FXデイトレーダーの損切り幅はどのくらいがベスト?

 

デイトレーダー損切りはどのくらい?

といった質問を受けることが
たまにあります。

 

確かに損切り幅を決めるのって、
けっこう難しいですよね。

狭すぎると損切り後に順行するし、
広すぎると精神的苦痛が大きいし。

 

私自身も損切り幅に関しては、
決めるのにかなり苦労しました。

そこで今回は、私が考える、
デイトレーダーの損切り幅について、
お伝えしていこうと思います。

 

デイトレーダーの損切り幅はどれくらいが良い?

私が今まで色々と検証や
実践トレードをしてきて感じたのが、
デイトレードに関する損切り幅は、

「トレードスタイルや
その人の性格によって変わる」

ということでした。

 

例えば、デイトレーダーとはいっても、

・15分足のデイトレーダー
・1時間足のデイトレーダー
・4時間足のデイトレーダー

といったように、
いくつか種類があるわけです。

 

FXの場合、
時間軸が大きくなるほど、
値幅も大きくなります。

 

その為、

「この損切り幅が最適」

というのは断言できないのです。

 

また、人によって、

「-10pips以上は耐えられない」
「-30pipsまでなら耐えられる」

といったように、
精神的な限界値も違うので、
これによっても、
決まった損切り幅は断言できません。

 

ですから、
デイトレーダーにとって、
最適な損切り幅というのは

“トレードスタイルや
その人の性格によって変わる”

としか言えないのです。

 

損切り幅の簡単な目安

デイトレードにも種類があって、
人によって損切りの精神許容値も違うので、

「この損切り幅にすべき」

というのは断言できません。

 

しかし、
これだけで終わらせてしまっては、
元も子もないので、
あくまで私なりの見解ですが、
簡単な目安をお伝えしたいと思います。

 

15分足のデイトレード

15分足のデイトレードの場合、
比較的短期のトレードになるので、
損切り幅としては、
-10~-25pipsぐらいの範囲で
抑えておくのが無難だと思います。

 

また、15分足ぐらいになると、
狙える利食い幅としても、
+20~+50pipsぐらいが普通なので、
リスクリワード的に考えても、
損切り幅は-10~-25pipsぐらいかなと
私は考えています。

 

因みに、私自身も、
15分足のデイトレがメインですが、

・損切り:-10~-20pips
・利食い:+30~+50pips

という値幅でトレードをしています。

 

1時間足~4時間足のデイトレード

次に、1~4時間足の
デイトレードでの損切り幅ですが、
大体-30~-50pips以内に
抑えるのがいいでしょう。

 

1~4時間足になると、
値幅が大きくなるので、
損切り幅も大きく取らないと
ノイズに引っかかって
損切り貧乏になる可能性が高いです。

 

私もサラリーマン時代には、
1~4時間足のデイトレードを
メインにしていたのですが、
その時の損切り幅が、
大体-30~50pips以内でした。

最初は-20~-25pipsだったのですが、
これだとノイズに掛かることが多く、
あまり成績は良くありませんでした。

 

因みに、1~4時間足のデイトレードだと、

・損切り:-30~-50pips以内
・利食い:+50~+100pips以上

といった感じが普通だと思います。

私もこのぐらいのリスクリワードで
トレードをしていました。

 

以上が、デイトレードに関する、
私なりの損切り幅になります。

 

損切りは値幅ではなく位置で決めるべき

上記では、
時間帯別デイトレードの
損切り幅の目安について
簡単にお伝えしました。

 

しかし、本来、損切りというのは、
値幅で決めるのではなく、
位置で決めるべきです。

 

なぜなら、トレードは基本的に、
チャートを見ながら行うものなので、
大多数のトレーダー達が、
チャートの位置から損切りや利食いを
決めているからです。

その為、
他のトレーダー達の考えと合わさずに
自分都合で損切り幅を決めると、
損切り貧乏になる可能性が高くなります。

 

例えば、下記画像は15分足なのですが、
黄色マルでエントリーした場合、
私だと、損切りは青ラインに置きます。

 

なぜなら、
赤ラインで反発した形跡があるので、
ここを下抜けたら
赤ライン付近で買っていた
トレーダー達の損切りが一斉に出て、
一気に下げる可能性が高いからです。

 

因みに、上記画像のデイトレだと、
ボラティリティが低いので、
15分足であっても、
損切り幅は-10pipsで済みます。

 

