FXでトレードをする上で、
資金30万で運用していくのは
物凄く現実的です。
このぐらいであれば、
多過ぎず少な過ぎずで、
実はちょうどいいラインなんですよね。
そうなると頭に浮かぶのが、
「資金30万で月利はどのくらい狙える?」
「月利10%とかいけるのかな?」
「プロの月利ってどれくらいなんだろう?」
といったことだと思います。
そこで今回は、
FXは資金30万で月利10%は可能なのかや、
プロトレーダーの平均月利は
どれくらいなのかなどについて
色々とお伝えしていきます。
プロトレーダーの平均月利はどれくらい?
では、まずはFXプロトレーダーの
平均月利に関してですが、
この前提として、
ここで言うプロトレーダーとは、
安定して勝ち続けている人を指します。
ただ、実際のところ
プロトレーダーの平均月利というのは
正確にはわかりません。
というのも、
日本ではトレーダーという職業自体が
正式に認定されているわけではなく、
「どのくらいの人がプロとして活動しているのか」
「平均でどれくらい稼いでいるのか」
といった統計データが存在しないからです。
SNSなどを見ていると、
FXで勝っている人が溢れていますよね。
しかし、
それはごく一部の発信者の結果が
強調されているだけで、
現実の全体像は誰にも分かりません。

実際に私自身も
色んな専業トレーダーの人達と
関わってきましたが、
中にはSNSなどは一切やらずに
ネット上で見える世界には
全く出てこない人も多いです。
仮にSNSをやっていても、
趣味のアカウントだけで、
FXに関する発言は
一言もしていない人だって
普通に存在しています。
また、私には
専業のトレード仲間がいるのですが、
その人達と話す時も、
「今月の月利はいくつだった?」
なんて話は全くしないんですよね。
なぜなら、
みんなFXで稼げているので、
他人の稼ぎが全く気にならないからです。
話をするにしてもほとんどが雑談で、
FXのことはあまり話しません。
結局のところ、
FX自体が個人でやる競技みたいなものなので、
他人と比較して月利が高いか低いかは
ほとんど意味を持たないのが現実だったりします。
プロは月利を考えない
そもそもの話、
プロトレーダーになると、
「今月はいくら稼ごう」
という月利ベースの目標を立てる人は
ほとんどいません。
なぜなら、相場は毎月のように
ボラティリティや
チャンスの数が変わるため、
固定した月利目標を立てること自体が
非現実的だからです。
例えば、1月は動きが鈍くて
ほとんどトレードチャンスがないのに、
「月利10%を達成しなきゃ」
と焦って無理にエントリーを増やすと、
たちまちルールが崩れて
負けトレードが増えていきます。
一方で、プロはそうした波を理解しており、
「相場が動く時にだけ集中して取る」
「取れない時期は休むことも仕事のうち」
という感覚で相場に向き合っています。
つまり、彼らが意識しているのは
月利ではなく再現性であって、
「今日も昨日と同じように
ルール通りのトレードができたか?」
といったことです。

そしてそれを
1年、2年と積み上げた結果として、
安定した利益を稼ぎ続ける。
それがプロの世界です。
だからこそ、
プロは月単位の数字を追うよりも、
日々の質を整えることに集中しています。
トレード記録を見返したり、
感情の揺れをメモしたり、
小さな改善を繰り返すことが
結果的に月利を押し上げると
知っているからです。
結局、プロにとって月利は結果に過ぎず、
自分のトレードを
どれだけ丁寧に積み重ねられるかに
すべての意識を向けているのが、
プロトレーダーの共通点です。
実際に私自身も
FXで稼ぎ始めた当初は
「月利でこれぐらいは欲しい」
みたいなことを
考えた時期もありました。
しかし、
稼ぐ金額が増えていくにつれて、
月利はどうでもよくなり、
自分のルールを貫くことだけに
集中するようになりました。
資金30万で月利10%はどれくらい現実的?
FXのプロトレーダーは
月利を気にすることが
ほぼありませんが、
そうでない場合は
やっぱり月利って気になりますよね。
そこでここからは、
資金30万で月利10%が
どれくらい現実的なのかを
具体的な数字を出しながら
見ていきましょう。
まず、資金が30万で
月利10%ということは、
月に3万稼ぐ必要がありますよね。
そしてこれをロットと
月間の獲得pips数から考えていくと、
単純計算で、
・1万通貨で月間+300pips
・2万通貨で月間+150pips
・3万通貨で月間+100pips
といった感じになります。
この獲得pips数とロットを見ると、
普通に可能な数字だと思います。

