FXはなぜエントリー後にチャートを見ない方が勝てるのか?

 

FXのトレードをしていると、
エントリー後に
チャートを開いたまま
監視し続けることが多いですよね。

 

ですが実は
エントリー後にチャートを見ない方が
勝てることの方が多かったりします。

 

では、なぜエントリー後に
チャートを見なくても勝てるのでしょうか?

このことについて、
私の経験を交えながらお伝えしていきます。

 

エントリー後にチャートを見ない方が勝てる理由

これは特に、FX歴は長いけど
イマイチ勝ち切れていない状態や
FX初心者に当てはまるのですが、
エントリー後に
チャートを見ない方が勝てる理由に、
トレード結果と内容が安定しやすいからです。

 

なぜなら、
エントリー後もチャートを見ていると、
余計な損切りや利食いが増えるからです。

 

特に、含み損を抱えて、
損切り寸前になった時なんて、

「損切りした位置から反転するかも」

という気持ちが沸いてきて、
つい損切りをずらしたり、
損切り注文そのものを
取り消したりしてしまいます。

 

また、含み益が出たら出たで、

「まだ伸びるかも」

なんて思ってしまい、
本来の利食いポイントで決済せずに
無理に伸ばそうとして、
結局戻ってきてしまうことも出てきます。

 

こうした行動が積み重なると、
本来は右肩上がりで増えるはずの資金が
ジェットコースターのように増減を繰り返し、
結果的に右肩下がりに減っていきます。

 

そして、このことが
更なる乱れたトレードを誘発して、

・ポジポジ病
・ナンピン
・リベンジトレード

といったような、
悪い癖が付く原因になるのです。

 

私もFXで負けまくっている頃は
エントリー後に
ずっとチャートを見ていたせいで
余計なトレードを繰り返して
これらの悪い癖が付いてしまいました。

 

このせいで結局、
FXで安定して勝てるようになるまでに
5年以上の時間と1,000万以上の資金を
失った経験があります。

 

逆に、
エントリー後にチャートを見なければ、
気にするのはエントリーポイントだけです。

ここさえ、ルール通りにできれば、
あとは損切りと利食いの指値をして
放置するだけなので、
勝手にトレード結果と内容が安定します。

 

そしてこのことが、
安定した資金のアップにつながり、
更にそれがメンタル面の安定にもつながり、
トレードにおける好循環ができあがります。

 

実際に昔の私も、
この問題に苦しんでいたので、
エントリー後はチャートを
閉じるようにしました。

それで、1~2時間おきぐらいに
ちょっと確認する程度にしたら、
余計なことが大きく減って、
少しずつ結果が安定していきました。

 

ですから、もし今のあなたが
エントリー後にチャートを見ていると
余計なことをしてしまうなら
チャートを見ないようにすると、
そういったことが改善されると思います。

 

ただし、
最初から完全に見ないのは難しいので、
まずは

・30分だけ閉じてみる
・指値を入れたら一度席を外す

といった形で
少しずつ慣らしていくのがおすすめです。

 

エントリー後にチャートを見ると負ける理由

エントリー後は
含み益や含み損が気になって
ついチャートを見続けてしまいますよね。

でもこの行動は
FXで安定して勝ち続けている状態でない限り、
逆に負けを引き起こしやすいです。

 

では、なぜエントリー後に
チャートを見続けていると、
負けを引き起こしやすいのでしょうか?

