FXは運ゲー?5年負け続けてわかったこと

 

FXをやっていて、
勝てない状況が続くと、

「FXって結局運ゲーじゃね?」
「才能とか運がないと勝てないでしょ」

なんて思う事があるかもしれません。

 

実は昔の私も全然勝てない時に、
FXは運ゲーだと思っていたし、
そもそも勝っているトレーダーも
一時的に運で勝っているだけで、
勝ち続けている人はいないと思っていました。

 

でもFXをやり続けて、
ようやく結果が出た時に感じたのは、

“FXは運ゲーにもなるし、
資金が増えていく確率のゲームにもなる”

ということでした。

 

そこで今回は、
FXがなぜ運ゲーになるのか?

そして、どうすれば、
確率で勝てるゲームに
変えられるのかなどについて、
私の失敗や気づきを交えながら
お伝えしていきます。

 

動画で見る場合は以下から見れます。

 

FXが運ゲーになりやすいパターン

FXが運ゲーになりやすくなるのは、
自分の直感や感情だけで
エントリーをする時になります。

 

なぜなら、
感情だけでエントリーをすると、
毎回エントリー根拠が
バラバラになりやすいからです。

 

例えば、昔の私は、

「今日はここから上がりそう」

みたいな感覚だけで
エントリーをしていました。

 

そうかと思えば、次の日になれば、

「これだけ大きく上がれば
そろそろ下がるでしょ」

なんて適当な思惑で
逆張りでエントリーもしていました。

 

こうやって毎回自分の勘だけで
トレードを続けていく内に、

・勝てば運が良かった
・負ければ運が悪かった

みたいな感じで
FXをとらえるようになり、
運任せのトレードのループに
陥っていました。

 

しかもタチが悪いのが、
運任せのトレードをしていると、
勝てたトレードの部分だけを切り取ってしまい、
自分がFXで勝っている気分になっていました。

 

だから、そのままトレードをし続けて、

「あれ?資金が妙に減ってるな」

なんて気づいた頃には
運任せのトレードが完全に癖になっていて、
もう手遅れの状態でした。

 

そこから立て直そうとしても、
今まで運任せのトレードをしていたせいで
エントリー根拠がバラバラだったので、
改善すべきポイントが
全くわかりませんでした。

 

更に、今までのトレードを全て確認して
勝率を出してみたら30%にすら届いてなくて、

「こんなに負けていたの!?」

なんて愕然としていました。

 

このように、
自分の直感や感情だけで
エントリーをするようになると、
ギャンブル的トレードになる確率が高くなります。

しかも気づいた時には
そこから抜け出せなくなる
最悪のおまけがついてくる事もあります。

 

ルール外のトレードも運ゲーになる

これはFX中級者になってくると
出てくる問題なのですが、
トレードルールがちゃんとあるのに
そのルールに沿ったトレードができない時も
運ゲーになりやすくなります。

 

ルール外のトレードをしてしまう時って、
エントリーが我慢できない事が原因で
起きることが多いですよね。

 

昔の私も、
エントリーすべき形じゃないのに

「ここから置いていかれそう」
「利益を取り逃しちゃうかも」

といった感情に支配されて、
ついエントリーをしていました。

 

でも、そこで損切りになると、
今度は悔しい気持ちが湧き出てきて、
感情だけですぐにエントリーをしてしまいます。

 

こうなるともうダメで、
取り返したい気持ちだけで
トレードをし続けるので、
完全に運ゲーの世界へ入り込んでいました。

 

そしてそこでも結局、
資金を大きく減らしてしまい、
せっかくルールを作って運要素を減らしたのに
自分の感情1つでそれを壊して
全く意味のないものになっていた経験があります。

 

このように、
ルールがあるのに守れずに
トレードをしてしまうことでも、
FXは直感頼みのトレードになりやすいです。

 

因みに、
エントリーが我慢できない事に関しては、
対応方法について書いた記事があるので、
よければ読んでみてください。
FXでエントリーを我慢できなかった私が待てるようになった方法

 

FXが確率のゲームになりやすいパターン

基本的にFXは、
その場の感情に任せて
適当にトレードをすれば、
運ゲーになっていきます。

 

しかし実は、
相場の動き方をよく観察していると、
同じような動きを永遠と
繰り返している事が見えてきます。

 

ではなぜ、
同じような動きをしているのでしょうか?

