FXで勝ち逃げできない?その原因と対策法を伝えます

 

FXで利益が出た時に、

「今日はもう十分だから終わろう」

と思っていたのに、
チャートを見ていると
またエントリーしたくなることがありませんか?

 

そして、せっかく取った利益を減らしたり、
全部なくしたりすると、

「何で勝っている時にやめられないんだろう」
「自分は勝ち逃げができない」

なんて落ち込みますよね。

 

昔の私も、
利食いをした後に気持ちが緩んで、

「最悪、さっきの利益分なら失ってもいいか」

と考えて余計なトレードをしていました。

 

ですが、実際に損切りになると、
利益を失った悔しさから
リベンジトレードへつながることもありました。

 

先に結論を言うと、
FXで勝ち逃げできない時は、
意志の強さではなく、
勝った後の終了条件が曖昧なことが問題
です。

 

「満足したらやめる」
「欲張らないようにする」

という決め方だけでは、
利益が出て気分が高ぶった時に
簡単にルールが変わってしまいます。

 

そこで今回は、
FXで勝ち逃げできない原因と、

  • 勝った後にトレードを続けてよい条件
  • その日の終了条件の決め方
  • 利益を守るための具体的な行動

この辺りをお伝えしていきます。

 

FXで勝ち逃げできないのは意志が弱いからではない

FXで勝ち逃げできないと、

「自分は欲が深い」
「意志が弱いからダメなんだ」

と考えやすいです。

 

ですが、これだけで片付けると、
次に利益が出た時も
同じことを繰り返しやすくなります。

 

なぜなら、利益が出た直後は、
普段よりも判断が甘くなりやすいからです。

勝てたことで安心したり、
自分の分析が正しかったと感じたりして、
次のトレードも上手くいくような
感覚が出てきます。

 

その状態でチャートを見ると、
普段なら見送るような形まで、

「これもいけそうだな」

と良く見えてしまうんですよね。

 

しかも、すでに利益があると、
次の損失を自分のお金ではなく、

「さっき相場からもらった利益」

のように感じることがあります。

 

そのため、普段なら避ける損失でも、

「利益分だから大丈夫」

と受け入れてしまい、
エントリーの基準が緩くなります。

 

しかし、利益分であっても、
口座に反映された時点で
自分の資金です。

ここを別のお金として扱うと、
ロットを上げたり、
ルール外のトレードをしたりして、
せっかくの利益を失いやすくなります。

 

つまり、勝ち逃げできないのは、
単に欲張りだからではありません。

勝った後だけ判断基準が変わる仕組みを
放置していること
が、
大きな原因になります。

 

FXで勝ち逃げできない5つの原因

勝った後にやめられない時は、
「もっと稼ぎたい」という欲だけでなく、
いくつかの原因が重なっています。

原因を分けて考えると、
自分に必要な対策も見つけやすくなります。

 

1.その日の終了条件を決めていない

一番大きな原因は、
トレードを始める前に
終了条件を決めていないことです。

 

例えば、

「今日は利益が出たら終わる」

と考えていても、
いくら利益が出たら終わるのか、
何回トレードしたら終わるのかが
決まっていません。

 

こうなると、実際に勝った後で、

「まだ時間がある」
「もう1回ぐらいできそう」
「良い形が出たら入ってもいいよね」

といった感じで、
その場で条件を追加できてしまいます。

 

要するに、終了するかどうかを、
一番気分が高ぶっている自分へ
任せている状態です。

 

これでは、勝った後に
都合よくルールが変わってしまいます。

ですから、終了条件は、
利益が出る前に決める必要があります。

 

2.利益額を1日の成功基準にしている

「今日は○pips取る」
「今日は○円稼ぐ」

という利益額だけを
1日の成功基準にしている場合も、
勝ち逃げしにくくなります。

 

例えば、目標が20pipsで、
最初のトレードで15pips取れたとします。

 

この時に利益だけを見ていると、

「あと5pips足りない」

と感じて、
無理に次のトレードを探し始めます。

 

反対に、最初から20pips取れたとしても、
今度は、

「今日は調子が良いから
40pipsまでいけるかも」

と目標を動かすことがあります。

 

つまり、利益額を基準にすると、
達成できなくても続けるし、
達成できても続ける状態になりやすいです。

その結果、損失を招いてしまい、
上手く勝ち逃げができなくなるのです。

 

3.勝った直後に判断の精度が上がったと錯覚する

トレードで勝つと、
自分の分析やエントリーが
全部正しかったように感じることがあります。

 

もちろん、ルール通りの良いトレードで
利益になった可能性もあります。

ですが、1回勝っただけでは、
次のトレードまで上手くいくとは限りません。

 