それでは、もう1枚、
以下の画像を見てください。

今度は1時間足のデイトレですが、
先ほどの15分足と同じような形で
黄色マルでエントリーした場合、
損切り位置は青ラインに置きます。

 

これも損切りの根拠としては、
15分足のデイトレと同じです。

赤ラインで反発した形跡があるので、
この付近で買った人が多く、
赤ラインを下抜けると
買った人達の損切りが
一斉に出やすいからです。

 

ただし、この場合、
15分足のデイトレと同じ形で、
損切りをするとしても、
1時間足でエントリーをしているので、
損切り幅が大きくなります。

上記画像で言うと、
損切り幅は-30pipsぐらいです。

 

このような感じで、
本来損切りというのは、
値幅で決めるものではなく、
位置から決めるものなのです。

 

逆に損切りをする位置を、
コロコロ変えてしまうと、
エントリー自体がブレてくるし、
メンタル的にも不安定になりやすいです。

何よりも、自分が徹底的に検証した結果、
その位置の損切りが一番良い
という判断なので、
ここを変えてしまうと、
手法自体の優位性が狂ってしまいます。

 

だから、私の場合は、
損切り幅に関しては流動的ですが、
損切りする位置に関しては、
変えることはありません。

 

損切りの仕方について
更に詳しく知りたい場合は
以下の記事も読んでみてください。
FXで損切りを小さく抑える方法なら大衆心理を使ってみよう!

実践例を紹介!FXのトレードで損切りラインはどこに置く?

 

トレード技術が上がると損切りの値幅を小さくできる

基本的に損切りというのは、
根拠の崩れた位置でしますが、
トレード技術が上がると、
損切りの値幅を極限まで小さくできます。

 

例えば、下記の画像では、
黄色マルでエントリーしたら、
損切り位置は水色マルに設定するのが
セオリーになります。

 

しかし、チャートが読めるようになると、
この損切位置を
下記画像のピンクマルに
設定することができます。

 

なぜなら、
まず、黄色マルでエントリー後、
直近の安値を下抜けできずに
反転上昇していますよね。

 

しかし、反転してから、
今度は直近の高値に届かずに
反落をしています。

よって、この時点では、
まだ下に動いて
安値をブレイクする可能性を秘めています。

 

ただ、実際は、
直近の安値にすら届かずに
反転上昇し始めたので、

「売りの力が弱い」

と判断して、
先程の高値を少し超えた時点で
損切りをすることができます。

 

このように、
チャートが読めるようになれば、
根拠の崩れた位置に来るまで待たずに
損切りをできるようになるので、
損切りの値幅を限界まで小さくする事ができます。

 

因みに、チャートをこのような感じで
読めるようになりたい場合は、
相場参加者の心理を
考えるようにすると効果的です。

もし、相場参加者の心理を
読めるようになりたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
FXでも相手の気持ちを考える事が重要です

 

固定pipsの損切りが起こすトラブル

デイトレードだと、
損切りルールに固定pipsを使う人が、
結構多いと思います。

私も昔はこのルールを使って、
デイトレードをしていました。

 

今も、ある程度損切り幅を決めて、
FXでデイトレをしているので、
ある意味、
この損切りルールに近いかもしれません。

 

ただし、
固定pipsで損切りルールを作ると、
損切り貧乏になる可能性が出てきます。

 

例えば、下記画像の黄色マルで
天井圏のダブルトップを期待して、
エントリーしたとしましょう。

 

この場合、損切りの位置としては、
ダブルトップの高値を上抜けすると、
みんなが一斉に逃げてきて、
レートが走る可能性が高いので、
その位置に損切りを置くのが理想です。

 

しかし、「損切り幅は-10pips固定」
というルールを作った場合、
直近の高値を抜ける前で
損切りをすることになります。

その為、損切りに引っ掛かってから、
下がっていくことになります。

 

このように、
固定pipsでの損切りを使うと、
損失額を限定する事ができるのですが、
ボラティリティや
チャートの位置に合わせないと、
損切り貧乏になる可能性が高いので、
少し注意が必要です。

 

特に、

“自分が損切りをした後に順行する”

というのが多い場合、
損切りルールに固定pipsを
使っていることが多いです。

 

実際に昔の私自身も、
ボラティリティなどを考慮せずに
損切りルールを固定pipsにしていたら
ノイズにかかりまくって
損切り貧乏になった経験があります。

 