 

損切りになる瞬間の苦痛が一番強い

FXで苦痛が大きい時って
損切りになった時ですよね。

 

損切りになると、
自分の大切な資金が減ることで、
悔しさや怒りなどが沸いてきます。

そして、この悔しさや怒りを
もっとも強く感じる場面が、
“損切りになった瞬間”です。

 

これは昔の私がそうだったのですが、
エントリー後に
そのままチャートを見ていて、
損切りになる瞬間に出くわすと
一気に悔しさや怒りがわいてきて
取り返そうとする行為が出てきました。

 

この行為をやったせいで、
余計な損失を重ねてしまい、
資金をしょっちゅう溶かしていました。

 

だから、こういうことを減らす為に
エントリー後に
チャートを見ないように努力して、
損切りになる瞬間を
見ないようにしました。

 

そしたら、
損切りになったのを知った時は
もちろん悔しいのですが、
時間が経ってから
そうなったのがわかった時は
損切りになるのを見た瞬間よりも
悔しさや怒りが小さかったんです。

 

そのお陰で、
感情に任せて取り返そうとする行為が
ほとんど起きなくなりました。

 

この経験から、
エントリー後に
そのままチャートを見ていると、
損切りになった瞬間の苦痛が
トレードを崩壊させる
引き金になると実感しました。

 

我慢できずに利食いしたくなる

損切りになった瞬間だけでなく、
利食いに関しても、
エントリー後にチャートを見続けていると、
勝てなくなる要因になります。

 

例えば、過去の私は
エントリー後に含み益になって、
利食いまで
あと10pips位の位置まで来ると、

「ここまで伸びた利益を逃したくない」

なんて気持ちが強くなって、
我慢できずに利食いをしていました。

 

しかし、
利食いをした後はホッとしたり、
嬉しい気持ちになるのですが、
その後に更に伸びていって
本来までの利食いポイントまで行くと、

「やっぱり持ってればよかった・・・」

と感じてしまい、
急に悔しい気持ちが沸いてきました。

 

そしてそこから、

「取り逃した分を取ってやる!」

なんて気持ちになって
すぐにエントリーし直すのですが
そういう時に限って逆行されて
損切りになってしまうのです。

 

しかも、最悪なことに、
今度は損をした分を取り返そうとして
ロットを上げてから
またすぐに再エントリーをしていました。

 

でも、そんなことをしても
当然取り返せるわけもなく、
結局、最初に利食いした分の利益を
全て吹き飛ばしてしまうのです。

 

このように、
含み益を見続けることで
感情が動いてしまい、
予定にない決済をしやすくなるので、
エントリー後にチャートを見続けていると
負けやすくなるのです。

 

チキン利食いをしてしまう

エントリー後にチャートを見続けていると、
我慢できずに利食いするだけでなく、
伸びる前にすぐ逃げてしまう
チキン利食いも増えやすいです。

 

これは「利益を取りたい」というよりも、

・含み損に戻るのが怖い
・損切りにかかりたくない
・せめて少しでも勝ちで終わりたい

という、
恐怖が引き金になって起きる行動です。

 

例えば、エントリーしてすぐに
ある程度の含み益になった瞬間、

「この利益がなくなる前に逃げておこう」
「一旦勝ちで終われば気持ちが楽になる」

といった気持ちが出てきて、
本来の利確ポイントを待たずに
即決済してしまいます。

 

しかしその後に、
チャートが伸びていくのを見て、

「やっぱりそのままでよかった・・・」

と後悔するのが
チキン利食いの典型パターンです。

 

さらに厄介なのは、
このチキン利食いを繰り返していると、

・利確はいつも小さい
・損切りだけはしっかり食らう

というトレードになってしまい、
本来の優位性を壊してしまうことです。

 

私もチャートを見続けることで、
このチキン利食いが発生してしまい、
せっかく勝てた手法を作ったのに
わざわざ自分から
負ける手法へ変えていました。

エントリー後にチャートを見ていると、
こういった点も
負けやすくなる要因となります。

 

FXはエントリー時点でほぼ全てが決まる

FXでは基本的に、
エントリーをした時点で
ほぼ全ての結果が決まります。

 

なぜなら、
エントリーをする前に

・どんな相場状況で入るのか?
・エントリー根拠の重なり
・利食いと損切り位置

といったものを決めておくからです。

 

そのため、
エントリーをしてしまえば、
あとは損切り、利食い、建値、
この3つの結果しかありません。

 

