FXのトレードでは、
トレンド転換を
上手く利用できるかどうかで
エントリーの精度や
利益の伸び方が変わってきます。
ただ、実際のトレードとなると、
転換のサインや
どういう形になったら
エントリーをすればいいのか
わからない事もあると思います。
そこで今回は、
FXでのトレンド転換の見極め方や
勝ちにつながるエントリー方法などを
お伝えしていきます。
トレンド転換のサインを掴む基本の考え方
まずはトレンド転換の基本の形から
簡単に紹介していきます。
ここを抑えておくだけでも
十分勝てるトレードができるし、
むしろ転換を狙うトレードをするなら
基本の形を使うことがほとんどです。
例えば、上昇トレンドから
下落トレンドへ転換する時のサインは
押し安値を下へ抜けたらです。
押し安値を下へ抜けると
大多数の相場参加者が
トレンドが転換したと判断してくるので、
売りを狙っていきます。
エントリーの仕方としては、
押し安値をしっかり抜けた後の
戻り売りです。
また、以下のチャート画像のように
押し安値でピッタリ反転せずに
少し上へ抜けてから
反転していくこともあります。
こういう場合、
フィボナッチの50~61.8で
戻りが入って下がる事が
けっこう多いです。
今回の場面だと
フィボナッチの61.8まで戻ってから
下落をしています。
ですから、もし押し安値で
トレンドの転換を狙ってトレードをしても
負けるようなことが多い場合は、
フィボナッチの50~61.8まで戻ったら
売りを狙ってみるといいかもしれません。
では次に下落トレンドから
上昇トレンドへ転換する時のサインですが、
これは戻り高値をしっかり上へ抜けてからです。
ここをしっかり上へ抜けることで、
多くの相場参加者が
上昇トレンドへ転換したと判断するので、
買いを狙っていきます。
エントリーの仕方としては、
戻り高値での押し目買いがセオリーです。
ただし、
下落トレンドへの転換の時と同じように、
戻り高値でピッタリ反応しない場合もあります。
こういう場合も、
フィボナッチの50~61.8を基準に
エントリーを狙っていくのがいいです。
今回の場面だと
フィボナッチ50の位置で
反転上昇していきました。
このように、
トレンド転換を狙うトレードでは、
まずはこれらの基本の形を
正確に使いこなすことが大切です。
私自身も、
この形を軸にトレードしていますが、
シンプルで再現性が高く、
何の問題もなく勝てています。
チャートパターンを使ったトレンド転換
トレンド転換を狙うなら
基本の形でトレードをしていくのが
一番多いのですが、
チャートパターンを使って
トレードをすることもできます。
その中でも、
私が特に気に入っているのが
・ダブルボトム、ダブルトップ
・逆三尊、三尊
これらのパターンを使って
トレードをする方法です。
例えば、
ダブルボトムを使う場合は、
以下のチャート画像の
黄色マルでエントリーします。
これを見ると、
ダブルボトムのネックで買うという、
セオリー通りのエントリーですよね。
「こんなので本当に勝てるの?」
なんて思ったかもしれませんが、
チャートが作られる流れを見ていくと
この形でも勝てる理由がわかります。
まず、左側からチャートを見ていくと
下落トレンドになっていますよね。
つまり、売りの力が強い証拠です。
売りの力が強いという事は、
仮にレートが反発をすると、
「戻り売りのチャンスだ!」
と多くの相場参加者が判断をして
売りでエントリーをしてきます。
そして、
売りポジションを持った人達は
このまま下がって
安値更新すると考えています。
しかし、
ここで安値の更新に失敗して
ダブルボトムを作ると、
「あれ?下げの力が弱い?」
「ダブルボトムも作ったし・・・」
「逃げないとヤバいかも」
と不安になって決済をしてきます。
この時に売りの決済は
反対売買の買いになるので、
レートが上がる要因になります。
更にこれに加えて、
ダブルボトムが出来る事で、
今度は逆張りで買いを狙っていた人達が、
「あ、ダブルボトムができた」
「じゃあ、ここから反転するかも」
と考えて、
買いでエントリーをしてきます。
よって、
売りの決済と新規の買いによって
レートが上昇していきます。
こうなると今度は、
はっきりとダブルボトムが出来た事で、
多くの相場参加者が、
「ネックまで戻ってきたら買おう」
と考えるので、
ネックまでレートが戻ってくると
押し目買いが入ってきます。
これによって、
レートが上昇していくのです。
このように、
セオリー通りの形であっても、
それが作られる理由を読み解いていけば、
なぜそこでのエントリーが勝ちやすいのか
理解できると思います。
ダブルトップに関しても、
ダブルボトムの原理を逆にしただけで、
理屈は同じです。
高値を更新しようとしたけど
失敗したことで、
買っていた人達の決済が出て、
新規の売りが入ってくることで、
流れが下落へと変わっていきます。
因みに、
トレンドの転換を狙う時は
押し安値や戻り高値を
抜けた状態がベストです。
押し安値や戻り高値を抜けると、
トレンドの転換が起きたと
認識できる上に、
反転のサインを示す
チャートパターンも出れば、
信頼性が物凄くアップするからです。
また、三尊や逆三尊の時も同じです。
ネックでの戻り売りや
押し目買いをすると
効果的なトレードができます。
特に三尊や逆三尊の場合は、
ネックでのエントリーをすると
押し安値や戻り高値を
すでに抜けた状態で
トレードをすることになります。
つまり、トレンドの転換が
起きたのを確認してからの
エントリーになるので
勝率がよりアップします。
そのため、私の場合は、
この形が出た時は
必ずと言っていいほど
エントリーを狙っていきます。
このように、