相場環境が変われば、
同じ形に見えても結果は変わります。

 

それなのに、直前の成功が頭に残ると、

「さっきと同じ形だから大丈夫」

と判断して、
全体の流れや時間帯などを
雑に見ることがあります。

 

昔の私も、
1回目のトレードで勝った後に、
似た形だけを見つけてトレードをした結果、
損切りになって
利益を減らしたことがありました。

この時は環境認識や時間帯の動きの癖を無視して
形だけでトレードをしてしまったのです。

 

勝った直後は、
チャートを見る力が急に上がったのではなく、
自信だけが上がっている可能性があります。

この違いを理解しておかないと、
勝った後ほどエントリーが雑になります。

 

4.利食い後もチャートを見続けている

勝ち逃げできない人の多くは、
利食いした後も
そのままチャートを見続けています。

チャートを開いていれば、
値動きはずっと目に入ります。

 

すると、

「ここからまた動きそう」
「さっきより良い形かもしれない」
「入らないと利益を逃しそう」

という気持ちが出てきます。

 

特に、利食い後に
さらに大きく伸びていくと、

「もっと取れたのに」

という悔しさが出ます。

 

その悔しさを埋めるために、
伸び切った場所で入り直すと、
高値掴みや安値売りになりやすいです。

 

勝ち逃げをしたいのに、
利食い後もチャートを見続けるのは、
ダイエット中にお菓子を机へ置いたまま、
食べないように我慢するのと同じです。

 

見えている限り、
何度も入ろうかどうかの判断を迫られます。

だから、意志で我慢するより、
チャートを閉じて
判断する機会そのものを減らす方が効果的です。

 

5.勝ち逃げを「チャンス放棄」だと考えている

勝った後にトレードをやめると、

「この後に良いチャンスが来たら損だ」

と感じることがあります。

この感覚が強いと、
チャートを閉じられません。

 

ですが、相場には
次の日も、その次の日もあります。

今日のチャンスを1つ見送ったからといって、
それだけで長期的な結果が
大きく崩れるわけではありません。

 

むしろ、勝った後に判断が緩みやすいなら、
その時間帯のトレードを見送ることで、
余計な損失を減らせる可能性があります。

 

勝ち逃げは、
チャンスを捨てる行動ではありません。

判断の質が落ちる時間を避けて、
次のトレードへ資金と集中力を残す行動
です。

 

このように考えると、
終わることへの抵抗も
少し減ると思います。

 

勝ったら必ずやめるべきなのか?

ここまで読むと、

「利益が出たら、毎回すぐに
やめた方がいいの?」

と思うかもしれません。

 

ここに関しては、
必ずしもそうではありません。

 

本来、優位性のある場面が
同じ日に2回出ることはあります。

自分のルールで、
複数回エントリーすることを前提に
検証しているなら、
1回勝っただけで終わる必要はありません。

 

大切なのは、

「勝ったから続ける」
「利益が減るのが怖いからやめる」

という感情ではなく、
事前に決めた条件で続けるかを判断することです。

 

例えば、次の3つが揃っているなら、
勝った後でもトレードを続ける選択肢があります。

  • 次のエントリーが普段のルール通り
  • ロットと損失額を変えていない
  • 勝った興奮や「もっと取りたい」という焦りが強くない

 

反対に、
どれか1つでも崩れているなら、
その日は終わった方が安全です。

 

特に、

「さっき勝ったから、この形もいけそう」
「利益分なら少し雑に入ってもいい」
「今日の内にもっと増やしたい」

という考えが出ている時は、
すでに判断基準が変わっています。

 

この状態で続けると、
ルール通りの再エントリーではなく、
利益をきっかけにした余計なトレードに
なりやすいです。

 

FXで勝ち逃げするための終了条件

勝ち逃げを安定させるには、
その場の気分ではなく、
終了条件を先に決めておく必要があります。

使いやすい終了条件は、
主に次の4つです。

 

1.トレード回数で終わる

最もわかりやすいのが、
1日のトレード回数を決める方法です。

 

例えば、

「1日2回まで」

と決めたら、
2回目が利益でも損失でも終了します。

 

この方法の良いところは、
利益額によって終了条件が
動かないことです。

大きく勝っても、
小さく勝っても、
決めた回数で終わります。

そのため、勝った勢いで
何度もエントリーする人には使いやすいです。

 

ただし、普段から
1日に何回ぐらいチャンスがあるのかを
トレード記録や検証結果で
確認してから決めてください。

 

検証では1日3回程度チャンスがあるのに、
何となく1回で終わると決めると、
手法本来の結果と変わってしまいます。

 

