常勝トレーダーは機械的に損切り出来るのは本当なのか?

 

FXの常勝トレーダーを想像すると、
機械的損切りをしているように
見えますよね。

私も昔は損切りがとにかく苦痛で
なかなかできませんでした。

 

だから、勝っている人を見ては、

「機械的に損切りできていいな」

なんて思っていました。

 

でも、実際のところ、
常勝トレーダーって、
本当に機械的に無感情で
損切りができているのでしょうか?

 

常勝トレーダーの損切り時の感情は?

私がFXで負けまくっている頃に、
億を稼ぐトレーダーの方へ、

「私は損切りができないのですが、
〇〇さんは損切りをする時に
どうやって無感情で機械的に
損切りができるようになったのですか?」

といった質問をしてみました。

 

そしたらその方の答えは、

「機械的に損切りをしてるように
見えるかもしれないけど、
損切りしたらむかつくよ(笑)」

「俺なんて特に負けず嫌いだから
1円たりとも損をしたくないから」

と笑いながら教えてくれました。

 

正直、これを聞いた時は、

「へーそうなんですね」

なんて言葉にしましたが、

「多分、ウソだな」

と疑っていました(笑)

 

しかし、それから5年以上経って、
やっとFXで結果が出るようになってから
実感したのですが、
機械的に損切りはできるものの、
損切りをすると私もかなりイラつきます。

 

やっぱり損切をすると、
自分の資金が単純減るだけなので、
嫌な気分になります。

特にロット数が上がってくると、
1回の損切りで10万を超える
損失も普通になってきます。

 

ですから、この事を考えても、
損切りを無感情で
機械的にすることは
かなり難しいです。

 

ただし、損切りをしないと破産するし、
損切りをしても”トータルで勝てる”
とわかっているので、

“ムカつきながらも損切りをしている”

というのが実際のところです。

 

その為、もしあなたが今現在、

「損切りを無感情で機械的にできない」

と悩んでいるのであれば、
それは当然のことなので、
そこまで気にしなくていいと思います。

 

確かに周りから見れば、
常勝トレーダー達は
機械的に淡々と損切りを、
してるように見えるんですけどね。

実際はそんなことでもないですよ。

 

機械的=無感情ではない

FXで勝っている人の損切りって、
機械的に見えるのですが、
無感情でやっているわけではありません。

 

私もFXで勝てない頃は、
とにかく損切りが苦痛だったので、
勝っている人がまるで機械のように
サクッと損切りをしているのを見ると、

「無感情で損切りできるの凄いな」

なんて思っていました。

 

ですが、自分がFXで
安定したトレードをできるようになってから
実際に損切りは無感情で
機械的にできているかといえば、
全然そんな事ないです。

普通に悔しいです。

 

これはほとんどの人に
当てはまると思います。

みんな表面上は
機械的な損切りに見えるのですが、
無感情ではないと思います。

中には本当に無感情で
損切りをしている
トレーダーもいると思いますが。

 

無感情で損切りできるって、
本当に羨ましいですよね。

損切りが無感情で出来るなら、
余計なトレードなんてせずに、
最速で勝ちトレーダーになれると思います。

 

だって、FXで大損するのって、
ほとんどが余計な事をするからです。

例えば、過去の私であれば、
2連敗すると悔しさがMAXになりました。

 

そして、この2連敗分を
すぐに取り返したいと思ってしまい、
適当な場所でトレードをします。

適当な場所でトレードをするから
優位性なんてあったもんじゃなく、
当然、逆行されるわけです。

 

こうなると、

「今損切りすると3連敗かよ!」

なんて怒り出して、
3連敗が悔し過ぎて
損切りができなくなりました。

 

こんなことをしたらもうダメですよね。

損切りせずに放置したポジションは
どんどん逆行していき、
含み損もどんどん大きくなっていきます。

 

そして、含み損が大きくなると
更に悔しくなって、
絶対に損切りができなくなるんです。

で、最後は耐えられなくなって、
手動で損切りをするか、
強制ロスカットです。

 

こんな感じで、
損切りが全然できなかったので、
1,000万以上、余裕で失ったし、
安定したトレードができるまでに
5年以上かかりました。

だから、無感情で機械的に
損切りができる人が
本当に羨ましかったです。

関連記事:損切りの大切さが身にしみる!ナンピンで何度も逝った過去!

