FXでコツコツドカンになる3つの原因と改善法とは?

 

「何でいつも最後に
全部失ってしまうんだろう」

「自分ってアホだな」

コツコツドカンを繰り返して、
こんなふうに
自分に嫌気がさした経験はありませんか?

 

私は何度もあります。

何回も同じ失敗を繰り返して
資金を溶かし続ける自分を
何度あの世へ送ってやりたいと思ったことか。

 

でも、私がコツコツドカンをする時って、
ある事が原因で起きている事がわかりました。

そこで今回は、
FXでコツコツドカンをする原因と
その対処方法について
私の経験を交えてお伝えしていきます。

 

動画で見る場合は以下から見れます。

 

コツコツドカンが起きる原因は?

私も昔は、典型的な
コツコツドカントレーダーでした。

何をやっても、
すぐに利食いをしてしまうし、
損切りができなくなるしで、
とにかく途方に暮れていました。

 

そんな時に、
リアルトレードを完全に止めて、
コツコツドカンが起きる理由を
自分で考えてみたところ、
大きく分けて3つほどありました。

 

大きく動いた時の逆張り

FXをやっていると必ず目にするのが、
大きく一方的に下落をしたり、
上昇したりする場面です。

 

例えば、私がよくやっていたのが、
急に大きく下落した時などに、

「こんなに大きく下げたら、
一旦は反発するだろうな」

なんて思ってしまい、
つい買いでエントリーをしていました。

 

しかし、大きく下落するという事は、
上がると思う相場参加者よりも、
下がると思う相場参加者の方が多い証拠です。

 

ということは、
大きく下がった後に反発をしたとしても、
そこから戻り売りをしてくる人達の方が多いので、
利益が伸びない事の方が多くなります。

 

それなのに逆張りをした時って、

「ここが底になって
大きく伸びていくんじゃないか?」

なんて考えてしまい、
利益を伸ばそうとしていました。

 

でも実際は、売りの勢いが強いので、
その流れに飲み込まれて
また下落をしていきます。

 

こうなると、
含み損を抱える事になるのですが、
この時にもまだ、

「これだけ下げているんだから
ここが底になってもいいはず」

って自分の都合のいいように考えて
損切りができなくなっていました。

 

仮に損切りができたとしても、
ほんの少し反発しただけで、

「やっぱりここが底だ」

と考えてしまい、
またすぐにエントリーをし直していました。

 

しかし下落の勢いが強いので、
当然ながらすぐに反転下落をして
また含み損になります。

これが起きると今度は
連敗をしたくない悔しさから
損切りができなくなって
ナンピンをし始めます。

 

こうなるともうダメです。

あとはひたすらナンピンをし続けるか、
損切りをした後に倍のロットで
リベンジトレードをして、
最後は大損をしていました。

 

このように、
私がコツコツドカンになる時って、
大きく動いた時に逆張りをした時でした。

 

なぜ逆張りをしてしまうのか?

大きく動いた時に逆張りをすると、
コツコツドカンになりやすいのですが、

「そもそも何で逆張りをしちゃうの?」

って思いません?

 

私も逆張りでコツコツドカンをしていた頃って、
逆張りをしたらやられるのをわかっているのに
やっちゃうから悩んでいたんですよね。

そこで自分がなぜ逆張りをするのかを
色々と探っていったところ、
主に2つありました。

 

日常の感覚

まず1つ目が
日常生活によるものが
影響をしていると感じました。

 

例えば、私達は日常生活で
何か物を買う時に、

「なるべく安く買いたい」

って思いますよね。

 

その為にどこが一番安いかを調べて、
自分が見つけた最安値の場所で
購入する事も多いと思います。

 

私の場合、
この行動を日常的に繰り返していたので、
その感覚が体に染みついていました。

だから、FXでも無意識に
その感覚を当てはめていたのです。

 

その結果、大きく下がってくると、

「安く買えるチャンス!」

という、お買い得感を感じて、
つい手を出してしまっていたのです。

 

あなたも、
やっちゃダメだとわかっているのに
逆張りをしてやられている場合は、
昔の私と同じ感覚が身についているのかもしれません。

もし、これ以外の理由で
逆張りをしている場合は、
ぜひ教えてください。

 

間違った成功体験

逆張りをしてしまう2つ目の原因に、
間違った成功体験というのがありました。

 

例えば、私の場合だと、
大きく下げてきた時に逆張りで買ったら、
その位置が底になって
利益を大きく取れたことが何度かありました。

 

こういう時って、

「底でエントリーできた自分ってスゲー!」

なんて、物凄く快感なんですよね。

 

1度この快感を味わってしまうと
それが脳裏に焼き付いてしまい、
気付けばまた同じように逆張りをしていました。

でも実際は、
大きく下げたという理由だけで
適当に逆張りをしているので、
当然負ける事の方が圧倒的に多くなります。

 

