FXでエントリー直後に逆行される4つの理由とその対策法

 

自分がエントリーすると、
なぜかすぐに逆行する。

こんな事に悩まされていませんか?

 

過去の私も
これに悩まされていました。

 

トレードに絶対はないので、

「エントリー後にすぐ逆行する」

というのは、
ある程度仕方のないことです。

 

ただ、あまりにも多い場合は、
何かしらの原因があったりします。

そこで今回は、私の経験から
エントリー後に逆行しやすい4つの理由と
その対策方法についてお伝えしていきます。

 

動画で見る場合は以下で見れます。

 

上位足の流れと反対にエントリー

エントリー後に逆行しやすい理由の1つに、

“上位足の流れと反対にエントリーをしている”

というのがあります。

 

例えば、昔の私はデイトレードをしている時に
5分足を基準にしてエントリーをしていたのですが、
以下の画像の黄色マルのような位置で
エントリーをしてよく損切りになっていました。

 

エントリーの仕方としては、
上昇トレンド中の押し目買いなので
悪くないですよね。

 

でもこれを1時間足で見てみると、
以下のような位置で
エントリーをしていました。

 

思いっきり下落トレンド中で
戻り売りが入りやすい場所で
買いエントリーをしていたのです。

 

FXは時間軸が大きくなるほど、
相場参加者が増えていきます。

ということは、
5分足よりも1時間足を見て
トレードをする人の方が多いので、
チャートは1時間足の流れに沿って
動きやすくなります。

 

エントリー後すぐに逆行される場合、
上位足の流れが頭に入っていなくて、
下位足の流れだけで
エントリーをしている事が多いです。

 

もしくは、
上位足の流れは頭に入っていたけど、
下位足でエントリーができそうな形を見た途端に、
上位足の流れが頭から飛んで
ついエントリーをしてしまう事も多いです。

 

このような場合、
上位足の流れを必ず見てから
トレードをする癖をつけましょう。

しかしそうは言っても、
FX歴が1年以上ある人なら、
こんな事はすでに分かっている事が多いです。

 

わかっているのにできないから
エントリー後に即逆行されて
悩んでいるわけです。

実際に昔の私もそうでした。

そんな時に私がやってみて、
効果的だった方法が2つありました。

 

エントリーの時間軸に付箋を貼る

1つ目がエントリーする時間軸のチャートに
付箋を貼ることでした。

「なにそれ、そんなの本当に意味あるの?」

って思いましたよね。

 

原始的な方法ですが、
私にはかなり効果がありました。

例えば、
トレードをする時のチャート画面って
以下のような感じで
1枚の画面に複数の時間軸の
チャートを表示させていると思います。

 

この状態で、
自分がエントリーする時間軸のチャートの真ん中に
パソコン用の付箋ソフトを使って

「1時間のトレンド確認!」

みたいに書き込んで貼り付けるのです。

 

これをやることで、
エントリーする時間軸で
いい形が出て入ろうと思っても
付箋が目に入ってくるので、
一旦一呼吸置けます。

 

そして、
上位足のチャートの確認ができるので、
ここでもし上位足の流れが
エントリーする時間軸とは逆だったら、

「今は入る場面じゃない」

といった判断ができます。

 

この事がエントリー後の即逆行と
余計な負けを防いでくれました。

 

因みに、付箋を貼る位置は
チャートのど真ん中など、
邪魔になるような場所がベストです。

 

邪魔になるって事は、
嫌でも目に入ってくるので、
エントリーをしようとしたら
必ず付箋を見る事になります。

これが上位足と逆方向への
エントリーを防いでくれます。

 

また、付箋ソフトに関しては
何を使ってもいいです。

ネットで探せばいくらでも
無料で使えるものが出てくるので、
自分が使いやすそうなものを選べばOKです。

 

チャートの配置を変える

次に効果があったのが、
チャートの配置を変えることでした。

 

例えば、1つの画面に
チャートを複数表示させる時って、
多くの人達が左側から下位足を表示させて、
右下に上位足を表示させています。

 

この並びは無意識にやっている人が多いのですが、
なぜこの並びになりやすいのかというと、
Zの法則と言って、
人が文字を読む時は左上から右下へ向かって
読む傾向があるという法則です。

 

しかも、このZの法則は
横書きのものが均等に配置されている時に
特に起きやすいと言われているので、
FXのチャートは正にそれが当てはまりますよね。

 

上位足の流れがわかっていたのに
それが頭から飛んで
エントリーをして即逆行されていた時の私は
この法則の餌食になっていました。

 