ロット調整で損切り幅を可変させる方法もアリ

上記では、デイトレードにおける、
損切り幅の目安や、
損切りの位置などをお伝えしました。

 

実はこれ以外にも、
ロットを調整することで
損切り幅を可変させる方法もあります。

これは相場のボラティリティが
高い時になんかにかなり有効です。

 

例えば、普段のエントリーでは
損切り幅が-20pipsで済むのに
ボラティリティが高くなっている時には
いつもの損切り位置に設定しようとしても、
損切り幅が-40pipsなどになる場合があります。

 

このような場合、
損切り幅を大きく取る分、
ロットをいつもよりも小さくして
損切りの金額をいつもと同じにするのです。

 

例えば、いつもは10万通貨で
-20pipsの損切り幅を取っていたとしたら、
損切り金額は-2万円ですよね。

でも、ボラティリティが高い時に
いつもの損切り位置が
-40pipsになる場所になったとしましょう。

 

そしたら、この時に
ロットを5万通貨に減らして
-40pipsの損切り幅にすれば、
いつもと同じ場所に損切り位置が来るし、
損切りの金額もいつもと同じになるので、
仮に損切りになったとしても
精神的苦痛がいつもよりも
大きくならずに済みますよね。

 

このような感じで
ロットを調整することで
デイトレード時の損切り幅を
可変させることもできます。

 

因みに、この方法を応用すると
自分の手法や精神面に合った
損切り幅を決めることも可能です。

このことについて
興味がある場合は
以下の記事も参考にしてみてください。
FXでのリスク管理で特に重要な点とは?

 

損切りルールを決めたら利食いルールも決めよう

デイトレードにおける
損切り位置や損切幅が決またら
利食いのルールも決めましょう。

 

利食い方法に関しては
無限にあるので、
どの利食い方法でも良いです。

 

主な利食い方法としては、

・反転しそうなサポレジの手前で利食い
・トレールで利食いを伸ばす

といったものがありますが、
その中でも特に意識した方がいいのが
リスクリワードになります。

 

要するに、

“損切り幅に対して
どれくらいの利食い幅にするか?”

ということです。

このリスクリワードは
勝率も大きく左右されるので、
かなり重要です。

 

例えば、

・損切り幅:-10pips
・利食い幅:+20pips

となっている場合、
リスクリワードは1:2となるので、
勝率が50%あれば
トータルでプラスになります。

 

逆に、

・損切り幅:-20pips
・利食い幅:+10pips

となると、
リスクリワードは2:1となり、
損失の方が大きくなるので、
勝率が70%以上ないと
トータルでプラスにはなりません。

 

ここをわかっておかないと

「トレードが上手くいっているようで
上手くいっていない」

なんて事にもなりかねないので、
利食いのルールも損切り同様に
ちゃんと決めておきましょう。

関連記事:FXでの利確と損切りの比率はいくつがベストなのか?

 

損切りのルールに取り入れてはダメなこと

損切りのルールを作る際に
取り入れてはダメな事があります。

 

それは、

・手動で損切りをする
・ナンピンをする

といった2つです。

 

手動で損切りをする

これは当たり前の事かもしれませんが、
中には損切りを
手動でやろうとする人もいます。

 

しかし、上級者でない限り、
これをやってしまうと、
いざ損切りをすべき場面に来ても、

「ここから戻るかも」
「損を確定したくない」

といったような
悪魔のささやきが出てきて
損切りに躊躇しやすくなります。

 

そうなると、
損切りができなくなり、
そこから更に逆行されて
無駄に損失を広げることになります。

最悪、そのまま放置してしまい、
全ての資金を失う可能性も出てきます。

 

損切りは自動で設定するのがベスト

損切りを手動でやろうとすると、
悪魔のささやきによって
損切りができなくなりやすいです。

そんな事を防ぐ為に
エントリーと同時に自動で
損切りを設定する機能を使いましょう。

 

国内のFX業者を使っているなら、
その業者独自のツールがあって、
ほとんどの場合、
エントリー注文と同時に
自動で損切りを入れてくれる
機能が備わっています。

この機能を使って
損切りをしっかり入れるようにしましょう。

 

海外のFX業者を使っている場合は、
MT4でトレードをする事が多いので、
損切りを自動で入れるには
専用のツールが必要になります。

ただ、このツールも
無料で使えるものもあるし、
有料だとしても1,000円とかで買えます。

 

