FXで勉強する事が、
どのような勉強であっても、
個人的には意味があると考えています。
ただし、FXの勉強をするにも、
その仕方によっては、
意味のない勉強に
変わってしまう事があります。
つまり、
“効果が出にくい勉強の仕方”
と言った方がいいかもしれません。
そこで今回は、私が考える、
“FXの勉強で意味のない仕方”
というのをお伝えしていきます。
最初からスキャルピングの勉強をする
これはFX初心者の状態で
起きやすいのですが、
他人のFXブログを読んで、
その中でサクサク2~3pipsを取って
稼いでいる姿を見ると、
「これなら自分でもできそう」
なんて勘違いしてしまい、
スキャルピングの勉強から始めてしまいます。
しかし、スキャルピングというのは、
1分足の速い値動きの中で
トレードをしていくので、
FX初心者がスキャルピングをすると、
値動きに翻弄されて大損をします。
更にそれだけではなく、
・ポジポジ病
・リベンジトレード
・ナンピン
・損切りしなくなる
といった悪い癖も付きやすいです。
FX初心者の内から
これらの癖がついてしまうと
そこから抜け出すのに
物凄い苦労をします。
確かにスキャルピングは極めれば、
サクサク利益を取れるので最強です。
ですが、そうなる為には、
FXにおける総合的なトレード力が
高いレベルで必要になってきます。
その為、デイトレードなどで
しっかり利益を出せるようになってから
スキャルピングを勉強することは
かなり意味がありますが、
FX初心者にとっては、
無意味な勉強となります。
FXで勝てていない内は
スキャルピングの勉強の仕方などは
考えない方がいいです。
私もFX初心者の状態で
スキャルピングに手を出したせいで、
1,000万以上の損失を出した上に、
・ナンピン
・リベンジトレード
・ポジポジ病
といった悪い癖がついてしまい、
FXで結果を出せるようになるまでに
物凄い時間が掛かりました。
基礎知識を適当に勉強する
FX歴が長いのに、
結果が出ていない人のほとんどは、
基礎知識を意外に疎かにしています。
昔、私のところに、
FX歴が5年以上ある人が
トレード添削の依頼をしてきました。
その時にトレード内容を見ていると、
“トレンドフォローをしている”
と言っている割には、
ダウ理論無視のトレードでした。
更に、引いている水平線も、
「そこは反応しにくい場所だけど・・・」
という場所でもありました。
恐らく、基礎知識に関する勉強は
したと思うのですが、
勉強の仕方が甘くて、
すぐに実践に入った感じが凄くわかりました。
FXでは
・ダウ理論によるトレンド認識力
・正しい水平線が引ける力
この2つの基礎能力が
しっかり備わっているだけでも、
十分利益を出す事ができます。
それなのに、
中途半端な勉強の仕方で
すぐに実践に入ってしまっては、
結果も中途半端になってしまい、
勉強が無意味になります。
この傾向はFX歴が長いのに
結果が出ない人ほど多くなります。
恐らく、FX歴が長くなるにつれて、
「そんなことは知っている」
という感覚に陥ってしまい、
自分に基礎力がないことが
わからなくなっているのでしょう。
しかし、「知っている」と、
「実際に使いこなせる」というのは
大きく違いますからね。
もしくは、
正しい勉強の仕方で勉強はしたけど、
その後に色んな情報を取り入れていく内に
基本的な事を忘れたか
無視するようになった可能性もあります。
もし、あなたがFX歴が長いのに
全然結果が出ない場合は、
再度、自分のトレード記録を見返して、
トレンド認識と水平線の引き方が
正しいかを確認してみると良いでしょう。
新しい知識を次から次へと勉強する
これはFXで勉強熱心な人に物凄く多いです。
勉強熱心な人の場合、
勉強の仕方自体は
そこまで間違っていないのですが、
なかなかFXで結果が出ないと、
「ダメなのは知識不足のせいだ!」
なんて思いこんでしまい、
FX商材などを買いあさって
次から次へと新しい知識を詰め込みます。
