FXで使う手法は時間帯別で使い分ける?勝てない時間帯はある?

 

FX相場では
時間帯によって、

・オセアニア市場
・アジア市場
・欧州市場
・ニューヨーク市場

といったように、
市場がわかれていて、
時間帯ごとに
動きが結構変わってきます。

 

そうなると、

「時間帯別に分けた
手法が必要なのかな?」

なんて思うかもしれませんが、
これはどうなのでしょうか?

 

今回は、このことについて、
私の考えをお伝えしていきます。

 

時間帯別に手法は分けた方がいい?

FXでは時間帯別に
値動きがけっこう変わってきます。

 

例えば、
簡単に時間帯の動きを説明すると、

朝9時からは
日本の株式市場が開くので、
10時半ぐらいまでは結構動く。

逆に11時ぐらいからは、
株式の前場が
終わる時間帯に入るので、
動きが一気に悪くなる。

 

そして株式が終わって、
欧州時間に入る
15時ぐらいの時間帯から、
動きが活発になる。

21時以降になると、
欧州時間に加えて、
ニューヨーク時間も始まるので、
更に動きが活発になる。

 

そして、24時以降になると、
欧州がクローズし始めて
段々と動きがなくなる。

といった感じの動きになります。

 

ということは、
時間帯別の動きに合わせた
手法を持っていれば、
状況に合わせたトレードがしやすいので、
かなり効果的だと思います。

よって、可能であれば、
時間帯別に手法を分けてあげると、
トレードがしやすくなるでしょう。

 

私も昔は、
自分の手法に対して、
時間帯別収支を出してみたら、

・負けやすい時間帯
・勝ちやすい時間帯

っていうのがあって
驚いた経験があります。

 

だから、その時には、

“この時間帯は逆張り手法”
“この時間帯は順張り手法”

みたいな感じで、
トレード手法を使い分けてました。

 

因みに、時間帯別の動きについて、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXには時間帯で動きに特徴が!その際のトレードの注意点とは?

 

FXで勝てない時間帯はあるの?

FXでは時間帯ごとに
市場が分かれていて、
平日は24時間、
トレードができるのですが、
勝てない時間帯があるのかというと、

「そんなことはない」

というのが私の答えです。

 

ぶっちゃけどんな時間帯であっても、
FXで勝つことは可能です。

その代わり、勝ちにくいというか、
トレードがやりづらい時間帯は存在します。

 

早朝のオセアニア市場はやりづらい

FXでは、どんな時間帯であっても、
勝てないという事はありません。

しかし、早朝のオセアニア市場では
勝ちにくいというか、
トレードがやりづらいです。

 

なぜなら、早朝というのは、
流動性がないので、
レートがあまり動かないからです。

 

FXでよく言われる言葉の1つに、

「トレーダーを殺すには刃物はいらない」
「ボラティリティをなくせばいい」

なんて事が言われます。

 

要するに値動きがなければ、
トレードができないので、
稼げずに生活ができなくなるわけです。

この事が早朝の時間帯で起きるので、
勝てないとまでは言わなくても、
勝ちづらいのが現状です。

 

また、早朝というのは、
流動性が低いことから、
突然意味もなく大きく動いたりします。

その為、この動きに巻き込まれて
逆に損をすることだってあります。

 

更にこれに加えて、
流動性が低いと、
スプレッドも広がっているので、
とにかくトレードがやりづらいです。

ですから、早朝の時間帯だと、
他の時間帯に比べて、
勝てない可能性は上がるので、
無理にトレードをする必要はありません。

 

早朝でも勝ちやすい場面がある?