私もエントリーをする時間軸を左上にして
チャートを並べていたのですが、
毎回チャートを見る時って
必ず左上から見ていました。

だから、エントリーする時間軸で
いい形が出ると、
急に戦闘モードになって
その部分だけを見てしまうんです。

 

そしてタイミングが来たら
エントリーをするんですけど、
すぐに逆行されて損切りになっていました。

 

そこで損切り後に上位足を見てみると、

「あ、流れとは逆にトレードしてるじゃん!」

みたいな事が頻繁に起きていました。

 

この癖をなんとか治す為に、
上位足の流れから見る癖がつくまでは、
左上から上位足を配置していきました。

 

この配置にする事で、
毎回必ず最初に目に入るのが
上位足の時間軸だったので、
嫌でも全体の流れを確認する事から始まっていました。

 

これをやり続けることで、
自然と全体の流れから
チャートを確認する癖がついていきました。

そのお陰で、
トレンドとは逆方向へエントリーをして
すぐに逆行されてしまう事が大きく減りました。

 

だから、もしあなたが、
トレンドとは逆の方向に入ってしまい、
エントリー後に即逆行されている事が多いなら、
今回紹介した2つの内どちらかを試してみると
余計な負けが減るかもしれませんね。

 

見るべき時間軸の組み合わせは?

エントリー後すぐに逆行される場合、
上位足の流れを最初に確認する癖をつける事が大切です。

 

しかし、そうは言われても、

「上位足と下位足ってどの時間軸にすればいいの?」

なんて思ったかもしれません。

 

ここに関しては、
トレードスタイルにもよるのですが、
私の経験上だと、
エントリーする時間軸を下位足とすると、
その2つ上の時間軸を上位足にすれば
大きく外す事はないです。

 

例えば、自分のトレードスタイルが
デイトレードで、
エントリーをする時間軸が5分足なら、
上位足は1時間足になります。

 

スキャルピングをするのであれば、
エントリーする時間軸が1分足になると思うので、
上位足は15分足になります。

 

じゃあ、

「なんで2つ上の時間軸なの?」

って思ったかもしれません。

 

この理由としては、
2つぐらい時間軸をずらした時点から
チャートの見え方が変わってくるからです。

 

例えば、以下のチャートは1時間足になります。

 

このチャートを見ると、
明らかに下落トレンドなのがわかりますよね。

では次に、その1つ下の時間軸の
15分足を見てみると以下のようになります。

 

15分足で見ても、
まだ下落トレンドなのがわかりますよね。

それでは次に5分足を見てみると、
以下のようになります。

 

5分足になると上昇トレンドになっていますよね。

時間軸を2つ変えると、
こんな感じで見える景色が急に変わってきます。

 

ということは、全体の流れと逆方向へ
エントリーをしてしまう境目になりやすいのも
このタイミングになります。

 

その為、上位足と下位足の組み合わせは
エントリーをする時間軸と、
その2つ上の時間軸にするのがいいと
私は考えています。

 

この組み合わせを確認した上で、
より広い視点でチャートを確認したいなら
3つ以上上の時間軸を見てもいいです。

逆により細かいエントリーをしたいなら、
もう1つ下の時間軸を見てもいいです。

 

因みに、30分足に関しては、
1時間足と15分足の中間に位置していて、
どちらの時間軸の特徴を持ち合わせています。

その為、私は30分足を
明確に1つの時間軸としてカウントしておらず、
5分足の2つ上の時間軸を1時間足としています。

 

とはいえ、
30分足が一番見やすいという人も当然いるので、
上位足や下位足として使うのでも全く問題ありません。

 

上位足と下位足を組み合わせたトレード例

それではついでなので、
上位足と下位足を組み合わせた
トレード例を簡単に紹介していきます。

 

例えば、デイトレードをするとして、
現在の1時間足が
以下のようになっているとしましょう。

 

現在の流れを見ると、
高値と安値を切り上げているので、
上昇トレンドになっています。

その為、買いたい人の方が多い状態なので、
買いでのトレードを狙っていくと
勝率が高くなる場面です。

 

しかも、押し目買いができそうな位置まで
レートが落ちてきている状態です。

ここから、
エントリーが狙えそうなので、
5分足に変えて見てみると、
以下のようになっていました。

 

思いっきり下落トレンドですね。

しかも下落の勢いが強いです。

 

こういう場面を見た途端、
上位足の流れと逆のトレードをしてしまい、
エントリー後にすぐ逆行されやすくなるので
注意しましょう。

あくまでも狙うのは
上位足に沿ったトレードになります。

 

よって、ここで売りは考えずに、
買いを考えていくのですが、
この時に重要なのが、
下位足でも上昇の流れが出始めるまで
しっかり待つことです。

上昇の流れが出る前にエントリーをすると、
全体の流れに沿ったトレードをしたとしても、
すぐに逆行されて損切りになりやすくなります。

 

