FX大損体験談!私がスキャルピングで勝てなかった理由

 

昔の私はFXで常に負け続け、
トータルでみると、
1000万以上の大損をしました。

特に大損をする原因となったのが
スキャルピングでした。

 

ではなぜ、
スキャルピングで勝てずに
大損をしてしまったのでしょうか?

今回はその理由について、
私の実体験を交えながら
お伝えしていきます。

 

速い値動きに翻弄される

私がスキャルピングで勝てずに
大損をした理由の1つ目に
“速い値動きに翻弄される”
というのがありました。

 

例えば、スキャルピングの場合、
基本は1分足を見ながら
トレードをしていくのですが、
この1分足の動きが
上下に速いんですよね。

 

いきなり大きく下げたと思ったら、
その10秒後には一気に反転して
強く上昇をしていくなど、
値動きが荒くなります。

特にポンド系の通貨やゴールドなど、
ボラティリティが高い通貨だと
この動きが激しくなります。

 

だから、
急に大きく上昇したりすると、

「あ、どんどん上昇していく」
「今入らないと置いていかれちゃう」

なんて思ってしまい、
つい飛びついてしまうんです。

 

でも、自分が飛びついたら、
その位置から急に下がり出して、

「ヤバい!やっぱり下か!?」

みたいに感じて、
すぐに損切りをした後に
今度は売りでエントリーをします。

 

そしたら、
売りでエントリーをしたら
またそこから急に反転して、

「おいおい、上昇するのかよ!」
「なんだよこれ!」

なんて事になって、
売りのポジションを損切りした後に
またすぐに買いで飛びつく。

 

こんなふうに
値動きに翻弄されている内に
どんどん資金が減っていき、
後から見ればレンジの中で
ガチャガチャやっていて
無駄に損をしただけだったりするんです。

 

スキャルピングをして
全然勝てなかった時の私も
思いっきりこれにハマっていました。

 

しかも当時は、
ポンド円のボラティリティが凄かったので
それ手を出して
ガンガンスキャルピングをしていました。

ですが、
早くてボラの大きい値動きに翻弄されまくって
トレードがグチャグチャでした。

 

結局、激しい値動きに対応できないまま
資金がどんどん減っていき、
FXで大損をしてしまったのです。

 

視野が狭くなる

私がスキャルピングをして
勝てずに大損した次の理由に
視野が狭くなるというのがありました。

 

基本的に、
FXで安定した結果を出し続けるには
全体の流れであるトレンドを
正しく把握する必要があります。

 

トレンドを把握しておくことで、
流れに沿ったトレードができて
利益を伸ばせたり、
仮に流れに反したトレードをしても
利益を限定的に狙ったりする事ができます。

 

しかし、スキャルピングをしていると、
どうしても1分足の動きだけに
気を取られてしまい、
大きな流れを見落としやすくなるので、
負ける確率が一気に上がります。

 

スキャルピングで大損した時の私も、
1分足しか見ていない状態で
ずっとトレードをし続けていました。

 

例えば、以下のチャートは
1時間足のチャートなのですが、
全体の流れは上昇トレンドですよね。

 

そして黄色マル辺りから
大きく反転上昇をしています。

 

この位置をよく見ると、
サポートラインを引ける場所なので、
1時間足で見れば、
絶好の押し目買いポイントになります。

 

ですが、この押し目買いポイントを
1分足で見ると以下のようになっています。

 

1分足で見ると、
下落トレンドになっています。

 

その為、
1分足しか見ていなかった私は

「ここから下がる!」

なんて思い込んで
売りで飛びつきエントリーをしていました。

 

しかし、
本来は絶好の押し目買いポイントなので、
エントリー後に即逆行されて
損切りになっていました。

 

こんな感じで、
スキャルピングで勝てずに
大損していた頃の私は
視野が極端に狭くなった状態で
トレードをしていました。

 

ポジポジ病などの悪い癖がつきやすい

スキャルピングをすると、
ポジポジ病などの
悪い癖もつきやすくなります。

 

例えば、スキャルピングの場合、
1日に何十回、
多ければ100回を超える勢いで
トレードをしていきます。

 

