シンプルで強力!FXのチャート分析と戦略の立て方を徹底解説

 

あなたはFXでトレードをする前に、
チャートを分析して、
戦略をしっかり立てていますか?

 

この戦略を立てるか立てないかで、
トレードの質も大きく変わってきます。

しかし、戦略を立てるといっても、
特に難しいことはありません。

 

そこで今回は、チャート分析から
トレード戦略を立てるまでの流れを解説していきます。

 

動画で見る場合は以下から見れます。

 

チャート分析とトレード戦略の立て方

それでは早速、私がトレードをする際の
チャート分析とトレード戦略を紹介していきます。

 

私の場合、
短期のデイトレがメインなので、
1時間足をベースにして、
トレード戦略を立てていきます。

 

例えば、現在の1時間足チャートが、
以下のようだったとしましょう。

 

このチャートをパッと見た瞬間、
下落トレンドになっていますよね。

 

つまり、売りが優位な状態なので、
この流れに沿って、
基本は売りを中心に攻めていく戦略を立てます。

 

そしたら、次に考えるのが、

 

「どこで売りエントリーするか?」

ということになるのですが、
私の場合、トレンドが出ている際は、
基本的に戻り売りしかしないので、
戻り売りの候補をチェックします。

 

そして、その候補を見つけるために、
意識されそうな場所に、
ザット水平線を引きます。

今回の場面だと以下のような感じです。

 

こうすることで、
エントリーポイントがある程度明確になるので、
トレード戦略があっという間に見えてきます。

 

そしてここから、
考えられるチャートの動きを予想して、
トレード戦略を更に明確化していきます。

 

このチャートの場合だと、
まず、一番下の水平線ですが、
私的には、ここでは
あまり戻り売りをしたくありません。

なぜなら、直近の安値の動きを見ると、
ダブルボトムのようになっていて、
下値を固めているからです。

 

これだと、
仮に一番下の水平線までレートが戻ってきて、
そこから反転したとしても、
安値を更新しないで、
もみ合いが起きる可能性があります。

 

ここでもみ合いが起きて、
下がらないような動きをすると、

・トレンドの転換を狙った買い
・売っている人達の決済

この2つが出る可能性が高くなるので、
そこから一気に上昇してくる可能性があります。

 

その為、ここで売る場合は、
水平線付近でダブルトップが出るなど、
上へ行けない形が出たら売っていきます。

 

次に、2つ目の水平線ですが、
ここは戻り高値になっていて、
この場所から強く下落しているので、
多くの相場参加者に意識される場所です。

 

下から逆張りで買っている人達も、
この戻り高値を認識しているので、
そこが利食いの目途になります。

 

更に売りを狙っている多くの人達も、

「この場所でもう一度反応して
下落する可能性が高い」

と考えているので、
ここから戻り売りをしてきます。

 

その為、私もこれらの大衆心理を利用して、
この戻り高値では積極的に売りを狙っていきます。

 

また、戻り高値近辺をよく見てみると、
三尊のチャートパターンもできていますよね。

 

この三尊のネックが戻り売りの目途として
意識されるので、戻り高値の個所だけでなく、
ここも視野に入れて、ゾーンで考えながら
戻り売りを狙っていきます。

 

ただ、この辺りで売った場合、
仮に反転して下落をしたとしても、
逆三尊を作る可能性があります。

 

そうなると、
ここからトレンドの転換が起きて、
上昇する可能性があるので、
逆三尊の右肩付近までレートが下がったら、
ストップを建値に移動します。

これがメインの売り戦略になります。

 

そして次は、
買いの戦略も考えていきます。

今回の場面であれば、、
2つ目の水平線を
ある程度しっかり上へ抜けたら、
押し目買いを狙っていきます。

 

なぜなら、
この水平線は戻り高値なので、
ここをしっかり上抜けすることで、

「トレンド転換が起きた」

と判断する人が増えるからです。

 

そうなると、
売っている人達も、

「ちょっと嫌な感じだな~」

なんて感じて、
利食いの決済をしてきます。

 

また、トレンドの転換が起きる事で、
相場参加者の目線も買いに傾くので、
レジサポ転換の法則で、
戻り高値から買いも入りやすくなります。

だから、私もこの心理を利用して、
この位置で買いを狙っていきます。

 

