FXでトレードをしている時に、
「なんかちょっと迷いがある」
「勝っているトレーダーみたいに
もっと機械的にトレードをしたい」
こんなふうに思った事はありませんか?
FXで勝てなかった頃の私は
手法は複雑で緻密にしないと
勝てないと思い込んでいました。
しかし、手法を複雑にするほど
迷いが多くなって勝てなくなった経験があります。
そんな時に私も
機械的にトレードがしたいと思い、
淡々とできる手法を作ったら、
結果が安定し始めました。
そこで今回は、
迷わずに淡々と使える手法は
どんなものがいいのか?
そして私が使っていた手法は
どんなものなのかを中心に
実体験を交えながら解説をしていきます。
動画で見る場合は以下から見れます。
機械的にトレードする為の手法は何がいい?
FXで安定した結果を出す為に
機械的な手法って
どんな手法がいいのでしょうか?
私個人の考えとしては、
シンプルな手法
というのが、
機械的にトレードをするには
一番効果的な手法になります。
「じゃあ、シンプルな手法って
どんなのがあるの?」
なんて思うかもしれません。
これに関しては、
自分にさえ合っていれば、
どんな手法でも構いません。
ただ、そうはいっても、
“手法は何でもいい”
で終わらしたら、
何の答えにもならないですよね。
そこで私がオススメする
シンプルな手法が、
トレンド中の押し目買いと
戻り売りの手法になります。
「いやいや、そんなの知ってるよ」
なんて思うかもしれませんが、
私個人としては
やっぱりこの手法が一番で、
今でもずっと使い続けています。
それに、
誰もが知っている手法だからこそ
再現性も高いので、
淡々とトレードをできる上に
結果も安定しやすいです。
私が使っている具体的な手法
私の場合、
FXで勝てるきっかけを掴んだのが
4時間足のトレードだったのですが、
その時に使っていた手法が、
・トレンド中の押し目買いと戻り売り
・トレンド転換後の押し目買いと戻り売り
といった手法でした。
例えば、現在の4時間足が
以下のような状態だったとしましょう。
全体の流れを見ると上昇トレンドですよね。
ここから押し目買いを狙っていくのですが、
この時に反転しそうな場所へ水平線を引きます。
今回であれば、
以下のような感じになるでしょうか。
この位置で反発をして、
4時間の確定足が陽線になったら
エントリーをするというルールでした。
では、この後の動きを見てみましょう。
サポートラインで反応して
4時間の確定足で陽線が出ました。
よって、ここで買いエントリーです。
この時の損切り位置は、
1つ前のローソク足の安値を
下へ抜けた場所になります。
ここを下へ抜けると、
サポートラインを割った事になるので、
買った根拠が崩れるからです。
そして利食い位置は、
直近の目立った高値の少し手前です。
それではこの後の動きを見てみましょう。
ギリギリで利食いとなりました。
このような感じで、
物凄いシンプルな手法でした。
この時で勝率が大体50%ちょいで、
リスクリワードが1:2だったので、
トータルでプラスになっていました。
あとはトレンド転換時も
同じような感じでした。
例えば、以下のチャートの
黄色マルでエントリーをするような形です。
これは下落トレンドの状態から、
戻り高値を上へ抜けて、
トレンドの転換が起きた事を確認します。
そして、戻り高値の位置まで戻ってきて、
そこで反発をして4時間の確定足が
陽線になったらエントリーをしていました。
損切り位置は先ほどと同じで、
サポートラインを下へ抜けた場所に
設定していました。
利食いに関しては、
トレンド転換の場合は、
トレンド発生の初動でエントリーができるので、
リスクリワードが1:3ぐらいの位置まで
利益を伸ばしていました。
このトレードでも、
勝率が50%ちょいだったので、
トータルでプラスになっていました。
こんな感じで、
手法をシンプルにする事で、
エントリーの迷いが大きく減るので、
機械的にトレードができていました。
しかも、この手法を使っていた頃の私は
何年も負け続けていた状態から
やっと抜け出し始めた頃でした。
その為、
迷いが出ないこのシンプルな手法が
安定したトレードをし続けるには
物凄く効果的でした。
そしてこの4時間足のトレードで