しかし、
FXで結果を出す為に必要な知識は、
実はそこまで多くありません。
私からすれば、
・全体の流れを把握する
・反転しやすい場所を見つける
・相場参加者の心理を読み取る
この3つの知識があれば、
FXでは十分稼げると考えています。
逆に勉強をし過ぎて
知識を詰め込み過ぎると、
色んな知識がごちゃ混ぜになり、
持っている力を発揮できなくなります。
こうなってしまうと、
今まで勉強したことが水の泡となり、
逆に無意味になってしまいます。
FX以外のことであれば、
知識をどんどん身につけていけば、
進化していけるかもしれません。
しかし、FXとなると、
逆にそれは無意味な行為となります。
インジケーターをいじくり回すのは無意味
FXの勉強と称して、
色んなインジケーターを入れて、
その数値をアレコレといじる人がいますが、
これは正直なところ無意味です。
完全にFXの勉強の仕方を間違っています。
1つのインジケーターに対して、
そのインジケーターができた背景や、
どんな計算式になっているのかなどを
知る為の勉強はそれなりに意味があります。
なぜなら、インジケーターができた背景や、
計算式などを知ることで、
そのインジケーターの
本当の使い方がわかるからです。
こういう勉強の仕方であれば、
正しいので、
FXが上手くいく可能性が上がります。
ただ、ほとんどのインジケーターは、
複雑な計算式で作られているので、
「何か秘密があるかもしれない」
なんて感じるのですが、
1つずつ紐解いていくと、
結局過去の値動きをわざと複雑に
計算しているだけだったりします。
過去の値動きなら、
ローソク足からできている
チャートを見ればいいだけなので、
そこまで勉強する必要はないと
私は考えています。
更に、もっとも無意味なのは、
インジケーターができた理由も知らずに、
単に数値だけを
いじくり回している場合です。
この場合、
勉強の仕方以前の問題で
FXの勉強ではなく、
ただの調整なんですけどね。
時間を掛けて、
必死にパラメーターをいじっていると、
FXの勉強をしている気分になるのですが、
残念ながら無意味な行為と考えた方がいいです。
インジケーターの数値を調整しすぎると起こる弊害
インジケーターを色々と入れて、
パラメーターの数値を
あれこれといじりすぎると、
過剰な最適化が起こります。
つまり、過去の値動きに対して
ぴったり合うように
調整してしまうことです。
これをやってしまうと、
一気に手法が通用しないものへ変わり、
逆に資金を減らす原因になります。
なぜなら、FXのチャートというのは、
過去の値動きと
同じような動きを繰り返しますが、
全く同じ動きをすことはないからです。
その為、インジのパラメーターを
いじりすぎて、
過去の値動きにぴったり合わせてしまうと、
その動きと少しでも違う動きをされたら
全く通用しなくなってしまうのです。
このようなことからも、
インジケーターをいじくり回すことは
無意味なことになるのです。
インジケーターというのは、
あくまでも補助的な役割で、
メインはローソク足から出来るチャートです。
勉強をするならメインを勉強しないと、
ハッキリ言って無意味です。
例えば、料理には、
味を引き立たせる
塩がありますよね。
その塩を徹底的に勉強したところで、
多少味が良くなるかもしれませんが、
結局、塩は補助的に使うものです。
メインとなる食材が腐っていたら、
どんなに良い塩を使ったとしても
無意味ですよね。
関連記事:FXのチャートにインジケーターは絶対必要なのか!?
チャートパターンだけを覚える
FXには、
・ダブルトップ・ボトム
・三尊・逆三尊
といったような
チャートパターンがあります。
これらを単純に暗記して
トレードに使う人が多いのですが、
これも間違った勉強の仕方で
無意味な行為になります。
確かにチャートパターンは
トレードにおいて有効ですが、
これらをトレードに活かすには、
“どういう仕組みで
そのパターンができるのか?”