そしてこれがどのように
確率のゲームへ変わっていくのでしょうか?

 

チャートは人間の心理によって作られている

FXではトレードをする際に
チャートを見ながら
トレードをしていきます。

そして、そのトレードは
基本的に人間がおこなっているので、
人間の思惑によって
チャートが作られていきます。

 

例えば、
相場参加者が100人いたとしましょう。

その100人の内、
80人が上がると思って
買いでエントリーしたら
買いと売りのバランスが
80:20になるので、
レートが上昇していきます。

 

更に、この上昇によって、
チャートが右肩上がりになると、

「もっと上がるのでは?」

と思う人が多くなり、
買いが更に入ってくるので、
またレートが上がって、
より右肩上がりのチャートになります。

 

そして、
買っている人達の割合が大きく偏って
買う人がいなくなると上昇が止まります。

上昇が止まると
買っている人達が決済をして、
新しく売ってくる人達も出てきます。

 

そうなると今度は、
売りの割合が多くなっていき、
チャートが下落をしていきます。

そして売りの割合が大きく偏ると、
売っている人達が決済をして、
新しく買ってくる人達も出てきます。

これが再度、
チャートを上昇させる事になります。

 

このようにチャートは
人間の心理によって作られて
その心理にサイクルがある為に
同じような動きを永遠と繰り返しているのです。

 

チャートの動きには法則がある

FXのチャートは
人間の心理によって
作られて動いているのですが、
その動きの中にも法則が存在します。

 

例えば、ダウ理論という法則がありますよね。

高値と安値を切り上げると、
上昇トレンドとなって
チャートが右肩上がりになっていきます。

 

逆に高値と安値を切り下げると
下落トレンドとなって、
チャートが右肩下がりになっていきます。

 

また、これ以外にも、

・ダブルボトム
・ダブルトップ
・三尊
・逆三尊
・三角持ち合い
・フラッグ

といったように、
チャートパターンも存在します。

 

これらの形がでることで、
レートが反転しやすい法則があります。

 

このようにFXでは、
特定の場面で上昇しやすくなったり、
下落しやすくなったりする法則が存在します。

 

そして、これらの法則を利用する事で、
ランダムな動きの中であっても、
毎回同じようなトレードができるようになり、
確率のゲームへ変化していきます。

 

実際に私自身も、
感情だけでトレードをしていた頃は、
チャートが相場参加者の心理によって
作られている事や、
レートが反転しやすい法則があることなどを
全くわかっていませんでした。

 

だから何をやっても
感覚でトレードをしている事になり、
全然勝てなくなっていました。

 

しかし、この事を理解し始めてからは、
FXが単なる運ゲーではなく、
確率のゲームにもなることがわかりました。

これによって、少しずつですが、
感情だけのトレードから
確率を意識したトレードへ変わっていき、
成績も徐々に良くなっていきました。

 

因みに、ダウ理論やチャートパターンも
相場参加者の心理によって作られています。

もしこの事について、
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。

 

 

運ゲーから脱却して勝てるようになるには

FXはやり方次第では、
運に頼るギャンブルにもなるし、
勝てる確率のゲームにもなります。

 

私も感情だけでトレードをしていた頃は
まさに運ゲーそのものでした。

しかし、
ある3つの取り組みを始めてから、
トレードは徐々に確率の勝負へと
変わっていきました。

 

検証で自分のルールが勝てるかを確認する

まず1つ目が、
トレードルールを作って
それがトータルで勝てるのかを
検証で確認しました。

 

