あなたは今、
「FXの知識はあるんだけどなぜか結果につながらない」
こんな理想と現実のギャップに苦しんでいませんか?
私も長年このギャップに苦しみました。
でもそれって実は知識不足でもなく、
トレード技術が足りてないわけでもないんです。
あなたにはちゃんと
FXで勝つ為の力は備わっています。
その原因は、ちょっとした思考のズレや
感情との向き合い方によるものなのです。
そこで今回は、
FXで勝つ為の知識があるのに勝てない理由と
その抜け出し方について私の経験をもとにお伝えします。
動画で見る場合は以下から見れます。
勝てる知識があるのになぜ勝てない?
FX歴が1~2年ぐらいあれば、
ほぼ確実にFXで勝つ為の知識は十分な状態です。
私も今思い返せば、
FXを始めて2年ぐらい経った頃には
FXで勝てる知識はあった状態でした。
でも、全く勝てていなかったのですが、
その時の理由を振り返ってみると、
主に3つありました。
知識を上手く使いこなせない
FXで全然勝てなかった頃の私は、
知識はあったのですが、
得た知識を上手く使えていない状態でした。
例えば、FXで負けていた頃は、
何をやっても勝てない状況が続いていたので、
「自分が勝てないのは知識が足りないせいだ」
なんて思っていました。
この考えのせいで、
更に知識を増やそうとして、
色んな商材を買いあさったり、
本を読んだりしていました。
でも、新しい知識を入れた時点で
勝てるようになった気分になってしまい、
すぐに実践トレードに入っていました。
ところが、当然現実はそんなに甘くなく、
実際のトレードでは勝てないままでした。
今振り返って思うのは、
知っている事と使いこなせる事は
全くの別モノだという事です。
例えば、車の運転をする時も
教科書で運転の仕方を覚えていても、
実際に運転するとエンストをしてしまう。
車の大きさがよくわからずに
壁にこすってしまう。
これと同じような感覚です。
つまり私は、
知識を入れる事ばかりに集中して、
得た知識を体で実際に使うアウトプットを
全くしていなかったのです。
このせいで、
筆記試験では100点を取れても、
車の運転ができなくて、
免許が取れない状態と同じだったのです。
因みに、知識の入れ過ぎに関しては、
以下の記事でも紹介しているので、
よければ読んでみてください。
⇒FXの勉強をしすぎてもあまり良くない理由とは?
ダメだとわかっているのにやってしまう
FXで勝てない時の悩みに、
「わかっているけどできない」
というのがあると思います。
私は思いっきりこの問題に苦しめられて、
かなり遠回りしました。
例えば、チャートを見ていて、
大きく上昇しているのを見ると、
「ここで飛びつくと負けるぞ」
ってわかっているのに、
我慢できずにエントリーをしちゃうんです。
でも案の定、すぐに逆行されてロスカットです。
それでロスカットになってから、
「負けるってわかってたのに何やってんだよ!」
なんて自己嫌悪になっていました。
ではなぜ、わかっているのに
反対の行動を取ってしまうのか?