チャートパターンを利用することでも、
トレンド転換を狙った
効果的なトレードができます。
因みに、
三尊や逆三尊ができる仕組みは
説明が長くなってしまうので、
省略したのですが、
もし詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒FXで基本的なチャートパターンが作られる心理を解説します
トレンド転換の初動を狙う方法
では次に、
もう1つのトレード方法として、
トレンド転換の初動を狙う
エントリー方法を紹介します。
これはトレンド転換をする前に
転換の兆しを読み取って
トレードをしていく方法です。
私の中では
主に2つのパターンがあります。
トリプルトップとトリプルボトムでエントリー
これはトリプルトップと
トリプルボトムの3つ目の山で
転換を狙うエントリー方法です。
例えば、
以下のチャート画像の
黄色マルで売りエントリーをする感じです。
これはトリプルトップの
3つ目の山で下がり出したところを
売っていくエントリー方法です。
なぜここで売るのかというと、
3回も同じ高値を試しているのに
そこで高値更新をしないということは
買いの力がなくなってきている証拠だからです。
しかも、
これまで上昇トレンドであったことから
買いポジションも溜まっている状態です。
このような状態で
3回目の高値更新に挑戦して失敗すると、
買いポジションを持っている人達は
「3回も高値を試したのに超えられない」
「つまり上昇の力がもうないのかも」
と考え出して決済をしてきます。
この決済によってレートが下がると、
更にこの思惑が働き出して、
よりレートが下がりやすくなります。
トリプルトップの3つ目の山で売るのは
こういう相場参加者の心理を
逆手に取ったトレード方法になります。
因みに、エントリー方法に関しては
どんな方法でもいいのですが、
私の場合は、
直前の流れで上昇トレンドを作っていて、
そこでトレンドの転換が起きてからです。
例えば、今回の場面だと
直前の動きを見ると
上昇トレンドを作っています。
そして、その後の動きを見ると、
押し安値を下へ抜けていますよね。
ここを下へ抜けたのを確認してから
売りでエントリーをしていきます。
そうすれば、
小さい流れでトレンドの転換が起きているので、
適当に入るよりも勝率が高くなります。
もしくは、
押し安値を一旦下抜けした後の
戻り売りでもいいです。
このように、
トリプルトップの3つ目の山で
エントリーをしていくことで、
大きな流れで
トレンドの転換が起きてから入るよりも
早くトレードができます。
トリプルボトムの時も同じです。
3回安値更新を試して失敗したことで、
売りポジションを持っていた人達が
不安になって一気に決済をしてきます。
その時に直前の下落の流れから
戻り高値を抜けた時か、
抜けた後の戻りで
エントリーをしていきます。
しかも今回の場面だと
大きな流れでの戻り高値まで
ものすごく距離があります。
ここを抜けるまで待っていると
その間は全くトレードができないので、
そういう点から見ても、
この転換の予兆を読み取って
エントリーする方法は
身に付ければ大きな武器になります。
ただし、このエントリー方法は
チャートを丁寧に読んでいく必要があるので、
かなり難易度が高いです。
トリプルトップやトリプルボトムを
どの形までトリプルと見るかや、
3つ目の山を作った後の動きも
キレイな押し安値や戻り高値を
毎回必ず作るわけでもありません。
ですから、
紹介しておいて言うのもなんですが、
無理に血眼になって狙う必要はありません。
自分のトレード結果が安定してきて、
トレードの幅を広げたいとなった時に
まずは検証から試していくのがいいと思います。
三尊と逆三尊の右肩でエントリー
これはトリプルトップや
トリプルボトムと似ているし、
さきほど紹介した
チャートパターンでもあるのですが、
三尊と逆三尊の右肩でのエントリーも
転換する前のトレードとしては効果的です。
例えば、三尊の右肩で売る場合は、
以下のチャート画像の
黄色ラインでエントリーです。
ものすごく単純なエントリーですよね。
でもこの方法もかなり使えるので
私は気に入って使っています。
逆三尊の時も同じです。
下落の流れから
逆三尊の右肩で入っていくと
トレンドの転換が起きる前に
エントリーができます。
しかも、三尊や逆三尊だと、
左肩がレジスタンスや
サポートになることが多いです。
これがあることで、
相場参加者に意識されて
反転しやすくなります。
また、誰もが知るような
チャートパターンでもあるので、
多くの相場参加者が見つけやすいのも
反転する確率を上げてくれます。
あとは押し安値や
戻り高値を抜けた後の
三尊や逆三尊の右肩も
効果的なエントリーになります。
例えば、逆三尊の場合だと、
以下のチャート画像の黄色ラインで
買いエントリーをするイメージです。
この状況を見ると、
逆三尊を作る前に、
戻り高値を上へ抜けていますよね。
ということは、
トレンドの転換が起きているので、
相場参加者の目線が
買い目線に変わっています。
それに加えて、
逆三尊のチャートパターンと、
左肩がサポートになるので、
反転する確率がより高くなります。
三尊と逆三尊を使うと
こういったトレードができるので、
普段の転換よりも
早いエントリーや
いいレートでエントリーをしたい場合は、
まずはこの方法で狙うのがおすすめです。
それに、普段から見慣れている
チャートパターンなので、
トリプルトップやトリプルボトムよりも
見つけやすいしやりやすいです。
私も三尊と逆三尊は
かなり頻繁に使うので、
このトレード方法を
気に入って使っています。
トレンドラインの転換はどうなの?