つまり、
エントリー後にチャートを見続けても、
できることは
何も増えないということです。

 

むしろ、チャートを見てしまうことで

・損切りをずらす
・利確を手前で逃げる
・根拠のない再エントリーをする

といった、
負ける行動が入り込みやすくなります。

 

それであれば、
エントリー後はチャートを見ない方が
余計な感情も入らないので、
勝ちやすくなります。

 

もし、建値決済を使うなら、
含み益がある程度乗った時のために
アラートなどを利用すれば、
ほとんどチャートを見ずに済みます。

 

トレードは、
監視するほど上手くいくものではありません。

むしろ、
見ない勇気を持った人から
勝てるようになっていきます。

 

手法をしっかり確立することが重要

FXはエントリー前に
ほぼ全てが決まるのですが、
これで勝てるようになるためには
手法をしっかり確立することが大前提です。
手法自体は、
自分が使いやすいものであれば
どんなものでも大丈夫です。

 

その代わり、
徹底的に検証をして
自分に合ったトータルで勝てる手法を
ちゃんと作り込みましょう。

 

やはり、
自分で納得できる手法がないと、
エントリーの時点で迷ってしまいます。

 

この迷いを持ったまま
ポジションを持ってしまうと、
尚更エントリー後に
チャートを見続けてしまい、

・損切りを外したくなる
・利食いを無理に伸ばそうとする
・チキン利食いをする

といったことが起きやすくなります。

 

ですから、
このような事を避けるためにも、
徹底的に検証をして、
自分の手法に対して自信をつけましょう。

 

自信がある程度つけば、

「放置でも勝てるから大丈夫」

という感じになって、
エントリー後にチャートを見ないでも
トレードをする事ができるようになります。

 

もし、自分に合った手法が
まだ確立されてなくて、
作り方や検証方法がわからない場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。

 

 

ロットの調整も重要

エントリーをする時には
ロットが自分の精神的限界を
超えていないかも確認しましょう。

 

なぜなら、
ロットが自分にとって大き過ぎると、
エントリー後に気になって
ずっとチャートを見てしまうからです。

 

これは過去の私もそうだったのですが、
ロットが大きいと、

・損切りになったら嫌だな
・利益を取りこぼしたくないな

といった感情が強く働いて
チャートから目が離せなくなりました。

 

その結果、
損切りになりそうになると、
設定しておいた損切りを外したり、
チキン利食いをしたりと、
トレードが大きく乱れました。

 

逆にロットを適正なサイズまで落とすと、
損切り時の苦痛が少ないことから
チャートを見ていなくても
ドキドキすることがなくなりました。

 

また、利食いに関しても、

「どうせ大した利益にならないしな」

みたいな考えになって、
そのまま本来の利食いポイントまで
チャートを見ずに
放置できるようになりました。

 

だから、
エントリー後にチャートを見ないで、
ルール通りに決済できるようにするためにも、
自分の許容範囲を超えないロットで
トレードをすることも大切です。

 

もし、ロットの決め方について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXでロットを増やすタイミングは?ダメな増やし方とは?

 

チャート放置で私が得た一番の恩恵

エントリー後に
チャートを見ないようにして
得られる効果が多かったのですが、
その中でも私にとって一番の恩恵は
ポジポジ病やリベンジトレードが
大きく減ったことです。

 

昔の私は、

・損切りの瞬間を見て怒りが爆発
・含み益が止まった途端に不安で決済
・利食い後に伸びて悔しさで再エントリー
・負けを取り返そうとしてロットを上げる

こういうことを
何度も繰り返していく内に
ポジポジ病やリベンジトレードが癖になって、
資金を溶かし続けていました。

 

そこで、エントリー後に
チャートをなるべく見ないようにしたところ、
かなり時間はかかったのですが、
余計なことをしなくなり、
これらの悪い癖が大きく減りました。

 

だから、もし昔の私のように、
ポジションを保有中に
余計なことをしてしまい
悪い癖がついているなら、
まずはチャートを見ない時間から
作ってみてください。

 

短い時間でも
チャートを見ないことが習慣になれば、
そういった悪い癖も
少しずつ減っていくはずです。

 

見ないで放置できるトレードスタイルは?