例えば、
FX歴が1年以上あれば、
3万通貨以上で
トレードをしている人も普通にいます。
月間の成績に関しても、
100~300pipsであれば、
達成している人も多く、
十分に狙える範囲です。
しかも、
FXの場合はレバレッジが効くので、
仮にドル円が130円だとした場合、
1万通貨に必要な証拠金は
52,000円になります。
ということは、
資金が30万あれば、
3万通貨ぐらいまでなら、
特に問題なくトレードができます。
こうやって考えてみると、
資金30万で月利10%というのは
普通に現実的な数字だったりします。
月利10%資金管理の面から見ても現実的
30万の資金で月利10%を狙うのは
資金管理の面から見ても、
かなり現実的なラインです。
例えば、FXでは、
1回のトレードの損失を
“資金の2%以内に抑える”
というセオリーがあります。
そのため、これを基準にすると、
資金30万に対しては、
1回のトレードで、
6,000円までの損失を許容できます。
例えば、デイトレードをする場合、
・利食い:+20~+50pips
・損切り:-10~-20pips
この辺りの決済幅が一般的です。
そうなると、
6,000円の損失まで許容する場合、
ロットは3万通貨まで可能です。
仮にこのロットで
トレードをするとしたら、
月利10%の3万を稼ぐのに
必要なpips数は
月間で100pipsになるわけです。
こうやって考えると、
30万の資金で月利10%は
資金管理の面から見ても、
そこまで難しくはありません。
関連記事:FXで勝ち残るリスク管理法は?資金とメンタルを守る2つの軸
月利10%を狙うならどんなトレードスタイルがいい?
資金30万を使って
FXで月利10%を目指す場合、
どんなトレードスタイルがいいのか
少し疑問に思う部分もあると思います。
しかし、
1万通貨で3万円を達成できる
月間300pipsぐらいまでなら、
どんなトレードスタイルでも大丈夫です。
スキャルピングでもいいし、
デイトレードでもいいし、
少し時間軸を伸ばした
トレードスタイルでも達成可能です。
私個人のおすすめとしては、
・15分足のデイトレード
・1時間足以上のトレード
この辺りがいいです。
15分足のデイトレード
15分足のデイトレードの場合、
・1日に1回のチャンスがある
・勝率を比較的高くできる
・リスクリワードも大きめ
・短時間で終わる
といったメリットがあります。
そのため、
このぐらいであれば、
仕事から帰ってきてからでも
トレードチャンスはあるし、
1~2時間程度で
トレードが終わることも多いです。

その代わり、15分足ぐらいだと、
・ある程度チャートを見れる時間
・マルチタイムフレーム分析をできる力
といったものが必要になってきます。
ですから、
これらの条件が揃っている場合は、
15分足のデイトレードだと
資金30万での月利10%を狙えると思います。
もし、15分足のデイトレードについて、
もう少し詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXでデイトレをするなら15分足の手法が一番やりやすい!
1時間足以上のトレード
1時間足以上のトレードでも
資金30万の月利10%なら
十分達成可能です。
まず、このぐらいの時間軸になると、
15分足のデイトレードのように
少し複雑なマルチタイムフレーム分析を
必要としないので、
トレードの難易度が下がります。
また、チャートに張り付く必要もないので、
・チャートを見る時間がない
・チャートを長時間見たなくない
といった人には
最適なトレードスタイルになります。
その代わり、
トレードチャンスが少なく、
損切り幅も大きくなります。
ですが、通貨を増やせば
チャンスが増えて、
ロットを抑えれば
損切りの金額を小さくできます。

実際に私も、
4時間足のトレードをしていた時は、
8通貨で、
・利食い:100pips以上
・損切り:-30~-60pips
といったトレードをしていました。
しかも、ちょうど30万の資金で
トレードをしていた時期もあり、
その時に1万通貨だったのですが、
月利10%を普通に取れていました。
ですから、
1時間足以上のトレードでも、
資金30万の月利10%なら
十分達成可能です。
もし、私がやっていた
4時間足トレードについて
もう少し詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
⇒4時間足のデイトレがFXで勝てるきっかけになった!
月利10%を狙う時の注意点
資金30万に対して
月利10%を狙うことは
十分現実的ですが注意点もあります。
それは、
“毎月10%を取れるわけではない”
ということです。
なぜなら、FXの相場というのは、
ボラティリティや
値動きの活発さなどが
常に変わるものだからです。
そのため、
今月は月利10%を達成できたからといって、
来月も同じように達成できる保証は
どこにもありません。
逆に値動きが自分のトレードに合わず、
損をしてしまうことだって
十分あり得ます。
こういった相場の動きを理解せずに、
「毎月必ず月利10%達成するぞ!」
なんていう目標を立ててしまうと、
月末にそれを
まだ達成できていなかったら、
強引にトレードをしやすくなります。
そしてその結果、
逆に負けてしまうこともありえます。