2.連勝したら終わる

勝った後に特に調子へ乗りやすいなら、

「2連勝したら終了」

というように、
連勝を終了条件にする方法もあります。

 

連勝すると、

「今日は相場が見えている」

という感覚が強くなりやすいです。

 

そのタイミングで強制的に終われば、
自信が慢心へ変わる前に
利益を残しやすくなります。

 

ただ、連勝数は
自分の過去記録に合わせて決めます。

 

根拠なく数字を決めるのではなく、

「何連勝した後にルール外が増えているか」

といったことを見て、
終了条件を作る方が効果的です。

 

3.利益後に1回負けたら終わる

利益が出た後に損切りになると、
取り返したい気持ちが強くなる人は、

「利益後に1回負けたら終了」

という条件が使えます。

 

例えば、最初に+30pips取って、
次に-15pipsで損切りになったら、
その日は+15pipsで終わります。

 

この時に、

「さっきは+30pipsだったのに」

と考えると、
減った15pipsを取り返したくなります。

 

ですが、口座全体で見れば、
まだ利益が残っています。

 

ここで終われれば、
利益を減らした悔しさから始まる
リベンジトレードを防げます。

勝ち逃げできないというより、
利益を減らした後に止まれない人には、
効果的な方法かもしれません。

 

4.時間で終わる

トレード時間を決めて、
その時間を過ぎたら終了する方法もあります。

 

例えば、

「22時まで」
「ニューヨーク市場の前半まで」

というように決めます。

 

時間で区切ると、
利益が出たかどうかに関係なく、
終わる基準が一定になります。

また、長時間チャートを見続けて
集中力が落ちた状態での
余計なエントリーも減らせます。

 

私の場合は、値動きが鈍くなり出す、
24時過ぎにはチャートを閉じて
その日は終了するようにしています。

 

勝ち逃げを実行する具体的な手順

終了条件を決めても、
チャートを開いたままだと
その場で破ってしまうことがあります。

そこで、勝った後は、
次の手順を機械的に行います。

 

手順1.利食い直後に終了条件を確認する

利食いになったら、
まず今日の終了条件を確認します。

  • 上限回数へ達したか
  • 決めた連勝数へ達したか
  • 終了時刻を過ぎていないか
  • 次に負けたら終わる条件へ入ったか

この確認を、
次のチャート分析より先に行います。

 

先にチャートを見ると、
良さそうな形を見つけてしまい、
終了条件を都合よく変えるからです。

 

利食い後の最初の行動を
「次のチャンス探し」ではなく、
「終了条件の確認」に変えてください。

 

手順2.続ける場合は再エントリー条件を確認する

終了条件に達していない場合でも、
すぐに次のトレードへ進みません。

 

続けるなら、
次の5項目を確認します。

  1. 全体の相場環境は変わっていないか
  2. 普段のエントリー条件がすべて揃っているか
  3. 損切り位置を根拠から決めているか
  4. ロットを上げていないか
  5. 利益を増やしたい焦りが出ていないか

1つでも怪しい場合は、
見送って終了します。

 

ここで大切なのは、

「入れる理由を探す」

のではなく、

「普段と違う部分がないか探す」

ことです。

 

勝った後は、
エントリーしたい気持ちが先に出やすいので、
見送りの材料を探す方が
判断のバランスを取りやすくなります。

 

手順3.終わると決めたら注文画面を閉じる

終了条件へ達したら、
チャートを見るだけでなく、
注文できる画面も閉じます。

 

勝ち逃げできなかった頃の私も、
勝った後の余計なエントリーを減らすために、
利食いになったらチャートを閉じて
その日のトレードを
終了するルールを作っていました。

 

単に、

「もう入らない」

と考えるだけでは、
良い形に見えた瞬間に
手が動くことがあります。

 

だから、

  • 取引ツールを終了する
  • パソコンの前から離れる
  • スマホの取引アプリも閉じる

といったように、
エントリーまでの動作を増やします。

 

感情が高ぶった時は、
考えて止めるより、
物理的に取引しにくくする方が効果的です。

もし、ルールを守れない時の対策を
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXでルールを守れない私が変われた対策5選

 

手順4.利益ではなく最後の判断を記録する

その日の記録には、
最終的な利益だけでなく、
勝った後の判断も残します。

 

例えば、

  • 利食い後に終了条件を守れたか
  • 再エントリーはルール通りだったか
  • 利益分なら失ってもよいと考えなかったか
  • チャートを閉じるまで何分かかったか

といった内容です。

 

