FXのデイトレで損切り幅は何pips?迷わない為の目安を紹介

 

FXのデイトレードをしていると
損切りをどのくらいのpipsにすればいいか
迷うことがありますよね。

 

昔の私も、デイトレードをしている時に
小さくすれば損切り後に反転をして、
大きくすれば損失が大き過ぎて苦痛。

こんな事に悩まされた経験があります。

 

そこで今回は、
FXでデイトレードをする際の損切り幅は
何pipsがいいのかについて
私の経験を交えながらお伝えしていきます。

 

デイトレで損切り幅は何pipsが目安?

FXでデイトレをする場合、
損切り幅の目安は

“デイトレのスタイルによる”

というのが実際のところです。

 

なぜなら、デイトレには、

・15分足のデイトレ
・1時間足のデイトレ
・4時間足のデイトレ

といったように、
いくつか種類があるからです。

 

その為、
デイトレをする時間軸によって
値幅が変わってくるので、

「デイトレ全てでこの損切り幅ならOK」

というのは存在しないのです。

 

ただし、そうはいっても、
ある程度の目安は欲しいと思うので、
私の経験から、
デイトレで損切りをする際のpips数を
お伝えしていきます。

 

15分足のデイトレ

FXでデイトレードといえば、
大体がこの時間軸を
さしていることが多いです。

 

自分の中で明確に15分足の
デイトレをしていると思っていなくても、
このぐらいの時間軸を基準に
トレードをしている人が多いです。

 

この15分足のデイトレだと、
私の経験上、損切り幅は
-15~-30pipsぐらいがちょうどいいです。

私の今のトレードは
15分足のデイトレがメインですが、
この時の損切り幅は、
ほぼ全てがこの値幅に収まっています。

 

普通の相場では、
大体-15~-20pipsなのですが、
ボラティリティが高くなる相場だと
-25~–30pipsまで広がる感じです。

 

あとはトレードをする通貨によっても
損切り幅を変えていて、
ドル円みたいなボラティリティが
適度にある通貨だと
大体-15~-20pipsぐらいです。

逆にポンド円など、
ボラティリティが高い相場は
-20~-30pipsになる事が多いです。

 

もちろん、-10pipsなど、
お伝えした目安よりも
小さくしてもいいのですが、
その分、損切り後に
反転する事が多くなります。

 

私もデイトレを始めた当初は
損切り幅を小さくしたくて、
-10pipsでやっていたのですが、
損切り貧乏になる事が多かったです。

 

こういう経験から、
15分足のデイトレをするような場合は、
-15~-30pipsの範囲で
損切りをするようになりました。

 

実際にこのぐらいの損切り幅で
トレードをした実践記録があるので、
もし興味がある場合は
以下の記事も読んでみてください。

 

 

1時間~4時間足のデイトレ

次に1時間~4時間足のトレードですが、
これらはデイトレというよりも、
少しスイングに近いイメージですよね。

 

ですが、私がこの時間軸で
トレードをしていた頃は
その日の内に終わる事も多かったので、
ここではデイトレの1つとして
損切り幅を紹介させてください。

 

この時間軸でトレードをする場合、
損切り幅は、
-30~-100pipsぐらいが目安です。

 

損切りのレンジがかなり広いのですが、
このぐらいの時間軸になると
どうしても値幅が大きくなるんですよね。

 

特にボラティリティが
高い相場や通貨になると
かなり値幅大きくなって、
大体-50~-100pipsになっていました。

逆に、ボラティリティが
低い相場や通貨になると
-30~-50pipsに収まっていました。

 

このぐらいの損切り幅で使い分けると
ノイズにかかる事が減ったので、
1~4時間足ぐらいデイトレをするなら、
この幅を目安にするのがいいと思います。

 

因みに、
私自身は4時間足のデイトレで
勝てるきっかけを掴む事ができました。

もし、この事について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
4時間足のデイトレがFXで勝てるきっかけになった!