たった今、早朝の時間帯は
トレードがやりづらいので、
他の時間と比べると
勝てない可能性が上がると
お伝えしました。

 

しかし、そう言った直後に
これを言うのもおかしな話ですが、
早朝でも勝ちやすい場面が
実は存在します。

それが月曜朝一に窓が開いた場面です。

 

窓は週末に何かニュースがあった時に
それが月曜朝一に反映されて開きます。

そして、開いた窓というのは、
開いた方向に埋めやすい傾向があります。

 

上記の画像であれば、
下に窓が開いているので、
上へ動いて窓を埋めていますよね。

このような場面で、
窓埋めを狙ってトレードをすると
勝ちやすくなります。

私も昔はこの窓埋めトレードで
かなり稼いだ事もあります。

 

しかし、月曜朝一というのは、
スプレッドが大きく広がる上に、
窓の開き具合によっても
勝ちやすさが変わってきます。

 

例えば、下に窓が50pips開けば、
仮にスプレッドが10になっても
40pips分の伸びしろがまだあるので
勝ちやすくなります。

逆に窓が20pipsしか開かないと
スプレッドが10開いたら
伸びしろは10pipsしかないので、
負けやすくなります。

 

また、昔は毎週大きな窓が
開いていたので、
かなり勝ちやすかったのですが、
今はあまり開かなくなりました。

その為、
窓埋めトレードを狙うというよりも、
“窓が開いていたらトレードする”
ぐらいの感覚になります。

関連記事:FXの窓埋めは失敗しやすい??いや、その逆ですよ!

 

FXで勝ちやすい時間帯はある?

基本的にFXでは、
どの時間帯であっても
勝てないという事はありません。

ただし、早朝の時間帯は
トレードがやりづらいです。

 

一方で、勝ちやすい時間帯というか、
トレードがやりやすい時間帯も
存在することは確かです。

それが、
欧州と米国市場の時間帯になります。

 

この時間帯は
夕方15時(冬時間で16時)から
夜中までの時間なのですが、
値動きが大きくなります。

やはり、金融市場の中心である、
欧米市場は相場参加者も多く、
活発に取引がされるので、
ボラティリティも高くなります。

 

よって、この時間帯をメインに
トレードをする場合は、
勝ちやすいと言ってもいいでしょう。

ただし、値動きが大きい分、
損もしやすい時間帯でもあるので、
損切りをしっかりやる必要があります。

 

経済指標の動きに注意

欧米時間というのは、
取引が活発になって
大きな値動きをしやすいのですが、
経済指標に注意が必要になります。

 

特に、雇用統計や
政策金利などは一瞬で大きく動くので、
大損する可能性も高くなります。

また、経済指標が発表される時間帯は
スプレッドも広がるので、
その時に手を出すと
勝てないことがほとんどです。

 

とはいえ、
経済指標で大きく動けば、
トレードチャンスでもあるので、
上手くトレードができれば、
けっこう美味しいです。

 

もし、経済指標での
トレード方法について
詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
FXの指標トレードで両建が儲かる!?落とし穴と安全な戦い方は?

FXの指標も大衆心理を使ってトレードができる

指標トレード実践記録(New)

 

まずは自分のトレード時間に合う手法を作ろう

FXでは時間帯別に動きが違うので、
その動きに合わせた手法を作れば、
効果的なトレードができるでしょう。

 

しかし、そうはいっても、
実際は1日中チャートに張り付いて
トレードをすることは難しいですよね。

だから、無理に時間帯別に
手法を分けなくてもいいです。

 

逆に手法を分けることに
こだわり過ぎると
色んな手法が混ざってしまい
優位性がない手法になったりします。

特にFXの場合、
上手くやろうとすればするほど
ドツボにハマって
迷走することが多くなりますから。

 

むしろ、
それよりも前にやるべきことは、
自分がいつもトレードする
時間帯の動きに合わせた
手法を作り上げることです。

要するに、
まずは自分のライフスタイルに合った
トレードを優先することです。

 

例えば、自分がトレードに使える時間が、
毎日19時~24時までなら、
その時間帯の値動きの特徴をつかんで、
手法を作っていくのです。

大体19時~24時までなら、
ボラティリティが高く、
トレンドが出やすい相場なので、
順張りの手法なんかが良いと思います。

 

逆に、午前中しか
トレード時間が取れない場合は、
ボラティリティが低く、
レンジになりやすい相場なので、
少し短期の逆張りの手法が
有効だと思います。

 

このように、
自分のトレードできる時間と、
その時間帯の動きに合わせた
手法を作ることで、
より効果的なトレードができるようになります。

 