勝ち逃げできない原因は、
利益額だけを見てもわかりません。

最終的にプラスで終わっていても、
ルール外のトレードをして
たまたま勝った可能性があります。

 

反対に、利益を少し減らしていても、
2回目が完全にルール通りなら、
何も問題はありません。

 

だから、

「いくら勝ったか」

だけではなく、

「勝った後も同じ基準で判断できたか」

といったことを記録します。

 

この記録がたまると、
自分がどの場面で勝ち逃げできなくなるのかが
見えやすくなります。

 

勝ち逃げルールを作る時の注意点

勝ち逃げのルールは、
厳しくすれば良いわけではありません。

自分の手法と合わない終了条件を作ると、
本来取れるはずのトレードまで減らし、
検証結果と実践結果がズレることがあります。

 

利益額だけで強制終了しない

「+20pipsになったら必ず終了」

というルールは、
わかりやすい反面、
手法によっては合わないことがあります。

 

例えば、複数回のトレードで
利益を積み上げる手法なのに、
最初の1回で終了すると、
トレード回数が大きく減ります。

 

また、利益額へ意識が向き過ぎると、
終了ラインへ届かせるために
無理なエントリーをすることもあります。

 

ですから、利益額だけではなく、
回数、時間、連勝後の状態などを
組み合わせて考える方が使いやすいです。

 

ルール通りの再エントリーまで悪者にしない

勝った後に入って負けると、

「やっぱり勝ち逃げすればよかった」

と思いますよね。

 

ですが、2回目のトレードが
検証済みのルール通りなら、
結果だけで間違いと判断しない方がいいです。

 

FXでは、
良いトレードでも損切りになります。

勝った後に損切りになったというだけで、
全ての再エントリーを禁止すると、
本来の手法を変えてしまう可能性があります。

 

確認すべきなのは、
勝った後だったかどうかではなく、

  • 普段と同じ条件だったか
  • 普段と同じロットだったか
  • 損切り後に追いかけなかったか

という部分です。

 

ロットを上げたくなったら終了する

勝った後に、

「今日は調子が良いから
次はロットを上げよう」

と考えた時は、
その日の終了サインにしたほうがいいです。

 

ロットを上げる判断は、
1日の勝ち負けで決めるものではありません。

一定期間の記録を確認して、
ルール順守や損失への耐性を見ながら
慎重に決める必要があります。

 

直前の利益を理由にロットを上げると、
1回の損切りで利益を大きく失い、
取り返したい気持ちも強くなります。

 

もしロットを増やす判断について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
FXでロットを増やすタイミングは?ダメな増やし方とは?

 

勝ち逃げできない時は終了後の予定まで決める

勝ち逃げのルールを作っても、
トレードをやめた後に
やることがないと、
またチャートを開きやすいです。

そこで、終了条件と一緒に、
終了後の行動まで決めておきます。

 

例えば、

  • トレード記録を5分だけ書く
  • パソコンを閉じて食事をする
  • 散歩へ出る
  • 入浴する
  • 別の仕事や勉強へ移る

といった行動です。

 

ポイントは、
チャートから物理的に離れる行動を
最初に入れることです。

 

記録を書いた後も
同じ机でチャートを開いていると、
また値動きが気になります。

だから、記録が終わったら、
席を立つところまでを
終了ルールにします。

 

勝ち逃げは、

「もうトレードしない」

と決めるだけでは不十分です。

 

  • チャートを閉じる
  • 席を立つ
  • 次の行動へ移る

ここまで実行して、
初めて終了になります。

 

まとめ

FXで勝ち逃げできないと、
欲や意志の弱さを
原因にしたくなります。

ですが実際は、
勝った後の終了条件が曖昧で、
気分が高ぶった状態の自分へ
判断を任せていることが多いです。

 

勝った後は、
自信が強くなったり、
利益分なら失ってもよいと考えたりして、
普段よりも判断基準が緩みやすくなります。

 

そのため、勝ち逃げするには、

  • 回数
  • 連勝数
  • 利益後の1敗
  • 終了時刻

といった条件を、
トレード前に決めておくことが重要です。

 

そして終了条件へ達したら、
チャートを閉じて、
パソコンの前から離れ、
次の予定へ移ります。

意志で我慢するのではなく、
取引できない行動を先に作るのです。

 

反対に、勝った後でも、
普段のルール通りのチャンスで、
ロットや損失額も変わっておらず、
感情も落ち着いているなら、
続ける選択肢はあります。

 

大切なのは、
勝ったら必ずやめることではありません。

勝った後も、勝つ前と同じ基準で
判断できているか
です。

 

ここを記録しながら、
自分が崩れやすい場面に合わせて
終了条件を作ってみてください。

 


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