 

本来の損切りはチャートの位置から決めるべき

先程は、デイトレの時間別に
損切りのpips数の目安をお伝えしました。

 

しかし、本来損切りは、
pips数で決めるよりも、
チャートの位置から判断して
根拠の崩れた場所へ設定すべきです。

 

なぜなら、FX市場では、
先程もお伝えしたように

・ボラティリティが高い相場や通貨
・ボラティリティが低い相場や通貨

というのがあるので、
固定pipsで損切りをしていると、
ノイズに掛かって
損切り貧乏になることが多いからです。

 

その為、デイトレをする際に、
損切り幅を固定してしまうと、
まだ根拠が崩れていない位置で
損切りになってしまい、

“損切り後に順行していく”

といった事が起きやすくなります。

 

例えば、下記画像の、
黄色マルでエントリーをして、
損切りを-20pips固定とした場合、
損切り場所が、
水色ラインになるとしましょう。

 

そうなると、
上記の画像からわかるように、
“損切りした後に順行する”
ということが起きやすくなります。

 

この場合、損切り位置は
少なくとも買ったローソク足の
安値を下へ抜けた場所になります。

 

なぜなら、
このローソク足を起点に上昇をしているので、
この場所で多くのトレーダー達が
買ってきている証拠からです。

 

その為、ここで買ったトレーダー達は
このローソク足の安値を下へ抜けると
含み損を抱えることになるので、
損失を最小限に抑えるために
損切りをしてきます。

 

買いの損切りは、
反対売買の売りになるので、
これが下落する力になります。

よって、レートが
ローソク足の安値を下へ抜けると
下げの勢いが加速するので、
ここへ損切りを設定すべきなのです。

 

逆に、ここを下へ抜けない限りは
買っているトレーダー達は
上昇すると考えているので、
損切りをする理由がありません。

 

それなのに、
固定の損切り幅にこだわって
周りが損切りをしていないのに
自分だけ損切りをしていたら
その後に反転しやすいのが想像できますよね。

 

損切りを固定すれば、
常に損失が一定になるので、
気持ち的にも安定する事は確かです。

しかし、相場状況や
通貨の値幅を考えずに
これをやってしまうと
逆効果になりやすいのです。

 

ですから、デイトレをする場合は、
損切りのpips数も大事ですが、
損切りを設定する位置も
しっかりと考えるようにしましょう。

 

もし、適切な損切り位置について
もう少し見てみたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
損切り貧乏から脱出!FXの損切りラインの正しい決め方と実践例

 

損切り幅が広くなり過ぎる場合の対処法

損切りは基本的に
根拠の崩れた場所へ設定すべきです。

 

しかしそうはいっても、
そのような位置に設定をすると
損切りが広くなりすぎる場面も出てきます。

このような場合、
対処法は主に2つあります。

 

ロットを調整する

まず1つ目は、
ロットを調整する方法です。

 

例えば、先程のチャート画像を使うと、
黄色マルで買って、
損切りを-20pipsで設定した時に
その位置が水色ラインだったとしましょう。

 

これだと根拠の崩れた場所へ
損切りを設定できないので、
損切り貧乏になりやすいです。

 

その為、損切り位置を
根拠の崩れた場所へ設定したいのですが、
-30pipsになってしまい、
損切り幅が自分にとって
広すぎる状態になるとします。

 

こういう時はロットを調整して
損失額をいつもと同じ金額へ
設定するのです。

 

例えば、
毎回1万円以内の損失に抑えたいなら、
損切りを-20pipsにした場合、
ロットは単純計算で5万通貨になります。

 

これがもし、
損切り幅が-30pipsになってしまうなら、
3万通貨でトレードをするのです。

そうすれば、
損失額が9,000円になるので、
1万円以内に抑えることができますよね。

 

それでいて、
損切りを根拠の崩れた場所へ
ちゃんと設定できるので、
損切り後に反転する確率も減らす事ができます。

 

その代わり、
ロットを落とす事で
利食いの金額も落ちる事になります。

ですが、損切り額が大きくなる事で、
悔しい気持ちが強くなって
リベンジトレードをしてしまえば、
大損する可能性が高くなります。

 