これを毎日のように繰り返していると、
多くトレードをする事が普通になります。

そうなると、
常にトレードをしていないと
落ち着かない状況になり、
これがポジポジ病へつながっていきます。

 

スキャルピングで大損した時の私も、
しっかりポジポジ病になっていました。

 

このポジポジ病になると、
チャートを常にトレードありきで
見てしまうので、
ちょっと動いただけで
チャンスだと思って
エントリーをしてしまうんです。

 

損切りや利食いになった後も
一旦休んだ方がいいのに、
ピコピコ動く1分足を見ていると、
またすぐに我慢できずに
エントリーをしていました。

 

仮に自分のルールに合わず、
トレードを見送る場面でも
ポジションを持っていないと落ち着かなくて
勝手にエントリーをしちゃうんです。

とにかく、
チャートを開いた瞬間から閉じるまで
四六時中トレードをしていました。

 

ご飯を食べる時でさえ、
チャートの前で食べながら
ポジションを持っていました。

今思い返すと
完全に病気でしたね(笑)

 

結局これのせいで
ポジポジ病が完全に癖づいてしまい、
トレードを止める事ができませんでした。

 

しかも、
トレード回数が多い癖に
損切りばかりだから、
勝てないイライラが積み上がって
切れてリベンジトレードをしていました。

 

連敗が続くと、
その損失を1回で取り返そうとして、
倍以上のロットでエントリーです。

それで取り返せた時には
まだよかったのですが、
逆行されるともうダメです。

 

ロットを上げてるものだから
損切りができなくなって
ズルズルとポジションを
持ち続けてしまうんです。

それでその内、
今度はナンピンをし始めます。

 

これが状況を更に悪くして、
助かったら助かったで
間違った成功体験がついて
次からもナンピンをするようになります。

逆にナンピンをしても戻って来ないと
そのままナンピンをし続けて
最後はロスカットで資金を溶かしていました。

 

こんな事を永遠と繰り返していたせいで、

・ポジポジ病
・ナンピン
・リベンジトレード

といった悪い癖がついてしまい、
大損を加速させました。

 

正直、これが一番キツかったです。

なぜなら、
この癖がいつまでも抜けずに
何年も続いたからです。

 

その為、何をやっても
この癖が出てきてしまい、
物凄い遠回りをしました。

 

このように、
スキャルピングをした事で、
悪い癖がついてしまったのも
私がFXで勝てなかった
理由の内の1つになります。

 

判断ミスが多くなる

スキャルピングをしていると
トレード回数が多くなる事から
判断ミスも多くなります。

 

チャートを監視しながら
常にエントリーする場所を探しているので、
ずっと脳へ負担がかかった状態になります。

この状態で
何時間もトレードをし続けていると、
脳が疲れていき、
判断力がどんどん鈍っていきます。

 

特にFXの場合、
基本的にはパソコンの前に座って
ずっとトレードをしているので
肉体的疲労はそこまで強くありません。

その為、自分の中では、
全然大丈夫だと思っていても、
脳は疲れているので、
集中力が落ちて判断ミスが増えてきます。

 

こうなると、
今度は段々と惰性でトレードをするようになり、
感情だけでのエントリーが多くなります。

その結果、負けやすくなり、
損切りが続いたりすると、
悔しさからリベンジトレードなどをして
大損へつながっていくのです。

 

今思い返せば私自身も
集中力が切れた状態でトレードを続けて
それが大損へつながっていました。

 

例えば、最初の1~2時間ぐらいは
それなりに集中できていて、
上手くいっていたとしても、
2時間を超えてくると
ボーっとするようになっていました。

 

そんな状態なのにもかかわらず、
ポジポジ病になっていたので、
トレードをしたい衝動に駆られるんです。

だから、
エントリー根拠が甘い状態で
ついエントリーをしてしまい、
それが損切りになる。

 

損切りになると、
悔しさと脳の疲れが重なって
正常な判断ができずに
またすぐにエントリーをし直す。

そしてまた負けると、
一気に切れてしまい、
今度はリベンジトレードをしてしまう。

その結果大損をするという
負のスパイラルに陥っていました。

 

スキャルピングは
トレード技術もそうですが、
集中力が特に必要になります。

 