ということを理解することです。
この事を考えずに、
“チャートパターンが出たから
単純にエントリー”
という使い方では無意味です。
FXでなかなか結果が出ない人は、
チャートパターンを
単純に暗記だけして、
それをチャートに当てはめて
使っている人が多いです。
チャートは人間と同じ生き物です。
“全てが確実にはまるパターン”
というのは存在しません。
しっかりチャートパターンが
できる理由を考えて使うことで
初めて力を発揮するのです。
もし、チャートパターンが
作られる心理を勉強したい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
⇒FXで基本的なチャートパターンが作られる心理を解説します
あとはチャートパターン以外にも
ローソク足の勉強として、
反転パターンを丸暗記するのもありますが、
残念ながら、
あれもあまり意味がないです。
関連記事:ローソク足のパターンを覚えるだけではFXで結果は出ない
無駄に長時間の勉強をやる
これは昔、FXを教えた人に、
「今日は8時間勉強しました!」
「今日は5時間しか勉強できませんでした」
といったように、
やたらと勉強した時間や、
勉強の仕方を
アピールする人がいました。
はっきり言いますが、
FXの勉強を1日に長時間しても、
基本的には意味がないです。
なぜなら、人間の集中力は、
基本的には
2時間程度しか持たないからです。
例えば、FXの勉強をしていて、
集中しすぎて、
“気付いたら3~4時間経っていた”
というのであれば、
それはとても意味のある勉強の仕方です。
だから、
集中して長時間できるなら、
それは非常に効果的です。
ただ、基本的には、
2時間経ったぐらいから、
・FX以外の事を考え始める
・ネットサーフィンをし始める
といったように、
FXとは関係ない事を
チョコチョコし出し始めます。
こうなったら、
それは集中力が切れている証拠なので、
そのままダラダラと
FXの勉強を続けたとしても、
ほとんど頭に入らず、
意味ない勉強の仕方となります。
実際に、私がFXを教えていた人は、
やたらとFXの勉強時間を
アピールしていたのですが、
いざ、「ここはどう思う?」
と聞いてみると、
「わかりません」
と即答でした(笑)
結局、勉強を長時間したところで、
頭に入っていなければ、
その勉強の仕方は意味のないものになります。
だから、FXの勉強をするにしても、
基本的には
長くても2時間を一区切りとして、
ちゃんと休みを入れながら、
勉強をした方が遥かに効率的です。
私も検証をするときなどは、
2時間ぐらい経つと、集中力が切れて、
FXとは別の事を考え出します。
その為、そうなりだしたら、
自主的に休憩をします。
何も考えずにチャートを眺める
FXで結果を出す為には、
通常の勉強以外に、
リアルチャートに触れる事も大切です。
実際に動いているチャートを見て、
「自分ならここで買えるかな?」
「この位置だと売りかな?」
といった事を予想したり、
実際にデモでエントリーしながら、
トレードの力を鍛えていくことが、
FXでの結果につながっていきます。
ただし、チャートを開いて、
何も考えずに、
ただボーっと見ながらやるような勉強の仕方は、
基本的には意味がないです。
何も考えずにボーっと見るという事は、
脳が入ってくる情報を遮断している状態です。
だから、そんな時に、
チャートを眺めていても、
ほとんど意味がないのです。
昔、英語を聞き流すだけで、
“英語が話せるようになる”
みたいな教材が流行しましたが、
FXの場合は、この勉強の仕方では、
“意味がない勉強”になるので、
注意が必要です。
仮にチャートを眺めるだけにしても、
ローソク足の動きを見ながら、
「今は買い優勢かな?」
「ここから売りは入るかな?」
といったように、
相場参加者の心理を考えながら
チャートを読む訓練をすべきです。
基本的に脳は疑問を持つと、
常にその答を探す性質があります。
だから、チャートを眺める勉強の仕方でも、
常に「○○かな?」
といった考え方をする事で、
脳がフル回転して、
その疑問の答えを探してくれます。
こうすることとで、
疑問に対しての答えが蓄積していき、
それがFXのトレード力アップにつながります。
因みに、チャートを眺めながら
勉強をする際の効果的な方法は
以下の記事に書いてあるので、
興味が沸いたら読んでみてください。
⇒大衆心理を使ってチャートを読む訓練する方法とは?