安定した結果を出せるようになったら、
15分足のデイトレードへ移行しました。
15分足のデイトレードでも
手法自体は同じなのですが、
ここにマルチタイムフレーム分析を加えて、
もう少し細かくチャートを見ていました。
例えば、現在の1時間足が
以下のような状態だったとしましょう。
全体の流れを見ると上昇トレンドですよね。
よって、押し目買いを狙っていくのですが、
この時に反転しそうな場所へ水平線を引くなら、
私であれば以下のように引きます。
この水平線で反発するようなら、
買いを狙っていきます。
では、この後の動きを見てみましょう。
引いた水平線で反発をしました。
そしたらここから5分足へ変えて、
細かくエントリーポイントを探っていきます。
この時の5分足を見ると、
以下のようになっていました。
現在の流れを見ると、
下落トレンドになっていますよね。
つまり、5分足レベルでは、
買いたい人よりも売りたい人の方が多い状態です。
よって、エントリーの精度を上げるなら、
5分足の戻り高値を上へ抜けて、
短期足でもトレンドの転換が起きてからです。
なぜなら、
5分足でもトレンドの転換をすると、
・1時間足:上昇トレンド
・5分足:上昇トレンドに入った
といった形になり、
1時間足と5分足を見ている
相場参加者の目線が上へ揃うからです。
こうなると、
上昇する確率がより高くなるので、
トレードの勝率も上がります。
では、この後の動きを見てみましょう。
戻り高値を上へ抜けて、
5分足でも上昇トレンドへ入り出しました。
その為、ここから戻ってきたら、
押し目買いを狙っていきます。
今回の場面だと私であれば、
戻り高値の少し下にある場所で
買いを狙っていきます。
なぜこの位置なのかというと、
戻り高値の場所だと、
直近の上昇に対して押しが浅いからです。
これが買いを狙っている位置まで押してくると、
フィボナッチでいう、
半値押しになるので、
押し具合がちょうど良くなります。
更にこれに加えて、
サポートラインが引ける場所でもあるので、
ここまで戻ってきて反発をしたら
エントリーをしていきます。
では、この後の動きを見てみましょう。
サポートラインを少し下へ抜けたのですが、
そこから反発して陽線になったので、
私ならこの辺りが意識されていると見て、
買いでエントリーをします。
この時の損切り位置は、
5分足のサポートラインを
下へ抜けた場所に設定します。
ここを下へ抜けると、
買った根拠が崩れる事になるからです。
そして利食い位置ですが、
直近の目立った高値の少し手前です。
これなら、
リスクリワードも1:2以上になるので、
優位性の高いトレードができます。
それでは、この後の動きを見てみましょう。
なんとか利食いができました。
私の場合、こんな感じで
デイトレードをしていました。
このトレード手法だと、
上位足と下位足の流れが揃ってから
エントリーをしていくので、
シンプルでありながら
勝率の高いトレードが可能になります。
あとはこれ以外の入り方だと、
切り下げラインを引いて、
そこをブレイクしてから入る方法もあります。
もしくはサポートライン近辺で、
はっきりとしたダブルボトムを作ってから
エントリーをするのでもいいです。
デイトレードをする場合、
上位足と下位足の流れが
同じ方向へ揃うような形がはっきりと出てから
エントリーをするようにすれば、
どんな入り方でも効果的なトレードができます。
このように、
トレンド中やトレンド転換後の
押し目買いや戻り売りは
シンプルでありながら
勝率が高いトレードもできるので、
機械的にトレードをするにはオススメです。
私もこの手法に変えてから、
トレードが安定するようになり、
FXで負け続けていた状況から
抜け出すきっかけになりました。
もし、この手法や、
4時間足と15分足のトレードについて
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
テクニカル指標を加えるのも効果的
機械的にトレードをするには
シンプルな手法がいいのですが、
上記でお伝えしたような
水平線とチャートだけの手法だと
少し心もとないかもしれません。
あまりにもシンプル過ぎると、
「本当にこんなので勝てるの?」