しかし、人間の集中力は
基本的には2時間が限界だと言われています。

そんな中で、
1日に何十回、多いと100回以上の
トレードをするとなると、
集中力が切れて判断ミスが増えるのは
ある意味当然です。

 

ですから、
スキャルピングをするなら、
こういう部分も頭に入れながら
トレードをしていく必要があります。

 

高勝率が必要になる

スキャルピングは
短時間に何回もトレードをして
小さい利益を積み上げていくスタイルです。

その為、
損切りが利食いよりも
大きくなる傾向があります。

 

ということは、
勝率が高くないと
トータルでプラスにならないので
高勝率を維持する必要があります。

 

しかし、スキャルピングで
高勝率を維持し続けるには
高度なトレード技術が必要になります。

 

「でも、2~3pipsぐらいなら
簡単に取れるでしょ」

なんて思うかもしれませんが
実際にやってみると
物凄く難しいです。

 

過去の私も、
スキャルピングを始めた当初は、

「2~3pipsぐらいすぐでしょ」

みたいに考えていたのですが
実際にやってみると、
この2~3pipsが遠いんですよね。

 

特にボラティリティがない相場になると、
このたった数pipsが動かずに
利食いができなかったりするんです。

 

更にこれに加えて、
1分足の動きばかりに集中して
視野が狭くなっていた事から、

・買うべき場所で売る
・売るべき場所で買う

といった逆の事をしてしまい、
1pipですら含み益にならずに
逆行されて損切りになる事も多かったです。

 

このように、
スキャルピングで勝つには
高度なトレード技術が必要なのに
私にはその技術がなかったので、
勝率が悪くて勝てませんでした。

 

しかも、
勝率が悪いせいで連敗が続くと
そこで切れてしまい、
ポジポジ病が加速したり、
リベンジトレードをしたりと
悪い癖が出ていました。

そしてこの事が
FXでの大損へつながっていったのです。

 

負け込むと生活が破綻しやすい

スキャルピングをして負け続けると
生活が破綻しやすくなります。

 

例えば、
スキャルピングだと
トレードチャンスが多いので、
毎日トレードをするのが基本です。

これは一見、
良い事に見えるのですが、
勝てる力がないと逆効果になります。

 

なぜなら、チャンスが多い事から
負け続けても
すぐに取り返せると思い込んでしまい、
トレードをやり続けてしまうからです。

 

例えば、私の場合であれば、
負けが続いてくると
イライラし始めて
取り返すまでトレードを
止めることができませんでした。

 

しかも、
FXは24時間相場が動き続けているので、
負けてもすぐにチャンスが来て
取り返せると思っていた為に、
尚更トレードを止める事ができませんでした。

その為、寝る時間になっても
ずっとチャートに張り付いて
トレードをし続けていました。

 

その結果、寝不足になって
仕事でもイライラしていて、
かなり生活が乱れていました。

 

また、仕事中も相場が気になって
トイレに行ってはポチポチ、
お昼休憩に入った瞬間に
ご飯も食べずにずっとポチポチと
トレードをしていました。

 

更に、仕事が終わって帰宅中にも
トレードをしていたし、
帰ってきてからも夜ご飯を食べながら
エントリーをし続けていました。

特に負け続けている時なんかは、
夜ご飯すら食べずに
ひたすら損を取り返す為に
トレードをし続けていました。

 

こんな事をずっと続けている内に、
どんどん体調が悪くなっていったし、
仕事も集中できずにミスが増えていきました。

 

極めつけは、
あまりの寝不足から、
朝起きれずに仕事を休んでしまいました。

そしてそこから、
休んだのをいいことに、
ずっと家でトレードをし続けていました。

 

今思い返しても、
この時は本当に生活が破綻していましたね。

睡眠不足で食事もろくに取らないから
力も出ないし、集中力も続かない。

それなのに、
トレードをしていないと落ち着かないから
無理にトレードをやり続ける。

 

こんな事を続けていたら、
体調もおかしくなって
FXで勝てるわけないですよね。

結局、体がボロボロになった上に、
大損して資金もなくなっていくという
最悪な状況になっていました。

 