いくつものFX商材で勉強をする
FXで効率的に勉強をする上で、
FX商材に頼ることは
私個人としてはアリだと思っています。
なぜなら、FX商材というのは、
基本的にFXで結果を出している人が
経験や知識を詰め込んで作っているからです。
その為、最短距離で結果が出るように、
重要な部分だけを学ぶことができます。
ただし、いくらFX商材とはいえ、
何個も買って勉強をすると、
知識だけが増えていき、
逆にトレードに迷いが出る原因になります。
しかも、FX商材の場合、
トレード手法について
教えてくれるものが多いです。
だから、いくつもの商材で勉強すると、
トレード手法が混ざってしまい、
各手法の優位性を壊してしまいます。
そして、勝てる手法であっても、
負け続けることになり、
「ダメだこの手法」
なんてFX商材のせいにして、
また別の商材を探すという、
聖杯探しの旅に出ることになります。
このような勉強の仕方も
意味のない勉強となってしまいます。
FX商材を使うにしても、
1つか2つで十分です。
単に手法を真似するのは無意味
FX商材で勉強する場合、
手法が欲しくて
手に入れる事が多いです。
このこと自体は
何の問題もないのですが、
単に手法をそのまま真似て
使うのは意味がないです。
これは勉強の仕方の問題ではなく、
そもそも勉強をしていません。
私の経験上、
そのまま真似をして使っても
商材内と同じような結果が
出ることはほとんどないです。
なぜなら、FX商材内の手法は
・製作者の性格
・トレード技術
・相場観
・経験値
といったものをベースにして
作られているからです。
よって、これらの項目が
製作者とぴったり一致しないと
同じ結果は出ません。
仮に、製作者のトレード技術より
自分の方が劣っていたら、
完璧に使いこなす事は無理です。
もしくは、商材内では
利益を伸ばす設定なのに
自分自身の性格が
早く利食いしたい正確なら
商材通りに利食いをできないので、
同じ結果は出ません。
このように、
FX商材の手法を
そのまま真似して使う場合は、
意味がありません。
使うのであれば、
しっかり中身を確認して
勉強しながら、
自分が使いやすいように
調整していく必要があります。
ミラートレード
よくSNSなどで
FXの爆益収支を載せている人が
ドル円:143円で売り
みたいな事をしているのを
見かけると思います。
こういうのを見ると、
「これを真似して
ミラートレードしていけば
儲かるし勉強にもなるな」
なんていやらしい考えが
浮かんでくるかもしれません(笑)
しかし、私の経験上、
ミラートレードをしたところで
FXの勉強としては
ほぼ無意味だと思った方がいいです。
勉強の仕方としても間違っています。
なぜなら、昔の私も
ミラートレードを利用して、
儲けつつ勉強しようとしたのですが、
いざやってみると、
全く勉強しませんでした。
例えば、ミラートレードをすると、
最初の内は意気込んで、
エントリーポイントをチェックして
それを元に勉強を多少するんです。
でも、実際に利益が出ると、
「真似だけしてれば儲かるわ」
なんて考え出して、
勉強を全くせずに
ただシグナルが来るのを
待つだけになりました。
どんどん楽をする方へ
流されていったのです。
しかも、
利益が出なくなると今度は
「このミラトレ使えねーな」
なんて怒って、
ミラートレードをする事を止めます。
そしてまた新しい
ミラートレードを探す旅に出るのです。
あとはせっかく勝てるシグナルなのに、
自分都合で勝手に利食いをしたりして、
シグナルの優位性を壊す事もしてました。
こんなふうに、
上手くいけば楽をしようとしたり、
自分で勝手に利食いをしたり、
負ければすぐに別の方へ行ったりして、
ほとんど勉強せずに終わりました。
だから、ミラートレードは
FXの勉強としては意味がないのです。
関連記事:FXのミラートレードは本当に儲かる!?実体験を教えます!