 

機械的に損切りができるようになるには?

常勝トレーダーであっても、
損切りをする時は嫌な気分になるので、
損切りに対する感情というのは
ほとんどの人が苦痛に感じます。

 

しかし、それでも常勝トレーダーは
自分の決めたルールに沿って
機械的に損切りができることは確かです。

 

実はこの理由というのは、
メンタル面が強いのではなく、

「損切りをしてもトータルで勝てる!」

という自信があるからです。

 

この自信があるからこそ、
悔しく感じても
機械的に損切りできるようになり、
それによって、
トータルで勝つ実感を得て、
安定した成績を出しているのです。

 

では、その自信を付けるには、
どうすればいいのか?

ということですが、
それは徹底的に検証をすることです。

 

例えば、
自分が使う手法を徹底的に検証すると、

・勝率
・勝ちパターン
・負けパターン
・勝ちやすい時間帯
・負けやすい時間帯
・最大連敗数

といったことが
深く意識に刷り込まれます。

 

これによって、

「ここで入って負けたら仕方ない」

「最大連敗数は4回だから
2連敗しても仕方ないか」

「勝ちやすい時間に入ったのに
損切りになったといういことは、
今は相場と合っていないんだな」

など、損切りになるほとんどの事に対して
諦めがつくというか想定内になります。

 

だから、悔しい気持ちがありながらも、
機械的に損切りができるのです。

 

一方で、損切りが悔しくて
機械的にできない場合って、

「自分がエントリーしたら
必ず利食いできる!」

って強く思い込んでしまいます。

 

その為、エントリー後に逆行されると、
想定外のことが起きたと感じてしまい、

「こんなはずじゃないだろ!」

と感じてしまうことで、
機械的に損切りができないのです。

 

更に機械的に損切りができないのは、
自分のトレードに対して

「損切りをしても、
トータルでプラスになる」

という自信がないので、
損を受け入れることができません。

 

だって考えてみてください。

もし、10回中9回が損切りで、
1回しか利食いできないとしても、
たった1回の利食いで、
トータル+200pipsに確実になるなら、
機械的に損切りができますよね?

 

もし、これで”損切りができる”と思えるなら、
やはり機械的に損切りできない理由は

「トータルでプラスにできる」

という自信がないことなのです。

 

よって、
機械的に損切りできるようになるには、
徹底的に検証をして
自分のトレードに自信を持つことなのです。

もし、あなたが機械的に
損切りできていないなら、
恐らく自分が使う手法に対して
精通していない可能性があるので、
今一度、徹底的に検証をしてみましょう。

 

手法の検証方法について、
よくわからない場合は、
以下の記事を読んでみてください。
FXで勝てる手法を作れる具体的な検証方法とは?

一気に勝ち組へ!FXの検証で確認すべき項目とは?

FXの検証回数は最低100トレードは必要!その理由はなぜ?

 

最後は実践の経験値を積み上げること

損切りを機械的にできるようになるには、
まずは徹底的な検証をおこなって、
自分のトレードに自信を持つことです。

 

でも、正直、これだけでは不十分で、
最後は実践の経験値を積み上げることです。

なぜなら、いくら検証で
完璧と思われる手法を作ったとしても、
最初の内は100%手法通りに
トレードできない事が多いからです。

 

例えば、リアルトレードになると、
自分の大切なお金がかかっているので、
損をしたくない気持ちが強くなり、

「わかっていても怖くてエントリーできない」

といった事が起きやすくなります。

 

あとは、手法通りにトレードができたけど、
実際に損切りになった時に、
ロットが自分の損失許容範囲を超えて、

「損切りが物凄く苦痛」

というように感じてしまい、
次のトレードが怖くなって、
躊躇してしまう事だってあります。

 

これ以外にも、
リアルトレードという事を意識し過ぎて、
視野が極端に狭くなり、
エントリーポイントを
見逃してしまう事だって起きます。

このような事が続くと、
せっかく作り上げた手法通りに
トレードができなくなってきて、
また元の負けトレードへ
逆戻りする事もあります。

私がこれでした。

 

こんな感じで、
実際のリアルトレードでは
ルール通りにできない事が
多く出てきます。

その為、このような経験をしながらも、
実践経験を積み上げていかないと、
機械的に損切りすることは難しいです。

 

実践の経験値を上手く積み上げていくには?