実はその理由は脳の仕組みにあるんです。
人間の脳は、
知識と行動を別の領域で管理しています。
・知識は理性を判断する領域
・行動は感情を判断する領域
この2つの領域は
まるで別の言語を話しているようなものです。
よって、動いているチャートを目の前にすると、
理性では
飛びついたら負けるとわかっていても、
感情ではそれを無視して、
「チャンスを逃しているよ」
「とりあえず入った方が落ち着くよ」
「エントリーしないと始まらないでしょ?」
といった感じで
訴えかけてくるのです。
その結果、FXで負けていた頃の私は
勝ちたいというよりも、
「ポジションを持って安心したい」
という感情に負けてしまい、
負けると頭ではわかっているのに
毎回エントリーをしてしまっていたのです。
間違った成功体験による悪い癖
間違った成功体験によってついた癖も
勝てる知識があっても
トレードで勝てない要因となります。
昔の私は、
FXでありとあらゆる失敗をして
悪い癖が多くついていました。
例えば、
現在のチャートが上昇トレンドだとします。
こういう場合は、
買いでエントリーをした方が
勝率が高くて利益も伸びやすいですよね。
FXで負けていた頃の私も、
この事は当然理解していました。
だから、本来であれば
買いでエントリーをすべきなのに、
ずっと上昇している状態を見ると、
「そろそろ反転するのでは?」
なんて思ってしまい、
適当な値ごろ感で逆張りをしてしまうのです。
しかし、負けやすい場面で
トレードをしているので、
当然、すぐに損切りになってしまいます。
こうなると、
悔しさでかッとなってしまい、
ひたすら逆張りで売り続けて
大損していました。
なんでこんな事をしていたのかというと、
過去に天井で上手くエントリーができて
利益を取れた経験をしたからです。
天井でエントリーができた時って、
・含み損を抱えずに大きな利益が取れる
・自分だけがピンポイントで入れた
みたいな快感があって、
強烈に記憶に残りやすいんですよね。
すると、理屈では
「適当な逆張りはトータルで見ると負ける」
ってわかっているのに、
またあの快感を味わいたくて、
同じ事をしてしまうんです。
これを繰り返していく内に、
「また同じ事ができるかもしれない」
という期待がどんどん膨らんでいき、
いつの間にかそれが
当たり前の行動になってしまっていたのです。
こういう悪い癖が多くついた事で、
勝てる知識を持っていたとしても、
実際のトレードでは負け続けていたのです。
理想と現実のギャップを埋めるには?
FXで勝てる知識があるのに
実際は勝てないのって
めちゃくちゃ辛いですよね。
私も上記でお伝えした3つの事が原因で、
知識はあっても、
リアルトレードでは全く勝てませんでした。
この理想と現実のギャップを埋める為に
取り組んで効果的だった方法があります。
検証で自分に合ったトレード方法を作り込む
まず、私の場合は、
知識を入れるだけで
アウトプットができていませんでした。
これを解決する為に、
新しく勉強する事を止めて、
自分が今持っている知識で、
「どれが一番使いやすいのか?」
というのをチェックしました。
その時に、
今までのトレード記録を確認してみたら、
押し目買いや戻り売りを狙ったトレードが
一番結果がマシでした。
イメージとしては、
他のトレード方法だと月間で-300pipsだったのが、
このトレード方法だと
月間で-150pipsだったようなイメージです(笑)
だから、
まずはこのトレード方法だけに絞って、
徹底的に検証をしていきました。
この時に
押し目買いや戻り売りで
使えそうな知識だけを選んで
検証をしたので、
自分の中で知識を整理する事ができました。
例えば、押し目買いをする時に、
上昇トレンドが出ていて、
反転しそうな場所に水平線を引く。
そしてその場所で反発をしたらエントリーをする。
このトレードをするのに、
・トレンドを判断する為の知識
・水平線を引く知識
といった基礎的な知識だけを使って
検証をしていました。
また、
ダブルボトムなどの反発パターンを使って
エントリーをするようにしました。
そしたら、
損切りの位置がはっきりして、
損切りを迷う事なく
できるようになったのも大きかったです。
また、これ以外にも、
・押しの深さを判断するフィボナッチ
・マルチタイムフレーム分析
この辺りの知識も取り入れる事で、
トレードの精度を高めることができました。
このように、
自分のトレード記録から
マシだったトレード方法を見つけ出して
ひたすら検証をしていました。
その結果、自分に必要な知識だけが残った上に、
自分に合ったトレード方法もできあがりました。
もし、この時にやっていた検証方法について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?
また、押し目買いや戻り売りの知識については、
以下の記事を参考にしてください。
FXで反転しやすい押し目と反転しにくい押し目の形とは?
