FXでなぜ勝てない?自分の失敗パターンを明確にする方法

 

FXで勝てる力があるのを
なんとなくわかっているのに
同じような失敗を繰り返してしまう。

失敗のパターンが
ぼんやり見えているけど
いまいちはっきりとせずに
モヤモヤしている。

 

昔の私はこのような状態でした。

あと少しなのをわかっていながら、
何度も感情に支配されて同じ間違いを繰り返す。

その結果大損をしてしまい、
また振出しに戻る。

 

こんな事をひたすら繰り返していました。

しかし、
そんな状態から抜け出すきっかけになったのが
自分の失敗パターンを明確にすることでした。

 

そこで今回は、
私が実践してきた失敗パターンを
明確にする方法と、
その具体的な解決策をお伝えしていきます。

 

動画で見る場合は以下から見れます。

 

まずは自分に自問自答してみる

FXで同じ失敗を繰り返して
大損した時って、
怒りや悲しみ、悔しさなど
色んな感情が駆け巡って
何も考えられなくなりますよね。

 

昔の私もそうでしたが、
やっぱり資金を失った直後は
何も考えられないし、
何も考えたくないですよね。

 

そんな時は
無理に自分を奮い立たせようとせずに
しばらく落ち込んでいていいです。

こういう時って、
負の感情をじっくり味わった方が
かえってスッキリして
立ち直れることが多いです。

 

でも、次の日や数日後など
時間が経って、
気持ちが落ち着いてきたら、

「何で同じ失敗をしてしまったのか?」

というのを
見つめ直していく必要があります。

 

そしてこの時に
私がよくやっていたのが、

“自分で自問自答してみる”

ということでした。

 

例えば、私の場合、
損切りできずにナンピンをして
資金を全て失うことが多かったです。

 

この時にナンピンをした場所から
その理由を遡って
自問自答をしていきます。

 

Q. 何でナンピンをした?

A. 損切りが悔しかったから

 

Q. 何で損切りが悔しかった?

A. 前のトレードで利食いをして
その利益を減らしたくなかったから

 

Q. そもそも何でエントリーした?
本当に自分の形だった?

A. 完全に自分の形じゃないけど似てたから

 

Q. 何で似てただけでエントリーした?

A. 今日の利益を更に増やしたかったから

 

Q. 何で今日の利益を更に増やしたかった?

A. 昨日の負けた分も取り返して
プラスにしたかったから

 

こうやる事で、
ナンピンをした根本原因が見えてきます。

この例であれば、
前日の負けを取り返したい気持ちが
残っていたせいでした。

 

このせいで次の日に1回勝てたとしても、

「昨日の損失と合わせてもまだトントンか」
「じゃあもう1回勝ってプラスにしたいな」

という気持ちが働いて、
余計なトレードをしてしまったわけです。

 

このように、
自問自答をする事で、
失敗した原因がわかって、
それが繰り返す失敗の改善への第一歩になります。

 

失敗理由をノートなどに書き出していく

自問自答をして
大損理由がわかったら、
今度はそれをノートやスマホ、
パソコンのメモ帳などに書き出していきます。

 

書く内容は失敗した原因だけでもいいし、
先程の自問自答をそのまま書くのも効果的です。

 

人間の頭の中って、
実は思っているよりもずっと
感情でごちゃついています。

だから、実際に書き出すことで、
自分の中にあるモヤモヤした感情や
負けた理由がはっきりと
目に見える形になります。

 

そうすると、
感情と事実が分離されて、
どんな時にどんな感情が起きて
どんな行動をしやすいかが見えてきます。

ここから同じ失敗を繰り返す時の
思考や行動にどんな癖があるのか
少しずつはっきりしてきます。

 

つまり、書き出すことは
感情を整えるデータ収集なのです。

このデータ収集が
失敗を単なる失敗で終わらせるのではなく、
再現する失敗パターンとして
認識できるようになります。

 