基本的に損切りが機械的にできる理由は

「損切りをしてもトータルでプラスになる」

といったように、
自分のトレードに自信があるからです。

 

しかし、先ほどお伝えしたように、
いくら自分の中で自信がある
手法を作り上げたとしても、
その通りにできずに、
実践でヘマをやらかす事が多くあります。

そして結局、
せっかく作った手法を
ダメにしてしまい、
機械的な損切りもできなくなるのです。

 

では、実践の経験値を
上手く積み上げていくには、
どうすればいいのでしょうか?

 

ロットを抑える

まずやるべきことは、
ロットを抑えることです。

実践で機械的に損切りができずに、
上手くトレードができないのは、
悔しいからです。

 

これは当然のことですよね。

だって、損切りをすると、
自分が苦労して働いて
手に入れた大切なお金が、
簡単に消えてしまうんですから。

 

この悔しさから、
損をすぐに取り返したくなって、
余計なトレードをしてしまい、
損に損を重ねるわけです。

そして、この損失によって
更に悔しくなって、
また余計なトレードをして・・・
って繰り返す事で、
結局、大損してしまうんです。

 

また、稼ぎたい気持ちが強すぎると、
自分の精神的な許容値を超えたロットで
トレードをしてしまいます。

 

だから、普通にトレードをしていれば
問題なく勝てるのがわかっていながらも
いざ逆行されて損切りポイントに来ると、

「ここで損切りをしたら〇万円の損だ」
「こんな金額は失えない」

なんて考えてしまい、
損切りができなくなっているのです。

 

せっかく自信がある手法を作ったのに
機械的に損切りできない場合は、
私の経験上、
ほとんどこれが原因だと思うので
まずはロットを落として
トレードをするのです。

 

私個人の意見としては、
まずは最低ロットの0.01枚まで
落としてトレードをするのがいいです。

最低ロットの場合、
損切りをしたとしても、
数十円から数百円の損失です。

これであれば、
悔しい気持ちを抑えながら、
機械的に損切りができると思います。

 

もしくはデモトレードでもいいです。

デモトレードなら、
自分の懐が全く痛まないので、
それこそ無感情で機械的に
損切りをする事ができます。

 

ただ、デモトレードの場合、
機械的に損切りはできるのですが、
無感情でできるが故に、
トレードが雑になりやすいです。

「別に損してもいいから
ここで試しに入ってみるか」

なんて感じで。

 

これをやってしまうと、
ルール通りにできなくなって、
手法を作った意味がなくなります。

それであれば、
多少でも自分のお金を使って
最低ロットでトレードをした方が
損切りの苦痛を抑えながら、
リアルの緊張感も味わえるので、
実践の経験値を上手く積むことができます。

関連記事:FXでどうしても損切りできない時にまずやるべき事とは?

 

自分を許してあげる

次に、実践の経験値を
上手く積む方法としては、
自分を許してあげることです。

 

これはどういう事かというと、
実践トレードの中で、
ミスをしてしまったとしても、

「まぁ、そういう事もあるよね」

という感じで、
自分を許してあげるのです。

 

人間は生きている以上、
必ず失敗をする生き物です。

これはトレードにおいてもそうです。

 

だから、仮にルール通りできずに
ミスをしてしまったとしても、
最初の内は普通の事なので、

「はぁ、自分ってダメだな」

なんて思い詰める必要はありません。

 

だって、少し思い出してみてください。

例えば、
あなたが何かをできるようになった時って、
最初から完璧にできたわけではないですよね。

たくさん失敗しながら徐々に改善していき、
最後はできるようになったはずです。

 

他にも子供なんか見ていると
これが思いっきり当てはまりますよね。

例えば、ゲームをやっている子供を見ると、
最初の内は物凄い下手くそで
とにかく失敗の連続です。

それでも諦めずにやり続けていくと、
恐ろしいほどに上手くなりますよね。

 