FXで基本的なチャートパターンが作られる心理を解説します
FXはローソク足のヒゲを意識するだけでトレード精度が上がる
ロットを抑えてトレード
これはダメだとわかっているのに
やってしまう場合と
悪い癖がついていた時に効果的でした。
FXで勝てる知識があるのに
ボロ負けしていた頃って、
大損を繰り返していました。
だから、
その損失を早く取り返したくて
自分の精神的限界を超えたロットで
トレードをしていました。
このせいで、
・ポジポジ病
・損切りできずにナンピン
・リベンジトレード
といったことを
毎回のようにしてしまい、
悪い癖がどんどん深くなっていきました。
この悪い癖を永遠と繰り返していると、
自分のバカさに嫌気がさしてきて、
「いい加減、この悪い癖を治さないとダメだ」
と思うようになったので、
ロットを一旦最低ロットまで落として
トレードをするようにしました。
ロットを最低ロットまで落とすと、
・利食いをしても数百円の利益
・損切りをしても数百円の損失
といったように、
物凄い低額になる事から、
利益になっても損失になっても
感情がほとんど揺れなくなりました。
そうなると、
チャートを見ていて大きく動いたとしても、
「どうせ取れても数百円の利益だし、
取り逃してもいいや」
という感じで気持ちに余裕ができて、
冷静にチャートを見れるようになりました。
あとは損切りになりそうになっても、
「数百円の損失だし別にいいや」
という気持ちにもなったので、
躊躇なく損切りができたし、
リベンジトレードもしなくなりました。
ただ、連敗が続くと
段々と怒りが沸いてきて
危ない時もありました(笑)
それでもボロ負けしていた頃に比べると、
致命的な損失は受けなくなりました。
ロットを抑えたことで退場せずに
トレードを続けられたお陰で、
ダメだとわかっているのにやってしまう行為や
悪い癖が少しずつ出なくなっていきました。
因みに、
「ロットを落としたのはわかったけど、
いつロットを上げていったの?」
なんて思ったかもしれません。
私の場合は、
まず1ヶ月間で余計な事を5回以内に抑えた上に
トータルでプラスになったら、
次の月から0.01ロットを上げました。
そして次の月も同じ結果になったら
また同じロット数を上げました。
これが3ヶ月連続で同じ事を達成出来たら、
0.02ロットなど、
少し多めにロットを上げていきました。
逆に負けた月は、
ロットを上げたことが影響していたので、
次の月からはロットを下げました。
少しロットを上げるだけでも、
・今まで平気だったエントリーが怖くなる
・損切り後に怒りが沸いてくる
など、無意識に感情がブレやすくなっていたんですよね。
こんな事を地道に続けていく内に
それなりのロットで
トレードができるようになりました。
もし、ロットの上げ方について
詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
稼ぐ事を諦めた
私はFXで勝てるようになるまでに
1000万以上の損失を出したのですが、
この時にとことん負けたせいで、
「今はもう何をしても勝てない」
と完全に悟った時期がありました。
この時に確かトレードに使える資金が
20万とかぐらいしかなくて、
「この資金も溶かすなら
最後ぐらいルール通りにやって溶かそう」
「これで溶かしたらもうFXは引退」
って決めて、
先程お伝えしたように
最低ロットまで落としてトレードをし始めました。
そこからは、FXで稼ぐ事を完全に諦めて、
ルール通りにやって、
正しい成功体験を積み上げる事だけに集中しました。
そしたら、
最低ロットでトレードをしているから、
焦らずに済んだので、
ルール通りのエントリーができました。
その時に運よく利食いできたら、
「ルール通りにやるとこんなにあっさり勝てるのか?」
なんて拍子抜けしたと同時に
少し嬉しさがあったんです。
たった数百円の利益だったんですけど、
ルール通りにできて勝てたという実感が
多分嬉しかったんだと思います。
ここから、もう1回この喜びを味わいたい
っていう気持ちが出てきて、
またルール通りにやる事に集中できました。
もちろん、
すぐに完璧にルールを守れるわけでもなく、
ダメなトレードもしていたのですが、
ルール通りできて勝てた時の喜びが残っていたので、