そしてこれが
自分の失敗パターンを明確にして
FXで勝てない状況から
抜け出すための土台になるのです。

 

大損したトレード全てをチェックする

次にやる事が、

・失敗の自問自答
・失敗原因を書き出す

これらを
今まで大損してやらかした
トレード全てに対して行っていきます。

 

すると、
大損する時に起きる思考のデータを
たくさん取ることができますよね。

これによって、
自分がどんな時に崩れやすいのか、
その共通点がはっきり見えてきます。

 

例えば、私の場合だったら
先程お伝えしたように
ナンピンをする癖がありました。

 

その為、ナンピンをして
大損したトレード全てに対して、
自問自答を書き殴っていくと、

「あ、これさっきと同じ原因じゃん」
「これもさっきと同じじゃん」

といったように、
自分がナンピンをする時の癖が
はっきり見えたんですよね。

 

結局、私が損切りをできずに
ナンピンをしちゃう時って、

・前日からの負けを増やしたくない
・せっかく取った利益を失いたくない

というのが特に多かったです。

 

このように、

・失敗を自問自答する
・失敗原因を書き出す
・全ての失敗を振り返る

これら3つをやることで、
自分の失敗パターンを
はっきり認識できます。

 

自分の失敗パターンが
はっきりわかれば、

「同じ過ちを繰り返してFXで勝てない」

という状況から抜け出すヒントが
少しずつ見えてきます。

 

失敗を繰り返す時の改善策

FXで大損をする原因が
特定出来たら最後にするのは、
失敗を繰り返さないための対策ですよね。

 

この時の効果的な対策方法としては
精神論ではなく、
具体的な行動ルールを
あらかじめ作っておくことです。

 

例えば、
ここでもナンピンで大損した事を例にすると、
昔の私は失敗原因を
突き止めるところまでは
よかったのですが、
対策を立てるところで、

・ナンピンをしないように気を付ける
・ナンピンはダメと自分に言い聞かせる
・損切りは経費だと言い聞かせる

みたいな
精神論の対策を立てていました。

 

しかし、
またナンピンするような状況に来ると、
損をしたくないという感情に支配されて
作った対策なんて頭から吹き飛んでしまい、
結局、同じ過ちを繰り返していました。

 

だから、
意識で制御しようとするのではなく、
実際に体を動かして
行動で止められるようなルールを作りました。

 

なんでこれが効果的なのかというと、
人間は感情が高ぶった時に
理性よりも普段の習慣や体の癖で
動くようになっているからです。

 

例えば、イライラした時に
貧乏ゆすりをするみたいな動作を
無意識にやったりしますよね。

FXでも、
ナンピンをしちゃダメだとわかっていても、
手が勝手に動いている事がありませんか?

 

だからこそ、
感情の暴走を止めるには
思考ではなく動作が有効なんです。

 

私の場合だと、
エントリー後にずっとチャートを見ていて
損切りが近づくと
ナンピンをする行動が起きやすかったです。

 

だから、

・エントリー後にチャートを最小化する
・パソコンの前からしばらく離れる

といったように、
実際に体を動かすルールを作る事で、
感情の暴走を物理的に断ち切るようにしました。

 

そしたらこれを繰り返す内に
少しずつナンピンをする行動を
抑えられるようになりました。

 

ですから、
もし同じような大損を繰り返して
FXで勝てないと悩んでいるなら、
体を動かすルールを作るようにすると
負の連鎖を断ち切れるかもしれません。

 

私のリベンジトレードの失敗例と対策

ここまでは同じ過ちを繰り返して
大損をしてしまう時の
原因の突き止め方と
具体的な対策についてお伝えしてきました。

 

ここでは、
そのまとめとして、
リベンジトレードで
何度も大損をしていた時にやっていた
4つの失敗パターンと
その対策方法を紹介していきます。

 

勝った後の慢心エントリー

まず、
私がリベンジトレードをしていた時って、
勝った後に慢心からエントリーをしていました。

 