FXではどんな手法であっても、
毎回必ず勝てるとは限りません。

大切なのは、自分の作ったルールで
10回、20回、100回と繰り返した時に
どれくらいの確率で勝てて、
どれくらいの収益になるのかという事です。

 

その為、自分が作ったルールで
検証をしていくことで、

「このトレードであれば、
勝率が50%だから、
リスクリワードが1:2以上あれば、
トータルでプラスになるな」

といった確率の視点を持つ事ができました。

 

この確率の視点を持つことで、
感情によるトレードが減って、
運ゲーの要素も
少しずつ減らす事ができました。

だから、
運任せのトレードから脱却したい場合は、
自分のルールがどのくらいの確率で勝てるのかを
検証してみると
トレード内容と結果が徐々に安定してくるはずです。

 

もし、検証方法について詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?

 

もしくは、
今現在、ルール自体が曖昧で、
作り方もよくわからない場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXで自分に合う手法のルール作りはどうやればいい?

 

トレード記録を取って見返す

次に効果的だったのが、
トレード記録を取って見返す事でした。

 

自分のルールが出来上がったら、
実践へ入っていくのですが、
トレード記録を取って見返すことで、
色んな事が見えてきました。

 

例えば、
ルール通りにトレードをしていても、
その中で

・負けやすいパターン
・勝ちやすいパターン

というのが出てきました。

 

この記録をもとに、
負けやすいパターンを排除していきました。

その結果、
トレードの精度が上がっていき、
より確率で勝てるトレードへと進化していきました。

 

これ以外にも、
トレード記録を見返すことで、
負けたトレードが感情で
やってしまったものなのか、
それとも確率の範囲内での負けなのかも
確認する事ができました。

 

そのお陰で、
感情に流されやすい場面を
ハッキリと認識できるようになったので、
確率で考えるトレードがより可能になり、
運ゲーから少しずつ脱却していきました。

 

正直、私にとっては、
このトレードの記録を見返すことが、
地味だけど一番効果的でした。

ですから、もし今現在、
運任せのトレードになっていて、
トレード記録もあまり確認していないなら、
まずはトレード記録のチェックから
始めてみてください。

 

これをやるだけでも、
自分のトレードの癖がわかって、
勝てるようになる具体的な道筋が
見えてくるはずです。

もし、トレード記録の取り方について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
FXで勝てるようになる為のトレード日記の書き方と分析方法

 

ルールを守る事に集中する

ルールを作って、
トレード記録を取りながら
進んでいくと、

「これを続けていけば、
ちゃんと勝てるんだな」

というのが見えてきます。

 

しかし、そうはいっても、
その時の相場の動きに釣られて
ついルール外のエントリーを
してしまう場面が出てきます。

 

昔の私も、
ルールができあがっていて、
これに従っていけば、
トータルで勝てるとわかっていました。

 

それなのにもかかわらず、
ちょっとチャートが良い形になると、

「今入れば勝てそうだな」

みたいな感情に負けてしまい、
ルール外のエントリーをしていました。

 

ただ、そういうトレードは
単なる運任せのトレードになっていたので、
当然勝てるワケがありません。

そこで損切りになると、
今度はその損失をすぐに取り返そうとして
また感情だけでトレードをしていました。

 

こうなってしまうともうダメで、
確率のトレードなんて
頭から消え去ってしまい、
感覚のトレードをし続けていました。

その結果、
単なる運ゲーになってしまい、
大損をしていました。

 

このような経験から、
ルールがあったとしても、
それを守れなければ、
再び運頼りのトレードへ
逆戻りすることを痛感しました。

 

だからそこからは、
ルールを守る事に集中し始めたのですが、
私の場合は、何年も負け続けて
我慢できない癖がついていたので
これを治すのにかなり苦労しました。

 

この時に主にやったことは、

・分割エントリー
・サブ口座を作る
・やらないルールを作る

といったようなことでした。

 

あとは機械的に淡々と
トレードをする為に
シンプルな手法にしたり、
チェックリストを作って
トレードをしたりもしていました。

 

