、
そうでないのかがわかります。
そしてその結果から、
手法やトレードスタイルを調整していけば、
自分がトレードをできる時間帯に
自分に合ったトレードと取引回数が可能になり、
それがFXでの勝ちへ自然とつながっていくと思います。
もし、詳しい検証方法について知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?
また、私のニートで大損した体験談を
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください(笑)
⇒【実体験】ニートがたどるFXで失敗した時の悲惨な末路とは?
まとめ
今回は、FXでは
1日何回取引をすれば勝てるのかについて
私の考えをお伝えしてきました。
再度結論をまとめると、
トレードスタイルや生活環境によって
1日の取引回数は変わるので、
決まった回数はないという事になります。
また、取引回数が多いからといって、
勝てるようなものでもないので、
あまり意識し過ぎる必要はありません。
それよりも、
自分のポイントに来るまでしっかり待って、
チャンスが来た時にしっかりエントリーをする。
これだけで十分です。
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