これを自問自答していくと、

Q. 何でリベンジトレードをした?

A. 損切りが悔しかったから

 

Q. 何で損切りが悔しかった?

A. 前のトレードで利益が出ていたから

 

Q. 利益が出ていたのに何でトレードをした?

A. 直前のトレードで勝って調子に乗ってしまった

 

Q. なんで調子に乗った?

A. 勝てた事で利益分は失ってもいいと思ったから

 

といった結論にたどり着きました。

 

つまり、直前のトレードで勝てて、
利益に余裕ができたことで、

「最悪利益分は失ってもいいや」

という緩んだ気持ちから
適当にトレードをしてしまったのです。

 

しかし、いざ損切りになると、
利益を失った悔しさが一気に湧き出てきて
リベンジトレードが起きたのです。

 

この事をノートへ書き出して
リベンジトレードをした理由を
はっきりさせてから、

“利食いになったらチャートを閉じて
その日のトレードは終了させる”

というルールを作りました。

 

実際にこのルールを守るようになってからは
勝った後の余計なエントリーが大きく減って、
慢心が原因でのリベンジトレードを
治すことができました。

 

ルール外のエントリー

ルール外のエントリーによる損切りも
リベンジトレードを引き起こしていました。

 

これも自問自答していくと、

Q. 何でリベンジトレードをした?

A. 損切りが悔しかったから

 

Q. 何で損切りが悔しかった?

A. 勝てると思い込んでいたから

 

Q. 何で勝てると思い込んだ?

A. チャートが良い形だったから

 

Q. そもそもその形ってルール通り?

A. 感覚だけで判断してルール通りではなかった

 

といった結論にたどり着きました。

 

つまり、チャートをずっと見ていて、
ちょっといい形が出ただけで

「ここから上がりそう」

なんて思い込んでしまい、
ルール外のトレードをしていた事が原因でした。

 

理由がはっきりした事で、
同じくノートへ書き込んだ後に、

“エントリーの位置にアラートを設定して、
そこに来るまでは
チャートを最小化しておく”

という行動ルールを作りました。

 

これをすることで、
エントリーポイントが来るまで
チャートを見ずに済んだので、
自分の感覚だけで
トレードをする事がなくなりました。

その結果、
これが原因でのリベンジトレードが治りました。

 

飛びつきエントリー

私の場合は、
他にも飛びつきエントリーが原因で
リベンジトレードをしていました。

 

これもまずは自問自答をすると、

Q. 何でリベンジトレードをした?

A. 飛びつきでの損切りが悔しかったから

 

Q. 何で飛びついてしまった?

A. 急に大きく動いてチャンスだと思ったから

 

Q. 何でチャンスだと思った?

A. 今日はまだノートレードで
取り残された気がしたから

 

こんな感じで、
飛びつきエントリーの背景には

「チャンスを逃したくない」
「ここで入らないと利益を取り逃しちゃう」

という焦りや置いていかれる不安が
ある事に気づきました。

 

その為、急に大きく動いた時は
一旦チャートを閉じて最低30分待つ事を
ルールに設定しました。

これをやることで、
急騰や急落した場合に
すぐに飛びつくのではなく、
押しや戻りを待って
トレードができるようになりました。

 

また、仮に押しや戻りがなく、
更に大きく動いた場合は、
すでにチャートが伸び切っているので、

「ここで入るのは危険」

と感じとれるようになって、
エントリーをせずに済むようになりました。

 

これが飛びつき癖を治すきっかけになり、
それに伴って、
リベンジトレードもしなくなっていきました。

 

前日の負けを取り返そうとする

前日の負けを取り返そうとする事でも
私はリベンジトレードをしていました。

 

「どんだけ原因があるんだよ!」

ってツッコみたくなりますよね笑

 

当時の私はありとあらゆる
失敗癖がついていたので、
リベンジトレードだけでも
かなり原因がありました。

 

ということで、
これも自問自答してみると、

 