もし、戻り高値を上へ抜けた後に、
深く戻ってきた場合は、
逆三尊を作る事になります。

 

この場合、戻り高値を上へ抜けて
トレンドの転換をした上に、
はっきりしたチャートパターンも出るので、
上昇する可能性がより高くなります。

その為、この形が出た場合も買いを狙います。

 

その代わり、
この位置に来るまでの押しが深くなるので、
少し待って下がりそうにない動きを見せたら、
買いでエントリーをしていくようにします。

 

ただし、買いを狙う場合は、
全体の流れはまだ下落トレンドなので、
直近の目立った高値までが一旦の利食い目途です。

今回のチャートで言うと三尊の右肩までです。

 

よって、今回のチャートでの、
トレード戦略としては、

・上側の水平線で戻り売り
・上側の水平線で押し目買い
・下側の水平線で押し目買い

といったように、
3つの戦略を立てる事ができますよね。

 

このような感じで、
トレードをする前に
あらかじめ戦略を立てておくと、
いざその場面になった時も、
落ち着いてトレードをする事ができます。

 

これが逆に、
戦略を立てずに、
行き当たりばったりの事をすると、
いざエントリーポイントに着た時に、

「ヤバイヤバイ!」

なんて焦って、
変なエントリーをする事が多くなります。

昔の私がそうでした(笑)

 

では、その後どうなったかを、
以下のチャート画像で確認してみましょう。

 

上側の水平線で、
キレイに反転して下がっていきました。

やっぱりこの場所は、
多くの相場参加者に意識されていたみたいですね。

 

トレード戦略からトレードするまでを解説

上記のチャートでは1つの時間軸を使って、
トレード戦略の立て方を解説しました。

 

では次は、トレード戦略を立ててから
エントリーをして決済するまでの流れも
解説していきます。

 

まず、現在の1時間足チャートが
以下のようになっていたとしましょう。

 

この時の全体の流れを見ると、
上昇トレンドになっています。

よって、
まずは買いを狙っていく戦略を考えます。

 

そして、今現在のレートが、
押し目買いができそうな位置にいます。

 

しかし、
この位置に来るまでの動きをよく見てみると、
高値と安値を切り下げて、
下落トレンドを作っています。

 

この動きになると、
下落トレンドなのを重視する人も多いので、
買いが入りづらくなります。

それに加えて、
上の方から逆張りで売っている人達も
あまり決済をしてきません。

 

この事から反発をしづらい状況なので、
ここで買うことはしません。

因みに、押し目の戻り方に関しては、
以下の記事で詳しく解説しているので、
よければ参考にしてみてください。
FXで反転しやすい押し目と反転しにくい押し目の形とは?

 

この位置で買わないとなると、
どこで買うかですが、
私であれば戻り高値を上へ抜けて
トレンド転換をした後の押し目買いか、
逆三尊の右肩で買いを狙っていきます。

 

次に売り戦略ですが、
この位置からだと、
押し安値を下へ抜けた後の
戻り売りがメインになります。

 

ただ、これだと少し距離があるので、
この形になるまでは時間が掛かりそうです。

よって、もう1つの売り戦略としては、
現在の位置から一旦上昇した後に、
もう一度下がって、
下落トレンドが継続してからの
戻り売りになります。

 

このような買いと売りの戦略を立てた上で、
チャートをしばらく進めてみましょう。

 

逆三尊の形が出てきましたね。

こうなると、買い戦略が使えるので、
ここでエントリーポイントを探る為に、
まずは15分足を見てみましょう。

 

いい位置に来ているのですが、
少し下落の勢いが強いですね。

これだと、
このまま下がっていく可能性があるので、
まだ入らずにもう少しローソク足を進めてみましょう。

 

上昇していっちゃいましたね。

この位置からだと上に行きすぎているので、
エントリーする事ができません。

 

しかも、現在の位置を見てみると、
押し安値まで戻ってきているので、
ここがレジスタンスとなって
下がってくる可能性があります。

では、ローソク足をしばらく進めてみましょう。

 

再度下落して直近の安値を少し更新してきました。

ここから下がっていく可能性があるのですが、
逆三尊の左肩付近が意識されて、
反発する可能性もあります。

 

その為、ここからローソク足を1本進めてみます。

 

陽線が出て反発し始めましたね。

どうやら逆三尊の左肩付近が
意識されているみたいです。

 