ナンピンをする

損切りのルールに
ナンピンを取り入れる人がいるのですが、
FXで勝てていない限り、
ナンピンを使うのは止めましょう。

 

ナンピンをした場合、
平均取得単価が良くなって
少しの戻りでも
損益がプラスになります。

この経験を味わってしまうと

「損切りしないでもいけるかも」

なんて勘違いをしてしまいます。

 

また、こんな考えも出てきます。

「ナンピンをしたとしても、
最悪ここまで逆行されたら
手動で損切りをすればいいか」

って。

 

ですが、このルールを取り入れても
間違いなく損切りできません。

 

ナンピンをしても更に逆行された時に
含み損の金額を見ると、

「こんな大きな金額失ったら
取り戻せなくなっちゃう」

なんて考えてしまうので、
いざ損切りをしようとしても
損切りができません。

 

そしてそこからは、

「そろそろ反転するかも」

といったように、
自分に都合の良い情報ばかりを追いかけて、
損切りをしなくても大丈夫と
自分で自分に言い聞かせるのです。

 

しかし、そんな思いもむなしく
どんどん逆行されていき、
もう耐えられなくなった時にやっと
手動で損切りをするのです。

これで結局大損です。

 

こんな事が普通に起きるので、
FXで安定して勝てない内は
損切りのルールに
ナンピンを取り入れるのは止めましょう。

関連記事:損切りの大切さが身にしみる!ナンピンで何度も逝った過去!

 

損切りをしないで待つ人が陥る末路

FXをやっていると

「損切りをしないで待つ方が
FXで勝てるんじゃね?」

なんて思う事がありますよね。

 

これは特に損切り後に
自分が思っていた方向へ
レートが反転するのを経験した時に
そう思いますよね。

確かに損切りをしないで待っていても
まぁまぁな確率で戻ってきます。

 

しかし、いつかどこかで必ず、
損切りをしないで待っていると、
永遠と逆行されて
最後はロスカットになります。

FXでは”絶対”とか”必ず”
っていうのはないんでけど、
損切りをしないで大損というのは
なぜかいつかどこかで
必ず起きるんですよね(笑)

 

私の場合も、
損切りをしないで待っていると
最初の数回は助かっても
最後は必ずロスカットでした。

 

ロスカットになると資金がヤバいことに

損切りをしないで待っていると
いつかどこかで必ず
ロスカットに陥るという
末路が待っています。

ロスカットになると
資金が大きく減ってしまうので
これだけは避けたいところです。

 

ここでロスカットになると
どのくらいの資金が減るのかを
シミュレーションしてみましょう。

例えば、
国内のFX業者のGMOでは
ロスカットは証拠金維持率が
50%を切ると発生します。

 

ここではあなたの資金が
200万あると仮定します。

この状態でドル円が150円の時に
10万通貨で買いポジションを
持ったとしましょう。

 

この時に必要な証拠金は
レバレッジが25倍とすると
60万円になります。

そうなると、
あなたの資金は200万円あるので、
必要証拠金の60万円に対して
3.33倍あることになりますよね。

つまり、
証拠金維持率は333%となります。

 

この維持率が50%を切ると
ロスカットになるので、
60万円の半分である、
30万円を切るとロスカットになります。

もし、あなたが
損切りをしないで待った時に
ひたすら逆行されてロスカットになると
200万あった資金が
30万になってしまうのです。

 

ここまで減ってしまうと
もう取り返せないですよね。

取り返すにしても
物凄い時間が必要になります。

こんな事にならない為にも
損切りはルールを作って
ちゃんとしたいですね。

 

損切りは保険料という考え方

損切りができない人に向けて、

「損切りは保険料と考えよう」

なんて発信を見かけますが、
正直、ほとんど役に立たないです。

 

あなたはどうですか?

「損切りは保険料と考えよう」

なんて言われて、

「確かにその通りだ!」
「じゃあ明日からそう思おう!」

ってなって、
すぐに損切りできるようになります?

 

私は無理でした。

なんども”損切りは経費”
みたいな考え方をしたのですが、
いざ損切りの場面になると
そんな事、すぐ頭から飛んで
損切りできていませんでした。

 

お金は生活する上での生命線なので、
損切りで失うとなると
物凄い苦痛を伴います。

「損切りは保険料」
なんて考えはその苦痛によって
簡単にかき消されてしまいます。

 

損切りに慣れることはできる?