こうなってしまうと元も子もないので、
それを考えれば、
利益額が少なくなるのは
許容すべきだと私は考えています。

もし、少なくなる利益額を
なるべく小さくしたいなら、
利食い幅を広げる方法もありです。

 

マルチタイムフレーム分析を使う

次の対処方法としては、
マルチタイムフレーム分析を使って
トレードをする事です。

 

例えば、15分足のデイトレをしていて、
買いのエントリーをする場合、
サポートラインで15分のローソク足が
陽線で確定してから
エントリーをしているとしましょう。

 

そして、デイトレをする時は
毎回損切り幅を-20pips以内に
抑えているとします。

しかし、この時に、
根拠の崩れた場所へ損切りを設定すると、
-30pipsになってしまうと仮定します。

 

こういう場合、
マルチタイムフレーム分析で、
下位足の動きを見て、
サポートラインにより近い場所で
エントリーを狙っていくのです。

 

例えば、私であれば、
15分足のデイトレをする時は
エントリーは1分足でしています。

その為、
サポートラインにレートが来た時の状況を
1分足で見てみると、
以下のような状態でした。

 

ここからローソク足の動きを見ながら
エントリーを狙っていきます。

現在の状況だと、
陰線が続いて勢いよく下落してきているので、
このままサポートラインを
下へ抜ける可能性があります。

 

その為、
少し様子見をしていたところ、
以下のような動きになりました。

 

サポートラインで反発をしてきました。

つまり、
この位置が相場参加者に意識されて
買いが入ってきた証拠です。

 

よって、買いを狙いたいのですが、
1分足の流れを見ると、
まだ下落トレンドになっています。

 

ということは、
短期の流れでは売りが優位なので、
ここからもう1回下がって
サポートラインを下へ抜ける可能性があります。

 

ですから、まだ我慢して
エントリーをせずに様子見をしたところ、
以下のような動きになりました。

 

一旦下がったけど、
サポートラインにすら届かずに
反発をし始めて、
ダブルボトムを作っていますよね。

 

こうなると、
サポートラインを抜けようとしたのに
失敗した合図になるので、
短期的に売っている人達は
決済をしてきます。

 

更にこれに加えて、
買いを狙っていた人達も
サポートラインを抜けるのに
失敗したと判断してくるので、
買いでエントリーをしてきます。

 

これらの思惑によって、
ここから上昇する可能性が高くなったので、
この位置で買いエントリーができます。

 

そうすると、損切り位置を
根拠の崩れた場所である、
サポートラインの下に設定すると
-20pipsで収まります。

 

つまり、15分足のローソク足が
陽線で確定してから入るよりも
10pips手前でエントリーができる事になります。

 

しかも、
10pips有利にエントリーをできた事から、
その分、利食い位置も低くなって、
利食いになる確率も上がります

もしくは、
10pips多く利食いする事も可能です。

 

また、
1時間足でデイトレをする場合も
この方法は効果が大きいです。

 

例えば、15分足の時と同じように
1時間のローソク足が陽線で確定してから
買いでエントリーをしていたとします。

 

そして、1時間足のトレードでは
損切り幅をいつも-50pipsに抑えているけど、
根拠の崩れた場所へ損切りを設定すると
今回は-80pipsになってしまったと仮定します。

 

この時もマルチタイムフレーム分析で
下位足に落として、
エントリータイミングを探っていきます。

例えば、今回であれば、
レートがサポートラインまで落ちてきた時に
5分足へ時間軸を落としてみたところ、
以下のようになっていました。

 

5分足の流れを見ると、
下落トレンドになっている上に
陰線が続いている状態です。

ここですぐにエントリーをすると
損切りになる確率が高くなるので、
少し様子見をしてみます。

 

今度は、
サポートラインで反発した上に、
高値と安値を切り上げて
上昇トレンドに入りました。

 

こうなると、
短期的に売っていた人達は
決済をしてくるし、
買いを狙っていた人達は
新規の買いでエントリーをしてきます。

 