こんな感じで、
仮に上手くいかなかったとしても、
自分を追い詰めずに許してあげるのです。

そもそも最初から完璧にできていたら、
今現在、FXで負けていないわけですから(笑)

 

ただし、気をつけなきゃいけないのが、
自分を許し過ぎることです。

いくら、
人間は失敗する生き物だからといって、
それを理由にして
何でもかんでも許してはダメです。

 

これをやってしまうと、
いつまで経っても成長できずに
ずっと同じ失敗を繰り返します。

それどころか、
失敗が癖になってしまい、
負け癖がつくことになります。

 

“自分を許す=自分を甘やかす”

という意味ではないので、
そこは履き違えないようにしましょう。

 

ちゃんと失敗した回数などの記録を取って、
それを減らす努力はしましょう。

例えば、1ヶ月でルール外のトレードを
10回やってしまったとしたら、
次の月にはその失敗を
8回までに減らす努力をするなどです。

 

このような努力を続けていく内に、
段々とルール通りにトレードができるようになり、
それに伴って損切りも
機械的にできるようになります。

そしてこれができるようになってきたら
ロットを少しずつ上げていき、
稼ぐフェーズに入っていきます。

 

損切りを必要経費と考えれば損切りできるようになる?

損切りが機械的にできないのを
改善する有名な方法に、

「損切りを必要経費だと考える」

といったような、
ポジティブなとらえ方をする方法がありますよね。

 

これをすれば、
“損切りができるようになる”
なんてよく言われますが、
ビジネスをしたことがない限り、
これは効果がないでしょう。

私の場合は全く効果がありませんでした。

 

いくら、損切りをポジティブに考えても、
実際に減ってしまった資金を見れば、
悔しい気持ちが沸いてきます。

ましてや連敗した時なんかは、
必要経費なんて思えずに
怒りすら込み上げてきます。

 

だから、トレード技術に自信がない限り、
メンタル面だけを強化しようとしても
ほとんど効果がないと私は考えています。

 

損切りに慣れることはできるのか?

私の経験上、
損切りを必要経費だと思う事は
経営を経験していない限り、
物凄く難しいと考えています。

では、そもそもの話、
損切りになれることはできるのでしょうか?

 

損切りに慣れてしまえば、
それこそ機械的に
損切りができそうですよね。

実は私自身、
このことが気になったので、
実際に試してみました。

 

やり方としては、
適当な位置でトレードをしまくって、
わざと損切りになる方法です。

損切りをしまくっていれば、
その内、痛みを感じなくなって

「無感情で損切りができるのでは?」

なんて意味不明な事を思いついたんですよね。

 

で、実際にやってみたところ・・・

 

 

悔しさ倍増で怒り狂う

リベンジトレードが増える

ポジポジ病になる

 

 

この3点セットがついてきました(笑)

やっぱりお金がどんどん減っていくのを見ると、
悔しさや怒りが沸いてきて、
損切りに慣れるどころか、
損切りに対する苦痛が余計悪化しただけでした。

 

FXは損切りをするから負けるのでは?

FXで機械的に損切りができる云々の前に、

「そもそもFXって
損切りをするから負けるんじゃないの?」

なんて考える人がいます。

 

実は過去の私自身も
同じような事を考えていたのですが、
実際にFXをやってみると、
全くそんな事はありませんでした。

損切りをすると、
損失を確定する事になるので、
負けることにはなります。

 

しかし、損切りをしないと、
損失を最小限に抑えらえれないので、
安定した結果を
出し続ける事は難しいです。

むしろ、
損切りをするから負けるのではなく、
損切りをしないから負けるのです。

 

一応、損切りをしないでも、
勝つことは可能です。

ただし、その場合、

・無限の資金力がある
・含み損に耐えうる強靭な精神力

といったものが必要です。

 

でも現実では、
そんな事が可能な人は
限りなくゼロに近いでしょう。

特に無限の資金力があるなら、
そもそもFXなんて
やる必要がないわけですから。

 

これ以外にもFX界隈では、

「損切りしない手法」

なんていうのもあるのですが、
あのようなうたい文句に
つられてはダメです。

痛い目に会いますから。

関連記事:FXで損切りしない手法を使って勝ち続ける事は可能なのか?