Q. 何でリベンジトレードをした?

A. 損切りが悔しかったから

 

Q. 何で損切りが悔しかった?

A. 前日に負けで終わってるのにまた負けたから

 

この場合は、
すぐに答えが出てきて、
前日に負けで終わっていた事で
連敗したのが悔しかったんです。

 

前日に負けたけど、
そこでリベンジトレードをせずに
何とか耐えたのに
1日経ってもやっぱり負けの悔しさが
残っていたんですよね。

だから次の日にトレードをして
また損切になると、
前日に負けた悔しさも加わって
リベンジトレードをしていました。

 

これを改善する為に、
負けで終わった日の次の日は
チャートを開かない事にしました。

つまり完全に
ノートレードの日にするのです。

 

すると、
毎日チャートを見ていたので、
たった1日見ないだけでも
もう何日も見ていない感覚になりました。

この時間を空けるという行動が、
気持ちの切り替えに効果的だったんです。

 

実際に
前日の負けが遠い過去のように思えて
悔しさや焦りが引いていきました。

そのお陰で、
冷静な状態で相場に戻れるようになり、
リベンジトレードも自然と減っていきました。

 

私の場合、このようにして、
リベンジトレードの原因を
1つずつ洗い出していき、
それぞれに行動で止める対策を立てていきました。

こうした積み重ねによって、
感情に振り回されるトレード癖が徐々に減っていき、
リベンジトレードもしなくなっていきました。

 

まずは1回だけでいいから作ったルールを守ろう

大損をした時の原因を突き止めた後に
その対策を立てたとしても、
すぐに完璧に治すのは難しいです。

 

同じ失敗を繰り返しているという事は、
無意識でやってしまうくらい
体に染みついている事になるので、
そんなすぐに治るわけがありません。

 

ましてやFXの場合、
大切なお金を賭けているので、
怒りや悔しさなどに
簡単に支配されやすくなります。

ですから、まずは1回でいいので、
自分が立てた対策を
実行することを心がけましょう。

 

実際に私自身も、
対策を立てたのですが、
最初から完璧に
実行する事はできませんでした。

 

これに気づいた時に

「とりあえずまずは1回でいいから
作ったルールを守ろう」

と決めて取り組んでいきました。

 

そしたら今まで10回やっていたのが
9回に減っていき、
9回やっていたのが7回に減っていく。

これが7回に減っていくと、
次は4回に減っていき、
4回が2回に減っていく。

そして2回が1回に減って、
最後は0回になっていきました。

 

このような感じで、
1回の成功体験を積み重ねることで、
今まで繰り返してきた失敗をしない自分が
少しずつ当たり前になっていきました。

 

ですから、もしあなたも
同じ失敗を繰り返して悩んでいるなら、
まずは1回でいいので
自分で決めたルールを
守ることに集中してみてください。

その1回が、
FXで勝てない状況から
脱却するきっかけになってくれるはずです。

 

因みに、今回紹介した以外にも
FXで勝てない時の対策法を紹介した記事があるので、
よければ参考にしてみてください。

 

 

まとめ

今回は、自分の失敗パターンを
明確にする方法についてお伝えしました。

 

失敗は一度癖になってしまうと
治すまでに時間が掛かります。

しかし、ここで何もせずに
放置をしてしまうと
その癖はどんどん強くなっていき、
FXで勝てない状況が続く事になります。

 

更に最悪なケースとしては、
失敗を放置したままトレードをし続けた事で、
大損をしてFXから退場する事もありえます。

 

そんな事にならない為にも、
失敗の原因をちゃんと把握して、
そこに対する対策を
立てていく事が重要になります。

 

因みに、
失敗パターンを見つけた後に効果的なのが、
ブレずにトレードを
実行できる環境を整えることです。

その為には、
手法を機械的に淡々と使える
トレードが非常に効果的です。

 

もしこれに関して詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで手法を機械的に使いたい!淡々と使える手法は?

 


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