マインドの勉強
「FXはマインセットが重要」
こんな事がよく言われます。
確かにこれはその通りなのですが、
そこまで徹底して
勉強をするほどの事ではないです。
勉強の仕方も
特別決まった方法はないですし。
実際、私自身も自己啓発本など、
マインドセットの勉強は
かなりしました。
ですが、実際のトレードとなると
・損切りが悔しくてできない
・利食いを無理に伸ばして損切り
・エントリーが怖くて入れない
といったようなことが
頻繁に起きていました。
例えば、損切りができない時は、
「損切りを経費と思うようにしましょう」
なんて事が言われたりします。
私もマインドセットを勉強していた時は、
「なるほど!じゃあやってみよう」
なんて思って実際やってみると
ほぼ無意味でした(笑)
どんなに経費と思おうとしても、
結局、損切りができなくて、
目の前で自分のお金が減っていく苦痛には
全く歯が立ちませんでした。
そのくらい、
私達人間のお金に対する欲望は強烈なのです。
だから、マインドセットを勉強しても
あまり意味がないです。
もちろん、
FXに対するマインドセットは重要ですが、
勉強の仕方を学んで
ガッツリをするほどでもないです。
トレードに対するマインドを作り上げるには、
結局、実践で痛い目に会いながら
改善や検証をしていくのが一番効果がありました。
関連記事:FXでメンタルが最重要な人とまだそうでない人の違いとは?
経済の勉強
経済の勉強をすること自体は
意味がない事ではありません。
経済の動向を知って
今後の先行きなどを考える事は
役に立つ事が多いです。
ただし、FXのトレードとなると、
経済の勉強は
あまり意味がないと私は考えています。
経済の勉強はトレードに対して影響が小さい
私が経済の勉強が必要ないと思うのは、
勉強したとしても、
FXのトレードに対する影響が
ほとんどないと感じているからです。
例えば、経済を勉強するとなると、
・今の日本の状況
・今の世界状況
・今後の日本経済
・今後の世界経済
これらのことを中心に、
勉強をしていくと思います。
ただ、仮に今の日本のGDPを
勉強したところで、
その勉強した内容は、
FXでのトレードには
あまり意味がありません。
なぜなら、FXでのトレードの場合、
ほとんどが1分から長くても1日先の未来を
チャートの形状から予想していくからです。
その為、経済の勉強をしたところで、
その勉強が及ぼす影響というのは、
ほとんどないに等しいのです。
しかも、
デイトレとかの短期売買をするなら、
尚更、経済の勉強は意味がないです。
だって、
1日で自分のトレードが終わるのに、
半年後、1年後の予想なんてしても、
何の意味もないですよね。
仮に、FXでのトレードスタイルを
数年以上ポジションを保有し続ける
長期的な投資スタイルにするなら、
経済を勉強して、
今後の展望を予想していく方法が
それなりに役立つかもしれません。
しかし、未来の事は誰もわからないし、
何が起こるかも当てる事は無理なので、
トレードをする上では、
経済の勉強はあまり意味がないです。
アナリストになりたいなら経済の勉強を
例えば、
FXのトレードで稼ぐのではなく、
毎日世界中の経済状況を見ながら、
レポートなどを書いてお金を稼ぐ
アナリストになりたいなら、
当然ながら経済の勉強は意味があります。
もしくは、
単純に経済に興味があって
経済の勉強をするなら、
全然問題ないです。
っていうか素晴らしいです。
カッコいいです。
ただ、それをFXに活かそうとなると、
デイトレードなどをしている限りは
そんなに活きないと思います。
それに、
ちょっと思い出してほしいのですが、
FX業者のニュースで、
経済事情に詳しいアナリスト達が毎朝、
「今日のドル円のレート範囲は105円~110円」
なんて予想しているの見かけません?
あの予想レンジを見ると、
「そんなレートの範囲広く取ったら、
そりゃあ当たるにきまってるでしょ」
って思いません?
あれってよくよく考えると、
結構おいしい仕事ですよね。
だって、アナリストは予想を外しても
美味しいご飯が食べれるくらい稼げるのに、
FXトレーダーの場合は、
予想を外したら損切りになって
お金が減るわけですからね。
こう考えると、
アナリストになる為であれば、
経済を勉強することは
意味のあることになるでしょう。
FXで結果を出す為に必要な知識は限られている
ここまで、FXの勉強で
無意味なものについて
お伝えしてきました。
上記のものを見ていると、
FXの勉強には無意味なものが
凄く多い事に気づきますよね。
FXで結果を出すには、
「たくさん勉強して
知識をつけなきゃ勝てない」
なんて思うかもしれませんが、
実は結果を出す為に
必要な知識は限られています。
実際のところ、私の教え子なんかも、
3か月ぐらいFXの事を教えたら、
知識レベルは私と同じになりましたからね。
チャートを大衆心理を使って読み取るのは、
私と同じようにできますから。
勉強の仕方も特別な事はしてくなくて、
検証をしたり、
自分のトレードを振り返ったりと、
いたって普通の事をしていました。
ただ、知識レベルが同じになっても、
すぐにFXで勝てるようになるかというと、
そうではありません。
更にそこから、
その知識を使って、徹底的に検証をして、
自分に合う手法を作り出して、
その手法を使いながら、
常に実践と修正を繰り返す必要があります。
これをひたすら繰り返すことで、
自分の中に手法が定着して、
FXで安定した結果を出せるようになるのです。
FXで結果を出す為の勉強は何をすればいいのか?
