FXでは大衆心理を読めるようになると、
トレードが一気に安定していきます。
だから、大衆心理を習得することは
安定した結果を出すには
すごく有効なことです。
そこで、大衆心理を読む為の
インジケーターを探して、
トレードに使おうと思うのですが、
そんなインジケーターはあるのでしょうか?
大衆心理を読むインジケーターはない
大衆心理を読む為の
インジケーターですが、
基本的にそんなものはありません。
まぁ、インジケーターには、
・移動平均線
・MACD
・ストキャスティクス
といったように、
色々と存在しますが、
それらも過去チャートから計算して
視覚化しているので、
大衆心理を読むと言えば
そうかもしれませんが・・・
ただ、大衆心理に限らず、
色んなインジケーターを
探している人の場合、
「楽に稼ぎたい」
という気持ちが強い証拠です。
だから、次から次へと
新しいインジケーターを探して、
「こっちがダメならあっち」
「あっちがダメならこっち」
なんて事をしやすいので、
トレード自体が
上手くいかない事がほとんどです。
そのような場合、
大衆心理を読む為の
インジケーターを見つけたとしても、
使いこなせないのがオチです。
関連記事:FXでインジケーターはいらない!?まずやるべき事は?
インジケーターを使うにしても1つか2つ
大衆心理をはっきりと読み取るような
インジケーターはありません。
ただ、インジケーター自体は
特に否定する気もなく、
1つか、多くても2つぐらいを
正しく使えれば、
トレードの精度を上げる事はできます。
例えば、MA(移動平均線)は
トレンド系のインジケーターですが、
世界中のトレーダーが使っています。
世界中のトレーダーが使っているという事は、
それだけ機能しやすいので、
正しく利用していけば、
効果的なトレードができるようになります。
実際のチャートを見ても、
キレイに効く場面も多いですからね。
ただし、
インジケーターは何個も使うと
・過剰最適化が起きる
・逆にエントリーの判断に迷う
・トレード回数が激減する
といった事が起きやすいので、
使うにしても1つか2つで十分です。
関連記事:FXはテクニカル指標を多く使えば勝てるとは限らない理由
大衆心理を読むならチャートで訓練
大衆心理を読みたいのであれば、
インジケーターに頼るのではなく、
チャートから読む訓練をした方が
はるかにトレード精度は上がります。
例えば、以下のチャート画像の
水色マルで、
どのような大衆心理が働いているか
あなたはわかりますか?
まず、全体の流れを見ると、
下落トレンドになっていますよね。
ということは、買いたい人よりも
売りたい人の方が多い証拠です。
しかも、黄色のラインは、
下値を試して反発しているので、
その場所が意識されている証拠です。
となると、
黄色のラインを下抜けしたことで、
買っている人達の損切りが出て、
買いを狙っている人達が一気に減って、
売りたい人達が更に増えます。
だから、黄色ラインを下抜けした時点で
今度は「黄色ラインで売りたい」
と思う人が増えるので、
水色マルでは「戻り売りをしたい」
という大衆心理が働いているのです。
よって、水色マルから下落しているのです。
このように、
チャートから大衆心理を考えるだけでも、
次にどう動くのかを予測することができるので、
インジケーターは特に必要ありません。
むしろ、チャートは生き物なので、
インジケーターの数値から
大衆心理を読むだけよりも、
チャートからその場の状況に合わせて
大衆心理を読んだ方が
トレードの精度は劇的に上がります。
大衆心理を使ったトレードの実践例
では、インジケーターを使わずに
チャートから大衆心理を読んで
行ったトレードの実践例を紹介します。
例えば、私は先日、
下記チャート画像の
黄色マルでエントリーをして、
水色マルで利食いをしました。
このチャートは1時間足なのですが、
まずは環境認識をすると、
高安を切り下げているので、
下落トレンドになります。
ということは、
買いたい人よりも
売りたい人の方が多いので、
狙うのは売りでのトレードになります。
この事を理解した上で、
「どこで売りエントリーをするのか?」
といった事を考えていきます。
例えば、私がチャートを見た時って、
以下のような感じでした。
この状態の時に