この辺りの詳しい内容については、
以下の記事で紹介しているので、
よければ読んでみてください。

 

 

運の要素は確かに存在する

ここまでFXは運ゲーや
確率のゲームになるなど、
色々とお伝えしてきました。

でも、FXには
やっぱり運の要素があるのは確かです。

 

なぜなら、
どんなに根拠のあるトレードをしても、
負ける時は負けるからです。

逆に適当にトレードをしても
勝つ時は勝ちます。

 

仮に勝率70%の手法があって、
きっちりルールに沿ったトレードをしても
30%は運の要素で負けてしまいます。

しかも、確率にはブレがあるので、
10回トレードをすれば、
必ず7回勝てるわけではありません。

 

10回の中で5連敗することだってありえるし、
逆に9回勝ち続ける事もあります。

確率は何百、何千、何万と回数を重ねていく事で、
本来の確率へ収束していきます。

 

これ以外にも、
ルール通りにエントリーをして
順調に含み益が乗って
あと少しで利食いになると思ったら
急な要人の発言によって
反対方向へ大きく動いて
損切りになる事だってあります。

 

更に言えば、
FX業者のサーバー遅延が起きて、
注文が入らずに
エントリーをし損ねる事だってあります。

 

こういうのも
運の要素が影響してくるのですが、
それでもルールをしっかり作って、
自分の手法がどれくらいの確率で勝てて、
どれくらいの利益になるのかを把握しておけば、
そういった運の要素で負ける確率を
極限まで小さくする事ができます。

 

私自身も、FXで結果が出るようになってから、
どんなにルール通りにトレードをしても、
損切りになる事は普通にあるし、
損切り後に思っていた方向へ動いて
利益を取り逃すことだってあります。

 

ポジションを持っていて、
良い感じで含み益を抱えたと思ったら、
急な要人発言で損切りになる事もあります。

それでも、
自分が作ったルールに沿って
トレードをし続けていると、
なんだかんだ言って、
検証通りの勝率と損益に落ち着いていきます。

 

この事からも、
FXでは確かに運の要素はあるのですが、
確率の概念を取り入れて作った手法は
使い続けていくことで、
ちゃんと確率通りに力を発揮してくれます。

 

もしかしたら、今のあなたは、
昔の私のように
トレードが思うように上手くいかずに

「FXは結局運ゲーじゃね?」

なんて、心のどこかで
思ってしまっているかもしれません。

 

ですが、それと同時に、

「あと少しで勝てそうな気がする」

とも感じているのではないでしょうか?

 

その感覚は
はっきり言って正しいです。

恐らく今のあなたは
検証をして勝てる手法があるけど、
勝てない事にジレンマを
抱いている状態ではないでしょうか?

 

私も同じだったのですが、
そういう時って、
つい余計なトレードをしてしまったり、
間違ってルール外のトレードをしている。

こういうのが微妙に積み重なって、
運任せのトレードへ
少し傾いているだけだったりします。

 

だからこそ、運の要素を減らしていく為に、
トレード記録を見返したり、
ルールを守るためのルールを作ったりして
自分自身をコントロールする事が大切なのです。

 

今のあなたであれば、
この部分に集中していくだけで、
勝てるようになる可能性が一気に上がります。

ですから、もし上手くいかずに
FXが運ゲーと感じ始めているなら、
今回お伝えした事を試してみてください。

 

それが運任せに傾いている状態から
脱却するきっかけになってくれるかもしれません。

 

まとめ

トレードで思うような結果が出ないと、
FXで勝つのは
結局運次第になるのではないかと
考えることもあると思います。

 

もちろん、運の要素もありますが、
できる限り運の要素を減らして、
確率で勝てるようになる事も確かです。

 

それを実現するには、
検証で自分のルールを作り、
トレード記録を取って修正しながら
ルールを守る訓練もしていく。

この積み重ねが
確率で勝つ力を育てていきます。

 

そしてそれが運に振り回されずに
実力で勝てる自分への
一歩になってくれるはずです。

 


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