「じゃあ、
FXで結果を出せるようになる為には、
何の勉強をすればいいの?」
って思いますよね。
それに関しては私の中では、
・トレンドの判断
・水平線の引き方
・大衆心理
・リスク管理
この4つで十分です。
トレンドの判断
FXでは全体の流れを読み取る、
トレンドの判断が重要です。
全体の流れを上手く読み取れないと、
どんなにエントリーポイントが
ピンポイントでも
負ける確率は高くなります。
「トレンドはフレンド」
なんてよく言われますが、
これは本当にその通りです。
トレンドと友達になって、
上手くやっていかないと
FXで安定した結果を出す事は
かなり難しくなります。
ただ、勉強の仕方自体は
物凄く簡単で、
トレンドを読む知識を覚えたら、
あとは実際のチャートに当てはめて
検証していくだけです。
物凄く重要な知識ですが、
勉強の仕方は簡単なので、
サボらずにやりましょう。
もし、トレンドの見方について
詳しく勉強したい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒ダウ理論を大衆心理から考える!なぜダウに従うのが有効なのか?
水平線の引き方
次にFXの勉強で必要なのが、
水平線の引き方になります。
水平線は、
「ここからレートが反転しそう」
といった場所に
ラインを引いていきます。
これをやることで、
反転する目安を
見つけることができるので、
トレードの精度を上げる事ができます。
FXでは、
トレンドに沿った押し目買いや
戻り売りが非常に有効です。
その為、
トレンドを正しく判断できて、
水平線も正しく引くことができれば、
それだけでも安定したトレードが可能です。
水平線の勉強の仕方に関しても、
全く難しい事はありません。
単に水平線チャートにたくさん引いて
どのような場面が効きやすいのかを
自分で見つけていけばいいだけです。
もし、水平線の引き方について
勉強をしたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒FXで水平線の引き方はシンプルに6本引くだけで十分!
大衆心理
次に勉強をした方がいいのが、
大衆心理についてです。
大衆心理とは、
相場参加者の考えを
チャートから読み解くテクニックです。
そもそもチャートというのは、
相場参加者が作り上げています。
ということは、
チャートから大衆心理が読めれば、
「この後にどのような動きになりやすいのか?」
といった事が見えてきます。
だから、このテクニックを身につけると、
トレード精度が劇的に上がります。
私も大衆心理を読めるようになってから
トレードの安定性が大きく増しました。
しかし、この勉強は少し難しくて、
勉強の仕方もコツが必要になります。
更に、習得するまでに時間がかかるので、
・トレンドの判断
・水平線の引き方
まずはこの2つが出来るようになってから
勉強をした方がいいです。
この2つが習得できていれば、
トレード精度を上げるのに
大きな力となってくれますので。
もし、大衆心理について
勉強をしてみたい場合は、
まずは以下の記事から読んでみてください。
⇒FXでも相手の気持ちを考える事が重要です
リスク管理
最後に必要なのが
リスク管理になります。
FXは自分の資金をリスクに晒しながら
利益を上げていく職業なので、
リスク管理は非常に重要です。
仮に何十年も勝ち続けていても、
リスク管理を怠って失敗すれば、
その1回の失敗で
全てを失うこともあります。
その為、
ここをしっかりしていないと、
どんなにトレード技術があっても
勝ち続けることは困難です。
そして、リスク管理で
主に勉強する事が、
・資金に対する損失の許容値
・損切り設定
といった部分になるので、
この辺りが曖昧な場合は、
しっかりとルールを作りましょう。
もし、リスク管理について
勉強したい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
⇒FXでのリスク管理で特に重要な点とは?