過去の私自身も、
毎月の目標を決めていたせいで、
それが達成できそうにないとわかると
無理矢理トレードをしていました。
しかし、こういう
無理なトレードをした時ほど
感情だけでしているので、
負ける確率が高くなり、
損切りになってしまいました。
こうなると今度は、
悔しさと怒りが一気に噴き出て
リベンジトレードをします。
ですが、
これも当然勝てるわけもなく、
損に損を重ねて、
最後は大損でした。
このような経験から、
30万の資金で月利10%は可能だけど、
それを毎月の目標にすると、
思わぬ大損をすることがあるので、
必ず達成すべき目標として
設定するのはしないようにしましょう。
もし、このことについて、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXでは1日の目標額を決める必要がない理由とは?
資金が大きくなると月利は高くなる?
今回は、
資金30万で月利10%について
色々とお伝えしていますが、
資金が大きくなると、
狙う月利はどうなるのでしょうか?
結論から言うと、
資金が大きくなったからといって、
月利が高くなるわけではありません。
むしろ、資金が増えるほど
月利は下がる傾向にあります。
その理由はシンプルで、
資金が大きくなると
月利が低くても
十分大きな利益額になるからです。
例えば、
30万など資金が少ないうちは、
3万など利益額が小さくても
月利が高くなります。
しかし、資金が増えてくると、
ロットも上がっていくので、
1トレードあたりの利益額も
自然と大きくなります。
そのため、
無理をして高い月利を求めなくても、
十分大きな金額を稼ぐことができます。
仮に、資金30万円の時に
10%増やそうと思うと+3万円ですが、
資金500万円になれば月利5%でも
+25万円になります。
これが資金1,000万で月利5%なら
月に+50万円にもなります。
つまり、金額ベースでは
十分すぎるほどの利益が出るようになるため、
わざわざ高い月利を
狙う必要がなくなるわけです。
実際に私自身も、
資金が増えてからは
無理に月利を考えなくても
十分な金額を稼げることがわかって、
増やすことよりも、
減らさないことへ意識をシフトしました。

資金が増えるほど、
損失1回あたりの金額も大きくなるため、
メンタルへの影響が
想像以上に大きくなります。
そのため、資金が大きくなっても、
ある一定のロットまで増えたら
それ以上は無理に増やすことはせずに
精神的に安定した
トレードをするようにしました。
その結果、月利は下がるものの、
稼ぐ金額は十分大きなものになるので、
資金は安定した右肩上がりになりました。
こうなると今度は、
資金を全てFXに使いきれなくなるので、
トレードに必要な分だけを残して、
余った分は他の投資や
資産運用に回しています。
そうすることで、
FX以外の収入も得られるようになり、
資金効率とメンタル安定の両面から見ても、
バランスの取れた運用になっています。
ですから、資金が増えたら
月利を上げようとするのではなく、
他のことに資金をまわして、
収入の安定性を高めていくのがいいです。
これによって、
メンタルがより安定していき、
無理なく長期的に
FXで稼ぎ続けることができます。
まずは安定して勝てるようになること
ここまで、
資金30万円で月利10%を目指す
現実的な方法について
お伝えしてきましたが、
最も大切なのは
まずは安定して勝てるようになることです。
なぜなら、
FXはどれだけ月利を意識しても、
トレードが安定していなければ
結果も安定しないからです。
私自身も、
勝ち負けを繰り返していた頃は、
どうすれば月利を増やせるかばかりを
考えていました。
しかし、これをやると、
益々数字の目標に囚われてしまい、
無理なトレードが増えて
負けることの方が多かったです。

そこで、まずは月利を気にせずに
自分の作ったルールを
徹底して守ることを最優先にした結果、
徐々に成績が安定し、
気づけば月単位でも
プラスが続くようになりました。
だからこそ、
まずは月利を目指す前に、
安定して勝つことができる
自分を作ることが大切です。
この部分さえ整えば、
あとはロットを少しずつ上げていくだけで、
月利10%や更なる利益も
自然に達成できるようになります。
安定して勝てるようになるには?
自分が望む月利を目指すには
まずは安定して
勝てるようになることが必要ですが、
そうなるにはどうすればいいのでしょうか?
ここに関しては、
今自分がいるフェーズによって
やるべきことが変わってきます。
例えば、今の自分には
トレード技術がなくて、
ルール自体も曖昧だと感じているなら、
トレード技術の習得や
ルール作りが必要になります。
逆に、ルールはできていて、
その通りにできれば
勝てるのをわかっているけど、
ルール通りになかなかできないなら、
その部分を改善する対策が必要になります。

このように、
今自分が置かれている状況によって
安定して勝てるようになるために
やるべきことは変わってきます。
そのため、まずは今の自分にとって
必要なことを把握して、
それに取り組んでいくようにしましょう。
もし、ルールの作り方がわからなかったり、
ルールを守れないと悩んでいるなら、
以下の記事も読んでみてください。
まとめ
資金30万円で月利10%を狙うことは、
リスクを抑えて
トレードをすれば十分現実的です。
ただし、相場は常に変化するため、
毎月同じ結果を求めると、
逆効果になる可能性が高くなります。
ですから、
無理に毎月の目標を立てることはせず、
まずは自分のトレードを安定させること。
これが自分の最終的な目標を叶えるための
第一歩となります。
P.S. メルマガを始めました
大衆心理を中心に、
FXで勝つ為のコツをお伝えしていきます。
という方には特におススメです。
もちろん、"勉強すべき事がわからない"
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