大崩れせずにトレードを続けられました。
こんな事を1年ぐらい続けていく内に
「ルール通りやってれば勝てるんだな」
っていう思考回路が出来上がってきて、
物凄く少しずつですが、
トレード結果が良くなっていきました。
不思議なもので、
「早く勝ちたい」
「早く損を取り返したい」
と思っていたときほど、
結果は遠ざかっていきました。
逆に、「今は稼がなくていい」
と開き直った時のほうが、
ずっと冷静にトレードできたんです。
だから、もしあなたが今、
勝ちたい気持ちで焦っているなら、
一度、勝つことを横に置いてみるのもアリかもしれません。
FXで勝つ知識があるあなたなら、
きっとすぐにトレード内容が改善されると思います。
また、勝つことを横に置ければ、
余計な感情が入らずに
ゲームに近い感覚で
トレードができるようになるかもしれません。
もしこの事について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を読んでみてください。
⇒FXはゲーム感覚でやれたら最強?難しい現実と打開策
勝ちは近い。焦らずに心を整えるだけ
FXで結果を出す為に必要な知識や
トレード技術自体は
1~2年以上あれば十分身につきます。
もしあなたが、
FX歴が1~2年以上あるけど、
思うような結果が出ていない場合も
勝つ為の知識や技術は十分あります。
それなのに思うように進まないのは
自分の知識を上手く活用できていなかったり、
結果を出そうとする気持ちが強くなってしまったりと、
ほんの少しの掛け違いが原因であることがほとんどです。
そもそもあなたぐらいのレベルになると、
FXでの勝ちが目前にある状態です。
勝ちが近いと、
あと少しという気持ちから
焦りがちですが、
今こそ一旦落ち着きましょう。
ここでちょっと
1年後の事を想像してみてください。
例えば、今現在、
FXで思うような結果が出ていない状態で、
これからも焦って稼ごうとし続けて上手くいかずに
来年の今頃も同じ位置にいるのか?
それとも今日から一旦稼ぐ事を横に置いて、
ロットを落とすなどして
冷静にトレードをしていき、
着実に正しい成功体験を積み上げる。
そして来年の今頃には
専業トレーダーが見えてくる位置にいる。
あなたはどっちの1年後を望みますか?
「でも、1年で専業なんて見えてくるの?」
こんな事を思うかもしれません。
ここまでこの記事を
しっかり読んでくれているあなたなら
普通に実現可能だと私は思っています。
だって、そもそもの話、
あなたにはすでに
FXで勝つ力が備わっているんですよ?
ということは、
意識と行動を少し変えるだけで
短期間で劇的に変わる可能性を秘めているわけです。
FXでなかなか結果が出ないと
どうしても後ろ向きな気持ちになりやすいですが、
もっと自分の力を信じてあげた方がいいです。
この記事でもお伝えしたのですが、
あなたぐらいになってくると、
あとはトレード技術ではなく、
自分自身に打ち勝てるかどうかだけです。
この最後の壁が高く感じるかもしれませんが、
ここまでFXを頑張ってきたあなたなら、
乗り越えられるので大丈夫です。
今は富士山でいう9合目の位置です。
もう頂上付近にいて
信じられないぐらいキレイな景色を
あと少しで見れる位置にいます。
ここで今一度、自分に気合を入れて
最後のもうひと踏ん張りをしてみませんか?
そしたら1年後のあなたは頂上に辿りついて
最高の景色を堪能しているかもしれませんよ?
まとめ
今回は、FXで勝てる知識があるのに
勝てない理由と抜け出し方について
私の経験を元にお伝えしてきました。
FX歴が1~2年以上ある場合、
知識やトレード技術は十分である事が多いです。
ただ、思考のちょっとしたズレが
原因であることが多いので、
まずは自分の問題点をはっきりさせて
焦らずに進んで行きましょう。
そうすれば1年後のあなたは
理想の自分の姿に
大きく近づいているかもしれませんね。
P.S. メルマガを始めました
大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。
という方には特におススメです。
もちろん、"勉強すべき事がわからない"
という場合にもオススメです。
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