戻り売りを狙っていたのですが、
そのポイントになるような場所に
水平線を引いていきます。
今回であれば、
下記チャート画像の赤ラインになります。
なぜなら、この赤ラインでは、
レートが何度も反転している上に、
赤ラインを下抜けた後に
レートが戻ってきた際も
反応して下落しているからです。
要はサポレジ転換をしたからです。
つまり、この赤ラインは、
相場参加者に強く意識されているので、
再度レートが戻ってきたとしても、
ここで反応する確率が高いです。
その為、ここで再度反応したら、
戻り売りを狙っていました。
そして、その後の動きを見ていると、
赤ラインまでレートが戻ってきました。
しかし、だからと言って、
すぐにエントリーをする事はありません。
なぜなら、
強く上昇して戻ってきているからです。
15分足で見ると、
以下のような感じです。
いくら全体の流れが下落トレンドとはいえ、
ここまで強く戻ってくると、
仮に赤ラインで反応して下落しても、
押し目買いが入って、
赤ラインをブレイクする可能性があります。
その為、すぐに売りで入らずに
しばらく赤ライン付近でもみ合うか、
チャートパターンが出るまで我慢します。
そして、その後の動きを見ると、
以下のようになりました。
ダブルトップになりましたよね。
だから、
この後にエントリーしてもいいのですが、
よくよくチャートを見ると、
ヒゲになっていますが、
直近の高値を更新してるんですよね。
つまり、短期的には、
上昇トレンドに入った可能性があるので、
ここからもう一度上昇して、
赤ラインをブレイクする可能性があります。
よって、ここでも、もう少し我慢して
その後のチャートの動きを見ます。
そして、この後にどうなかったというと、
以下のようになりました。
今度は直近の高値に届かずに
三尊の形が出てきました。
この形が出た事で、
「赤ラインで完全に抑えられた」
と多くの人達が判断してくるので、
新規の売りが入って来ます。
その為、私もそれに便乗して、
この足が確定した後に
売りエントリーをしたわけです。
因みに、この時の損切りと利食いは
以下のような感じで見ていました。
利食いに関しては、
直近の安値の少し手前までです。
また、損切りに関してですが、
赤ラインと最高値の箇所を
上抜けたところでもよかったのですが、
ちょっと損切り幅が広くなるのが嫌で、
直近の高値を抜けた箇所にしました。
それに、直近の高値を抜けたら、
三尊否定になって、
上昇する可能性が高くなるので、
それも加味して直近の高値を
上抜けた場所に設定しました。
エントリー後は損切りと
利食いを設定して放置です。
そしたら以下のように
運よく下がっていき、
時間は掛かりましたが、
利食いができました。
後から見れば、
私が利食いした場所から
更に大きく伸びたので、
もったいない感じがしますよね(笑)
1時間足チャート
ただ、未来の事は予測できないので、
ほどほどのところで
利食いしておくのが無難です。
悔しい思いは少しありますが、
利食いできただけでも十分ですね。
以上が、大衆心理を使った
トレードの実践例になります。
インジケーターを使わなくても、
このように全体の流れを見ながら、
大衆心理を考えていく事で、
精度の高いトレードは可能です。
もし、このようなトレードの
実践例をもう少し見たい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
⇒デイトレで1分足を使ってピンポイントでエントリーする方法
⇒FXのデイトレで5分足を使ってエントリー精度を上げる方法
まとめ
大衆心理を読む為の
インジケーターは
基本的にはありません。
MAなどのインジケーターで
大衆心理を読むことは
多少できますが、
本当に大衆心理を読めるようになりたいなら、
やはりチャートから読み解くのがベストです。
そもそもチャートは、
相場参加者の心理によって
作られているので、
チャートの動きを読み解くことが
“大衆心理を読む”
ということになると私は考えています。
もし、大衆心理について
詳しく学んでみたい場合は、
まずは以下の記事から読んでみてください。
⇒FXでも相手の気持ちを考える事が重要です
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