なんて、
逆に迷ってしまう事もあると思います。
そんな時に
トレードの手助けになってくれるのが、
テクニカル指標になります。
これをスパイスとして加えることで、
エントリーの根拠としても使えるので、
より迷うことなく、
機械的なトレードが可能になります。
例えば、先程紹介した
買いのトレード例で、
5分足でエントリーをする場面がありましたよね。
ここにMAを足してみるのです。
今回は20SMAを足してみたところ、
以下のようになりました。
少し見ずらいかもしれませんが、
ローソク足が実体でMAを上へ抜けています。
よって、エントリーをする時は
・短期足でトレンド転換をする
・サポートラインで反発をする
・MAを上へ突き抜ける
といった感じで、
MAをエントリーの根拠にすれば、
より自信を持って
トレードをする事ができます。
そしてこの事が、
機械的なトレードを可能にしてくれます。
因みに、使うテクニカル指標は
ここではMAを追加したのですが、
自分が使いやすければ、
何を使ってもいいです。
その代わり、
1つか多くても2つぐらいに
絞るようにしましょう。
3つ以上使いだすと
逆にエントリーが複雑になってきます。
しかも、
人間は情報処理の数が増えるほど、
判断力が落ちるようになっています。
その為、テクニカル指標を
いくつも使うと、
逆に迷いが出てきて、
機械的なトレードができなくなります。
実際に昔の私も、
テクニカル指標をたくさん使えば、
エントリーの精度が高くなって
勝てるようになると思っていました。
しかし、何個も使ったせいで、
トレードルールが複雑になって、
エントリーに迷ってしまいました。
その結果、全然勝てなくなって
手法探しに迷走した経験があります。
このような経験からも、
テクニカル指標は
1つか多くても2つあれば十分だと感じています。
因みに、トレンド中の押し目買いや
戻り売りの手法を使う時は
個人的にはMAがオススメです。
MA自体がトレンドを判断する時に
使うようなテクニカルなので、
この手法と相性が良いからです。
私もこの手法を使って専業になった時は、
まだチャートがそこまで上手く読めなかったので、
MAを使っていました。
もし、専業になった時の手法や、
MAの使い方について詳しく知りたい場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
手法を機械的に使うコツ
機械的に淡々とトレードをするには、
シンプルな手法がオススメですが、
その手法を更に機械的に使うコツがあります。
それはトレードルールの
チェックリストを作って
1つずつ条件に当てはまっているかを
チェックしながら
エントリーをしていくことです。
なぜなら、チェックリストを使うことで、
毎回同じ条件でエントリーを
判断することができるからです。
例えば、
買いでエントリーする時の条件が、
・1時間足で上昇トレンドが出ている
・1時間足のサポートで反発した
・5分足でトレンド転換をした
・5分足のMAを上へ実体で抜けた
となっていたとしましょう。
これをチェックリストにしておき、
エントリーをする時に
1つずつ当てはまっているか
確認をしていくのです。
こうすることで、
感情や雰囲気にのまれずに
条件が揃っているかどうかだけで
判断ができるので、
迷わずに機械的に淡々と
トレードをする事ができます。
私も手法を完全に自分の中へ
落とし込めていない時に
チェックリストを使いながら
トレードをしていました。
そしたら、
すでに決めてある条件に対して、
YesかNoで進めていくだけなので、
感情が入り込む余地が
ほとんどなくなりました。
その結果、
機械的にトレードができるようになり、
成績も安定していきました。
ですから、もし今現在、
エントリーに迷って
淡々とできていないのであれば、
チェックリストを使ってみると
迷いを減らして
機械的にトレードができるようになるかもしれません。
しかも、この方法を使う事で、
ゲーム感覚に近い形で
トレードができるようにもなります。
そうすれば、
尚更余計な感情が入らずに済むので、
かなり効果があると思います。
関連記事:FXはゲーム感覚でやれたら最強?難しい現実と打開策