 

損切りをしないとどうなるのか?

私の中で損切りは
機械的にできないとしても、
絶対に必要な事だと思っています。

 

損切りをしないと、
どうなるかなんて目に見えています。

きっとこれを読んでいるあなたも
私と同じ事を思っているでしょう。

 

それは破産です。

全資金が全て溶けます。

 

私はFXで1,000万を余裕で超える
資金を溶かしているのですが、
この資金を溶かした理由は、
大部分が損切りをしなかったせいです。

 

例えば、エントリー後に逆行されると、
損切りをするのが悔しくて、
損切りをしないで放置していました。

そしたら、どんどん逆行していき、
含み損が大きくなっていきます。

 

この膨らむ含み損を見ると、

「こんな金額失えない」

なんて思って、
余計損切りができなくなりました。

 

そして、その後も
どんどん逆行していき、
最後は証拠金が耐えられなくなって
強制ロスカットです。

損切りをしないせいで、
こんな事が何度も起きました。

 

このような経験からも、
損切りをしないと、
破滅が待っている事になります。

関連記事:FXで失敗して1000万失った先には地獄が待っていた

 

実は損切りをしなくても十中八九は戻ってくる!?

損切りをしないと
破滅を引き起こすと伝えましたが、
実は損切りをしないで放置していても、
十中八九はレートが戻ってきます。

 

「じゃあ何で破滅するの?」
「損切りしないで待ってればいいじゃん」

なんて思いますよね。

 

確かに十中八九は戻ってくるのですが、
たった1回戻って来ないだけで、
全ての資金を持っていかれるからです。

これの典型的な例として、
無計画なナンピンを使った手法があります。

 

例えば、損切りをせずに、
無計画にナンピンをしても、
大体が戻ってきて利食いできたり、
建値で終えることができます。

でも、損切りをせずに
いつまでもナンピンを続けていると、
ロット数が大きくなって、
含み損が膨れ上がってきます。

 

そして最後は証拠金が足りなくなり、
全ての資金を失うのです。

しかも、ナンピンのタチが悪いのは、
何度かナンピンをして助かってしまうと、

「損切りせずにナンピンをしてれば助かるんだ」

という間違った思い込みをしてしまい、
ナンピンが癖になってしまいます。

 

これによって、
損切りができなくなるだけでなく、
何度も同じことをして、
資金を溶かし続けることになります。

だから、損切りをしないで
ナンピンをしていれば、
いくら十中八九は戻ってくるとはいえ、
結局全資金を失う事になるので、
損切りは必要なのです。

関連記事:損切りの大切さが身にしみる!ナンピンで何度も逝った過去!

 

あえて損切りをしない人もいる?

FXでトレードをする上では
損切りは必要だと
私は考えていますが、
中にはあえて損切りをしない人もいます。

それはどんな人かというと、
ファンダメンタルズをメインにして
トレードをしている人です。

 

ファンダメンタルズを重要視する場合、
デイトレードのように
短期で売買を繰り返すのではなく、
数ヶ月~数年といったように
トレードの時間が長くなります。

このようなトレード方法だと、
大きな波を狙っていくので、
滅多に損切りはしません。

 

ただし、FXの場合、
スワップがあるので、
長期でポジションを持つにしても、
プラススワップがもらえる方向へ
ポジションを持っている事がほとんどです。

逆に株式投資なんかは
信用取引をやらずに
現物取引だけをしていれば、
スワップもないので、
長期投資をする人は多いです。

 

しかも、株の場合、
現物であればロスカットもないし、
銘柄によっては毎年2回、
配当を貰えるだけでなく、
年に1回の優待も貰えます。

 

こういうのを狙う人は
損切りはせずに何年、何十年と
持ち続けることが多いですね。

有名どころでいうと、
桐谷さんみたいな人ですよね。

 

逆にFXの場合は、
レバレッジ取引なので、
最悪強制ロスカットがあります。

その為、
長期でポジションを持つ人は
株に比べればかなり少ないです。

 

損切りはどうやってすればいいの?