勉強後は検証をする事も必須
FXで勝てるようになる為に
必要な知識は限られていますが、
これらを勉強したら、
検証も徹底的にやりましょう。
FXでなかなか結果が出ないと、
もっと勉強が必要だと感じてしまい、
新しい知識を入れがちです。
勉強の仕方もアレコレと変えて
混乱もしやすくなります。
ですが、それだと意味がないので
新しい知識を入れるよりも、
検証をもっとした方がいいです。
基本的にFX歴が1年以上ある場合、
勝てるようになるまでに、
あと一歩のところまできています。
そして、
あと一歩が届かないもう1つの理由に、
圧倒的な検証不足が影響しています。
私のところには、
「FXで結果を出す為には
何をすればいいですか?」
といった質問がよく来ます。
ですが、
その人のトレード知識を見てみると、
FXで結果を出す為の知識は
十分持っていることが多いです。
その代りに、
自分の手法を確立していない状態で
リアルトレードをしていることが多く、
トレードに一貫性がなく、
負け続けていることがほとんどです。
その為、FX歴が1年以上ある場合は、
勉強よりもとにかく検証をして、
自分流の手法を確立して、
そこから実践と修正を繰り返していけば、
トレードが安定していくはずです。
もし、検証の仕方がわからない場合は、
以下の記事を読んでみてください。
⇒FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?
実践経験も勉強の内
トレード技術の勉強をして、
徹底的な検証もして、
自分のトレードスタイルを作ったら、
リアルトレードで
実践経験を積んでいきましょう。
FXで安定した結果を
出せるようになるには、
やはり実践経験が一番です。
ここで失敗をして痛い目を見ながら、
改善を繰り返していくのです。
これをやることで、
自分のトレードが洗練されていき、
安定した結果へつながっていきます。
実践経験も勉強の内ですので、
真剣に取り組んでいきましょう。
FXは永遠に勉強
FXは結果を出していく過程で、
意味のない勉強や
意味のある勉強など
とにかく色んな勉強をします。
そして、
安定した結果が出るようになっても
ずっと勉強し続けます。
これは実際に
そうなってみるとわかるのですが、
どんなに勝てるようになっても
失敗をゼロにはできないです。
トレードをしていく上で、
必ずと言っていいほど
失敗は付きものなので、
その失敗を減らす為に
常に勉強し続けている感じです。
失敗をする度に、
「なんで失敗したのか?」
「どこが悪かったのか?」
というのを自問自答して
改善点を探し続けています。
多分、このことは
「FXをやる限り一生続くんだろうな」
なんて感じています。
「もう大丈夫」
なんて思って学ぶ事を止めたら
そこから成長が止まって
退化してしまいそうです。
そう考えると、
常に学び続けたいですよね。
勉強したからといって勝てる訳でもないもFX
FXを続けている限り、
勉強はし続けるのですが、
勉強をしたからといって
勝てるわけでもないのがFXです。
「勉強が必要なのに
しても勝てるとは限らないって
いったいどういうこと?」
なんて思いますよね(笑)
でも現実はその通りで
いくら勉強をしたとしても、
実際のトレードで結果が出なければ
勉強をした事が無意味になります。
実際に勉強を頑張っても
FXで大損した人達は大勢います。
これはもう、
FXはそういうものだと思いながらも
頑張っていくしかないです。
勉強すれば勝てるとは限らないけど、
FXで勝てるようになった人達は
みんな勉強していますから。
関連記事:FXは勉強すれば勝てる!・・・とは限らない。その理由とは?
まとめ
今回は、
“FXで意味のない勉強の仕方”
という事をお伝えしてきました。
基本的に、どんな勉強であっても、
個人的には意味があると思います。
無意味な勉強をしても、
無意味と気づけたのであれば、
それは意味があるものになりますから。
ただ、勉強の”仕方”によって、
せっかくの勉強内容が頭に入らず、
意味のないものになる事もあります。
だから、FXの勉強をする際は、
今回お伝えした事を意識しながら
勉強をしていけば、
意味のない勉強ではなく、
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