トレンド転換のトレードをする時に
トレンドラインをメインにして
転換を狙う方法もありますよね。
例えば、上昇トレンドの状態から
売りを狙うのであれば、
以下のチャート画像の
黄色マルで売るような感じです。
もちろんこの方法でも
普通に勝つことはできますが、
私の場合は使わないです。
正確に言うと
チャートをメインで
トレードをする私には
なんか使いづらくて、
色々と試してみたのですが、
上手く使いこなせなかったからです。
トレンドラインを使って
転換を狙う時って、
けっこうダマシが多いんですよね。
例えば、以下のチャート画像で
トレンドラインを引いて
ラインブレイクで売りエントリーをしても
逆行されています。
これはなぜかというと、
トレンドラインを下へ抜けても、
チャート上だと
押し安値を下へ抜けていないからです。
そのため、
まだトレンドの転換をしていなくて、
相場参加者の目線も買いのままなので、
売っても負ける確率の方が高くなります。
あとはトレンドラインを引くと
角度が急になったり、
引き直しなどしている内に
よくわからなくなったりしたので、
私には使いづらかったです。
あとから出来上がったチャートを見れば、
使えそうに思えるのですが、
実際に未来が見えない状態で使っていると
混乱することがありました。
こういう事が続いたので、
それだったらチャートの動きを
メインに見ていった方が
私は勝率が高くなったので、
転換を狙うトレードには
トレンドラインを使わなくなりました。
ただ、もう一度言っておきますが、
トレンドラインを使っても
転換を狙うトレードは普通にできます。
実際にトレンドラインを使って
上手くトレードをしている人も
大勢いますから。
単に私には
合わなかったというだけです。
トレンド転換はどの時間軸で狙うのが効果的?
ここまで、
トレンド転換を狙う時の
エントリー方法について
色々と紹介してきました。
しかし、この紹介の中で、
「入り方はわかったけど、
どの時間軸で使うのが効果的なの?」
といった疑問が沸いたかもしれません。
ここに関しては、
自分がいつも使っている
上位足を基準すればいいと思います。
例えば、私であれば、
今は上位足が1時間足をメインにした
15分足のデイトレードをしています。
そのため、
転換のサインは1時間足で出てから
エントリーを狙っていきます。
つまり、1時間足で
押し安値や戻り高値を抜けたり、
三尊や逆三尊などの
チャートパターンが出たら、
15分足や5分足などの下位足に落として
エントリータイミングを計っていく感じです。

一方でもっと短期のトレードをしていた時は
15分足を上位足にして、
そこで転換を狙える形が出たら
1分足でエントリータイミングを計って
トレードをしていました。
このように、
チャートの読み方は
どの時間軸でも同じなので、
自分がトレードをする時に
使っている上位足で転換の形が出たら
エントリーを狙っていくので大丈夫です。
ただ、効き目が一番強いのは、
1時間足以上で
誰もがわかるような
ハッキリした形が出た時です。
なぜなら、1時間足以上になると、
相場参加者が一気に増えるからです。
またそこに加えて、
誰もが見つけられるような
ハッキリした形が出れば、
それだけ多くの相場参加者が
一斉に同じアクションを起こすので、
狙っていた方向へ動きやすくなります。
ですから、
より勝率を上げたいような場合は、
1時間足以上を基準にして
転換を狙っていくのがいいと思います。
私も転換を狙う時は
1時間足以上の時間軸で形が出たら
狙うようにしています。
まとめ
今回は、
トレンド転換を狙う時の
エントリー方法について
色々とお伝えしてきました。
転換のサインを見つけて、
上手くエントリーができれば、
利益を大きく取ることが可能です。
ただし、転換のサインは、
いつも同じ形で現れるわけではありません。
そのため、
チャートの形を覚えるだけではなく、
「なぜそこで反転するのか?」
という相場参加者の心理まで
意識して見ることが大切です。
そうすることで、
形を当てはめるトレードから、
チャートを読み解くトレードへと
変わっていきます。
もし、チャートを読み解くトレードを
していきたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
P.S. メルマガを始めました
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