エントリー後にチャートを見ないで
放置するのは、
トレードの結果を安定させるのに効果的ですが、
どんなトレードスタイルだと
それに適しているのか
疑問に感じたかもしれません。

 

ここに関しては、私の経験上だと、
15分足ぐらいのトレードになります。

なぜなら、
このぐらいの時間軸になると、
決済までの時間が平均で
1~2時間ぐらいかかる事が多いからです。

 

しかも、この1~2時間ぐらいが
チャートを見続けられる絶妙な長さなので、
一番余計な手出しをしやすくなります。

ですから、
15分足ぐらいのトレードをする時は
エントリー後にチャートを見ないようにすると
効果的です。

 

私の場合も、
このぐらいの時間軸のトレードの時が
一番余計なことをしていたので、
エントリー後にチャートを最小化しておき、
見ないようにしました。

 

そしたら、結果が徐々に安定していき、
落ち着いてトレードが
できるようになった経験があります。

このお陰もあって、
今では15分足のトレードが
私のメイントレードとなっています。

 

もし、15分足のトレードについて
どんな内容か詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXでデイトレをするなら15分足の手法が一番やりやすい!

 

1時間足以上になると更に放置しやすい

エントリー後にチャートを見ないで
放置するのが効果的なのは
15分足ぐらいのトレードですが、
1時間足以上のトレードになると
更にやりやすくなります。

 

なぜなら、1時間足以上になると、
値動きがゆっくりになることから、
決済までの時間が丸1日とか
かかることが多いからです。

 

長ければ、
2~3日かかることも普通にあるので、
こうなってくると、

「ずっと見てるのめんどくさいな」

みたいな感覚になるので、
かなり放置がしやすくなります。

 

例えば、私の場合であれば、
15分足のトレードをする前は
4時間足のトレードがメインでした。

だから、1回エントリーをすると
2~3日は平気でかかるし、
長いと1週間かかることもありました。

 

こんなに時間がかかると、

「決済までどうせ時間かかるし
別に見てなくもいいや」

なんて気持ちになって
あまりチャートを見ませんでした。

 

見るとしても、
大体2~3時間に1回くらいで、
そのまま放置して
外出などもできました。

 

また、この時間軸になると、
エントリーポイントに来るまでも
時間がかかるので、
チャートパッと見た瞬間に、

「あと最低でも8時間はチャンスが来ないな」

みたいなのがわかるので、
そこまでチャートを最小化して
見ないようにしていました。

 

そしたら、
エントリー後の決済と同様に、
エントリー自体も
余計なことをしなくなったので、
かなりトレード結果が安定しました。

 

だから、エントリー後に関係なく、
トレード全般で余計なことをして
無駄な損をしている場合は、
1時間足以上のトレードがおすすめです。

 

このぐらいの時間軸でも
兼業で普通にトレードができるので、
FXで勝つきっかけを掴むには
やりやすいと思います。

 

もし、私がやっていた4時間足のトレードや
兼業の時にやっていたトレードを
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。

 

 

まとめ

今回は、FXはなぜ、
エントリー後にチャートを見ない方が
勝てるかについてお伝えしてきました。

 

トレードをしていると、
含み損や含み益が気になって
エントリー後にも
ついチャートを見続けがちです。

 

しかし、これをやることで、
感情が揺さぶられて
余計な決済をしてしまい、
それが悪い癖や
大損につながることも多いです。

 

ですから、
ルール通り決済できずに
負け続けているのであれば、
まずはエントリー後の30分でもいいので、
チャートを見ないようにしてみると
いい結果へつながるかもしれません。

 

 

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