また、チャートの形をよく見ると、
ダブルボトムになっていて、
そのネックで反発をし始めています。

 

その為、
ここから上昇する可能性が高いので、
買いでエントリーができます。

 

もしくは、
15分足の時と同じように
ダブルボトムを作ってから
エントリーをしてもいいです。

 

そして損切り位置は
サポートラインの下へ設定するので、
この場面だと-50pipsで
損切り幅を抑えられます。

 

1時間の確定足で
エントリーをした時の位置と比べると
以下のようなっています。

 

これによって、
15分足の時と同様に
利食いポイントまでより早く届くし、
損切りが30pips縮まった分、
利食いを伸ばす事もできます。

 

特に、1時間足以上になると
値幅が大きくなるので、
マルチタイムフレーム分析を使って
下位足でエントリーをすると、
その恩恵は大きくなります。

 

このように、
損切り幅が広すぎる場合は、
マルチタイムフレーム分析を使う事でも
小さく抑えることが可能になります。

 

もし、マルチタイムフレーム分析について、
もっと見てみたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで複数の時間足チャートをシンクロさせてトレードする方法

 

損切りだけでなく利確もセットで考えよう

ここまで、デイトレをする際の
損切り幅や位置について
色々とお伝えしてきました。

 

しかし、
本来FXのトレードというのは
損切りと利確はセットですよね。

その為、損切りのpips数を考えたら、
利確についても考えていきましょう。

 

例えば、
利確を決める1つの目安として、
リスクリワードがありますよね。

 

損切り幅を-20pipsにしている時に
利食い幅を+20pipsにすれば、
リスクリワードが1:1になります。

これだと勝率が50%を超えると
やっとプラスになるくらいです。

 

私個人としては、
リスクリワードは1:2がやりやすいです。

このぐらいだと、
勝率が33%を超えればプラスになるし、
利益が小さ過ぎず、伸ばし過ぎずで
ちょうどいいからです。

 

例えば、15分足のデイトレをする場合、
損切り幅が-15~-30pipsだとしたら、
利食い幅が+30~+60pipsになります。

 

このぐらいの利食い幅であれば、
比較的簡単に届くので、
15分足のデイトレにはちょうどいいし、
この比率を維持した状態で
勝率を70や80%へ高める事も可能です。

 

また、1~4時間足のデイトレであれば、
損切りが-30~-100pipsなら、
利食いが+60~+200pipsになります。

+200pipsとなると少し遠いですが、
ボラティリティが高い相場や通貨なら
狙うことは可能です。

 

ただ、ここまで伸ばそうとすると、
途中で戻ってきてしまう事も増えるので、
私の場合は+150pipsぐらいで
利食いをしていました。

その為、損切り幅がやむを得ずに
-100pipsになる時は
リスクリワードは1:1.5ぐらいでした。

 

それでもその後に、
先程お伝えしたようなロット調整をしたり、
マルチタイムフレーム分析で
エントリー位置を良くしたりした事で、
-100pipsまで損切り幅が広がることは
なくなりました。

 

このような感じで、
損切り幅を決めたら利食い幅も決めて、
リスクリワードと勝率を調整していくと
FXで安定して
勝ち続けるトレードが可能になります。

 

因みに、利食い方法や
リスクリワードに関しては、
やり方が色々とあるので、
自分にとってストレスが低い方法を選んで
使っていくのが一番です。

もし、これらの決め方について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。

 

 

まとめ

今回は、FXのデイトレで
損切り幅は何pipsが目安なのかを中心に
色々とお伝えしてきました。

 

基本的に損切り幅自体は
自分にとって精神的苦痛が
大きくなりすぎなければ
何pipsでもいいです。

その代わり、
根拠の崩れる場所へ
設定していくことが重要です。

 

そういう場所へ設定した上で、
損切り幅が広くなってしまう場合は、
ロットやエントリー位置の調整で
対処していくのがオススメです。

よければ試してみてください。

 

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