このように、
スキャルピングはチャンスが多い分、
勝てるトレード技術がないと
負けが続いた時にそれを取り返そうとして
無理にやり続けてしまう事があります。

そしてその結果、
大損につながっていくのです。

 

もし、私がスキャルピングで
大損をした時の事について、
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXで大損!1000万を失った先には地獄が待っていた

 

まずはデイトレードからがオススメ

ここまで、
私がスキャルピングで勝てずに
大損した理由をお伝えしてきました。

 

スキャルピングの場合、
小さい利益を積み重ねるスタイルなので、
一見簡単そうに見えます。

ですが実際は、
トレードの難易度が一番高く、
勝てるようになるには、
多くの壁を乗り越える必要があります。

 

実際に私自身も
スキャルピングに手を出したせいで
悪い癖がついて
物凄い遠回りをしました。

このような経験から、
私個人の意見としては、
まずはデイトレードなど、
時間軸がもう少し大きいトレードスタイルから
FXでの勝ちを目指していくのがオススメです。

 

特に、

・1時間足以上のトレード
・15分足ぐらいのデイトレード

この辺りがオススメです。

 

1時間足以上のトレード

1時間足以上のトレードになると、
難易度が一気に下がるので
このぐらいの時間軸から始めると
余計な遠回りをせずに済みます。

 

なぜなら、1時間足以上になると
値動きがゆっくりになるので、
落ち着いてトレードができるからです。

 

また、
エントリーチャンスが少なくなって、
保有時間も長くなることから、
ポジポジ病にもなりにくいです。

 

それでいて、
全体の流れも読みやすくなるので、
トレンドに沿ったトレードが可能になり、
利益も伸ばすことができるようになります。

 

実際に私自身も、
スキャルピングで大損してからは、
4時間足のトレードに変更しました。

そしたら、
ポジポジ病やリベンジトレードなど、
悪い癖が大きく減って、
資金を溶かすような事をしなくなりました。

 

更に、全体の流れに沿ったトレードが
できるようになったおかげで、
損小利大のトレードも癖づきました。

 

結局、私自身は、
この4時間足のトレードが
FXで勝てるきっかけとなりました。

もし、このトレードの内容について
より詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
4時間足のデイトレがFXで勝てるきっかけになった!

 

15分足ぐらいのデイトレード

15分足ぐらいのデイトレードも
オススメのトレードスタイルです。

 

このぐらいの時間軸になると、
トレード対象通貨を増やせば、
1日1回程度の
トレードチャンスがあります。

それでいて、
スキャルピングのように
値動きが速いわけではないので
翻弄される事がほとんどありません。

 

また、
損切り幅はそこまで広くならないし、
利食い幅もそれなりに伸ばせるので、
この点も精神的負荷が少なくて
やりやすいです。

 

その為、
15分足ぐらいのデイトレードは、
トレード回数や値動きの早さ、
リスクリワードといった部分で
バランスが取れているトレードスタイルです。

 

ただし、
この時間軸のトレードになると、
マルチタイムフレーム分析が必要になるので、
少し難易度は上がります。

 

私自身は、
4時間足のトレードで
ある程度勝てるようになってから、
資金効率を良くする為に
15分足のデイトレードへ移行しました。

そして、
今のメインのトレードとなりました。

 

ですから、
マルチタイムフレーム分析ができて、
それなりにトレードチャンスもありながら、
効率的に資金を増やしたい場合は、
このデイトレードがオススメです。

 

もし、15分足のデイトレードについて、
詳しく知りたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXでデイトレをするなら15分足の手法が一番やりやすい!

 

まとめ

今回は、
私がスキャルピングで
勝てなかった理由や
大損体験についてお伝えしました。

 

スキャルピングの場合、
小さい利益を狙っていくので、
簡単そうに見えるのですが、
実はトレードスタイルの中では
最高難度のスタイルです。

 

その為、
簡単そうという理由から手を出すと
過去の私のように
大損をするだけでなく、
悪い癖もついてしまい、
遠回りをすることにもなります。

 

ですから、
まずはデイトレードなどの
時間軸が大きいスタイルからやると、
余計な遠回りをせずに
FXでの安定した勝ちへつながっていくでしょう。

 

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