機械的にトレードをする上で一番大切なこと
なるべく感情を入れずに
淡々とトレードをするのに一番大切なことは、
1つの手法を繰り返し使い続けることです。
なぜなら、1つの手法を使い続けることで、
トレード内容に一貫性が出て、
勝てる軸が出来上がっていくからです。
実際にFXで勝てなかった頃の私は、
せっかく勝てる手法を作れても、
連敗をしたりすると
すぐに手法を変えていました。
このせいで、
トレード内容が常にバラバラになって、
自分でも何をやっているのかわからなくなり、
ずっと迷い続けていました。
でも、手法をシンプルなものにして、
チェックリストを使いながら
トレードをしていくことで、
迷いを大きく減らすことができました。
その結果、
トレード内容が安定していき、
機械的にトレードをする事が
できるようになりました。
しかも、同じ手法を使い続けていくと、
その手法の中でも、
・勝ちやすいパターン
・負けやすいパターン
というのを見つける事ができました。
例えば、最初に作った買いのルールでは、
・1時間足で上昇トレンド
・1時間足のサポートで反発
・5分足でトレンド転換
・5分足のサポートで反発
といったものだったとしましょう。
これでトレードをし続けていくと、
条件に全て当てはまったとしても、
エントリー位置のすぐ上にレジスタンスがあると
負けやすいことがわかりました。
この事をチェックリストに追加して、
・1時間足で上昇トレンド
・1時間足のサポートで反発
・5分足でトレンド転換
・5分足のサポートで反発
・すぐ上にレジスタンスがない
という感じで
ルールをアップデートしていきました。
そして今度はこれを使って
トレードをしていき、
また改善点があれば
チェックリストへ追加していく。
こんな事を繰り返していく内に
勝ちやすいトレード条件が
どんどん揃っていき、
勝率が上がっていきました。
このような経験から、
シンプルな手法を作った後は
とにかくそれを使い続ける事が
本当の意味で機械的なトレードへつながると
実感しました。
ですから、手法を作ったら、
まずはその1つの手法を
使い続けてみてください。
3ヶ月、半年と使い続けていく内に
段々と自分に合った手法へ進化していき、
毎月の成績も安定していくはずです。
因みに、手法をコロコロ変えてしまうと
いつまで経っても成長できないし、
トレード自体が運頼りのものになってしまいます。
このことからも、
まずは1つの手法を使い続ける癖を
つけていくようにするのがベストです。
まとめ
今回は、機械的に淡々と使える手法や
その手法を使い続ける為の
コツについてお伝えしてきました。
FXのチャートというのは
同じような動きを永遠と繰り返しています。
よって、
その同じような動きの中に
優位性を見つけて、
それに合った手法を作り、
機械的にトレードをする事ができれば、
安定した結果を出すことができます。
そして、機械的なトレードをするには、
シンプルな手法にして、
慣れるまでは
チェックリストを使うようにすれば、
できるようになると思います。
よければ試してみてください。
また、手法を淡々と使えない場合、
エントリーを我慢できない事も
影響している可能性があります。
もし、そのような癖が
自分にあると感じているなら、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXでエントリーを我慢できなかった私が待てるようになった方法
もしくは、機械的にトレードする以前に
今使っている手法自体が不安定だと
感じている場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
手法を低リスクへ進化させる方法について
解説をしています。
⇒自分の使っているFX手法を低リスクに進化させる方法とは?
P.S. メルマガを始めました
大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。
という方には特におススメです。
もちろん、"勉強すべき事がわからない"
という場合にもオススメです。
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