ここまで、
機械的な損切りについて、
色々とお伝えしてきました。

 

その中で、

「損切りの重要性はわかったけど、
どうやって損切りすればいいの?」

なんて思ったかもしれません。

 

そこでここでは、
損切りの仕方について、
簡単に解説していきます。

 

ここを抜けたらヤバいという場所で損切りをすること

まず、損切りをする際に重要なのは、

「ここを抜けてしまったらヤバい」

という場所ですることです。

 

それはどこかというと、

・押し安値
・戻り高値
・強いサポレジ
・キリ番

などの、相場参加者に
意識される場所になります。

 

例えば、今回であれば、
押し安値を例にとってみましょう。

下記チャート画像の赤ラインが
押し安値になります。

 

この付近でトレードをした場合、
損切り位置は
赤ラインの少し下になります。

 

これは何故かというと、
まず、押し安値を作っているという事は、
高値を更新して
上昇トレンドが継続している証拠です。

 

つまり、売っている人よりも
買っている人の方が
圧倒的に多い証拠です。

そして、押し安値はそこを起点に
大きく買いが入ってきた場所でもあるので、
その近辺では買った人達が多い状態です。

 

そうなると、赤ラインの押し安値を
レートが下抜けてしまったら、
押し安値近辺で買った多く人達は
含み損を抱えることになりますよね。

その為、赤ラインを下抜けてきたら、
損失を最小限に抑える為に
これらの人達が一斉に損切りをしてきます。

 

この時に買いポジションを決済すると、
買いの決済=売りとなるので、
下落が加速していきます。

 

そして、下落が加速する事で、
他の買っていた人達も、

「ヤバい!今逃げないと
損が大きくなっちゃう」

と焦って損切りをしてきます。

 

要するに、
損切りが損切りを呼ぶイメージです。

これによって下落が更に加速していき、
益々下落するので、
更に買っていた人達の損切りが出ます。

あとはこのサイクルが続いて、
下落トレンドに入っていくのです。

 

今回のチャートの
実際の動きを見てみると、
以下のようになりました。

 

押し安値を下抜けたら、
一気に下落していってますよね。

このように、損切りというのは、

「ここを抜けたらヤバい」

と、相場参加者が思う場所に
設定するのがセオリーです。

 

また、損切りをすべき位置がわかれば、
機械的に損切りをする事もできます。

 

もし、損切りについて、
更に詳しく知りたい場合は、
以下の記事を参考にしてみてください。
大衆心理を使って損切り位置を見つける方法とは?

 

自分都合の損切りはしないこと

損切りをする上で次に重要なのが、
自分都合で損切りをしないことです。

 

例えば、あなたは、

「損切りは10pipsに抑えたいから
10pips固定にしよう」

なんてやった経験はありませんか?

私は思いっきりあります。

 

このように、自分都合で
損切りを固定してしまうと、
損切り貧乏になります。

例えば、下記チャート画像の
黄色マルで買った場合、
損切り位置は赤ラインの
押し安値を下抜けた場所になります。

 

この場面だと、
損切り位置までの距離は25pipsです。

それなのに、
損切りを10pipsに抑えたいからといって、
自分都合で10pipsに設定してしまうと、
損切りになった後に
大きく反転していきます。

 

このように、
自分都合で損切りをしてしまうと、
損切り後の反転が多くなり、
損切り貧乏になってしまいます。

仮にこれが機械的な損切りであっても、
よくない損切りになります。

 

その為、損切りはあくまでも、
根拠が崩れた場所に
設定するようにしましょう。

関連記事:FXの損切りはチャートから判断!自分都合の損切りはしない!

 

まとめ

今回は、

「常勝トレーダーは
機械的に損切りできるのは本当なのか?」

ということについて、
私自身の体験や
億トレーダーに聞いた話から
お伝えしてきました。

 

FXで安定した成績が出ると、
機械的に損切りはできますが、
実際は無感情で損切りはできません。

損切りをしたらやっぱり悔しいです。

 

ただ、

「損切りをしてもトータルでプラスになる」

という自信があるので、
ルールに沿って損切りはできます。

 

その為、もしあなたが、
機械的に損切りできずに悩んでいるなら、
自分のトレードに自信がつくまでに
徹底的に検証することをオススメします。

 


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