ということで、
5分足で上昇の流れが出始めるとしたら、
最低限、戻り高値を上へ抜けることです。

 

ここを上へ抜ける事で、
短期的に逆張りで売っていた人達が、

「あ、トレンドの転換が起きたかも」
「全体の流れは上昇トレンドだし、
そろそろ逃げておかないと危ないな」

と考えて、売りポジションを決済し始めます。

 

売りの決済は反対売買の買いになるので、
これが上昇する力になります。

 

更に、買いを狙っていた人達も

「トレンドの転換が起きた」
「じゃあここから上がっていきそうだな」

と考えるので、
買いでエントリーをし始めます。

 

この2つの行動によって、
レートが上昇しやすい状況になります。

では、この後の動きを見てみましょう。

 

少し抜けが甘いですが、
ローソク足の実体で戻り高値を
上へ抜けているので、
5分足でもトレンド転換をしました。

 

この形が出る事で、
上位足と下位足両方で
上昇トレンドとなりました。

そうなると、
逆張りで売っていた人達が
決済をして逃げてくる上に、
上位足でトレードをする人達と
下位足でトレードをする人達の目線が
買いへ揃ったことになります。

 

このような状態になると、
レートが下がりにくくなるので、
エントリーをしていくと
すぐに逆行される事が大きく減ります。

 

では、この後の動きを見てみましょう。

 

戻り高値を上へ抜けた後は
あまり下がらずに上昇していきました。

 

このように、
上位足と下位足の流れが揃ってから
エントリーをしていくと、
狙っていた方向へ伸びてくれる事が多くなります。

 

因みに、エントリーの仕方ですが、
戻り高値を上へ抜けた直後でもいいですし、
もっとしっかり上へ抜けた後の
押し目買いでもいいです。

 

しっかり上へ抜けた方が、
誰が見ても戻り高値を抜けた事を
認識できるので、
私はしっかり抜けた後の押し目買いを
していくタイプです。

 

また、この時の損切りですが、
直近の安値を下へ抜けた場所になります。

 

1時間足で見ると、
以下のような位置になります。

 

この位置を下へ抜けると、
短期での下落トレンドが継続するので、
更に下がっていく可能性が高くなるからです。

 

利食いに関しては、
直近のレジスタンスとなりそうな場所を
一旦の利食いの目途にすればOKです。

 

もし利益を伸ばしたければ、
更にその上の高値を狙ってもいいです。

 

では、この後の動きを見てみましょう。

 

どこを選んでも利食いができましたね。

このようにトレードをしていけば、
エントリー後の即逆行を
大きく減らす事ができます。

 

その為、上位足と下位足の流れが
逆の状態でエントリーをして
即逆行されているような場合は、
この方法を試してみると
上手くいく確率が上がると思います。

 

因みに、この方法は
マルチタイムフレーム分析になるので、
少し慣れが必要になります。

もし、この分析方法について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで複数の時間足チャートをシンクロさせてトレードする方法

 

目立った高値や安値付近でのエントリー

エントリー後に即逆行する場合、
次に考えられるのが、
目立った高値や安値付近で
エントリーをしているというのがあります。

 

例えば、1時間足などの上位足で
以下のような位置で売っているような感じです。

 

要するに、反発する可能性が高い、
目立った安値で売っているような場面です。

 

こういうのって、
出来上がったチャートを後から見ると、

「こんな位置で売らないでしょ」

とかって思うのですが、
実際にその場所になってみると、

「ここから下がるだろうな」

なんて感じてしまい、
エントリーをする事が多いです。

 

例えば実際は、
この位置を5分足で見てみると
以下のようになっています。

 

この場面を見ると、
ここからブレイクして下がりそうに見えますよね。

しかも1時間足だと下落トレンドになっているので、
尚更、ここから下がると考えやすくなります。

 

ただし現実は
反発しやすい目立った安値で売っているので、
エントリーをしてもすぐに逆行されてしまいます。

 

こういうエントリーは、
全体の流れが正しく読めているけど、
エントリータイミングが上手く合わない時に
起きやすくなります。

 

昔の私がよくこのエントリーをして
即逆行されて損切りになっていたのですが、
全体の流れが正しく読めていると、

「ここから下がっていくだろうな」

っていうのがある程度見えているんです。

 

でも、
上手くエントリータイミングが合わせられなくて
どんどん下がっていくのを見ている内に

「利益を取り逃しちゃう」

っていう気持ちが強くなって
一気に視野が狭くなっていきます。

 