損切りを保険料とは思えなくても

「損切りをずっとしていれば、
その内慣れるのでは?」

こんな考えを
持つ事もあるかもしれません。

 

昔の私はそう思ってました。

だから、わざと損切りをしまくって
損切りに慣れようとしたのですが、
全く意味がありませんでした(笑)

 

やっぱりどんなに少額であっても
自分のお金が減っていくのは
苦痛で仕方なかったです。

むしろ損切りに慣れるどころか、
逆に怒りが増していって
取り返そうとする気持ちが強くなりました。

 

このせいで、
ロットを上げてリベンジトレードをして
逆に大損することになりました。

この経験によって、
「やっぱり損切りは慣れる事はないな」
なんて当たり前の事を知っただけでした。

 

そもそも損切りって何で必要なの?

損切りをすると、
自分の大切な資金が減ってしまうので
できればしたくないですよね。

中には

「損切りするから負けるんじゃね?」

なんて思う人もいるくらいです。

 

でも、FXで勝っているトレーダーは
みなさん損切りが必要だと言います。

私の経験上でもそう思います。

 

そもそもなんで損切りって
必要なのでしょうか?

 

大損を防ぐため

これは色んなところで目にするので
当たり前のようにわかってますよね。

やっぱり損切りをする一番の理由は
大損を防ぐ為ですよね。

 

FXの場合、
たった1回損切りをしなかっただけで
資金のほとんどを失います。

こうならないように
損を限定するわけです。

 

私も何度も損切りをしないせいで
大損を繰り返していたので、
損切りの必要性を物凄く実感しています。

 

機会損失が増える

損切りをしないと
トレードチャンスを
逃すことになります。

つまり、
機会損失が増えるのです。

 

これはなぜかというと、
損切りをせずに放置すると
ポジションを
ずっと持ったままになるので、
資金が拘束されるからです。

 

トレード資金が拘束されると
他の通貨でチャンスが来た時に
証拠金が足りなくて
エントリーができなくなります。

損切りをしないせいで
せっかく取れた利益も取れなくて
悔しい思いをする事になります。

 

損切りは資金を開放して
次のチャンスに備えるという意味でも
重要な役割を持っているのです。

 

長期的な精神的苦痛を減らす

損切りをせずに放置をすると、
ずっと含み損を抱えたままになるので
精神的苦痛が大きいです。

毎日含み損が増えていくのを見ると
気になって眠れなくなるくらいです。

 

仕事中もポジションが気になって
仕事が手に付かなくなったり、
どこかへ出かけていても
含み損が気になったり・・・

四六時中ずっと
含み損が気になって
どこにいても
スマホでちらちらと
ポジションを確認してしまうんです。

 

実際やってみるとわかりますが、
このストレスって
想像以上にきついです。

 

しかもFXの場合、
スワップ金利が発生します。

このスワップ金利を
取られる方へポジションを持って
放置し続けてしまうと
含み損が増える事に加えて
スワップも取られることになります。

 

毎日積み上がるスワップの損失も
最初の内はいいですが、
長く保有し続けると
ボディブローのように効いてきます。

それにスワップは
3倍デーや5倍デーといったように、
いつもの3倍や5倍取られる日も出てきます。

 

更にはスワップ金利が高い通貨で
損切りをせずに放置してしまうと
毎日2pips位のスワップを
取られる事になります。

これが1ヶ月続くだけで
含み損に加えて、
月に-40pipsもの損失が
自動で増えていくわけです。

 

こうなると地獄ですからね。

毎日増える含み損と
マイナススワップのダブルパンチで
精神的苦痛が半端ないです。

こんな事を避ける為にも
損切りは必要なんですよね。

 

まとめ

今回は、
デイトレーダーの損切り幅をメインに、
私の考えをお伝えしてきました。

 

損切り幅に関しては、
デイトレードの時間軸や、
自分の精神許容範囲によって
変わってくるので、

「この損切幅がベスト!」

というのはありません。

 

ですから、
上記でお伝えした損切り幅を参考にしながら、
自分に合った損切り幅というのを
見つけてもらえばと思います。

もし、自分の手法に合った損切り幅を
できるだけはっきりさせたい場合は、
以下の記事も読んでみてください。
自分の手法に合った損切り幅を見極める方法とは?

 


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