私も最初の方は
時間帯別の手法は作らずに
自分がトレードをできる時間に合わせて
手法を作るようにしていました。

そしたらトレード内容が安定して
結果も出るようになりましたから。

 

自分の苦手な動きを把握するのも吉

FXでは時間帯別に動きが変わるので、
その動きに合わせた手法を
作るのが効果的です。

 

ですが、そうはいっても、
人によっては、

“順張りのトレードが苦手で
逆張りのトレードの方が得意”

といったように
トレードに得手不得手があります。

 

このような状態で、
順張りが効果的な時間帯に
無理に順張り手法を使っても

「イマイチかみ合わずに
損切りが連続してしまう」

みたいな感じで
結果が出ない事が多いです。

 

ですから、
上手く時間を味方にする為にも
自分が苦手な動きを把握しながら
時間帯の動きと上手く調整して
トレードをしていくのがいいでしょう。

 

例えば、逆張りのトレードの方が
順張りよりも得意だけど、
トレードできる時間帯は

“トレンドが出やすい
欧米時間しかできない”

という状態だったとします。

 

そしたら、1時間足以上で
強いサポレジラインを見つけて
そこで反転の兆しを見せたら
逆張りでトレードをするのです。

そして、レートが押し目買いや
戻り売りポイントに来たら利食いです。

 

基本的にレートは
一方的に動くというよりも
押しや戻りをつけながら
ジグザグに動いていきます。

その為、
反転しそうな場所を見つけて
押しや戻りが入るような場所まで
限定的に狙っていけば、
トレンドが出る時間帯の逆張りでも
十分、結果を出すことはできます。

 

このような感じで、
時間帯の動きと自分のトレード手法が
上手くかみ合わなくても
やりようはいくらでもあります。

 

トレードに使う時間が取れない場合は?

もし、トレードに使う時間がない場合、
それは今現在、
FXをやる状態にないことを意味します。

ですから、
FXに使える時間が確保できるまで、
トレードは休むべきです。

 

仮に、短時間で稼ごうと思って、
スキャルピングなどに手を出しても、
落ち着いてトレードする時間がないようでは、
無理にトレードをすることになるので、
資金を失っていくだけです。

これでは本末転倒になるので、
トレードに使う時間がない場合は、
FXは一旦休みましょう。

 

ただし、時間がない状態でも、
トレードをする方法は一応あります。

それが1時間足以上のデイトレードです。

 

なぜなら、
1時間足以上のトレードだと、
値動きがゆっくりなことから、
エントリーポイントに来るまでに
長い時間が掛かるので、
チャートをほとんど見る必要がないからです。

 

また、1時間足以上になると、
サポレジラインの効き目が強くなるので、
その付近に、

・エントリーの指値
・損切りの逆指値
・利食いの指値

という3つの注文を出しておけば、
勝手にエントリーから
決済まで行ってくれます。

 

しかも、1時間足以上になると、
値幅が大きくなることから、
時間帯別による動きに
あまり影響されなくなります。

このようなことからも、
FXに使う時間がないけど、
トレードをしたい場合は、
1時間足以上のトレードがオススメです。

 

実際に私も、サラリーマン時代は、
トレードをする時間があまりなかったので、
4時間足でトレードをしていました。

そしたら、トレード内容が安定して、
FXで結果を出すきっかけをつかめました。

関連記事:4時間足のデイトレがFXで勝てるきっかけになった!

 

まとめ

今回は、

FXで使う手法は、
時間帯別に分けた方がいいのか?

といったことについて、
私の考えをお伝えしました。

 

FXの場合、
時間帯別に市場が分かれていて、
値動きも違ってきます。

その為、時間帯別に
手法を分けることは効果的です。

 

しかし、実際問題、
1日中チャートを見ることは
あまり現実的ではありません。

よって、時間帯別に手法を分けるよりも、
まずは自分のトレード時間と、
その時間の値動きに合わせた手法を
1つでいいので作ることが先決です。

 

これをするだけでも、
FXで安定した成績を出すことができるので、
まずはここから始めていきましょう。

 


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