このせいで、
目立った安値が近くにある事に気付かず、
遅すぎるエントリーをして
すぐに逆行されていました。

 

しかもこういう時って、
上位足にちゃんと水平線を
引いていない事も多かったです。

 

だから、反発しやすい場所に余計気付かずに
エントリーをして即逆行されていました。

この主な解決策としては、
まずは水平線をしっかり引くことでした。

 

面倒くさがらずに
水平線をちゃんと引いておくだけでも
視野が狭くなって
エントリーをしようとした時に
その水平線が目に入ってくるので、
一旦我慢することができました。

 

特に1時間足など、大きな時間軸では
目立った安値や高値が意識されて
反発をしやすいので、
そういう場所には必ず引くようにしました。

関連記事:FXで水平線の引き方はシンプルに6本引くだけで十分!

 

あとはあらかじめ、

「チャートが伸びきった場所でエントリーをしない」

というルールを作っておくだけでも
私にはかなり効果がありました。

 

もしエントリー後にすぐ逆行されて
損切りになる事が多い場合は、
目立った高値や安値付近で
エントリーをしていないかも確認してみてください。

 

反発しづらいレートの戻り方でエントリー

これは押し目買いや
戻り売りをする時に起きやすいのですが、
レートの戻り方によっても、
エントリー後にすぐ逆行される場面があります。

 

例えば、下記のチャート画像では
サポートラインまでレートが来ても、
あまり反発をせずに下落しています。

 

この理由としては、
サポートラインに来るまでの戻り方を見ると、
高値と安値を切り下げながら
下落トレンドになって戻ってきていますよね。

 

こういう戻り方をすると、
買いを狙っている人達は、

「短期的に下落トレンドだな」
「このまま下がるかもしれないから
一旦買うのは止めておこう」

と判断して買いをあまり入れてきません。

 

また、上の方から逆張りで売っている人達も、

「短期的に下落トレンドになっているからまだ下がるかも」
「じゃあまだ利食いせずに利益を伸ばそう」

と考えるので、
売りポジションの決済をあまりしてきません。

 

この2つの思惑によって、
サポートラインまでレートが戻ってきても
反発しづらくなります。

 

このような状態でエントリーをしても
すぐに逆行されることが多いです。

 

こういう場合は、
サポートライン付近でしばらくもみ合って
下へ行けない動きを見せるか、
短期でもトレンド転換をしたら
エントリーをしていくと
すぐに逆行される確率がかなり低くなります。

 

その為、押し目買いや戻り売りをしていて
すぐに逆行される場合は、
エントリーポイントまでのレートの戻り方も
確認してみてください。

もし、この事について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も参考にしてみてください。
反転しやすい押し目と反転しにくい押し目の形とは?

 

反発根拠が少ない場所でエントリー

エントリー根拠が少ない時も
エントリー後すぐに逆行されやすいです。

 

例えば、以下のチャートの黄色マルでは
レートが反発して上昇しています。

 

この時の状況をチェックしてみると、

・上昇トレンド
・サポートラインが引ける
・フィボナッチ50

といったように、
反発する根拠が3つあります。

 

更にここにMAも加えると、
MAでも反発をしています。

 

こうなると、

・上昇トレンドで買ってくる人
・サポートラインで買ってくる人
・フィボナッチで買ってくる人
・MAで買ってくる人

といったように、
各根拠で買ってくる人が
同じ場所に一斉に集まってくるので
反発する確率が上がります。

 

エントリー後すぐに逆行される場合、
反発する根拠が少ない場所で
エントリーしている事も多いです。

ですから、
エントリー後の即逆行が多い時は
この根拠数もチェックしてみてください。

 

因みに、私の経験上では、
根拠数は3~4つあれば、
すぐに逆行される確率がかなり減るので、
このぐらいの数を目安にして
エントリーをしていくのもアリです。

 

逆にこれより多くの根拠を求めると、
全てが揃う確率が低くなっていくので
エントリー回数が減ってしまいます。

そうなると、
逆にチャンスを逃しやすくなるので、
大体3~4つぐらいがちょうどいいです。

 

まとめ

今回は、エントリー直後に
逆行される4つの理由と
その対策についてお伝えしてきました。

 

再度まとめると、

・上位足の流れと反対にエントリー
・目立った高値や安値付近でのエントリー
・反発しづらいレートの戻り方でエントリー
・反発根拠が少ない場所でエントリー

といった事が原因で、
エントリー後の即逆行が
起きている可能性があります。

 

その為、エントリー後に
すぐ逆行する場面が多い場合は、
これらの事をチェックしてみてください。

そうすれば、あなたのトレードに
より磨きがかかるかもしれませんね。

 


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