そうなると、
ここから上昇していく可能性が出てきたので、
今度は1分足に変えて、
更に細かくエントリーポイントを探っていきます。

この時の1分足は以下のようになっていました。

 

1分足で見ると、
下落トレンドになっています。

その為、できれば1分足の戻り高値を上へ抜けて、
トレンド転換をしてからエントリーをしたいところです。

 

ただ、1分足の現在の形を見ると、
ここでも逆三尊を作りそうです。

 

1時間足の逆三尊の右肩で、
更に1分足で逆三尊を作るとなれば、
反転する確率が高くなります。

よって、1分足の逆三尊の右肩でも
買いでエントリーを考えていきます。

 

では、その後の動きを見てみましょう。

 

逆三尊の右肩までレートが落ちてきました。
ここで反発するようだと、
逆三尊が意識されている証拠なので、
買っていきたいところです。

それではローソク足を1本進めてみます。

 

上ヒゲ陽線でめちゃくちゃ微妙なローソク足が出ました(笑)

これだとまだエントリー出来ないので、
もう1本ローソク足を進めてみましょう。

 

陽線が出ていい感じになりましたね。

これだと1分足の逆三尊が
意識されていると見る事ができるので、
この次のローソク足でエントリーです。

 

そして、この時の損切り位置ですが、
1時間足の逆三尊の右肩を下へ抜けた場所です。

1時間足

 

ここを下へ抜けると、
短期で下落トレンドになるので、
そのまま下がっていく可能性が高くなるからです。

 

そして、利食い場所ですが、
これは1時間足で目立った高値まで伸ばしていきます。

 

では、その後の動きを見てみましょう。

 

損切りになってしまいました(笑)

エントリー後はいい感じで上がったのですが、
利食いに届く前に反転してしまいました。

ちょっと欲張り過ぎましたかね。

 

それでは、
ここからのトレード戦略も立てていきましょう。

まず、現在の状態が以下のようになっています。

 

この位置だとかなり微妙なので、
何もできない状態です。

直近の安値で反発してから
買いを狙う戦略もあるのですが、
この位置まで結構強い勢いで下がる事になると思います。

 

そうなると、
買いが入りづらくなるので、
ここでの買いは見送ります。

 

次に考えられるのが、
直近の安値を
しっかり下へ抜けた後の戻り売りです。

 

直近の安値をしっかり抜ければ、
はっきりとした下落トレンドになるので、
売りも入りやすくなります。

もう1つは、
直近の安値を下へ抜けた後の
押し安値付近での戻り売りです。

 

押し安値付近では、
何度も反応した形跡があるので、
ここが意識されて、
売りが入ってくる可能性が高いからです。

 

よって、
この2つのトレード戦略をメインに
考えながら、
その後の動きを見てみましょう。

 

直近の安値を下へ抜けて、
レートが戻ってきました。

ここは先程戦略を立てた
戻り売りポイントなのですが、
私からすると、
直近の流れに対して、
戻りが浅すぎるんですよね。

 

これだと、戻り売りが入らずに
上がってくる事の方が多いので、
この場所での売りは見送ります。

それでは、もう少しローソク足を進めてみましょう。

 

今度は押し安値付近まで戻ってきました。

これだと、全体の流れを見ると、
はっきりした下落トレンドを作っている上に、
意識されそうな場所までしっかり戻ってきたので、
戻りの深さも申し分ありません。

 

では、エントリーポイントを探る為に、
5分足に変えて現在の状況を見ていきます。

5分足

 

5分足で見ると、
一方的に上がってきているので、
上昇の力が強い状態です。

ここから下がったとしても、
押し目買いが入ってくる可能性があるので、
まだエントリーはせずに様子見をします。

 

では、ローソク足を少し進めてみます。

 

押し目も作らずに更に上がっていきました。

これは買いの力が少し強いので、
せめてこの位置で少し揉み合って
上へ行けない状態になってから
エントリーを狙いたいところです。

 

それでは、
もう少しローソク足を進めてみましょう。

 

揉み合い始めて上へ行けなくなってきました。

この場所が相場参加者に意識されている証拠です。

 

段々とエントリーが近づいてきた感じがあるので、
ここで1分足へ変えて、見ていきましょう。

1分足

 