それでもたった数回の成功体験が忘れられずに
上手くいった記憶だけを切り取って

「逆張りでトレードをすると、
底でエントリーができて大きく利益が取れる」

という成功イメージが
自分の中で勝手に正解として刷り込まれていました。

 

だから、
トータルで負けると薄々わかっていても、

「今回は底になって反発するかも」

という幻想を捨てられずに
逆張りを繰り返していました。

こうした間違った成功体験も
無意識に逆張りを繰り返してしまう
大きな原因の1つとなっていました。

 

ロットが大き過ぎる

コツコツドカンをしてしまう場合、
ロットが大き過ぎるというのも
原因の1つになっていました。

 

私の場合、
逆張りをしていない時にも
この現象が起きていました。

そしてその時はほぼ確実に
自分にとってロットが大き過ぎる状態で
トレードをしていました。

 

例えば、当時の私は
サポートラインで押し目買いをしていました。

 

押し目買いをする時って、
損切りは基本的に
サポートラインを下へ抜けた場所へ
設定するので、
損切りすべき場所がはっきりしています。

 

だから、損切りに迷う事がないはずなのに、
ロットが大き過ぎたせいで、
逆行された時に損切りが近くなると、

「こんな大きな金額を失いたくない」

っていう気持ちが強く働いて
損切りができなくなっていました。

 

それで結局、
損切りせずにそのまま放置したり、
ナンピンをしたりしても、
そのまま下がり続けて、
最後はロスカットになっていました。

 

しかも利食いとなると、
ロットが大き過ぎるせいで
少し含み益になると、

「この利益を失いたくない」

なんて考え出して、
我慢できずに利食いをしていました。

 

ロットが大き過ぎると、
感情が大きく揺さぶられるので
正常な判断ができなくなるんですよね。

そのせいで、
典型的なコツコツドカンになっていました。

 

因みに、ロットの決め方については、
以下の記事で解説をしているので、
よければ読んでみてください。

 

 

トレードルールが決まっていない

トレードルールが決まっていない場合も
コツコツドカンが起きていました。

 

エントリーから決済まで決まっていないと、
感情だけで適当にトレードをしやすくなります。

 

これをやってしまうと、
逆行されていざ損切りをしようとすると、

「ここから反転するのでは?」

っていう考えがわき出てきて、
損切りができなくなっていました。

 

逆にエントリー後に含み益が出ると、

「ここからもっと伸びるはず」

なんて思い込んでしまい、
利食いができなくなるんです。

 

それで結局、レートが戻ってきてしまい、
含み損になると損切りができずに
ズルズルとポジションを持ち続けて
最後は耐えられずに遅すぎる損切りです。

 

要するに、手法を作り込んでいないせいで、
損切りをしないと
そのまま逆行し続ける可能性の方が高いというのが
わかっていなかったんです。

更に利食いに関しても、
どこまで伸ばせばいいのかも曖昧になるので、
無理矢理大きく伸ばそうとして、
結局利食いができない状態になっていました。

 

このような状態でトレードをしていた事も、
コツコツドカンになる原因の1つでした。

結局、ルールが決まっていないと
トレードの止め時が曖昧になって
小さく勝って大きく負けるというパターンに
ハマりやすいんですよね。

 

コツコツドカンに対する対処方法

私の経験上、
コツコツドカンになるのは、

・大きく動いた時に逆張りをする
・ロットが大き過ぎる
・トレードルールが決まっていない

というのが原因でした。

 

これらの原因を特定した上で、
コツコツドカンを治す為に効果的だった事が
3つありました。

 

自分のトレード記録を見返す

コツコツドカンを治す為に、
私が最初にやったのは、
自分のトレード記録を見返す事でした。

 

まず、コツコツドカンになっている
トレード記録を全てチェックして、
どのくらいの勝率と損益になっているかを
確認してみました。

 

例えば、大きく動いた時の逆張りなんかは、
勝率がたったの13%しかありませんでした。

しかも、勝っているトレードの利食い幅は
たったの+30pips程度で、
損切り幅が-100pipsを超えている事がほとんどでした。

 

逆張りをして勝てた時は、
底でエントリーができて
100pips以上取れていたイメージが強かったのですが、
実際は30pips程度しか取れていなくて
典型的なコツコツドカンになっていました。

 

この事を把握した時に初めて、
逆張りで大きく勝てるのはただの幻想で
単に底で入れる快感を
味わいたかっただけなんだと気づいて、
かなりショックを受けたのを覚えています。

 

特に、間違った成功体験が
本当に間違いだと認識できた事で、
大きく動いた時の逆張りを減らす事ができたのは、
私にとっては大きかったです。

 

これ以外にも、
ロットが大き過ぎる場面や
ルールが決まっていない適当なトレードでの
記録もチェックしてみると、
ほとんど似たような損切り幅と
利食い幅になっていました。

 

このことからも、
自分のトレードを客観的に見返して、
現状を正しく把握する事が
コツコツドカンを治す為の
第一歩なんだと実感しました。

 