1分足で見ると、
ダブルトップが出来ています。

この形を見ると、
上へ行けなくなってきたのが
はっきりとわかりますね。

 

ただ、まだわからないので、
もう少しローソク足を進めてみます。

 

大分いい感じになってきました。

直前の動きを見ても、
上がって高値を更新しようとしたけど、
失敗して下がってきました。

 

ここでエントリーをしてもいいのですが、
直前の流れの勢いが強いので、
もう少し我慢して様子見をします。

では、この後の動きを見てみましょう。

 

急に上がってきてしまいましたね。

これだと、このまま上がって、
高値を更新する可能性があるので、
売りは見送って、
その後の動きを見てみましょう。

 

結局高値を更新せずに下がってきました。

ここでエントリーをしてもいいのですが、
よく見ると逆三尊ができそうです。

 

これだとまだ上昇する可能性があるので、
イライラしますが我慢です。

この状態から入るとしたら、
ここから上がれずに逆三尊の失敗になってからです。

では、ローソク足をもう少し進めてみます。

 

逆三尊を作るのに失敗して下落し始めています。

これであれば、
ここから下がる可能性がそれなりに出てきたので、
次のローソク足で売りエントリーができます。

 

この時の損切り位置は、
直近の高値を上へ抜けた場所になります。

 

ここを上へ抜けると、
短期足で上昇トレンドが継続になるので、
更に上がっていく可能性があるからです。

 

そして、利食い位置ですが、
これは1時間足の直近の安値に設定します。

1時間足

 

1時間足で見ると、
はっきりした波を作っているので、
直近の安値を下へ抜けてもおかしくありません。

 

でも、私の場合は、
利益を取り逃すのに苦痛を感じるタイプなので、
目立った場所に来たら利食いをしちゃいます。

それでは、その後の動きを見てみましょう。

 

直近の安値を下へ抜けて、
大きく下がっていきましたね。

こういうのを見ると、

「伸ばせばよかった」

って思いますよね(笑)

 

以上が、トレード戦略を立てて、
エントリーから決済をするまでの
流れの解説になります。

 

どうでしたか?

トレード戦略を立てると聞くと、
何か難しい事をするイメージがありますが、
実際に見てみると、
いたって普通だったと思います。

 

でも、こんなシンプルな方法であっても、
前もって戦略を考えておけば、
焦らなくて済むし、
精度の高いトレードもできます。

 

その代わり、
複数の時間足を使って
トレードをするような場合は、
上位足と下位足を上手くシンクロさせる、
マルチタイムフレーム分析が必要になります。

これが上手くできないと、
混乱してしまい、
トレードミスが増えるので、
この点は注意が必要になります。

 

もし、この分析方法について、
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。

 

 

トレード戦略を立てる際に必要な力は?

上記では、
私なりのトレード戦略の立て方を
お伝えしてきました。

しかし、トレード戦略とはいえ、
特に難しいことはなかったと思います。

 

なぜなら、トレード戦略とはいえ、

・全体の流れを見る力
・水平線を引く力

といった、基本的な力だけで
十分立てることができるからです。

 

もし、あなたがFX歴が1年以上あるなら、
勝つ為のチャート分析と
トレード戦略を立てる力は十分あるので、
あとは訓練を積むだけです。

数をこなしていけば、
自然とできるようになるので、
今のまま、FXを頑張っていただければと思います。

 

それでも、トレンドの確認方法や
水平線の引き方に迷う場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。

FXの効果的な勉強方法とは?まずやるべき事は環境認識から!

FXで水平線の引き方はシンプルに6本引くだけで十分!

 

まとめ

今回は、トレードをする前の
チャート分析と戦略の立て方について
解説をしてきました。

 

トレード前に、
あらかじめ戦略を立てておくことで、
落ち着いてトレードが出来るようになります。

落ち着いてトレードができれば、
ミスが減って勝率も上がります。

その為、もしあなたが、
トレード前に戦略を立てていないなら、
是非、この事にも挑戦してみてください。

 

戦略の立て方がわかったら、
次は細かいエントリーポイントを
判断できるようになりたくありませんか?

もしそう思う場合は、
以下の記事も読んでみてください。
デイトレで1分足を使ってピンポイントでエントリーする方法!

 

もしくは、短期トレードのやり方や、
注意点等をもう少し知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで短期トレードをする際のチャートの読み方のコツは?

 

 


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