因みに、
効果的なトレード記録の取り方について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。

 

 

トレードルールを作り込む

トレードルールを作り込む事も
私には効果的でした。

私の場合、
トレードルールが曖昧で、
感情だけでトレードをしていた事も多く、
コツコツドカンになっていました。

 

これを解消する為に、
エントリーから決済まで
しっかりとルールを作り込むことで、

・エントリー場所
・損切り位置
・利食い位置

というのが明確になりました。

 

このお陰で感情に振り回されず、
迷わずトレードができるようになったので、
コツコツドカンをする事がほとんどなくなりました。

 

因みに、私の場合は、
逆張りで大損した経験がトラウマになったので、
トレードルールはトレンド中の押し目買いや
戻り売りといった、順張りにしました。

 

ただ、FXでは自分にさえ合っていれば、
どんなルールでも勝てるので、
逆張りでルールを作るのでも全く問題ないです。

 

逆張りだって、損切りを利食いよりも
小さく抑えれば、
コツコツドカンにならないし、
勝率もそれなりに高くトレードができます。

実際に逆張りで勝っている人も
多く存在していますから。

 

だから、もしあなたが
逆張りでコツコツドカンになっているけど、
順張りよりも勝率が高くて
やりやすいと感じているなら、
逆張りでルールを作ればOKです。

こういう場合は、
損切りと利食い幅の調整をすれば、
勝てるルールに変わる事も多いです。

 

もし、トレードルールの作り方が
よくわからない場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。

 

 

もしくは、私がFXでの負けから脱出した、
順張りの手法を知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。

 

 

ロットを抑える

コツコツドカンを防ぐには、
ロットを抑える事も大きく役立ちました。

 

やっぱり
自分の精神的許容値を超えたロットで
トレードをしていると、

・損をしたくない
・利益を失いたくない

といった気持ちが強くなります。

 

だから、どうしても
コツコツドカンになってしまいます。

しかも、何回も同じ失敗で資金を失って、
その度に再入金をしていたら、
あまりの自分のバカさに嫌気がさしてきました。

 

その時に思ったのが、
ロットが大きいせいで
こんなに損をしているなら、
いっそのこと思い切ってロットを下げて
負けてもいいから少しでも長く
相場に居続けた方がいいと感じました。

 

これってFXでは当たり前の事なんですけど、
当時はとにかく早く大きく稼ぎたい気持ちが強くて
こんな事にも気付かなかったんです。

 

そこで実際にロットを大きく下げてみると、
損切りをしても損失額が小さいので、
ためらわずに損切りができました。

また、利食いの時も
ロットが小さいと利益額も小さいので、
少しでも利益を大きくしようとして
すぐに利食いをする事もなくなりました。

 

こんな事を続けていく内に
コツコツドカンが起きなくなって、
損小利大のトレードができるようになりました。

その為、ロットを抑えた事も、
コツコツドカンを治すには
私にとって効果的でした。

 

もし、効果的なロットの上げ方について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。

 

 

すぐに効く魔法の解決方法はない

ここまで、
コツコツドカンを治す為の方法を
お伝えしてきたのですが、
その内容を見ると
もうわかりきった方法ですよね。

 

でも色々と試してみた結果、
やっぱり今回お伝えした方法が
一番効果が高かったんですよね。

 

当時は私自身も、
コツコツドカンが
一発で治るような方法を探していました。

 

でも、

「これだけでコツコツドカンが治る!」

っていうブログ記事や動画を見ても、
結局、

・損切りをちゃんとすること
・逆張りをしないこと
・ロットを抑えること

みたいな事しか言われていませんでした。

 

こういうのを見た時に、

「またそれか」
「もうその方法知ってる」

なんて思いながらも、
ずっと一発で治るような特効薬を
探し続けていました。

 

でも結局、一番効果があったのが

・トレード記録を見返す
・ルールを作り込む
・ロットを抑える

といった当たり前の事だったんですよね。

 

だから、コツコツドカンを治すには、
どこかで自分と折り合いをつけて、
当たり前のことを地道に続けていくのが
一番の近道になると私は考えています。

 

まとめ

今回はコツコツドカンになる原因や
その対処方法について、
私の経験からお伝えしてきました。

 

この記事をここまで読んでくれたあなたは、
何度も同じ失敗を繰り返してしまい、

「自分は向いてないんじゃないか」
「自分ってアホだな」

と自己嫌悪になった事があるかもしれません。

 

でも大丈夫です。私も全く同じでした。

それでも
コツコツドカンを治す事ができたので、
自分を責める必要はありません。

 

こういうのは癖になっているので、
すぐに全部を変える事は難しいです。

それでも、
ほんの少しでも前に進もうとしている限り、
あなたのトレードは必ず変わっていきます。

 

だから、まずはできる事からで十分なので、
少しずつ改善へ向かって進んで行きましょう。

小さな一歩が大きな成果への道を開いてくれます。

 


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